中札内村

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なかさつないむら
中札内村
Flag of Nakasatsunai, Hokkaido.svg Symbol of Nakasatsunai, Hokkaido.svg
中札内村旗 中札内村章
日本の旗 日本
地方 北海道地方
都道府県 北海道 十勝総合振興局
河西郡
団体コード 01638-1
法人番号 8000020016381
面積 292.58 km²
総人口 3,966
住民基本台帳人口、2017年3月31日)
人口密度 13.6人/km²
隣接自治体 帯広市、河西郡更別村広尾郡大樹町
日高郡新ひだか町新冠郡新冠町
村の木 カシワ
村の花 スズラン
村の鳥 ヒバリ
中札内村役場
村長 森田匡彦
所在地 089-1392
北海道河西郡中札内村大通南2丁目3番地
Nakasatsunai vill office01.jpg
外部リンク 中札内村 〜花と緑とアートの村〜

日本地域区画地図補助 01630.svg

中札内村位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

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中札内村(なかさつないむら)は、北海道十勝総合振興局にある。北海道内の村の中で最も人口が多い。

村名の由来[編集]

村名は、アイヌ語で「乾く・川」を意味する「サツ・ナイ」に由来している札内川の中央より上流一帯に村が位置していることから名づけられた[1]。札内川は、夏期と冬期の一時期に中流地域で流水が堆積した砂利層で伏流水となることで表流水がみられないことから「乾く川」と呼ばれた[1]

地理[編集]

十勝平野南西部に位置し、日高山脈中央部に源を発する札内川流域に広がっている[2]。村の西部は日高山脈襟裳国定公園になっており[3]、札内川上流は日本国内最大級のケショウヤナギ群生地として希少価値がある[4]十勝幌尻岳(ポロシリ)は国の名勝「ピㇼカノカ」の1つに指定されている[5]

気候[編集]

夏期は20℃前後、冬期はマイナス10℃前後と年間を通して寒暖の差が激しいのが特徴[6]。冬には降雨・降雪が少なく「十勝晴れ」と言われるカラリと晴れた日が続く[6]

人口[編集]

Demography01638.svg
中札内村と全国の年齢別人口分布(2005年) 中札内村の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 中札内村
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
中札内村(に相当する地域)の人口の推移
1970年 4,231人
1975年 3,804人
1980年 3,785人
1985年 4,101人
1990年 4,277人
1995年 4,319人
2000年 4,116人
2005年 3,983人
2010年 4,007人
2015年 3,966人
総務省統計局 国勢調査より

歴史[編集]

「中札内村勢要覧」参照[7]

