曽爾村

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そにむら ウィキデータを編集
曽爾村
曽爾村旗 曽爾村章
曽爾村旗 曽爾村章
日本の旗 日本
地方 近畿地方
都道府県 奈良県
宇陀郡
市町村コード 29385-7
法人番号 6000020293857 ウィキデータを編集
面積 47.76km2
総人口 1,195[編集]
推計人口、2024年4月1日)
人口密度 25人/km2
隣接自治体 宇陀市宇陀郡御杖村吉野郡東吉野村
三重県津市名張市
村の木
村の花 つつじ
村の鳥 メジロ
曽爾村役場
村長 芝田秀数
所在地 633-1212
奈良県宇陀郡曽爾村今井495-1
北緯34度30分38.5秒 東経136度7分28.9秒 / 北緯34.510694度 東経136.124694度 / 34.510694; 136.124694座標: 北緯34度30分38.5秒 東経136度7分28.9秒 / 北緯34.510694度 東経136.124694度 / 34.510694; 136.124694
曽爾村役場
曽爾村役場
外部リンク 公式ウェブサイト

曽爾村位置図

― 市 / ― 町 / ― 村

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鎧岳と青蓮寺川
停留所ポールが4本並ぶ掛西口バス停(左端の白地のものはスクールバス用)

曽爾村(そにむら)は、奈良県宇陀郡にある

地理

奈良県宇陀郡の東部に位置する。隣の宇陀郡御杖村と同様に、奈良県を北部と南部に2区分する場合は南部に分類され、さらに細分化する場合は南東部に分類される。冷涼多雨の気候で集落は北流する青蓮寺川沿いの谷底平野や山腹緩斜面を中心に分布している。渓谷の両側には屏風岩、鎧岳、兜岳等の岩壁がある。

「日本で最も美しい村」連合に加盟している。同連合で認定された登録地域資源は、ススキの名所として知られる曽爾高原曽爾の獅子舞である。また三重県名張市にある香落渓とは北に接している。

隣接する自治体

奈良県
三重県

歴史

古事記』の「蘇邇」、『日本書紀仁徳天皇紀の「素珥山」など、古くから歴史に現れる。また『和名抄』には「宇陀郡漆部(ぬりべ)郷」として見え、村のホームページは「ぬるべの郷 奈良県曾爾村」と謳っている[1]

奈良時代にはを生産する漆部造(ぬりべのみやつこ)が置かれていた。現代ではヒノキへの植え替えを含む伐採などで自生のウルシがほとんど姿を消したが、2005年に塩井地区住民が発足させた「漆ぬるべ会」や地域おこし協力隊員などがウルシ植樹による漆産地復活をめざしている[2]

沿革

  • 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、奈良県宇陀郡のうち掛村・長野村・小長尾村・今井村・塩井村・葛村・太良路村・伊賀見村の区域をもって曽爾村が発足。
  • 1954年(昭和29年)10月1日 - 奈良県宇陀郡室生村の一部(大字山粕)を編入。村域は1954年から変わっていない。

行政

  • 村長:芝田秀数(2014年2月就任[3]、2018年再選[4]
  • 村議会:議員定数8名

平成の大合併においては宇陀郡3町3村による合併が構想され、2003年(平成15年)4月に設置された宇陀地区合併協議会(法定)に参加したが、曽爾村・御杖村の2村のみでの合併を進める動きが加速。2003年(平成15年)11月、両村が宇陀地区合併協議会を離脱。2004年(平成16年)1月1日に曽爾御杖合併協議会を立ち上げた。両村で新村建設についての協議が進められていたが、新村名や役場の位置を巡り難航。2005年(平成17年)1月末に合併協議会が解散し、合併は白紙となった。

なお、衆議院議員選挙の選挙区は「奈良県第3区」、奈良県議会議員選挙の選挙区は「宇陀郡・宇陀市選挙区」(定数:1)となっている[5]

経済

金融機関

農業協同組合

  • JAならけん曽爾支店(今井) - JAバンクのATMも設置。

日本郵政グループ

  • 曽爾郵便局(葛) - 集配局。ゆうちょ銀行ATMのホリデーサービス実施局。
  • 山粕(やまがす)郵便局(山粕)
  • 曽爾長野簡易郵便局(長野)

村内の郵便番号は「633-12xx」(曽爾郵便局の集配担当)となっている。

地域

人口


曽爾村(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

奈良県統計 曽爾村の人口

  • 2007年10月1日時点 : 2,043人
  • 人口増加率(2002年→2007年) : -13.5%

医療

  • 曽爾村国民健康保険診療所

教育

保育園

義務教育学校

  • 曽爾村立曽爾小中学校

その他

交通

鉄道

村内を走る鉄道路線は無い。鉄道を利用する場合の最寄り駅は、近鉄大阪線榛原駅あるいは名張駅

道路

バス

  • 宇陀地域連携コミュニティバス線(奥宇陀わくわくバス) 榛原駅南口~山粕西口~掛西口~曾爾村役場前
奈良交通の27系統だった路線、2017年10月1日よりコミュニティバス化。運行委託は引き続き奈良交通榛原営業所が担当。
  • 三重交通21系統 曽爾香落渓線 名張駅前~曽爾役場前~掛西~山粕西
  • 御杖ふれあいバス 掛西口~(茶屋の辻)~(土野原大野)~御杖村役場前~(菅野上郷)~(敷津)~(小屋)
御杖村方面へはコミュニティバス「御杖ふれあいバス」があり、掛西口バス停(三重交通は同じ位置で掛西バス停)から接続している。尚括弧内のバス停には経由しない便もある。

その他

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

観光

屏風岩

祭事

  • 曽爾の獅子舞 - 門僕神社の祭礼。毎年体育の日の前日。
  • ぬるべの郷夏祭り - 毎年8月15日。

脚注

  1. ^ 曾爾村ホームページ(2020年1月23日閲覧)
  2. ^ 「漆の復興 村総出/古来の産地・奈良県曾爾村」日本農業新聞』2020年1月18日(16面)2020年1月23日閲覧
  3. ^ 『広報曽爾』2014年2月14日発行 通巻509号
  4. ^ 曽爾村長選 芝田氏再選 7年ぶり選挙戦、投票率76.62% 毎日新聞 2018年1月29日
  5. ^ 選挙区と定数 奈良県選挙管理委員会(2020年1月23日閲覧)

外部リンク