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SCENE II

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ASKA > SCENE II
『SCENE II』
ASKAスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ポップ
時間
レーベル ポニーキャニオン AARD-VARK(1991年盤)
東芝EMI EAST WORLD(1995年盤)
ヤマハミュージックコミュニケーションズ(2001年・2018年盤)
プロデュース RYO ASKA
GO YAMAZATO
チャート最高順位
  • 週間1位(2週連続・通算3週、オリコン[1]
  • 1991年度年間6位(オリコン)
  • オリコン歴代アルバムランキング243位
  • 週間47位(SCENEⅡ - Remix ver. - ・オリコン)[2]
  • 週間38位(SCENEⅡ - Remix ver. - ・Billboard Japan Top Albums Sales[3]
ゴールドディスク
ASKA アルバム 年表
SCENE
(1988年)
Made in ASKA
(2018年)
SCENE II
(1991年)
SCENE - Remix ver. -

SCENEⅡ - Remix ver. -
(2018年)
NEVER END
(1995年)
ASKA CONCERT TOUR 2019 Made in ASKA -40年のありったけ- in 日本武道館
(2019年)
『SCENE II』収録のシングル
  1. はじまりはいつも雨
    リリース: 1991年3月6日
ミュージックビデオ
「はじまりはいつも雨」 - YouTube
「けれど空は青 〜close friend〜」 - YouTube
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SCENE II』(シーン・ツー)は、ASKAの2枚目のオリジナル・アルバム1991年6月5日に発売された。発表元はポニーキャニオン

1995年2月27日MT2001年7月18日CD2018年11月21日には『SCENEⅡ - Remix ver. -』(シーン・ツー・リミックスバージョン)というタイトルでUHQ-CDによる再発売がされている。

背景・リリース

1988年に発売された『SCENE』以来となるソロ・アルバム。初回限定盤はスリーブケース・ブックレット付。

2005年11月23日には、本作から14年ぶりとなる『SCENE』シリーズ『SCENE III』が発売される。また、本作と『SCENE』を含んだBOXセット『SCENE I & II limited edition』も期間限定で同時発売された。

制作・音楽性

収録曲数10曲のうち、5曲が他のアーティストに提供した楽曲のセルフカバーである。

ASKAはこの頃の作風について、「デイヴィッド・フォスターに影響を受けていて、彼を意識した曲作りが多かった」と述べている[5]

受賞歴

チャート成績

はじまりはいつも雨」の人気もあり、本作はオリコン週間ランキング初登場から2週連続1位を獲得した[1]。1991年8月26日付の同ランキングにて、シングルではCHAGE and ASKAの「SAY YES」、アルバムでは本作が1位を獲得した。グループ&ソロ作品でシングル・アルバム1位を獲得するのは、おニャン子クラブ高井麻巳子以来2組目の快挙となった[7]