  • 1905年明治38年):中札内の開拓始まる。
  • 1912年大正元年):帯広—上札内間道路開通。
  • 1916年(大正05年):上札内—大樹間道路開通。
  • 1929年昭和04年):日本国有鉄道(国鉄)広尾線帯広—中札内間開通(中札内駅開業)。
  • 1930年(昭和05年):中札内橋完成。
  • 1946年(昭和21年):北海道農業会厚生診療所(現在の村立診療所)開所。
  • 1947年(昭和22年):大正村(現在の帯広市)から幸震村売買村、幕別村(現在の幕別町)の一部が分村し、中札内村誕生。
  • 1948年(昭和23年):中札内村役場庁舎新設。
  • 1952年(昭和27年):上札内橋完成。
  • 1955年(昭和30年):中札内村立高等学校(後の北海道中札内高等学校)開校(開校当初は定時制。1975年に全日制となり1979年に道立へ移管)。
  • 1959年(昭和34年):村章制定。
  • 1960年(昭和35年):大字を行政字に再編(幸震村→札内、上札内、売買、上売買、ピョウタン、ヌプカクシュナイ、サラベツ、ヌーナイ。売買村→売買。幕別村→サラベツ)。
  • 1964年(昭和39年):国道236号帯広—中札内間道路舗装完成。
  • 1968年(昭和43年):中札内村役場庁舎移転新築。村民憲章、村歌、音頭制定。
  • 1971年(昭和46年):広域消防南十勝消防事務組合設立。
  • 1972年(昭和47年):『やまべ放流祭』初開催。
  • 1977年(昭和52年):開村記念日(9月1日)制定。村花(スズラン)、村木(カシワ)、村鳥(ヒバリ)制定。
  • 1980年(昭和55年):日高・十勝中央横断道路(日高横断道路)が開発道路認定(2003年に事業中止)[8]
  • 1981年(昭和56年):日高山脈襟裳国定公園指定。
  • 1983年(昭和58年):北海道中札内高等養護学校開校。
  • 1985年(昭和60年):「有機農業の村」宣言。
  • 1986年(昭和61年):村内の字再編(札内→大通南、大通北、東1—5条、西1—2条、元大正、中札内、常盤、元札内、上札内、南札内。上札内→東5条南、新生、共栄、興和、協和、栄、南常盤、元札内、上札内、元更別、南札内、西札内。売買、上売買→中戸蔦、東戸蔦、西戸蔦、新札内、新札内南、西札内。ピョウタン→南札内。ヌプカクシュナイ→西札内。サラベツ→上札内、元更別、南札内。ヌーナイ→西札内)。
  • 1987年(昭和62年):国鉄広尾線廃止。
  • 1988年(昭和63年):中島新橋完成。
  • 1989年平成元年):旧駅前通り整備(鉄道記念公園)。
  • 1992年(平成04年):開拓記念館オープン。坂本直行記念館オープン。
  • 1993年(平成05年):富山県東礪波郡福野町と姉妹都市提携。
  • 1996年(平成08年):アグリパークが「道の駅」指定。『北の大地ビエンナーレ』初開催。
  • 1997年(平成09年):開村50周年式典挙行。中札内文化創造センター完成。
  • 1998年(平成10年):札内川ダム完成。
  • 1999年(平成11年):『ガーデニングコンテスト』(現在の中札内花フェスタ)初開催[9]
  • 2000年(平成12年):家庭ごみ処理有料化。
  • 2002年(平成14年):埼玉県川越市と友好都市提携。
  • 2004年(平成16年):帯広市との合併を問う住民投票実施し、反対多数により帯広市との合併協議会解散。
  • 2005年(平成17年):道の駅なかさつないリニューアル。豆の資料館オープン。
  • 2008年(平成20年):北海道中札内高等学校閉校。帯広広尾自動車道中札内IC供用開始。
  • 2009年(平成21年):中札内交流の杜オープン。
  • 2010年(平成22年):『むらの風景フォトコンテスト』初開催。
  • 2011年(平成23年):「六花の森プロジェクト」(六花亭製菓、中札内村、大林組)が『日本建築学会賞』学会賞(業績部門)受賞[10]
  • 2013年(平成25年):十勝管内19市町村が「バイオマス産業都市」全国第1号選定[11]
  • 2016年(平成28年):十勝圏域6消防本部統合し、とかち広域消防事務組合業務開始[12]。「日本で最も美しい村連合」加盟[13]

友好・交流都市[編集]

友好都市

交流都市

行政[編集]

役場

  • 中札内村役場庁舎

村長

  • 森田匡彦(2017年(平成29年)6月就任)

議会

  • 議員定数:8人
  • 定例会:年4回(3月、6月、9月、12月)
  • 臨時会
  • 本会議
  • 常任委員会
    • 総務厚生常任委員会
    • 産業文化常任委員会
  • 常設委員会
    • 議会運営委員会
  • 特別委員会

公共施設[編集]

  • 農村環境改善センター
  • 老人保健福祉センター
  • 中札内文化創造センター
    • 中札内村図書館
  • 上札内交流館
  • ファミリースポーツセンター(村民体育館)
  • 中札内交流の杜[15]
  • 中島農業センター
  • 児童館
  • 中札内村立診療所

公共機関[編集]

警察

消防

教育機関[編集]

特別支援学校

  • 北海道中札内高等養護学校[16]

中学校

  • 中札内村立中札内中学校

小学校

  • 中札内村立上札内小学校
  • 中札内村立中札内小学校

保育園

  • 中札内きらきら保育園
  • 上札内保育園

経済・産業[編集]

基幹産業は農業[17]。1985年(昭和60年)には「有機農業の村」を宣言し、「土から出たものは土に返せ」を合言葉に農畜産物の生産を行っている[17]

立地企業

組合

  • 中札内村農業協同組合(JA中札内村)[18]
  • 十勝農業共済組合(十勝NOSAI)中札内分室[19]

スーパーマーケット

金融機関

郵便局

  • 中札内郵便局(集配局)
  • 上札内郵便局

宅配便

  • ヤマト運輸道東主管支店中札内センター(所在地は帯広市)
  • 佐川急便帯広営業所(所在地は帯広市)

交通[編集]

道の駅なかさつないカントリープラザ(2013年10月)

とかち帯広空港(帯広空港)まで車で約10分、帯広市中心部までは車で約30分のアクセスとなっている[20]。村内を通る幹線道路は、シーニックバイウェイの「南十勝夢街道」、大雪—富良野—十勝を結ぶ「北海道ガーデン街道」になっている[21][22]

バス[編集]

路線バス

コミュニティバス

  • 村営
    • くるくる号[23]

道路[編集]

高速道路

一般国道

都道府県道

道の駅

文化財・観光・祭事・催事[編集]

文化財[編集]

国指定

村指定

観光[編集]

祭り・イベント[編集]

  • やまべ放流祭(7月上旬)
  • 中札内花フェスタ(7月下旬から8月上旬)
  • 道の駅フェア(10月上旬)
  • むらの風景フォトコンテスト
  • 北の大地ビエンナーレ

シンボルマーク「ピータン」[編集]

1991年(平成3年)3月、地域の活性化とイメージアップを図るためシンボルマークやキャッチフレーズなどを募集し、審査委員会で「ピータン」が誕生した[26]。中札内特産を組み合わせたひよこ[26]、ピヨピヨひよこの「ピー」と中札内村の景勝地ピョウタンの滝の「タン」を組み合わせて「ピータン」という愛称になった[26]

人物[編集]

50音順

出身人物[編集]

ゆかりのある人物[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ a b 十勝の記憶 デジタルアーカイブ新中札内村史 概要
  2. ^ 中札内村勢要覧 2012, p. 3.
  3. ^ 日高山脈襟裳国定公園”. 北海道. 2015年10月14日閲覧。
  4. ^ 花と緑とアートの村中札内 2015, p. 2.
  5. ^ a b ピㇼカノカ - 文化遺産オンライン(文化庁
  6. ^ a b 中札内村勢要覧 2012, p. 4.
  7. ^ 中札内村勢要覧 2012, pp. 27-28.
  8. ^ 主要道道 静内中札内線 (PDF)”. 北海道開発局 (2003年). 2015年10月14日閲覧。
  9. ^ 中札内花フェスタ実行委員会”. 「わが村は美しく—北海道」運動2004. 北海道開発局. 2015年10月14日閲覧。
  10. ^ “六花亭と中札内村に日本建築学会賞”. 十勝毎日新聞 (十勝毎日新聞社). (2011年4月14日). http://www.tokachi.co.jp/news/201104/20110414-0008809.php 2015年10月15日閲覧。 
  11. ^ “バイオマス産業都市の第一次選定結果及び認定証授与式の開催について” (プレスリリース), 農林水産省, (2013年6月12日), http://www.maff.go.jp/j/press/shokusan/bioi/130612_1.html 2015年5月3日閲覧。 
  12. ^ 平成28年4月1日から十勝の広域消防がスタートします! (PDF)”. とかち広域消防事務組合. 2016年4月19日閲覧。
  13. ^ 光嶋るい (2016年10月12日). “清里「美しい村」連合加盟 花と緑と交流のまちづくり評価 管内初 観光PRに期待” (日本語). 北海道新聞. どうしんウェブ/電子版(道東) (北海道新聞社). オリジナル2016年10月13日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20161013142935/http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doto/1-0326035.html 2016年10月13日閲覧。 
  14. ^ a b 友好・交流都市”. 中札内村. 2015年10月14日閲覧。
  15. ^ 中札内交流の杜”. 2015年10月14日閲覧。
  16. ^ 北海道中札内高等養護学校OFFICIALWebサイト”. 2015年10月16日閲覧。
  17. ^ a b 中札内村勢要覧 2012, p. 6.
  18. ^ JA中札内村”. 2017年6月24日閲覧。
  19. ^ 十勝NOSAI(十勝農業共済組合)”. 2017年6月24日閲覧。
  20. ^ 花と緑とアートの村中札内 2015.
  21. ^ 南十勝夢街道”. シーニックバイウェイ北海道. 2015年5月18日閲覧。
  22. ^ 北海道ガーデン街道”. 北海道ガーデン街道協議会. 2015年5月18日閲覧。
  23. ^ コミュニティバスくるくる号”. 中札内村. 2017年7月19日閲覧。
  24. ^ 中札内農村休暇村フェーリエンドルフ”. キャピタル・ゼンリン. 2015年10月16日閲覧。
  25. ^ “ビートたけしさん美術館 全国初の常設 花畑牧場”. 十勝毎日新聞 (十勝毎日新聞社). (2015年4月24日). http://www.tokachi.co.jp/news/201504/20150424-0020877.php 2015年10月15日閲覧。 
  26. ^ a b c シンボルマーク「ピータン」”. 中札内村. 2015年10月14日閲覧。

参考資料[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

行政

産業

観光