収録曲

  1. はじまりはいつも雨
    (作詞・作曲:飛鳥涼 / 編曲:澤近泰輔
    1991年3月6日に発売した3枚目のシングル。特に記載はないが、シングルとは別ミックス。
    2005年11月23日発売のBOXセット『SCENE I & II limited edition』ではシングル・ミックスに差し替えられている。
  2. けれど空は青 〜close friend〜
    (作詞・作曲:飛鳥涼 / 編曲:十川知司
    ASKAが出版した単行本[8]のタイトルが気に入っていて、丁度タイトルに良い曲が出来てきたという。
    詞は、男の友情がテーマ。
    2012年発売のMOOK本『ぴあ&ASKA』発行の際にweb上で募ったアンケートでは、ASKAのソロ曲で一番好きな楽曲第2位にランクインした[9]
  3. Love is alive
    (作詞・作曲:飛鳥涼 / 編曲:澤近泰輔)
    岩崎宏美(当時は益田宏美)とのデュエット曲
    ASKAは岩崎のファンで、はじめから彼女とデュエットすることしか考えていなかったという。
  4. DAYS OF DREAM
    (作詞・作曲:飛鳥涼 / 編曲:十川知司)
    離婚する2人をテーマにした楽曲で、曲調はけだるい感じのポップス・ジャズと述べている。
  5. (作詞・作曲:飛鳥涼 / 編曲:佐藤準
    1990年日野美歌に提供した曲(シングル「恋」)のセルフカバー。
    大人の女性の歌を書きたかったとしている。
  6. 都会の空
    (作詞・作曲:飛鳥涼 / 編曲:十川知司)
    1989年髙橋真梨子に提供した曲(アルバム『Pretend』収録曲)のセルフカバー。
    曲も詞も、提供以前からあったもので、詞は1984年発売のASKAの詩集に収められている[10]
  7. 風の住む町
    (作詞・作曲:飛鳥涼 / 編曲:西平彰
    1990年に中村雅俊へ提供した曲(シングル「風の住む町」)のセルフカバー。
  8. PLEASE
    (作詞・作曲:飛鳥涼 / 編曲:佐藤準)
    1990年光GENJIに提供した「荒野のメガロポリス」のカップリングとして収録されていた曲のセルフカバー。
    子どもの声(杉並児童合唱団)をコーラスに使っている。翌年発売のCHAGE&ASKAのアルバム『GUYS』収録の「世界にMerry X'mas」のロンドンレコーディングでも、現地の子どものコーラスを使用している。
    2009年にSHUUBIが、"SHUUBI with 古川昌義" 名義で発売したコラボレーション・アルバム『please』でカバーしている。
  9. 君が愛を語れ
    (作詞・作曲:飛鳥涼 / 編曲:澤近泰輔)
    1991年3月6日発売のシングル「はじまりはいつも雨」のカップリング曲
    1992年に時任三郎がカバーし、シングル発売した。特に記載はないが、シングルとは別ミックス。
  10. 止まった時計
    (作詞・作曲:飛鳥涼 / 編曲:佐藤準)
    1990年薬師丸ひろ子に提供した曲(アルバム『Heart's Delivery』収録曲)のセルフカバー。
    1999年に発売したベスト・アルバムASKA the BEST Selection 1988-1998』では、アコースティックアレンジの "new version" が収録されている。
    2002年に岩崎宏美がカバーし、シングル「止まった時計」として発売した。

参加ミュージシャン

脚注

注釈

  1. ^ 2003年6月度までの旧基準。最低累計正味出荷枚数80万枚以上の作品に適用。

出典

  1. ^ a b ASKA「はじまりはいつも雨」など収録した初期アルバム2作が最新ミックスで復活 音楽ナタリー 2018年11月21日閲覧
  2. ^ SCENEⅡ - Remix ver. - オリコン 2018年11月28日閲覧
  3. ^ Billboard Japan Top Albums Sales 2018年11月28日付 Billboard JAPAN 2022年3月19日閲覧
  4. ^ ゴールドディスク認定作品 1991年8月度認定作品を閲覧。日本レコード協会
  5. ^ 「ASKA CONCERT TOUR GOOD TIME」 パンフレット内のインタビューより。
  6. ^ 第33回日本レコード大賞 日本作曲家協会 2021年11月27日閲覧。
  7. ^ 堂本剛のプロジェクト・ENDRECHERI、「アルバム1位通算獲得作品数」記録が男性ソロ歴代3位タイに【オリコンランキング】 オリコン 2020年6月23日配信, 2020年6月23日閲覧
  8. ^ 石原信一 『けれど空は青 〜飛鳥涼論』八曜社、1990年11月21日。ISBN 4-8270-0109-X 
  9. ^ ぴあ ファンが選ぶASKAのソロ曲BEST20+100Q ダイジェスト WEB版”. ぴあ. 2014年4月3日閲覧。
  10. ^ 『オンリー・ロンリー 飛鳥涼詩集』サンリオ出版、1984年11月15日。ISBN 4-387-91235-9 

外部リンク