自由への賛歌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
Ύμνος εις την Ελευθερίαν
和訳例:自由への賛歌
関連画像

国歌の対象
ギリシャの旗 ギリシャ
キプロスの旗 キプロス

作詞 ディオニシオス・ソロモス1823年
作曲 ニコラオス・マンザロス1828年
採用時期 1873年
試聴
テンプレートを表示
2012年ロンドンオリンピックの閉会式で掲揚されるギリシャ国旗。ギリシャ国歌の演奏が伴う。

自由への賛歌じゆうへのさんかギリシア語Ύμνος εις την Ελευθερίαν)は、ギリシャキプロス国歌である。

1823年に、ディオニシオス・ソロモス (Διονύσιος Σολωμός) が記した158節からなる叙事詩の、公式には2節迄を歌詞としている。又、楽曲は1828年に、ニコラオス・マンザロス (Νικόλαος Μάντζαρος) が作曲した。1873年に正式にギリシャ国歌に制定された。

複数の国がひとつの楽曲の歌詞を変えて国歌としている事はいくつかあるが、詩、曲共に同一なのはこの歌と女王陛下万歳の例だけである。

オリンピックの閉会式では、発祥の地であるギリシャに敬意を表してこの曲が必ず演奏される。 2004年のアテネオリンピックの開会式でギリシャ国歌が演奏されたが、この時の演奏は発祥の地であるギリシャに敬意を表してではなく、開催国として演奏された。

歌詞[編集]

各節の最後の二行は合計三回歌う。

Polytonic orthography
(1823年–1982年)
Σὲ γνωρίζω ἀπὸ τὴν κόψι
Τοῦ σπαθιοῦ τὴν τρομερή,
Σὲ γνωρίζω ἀπὸ τὴν ὄψι,
Ποὺ μὲ βιὰ μετράει τὴν γῆ.
Ἀπ’ τὰ κόκκαλα βγαλμένη
Τῶν Ἑλλήνων τὰ ἱερά,
Καὶ σὰν πρῶτα ἀνδρειωμένη,
Χαῖρε, ὢ χαῖρε, Ἐλευθεριά![1]
Monotonic orthography
(1982年–現在)
Σε γνωρίζω από την κόψη
του σπαθιού την τρομερή,
σε γνωρίζω από την όψη
που με βια μετράει την γη.
Απ’ τα κόκκαλα βγαλμένη
των Ελλήνων τα ιερά,
και σαν πρώτα ανδρειωμένη,
χαίρε, ω χαίρε, Ελευθεριά![1]
ローマ字転写
(1823年-現在)
Se gnorízo apó tin kópsi
tou spathioú tin tromerí,
se gnorízo apó tin ópsi,
pou me via metrái ti gi.
Ap' ta kókkala vgalméni
ton Ellínon ta ierá,
ke san próta andrioméni,
hére, o hére, eleftheriá![1]
仮名
(1823年-現在)
セグノリゾアポティンコプシ
テュスパティウティントロメリ,
セグノリゾアポティンオプシ
プメビアメトラーエティギ。
アプタコカラブガルメニ
トンエッリノンタイエラ,
ケサンプロタアンドリオメニ,
ヘーレオヘーレ, エレフセリヤ!

英語訳[編集]

直訳
I recognize you by the fearsome sharpness,
of your sword,
I recognize you by the gleam (in your eyes)
with which you rapidly survey the earth.
From the sacred bones,
of the Hellenes arisen,
and strengthened by your antique bravery,
hail, o hail, Liberty![1]
韻文
I shall always recognize you
by the dreadful sword you hold
as the Earth with searching vision
you survey with spirit bold
From the Greeks of old whose dying
brought to life and spirit free
now with ancient valour rising
let us hail you, oh Liberty![1]


ラドヤード・キップリングによる (1918年)
We knew thee of old,
O, divinely restored,
By the lights of thine eyes,
And the light of thy Sword.
From the graves of our slain,
Shall thy valour prevail,
As we greet thee again,
Hail, Liberty! Hail![1]
直訳(和訳)
我は汝を識る、
汝の剣の恐るべき鋭さで
我は汝を識る、
大地を俄かに睥睨する汝の目の輝きで
興隆せしヘレネ人
神聖なる骨より生まれ出で
さらに汝の古の武勇によって強靭せしめられる
万歳、おお、自由![1]
韻文(和訳)
我は常に汝を識る
汝の佩用する恐るべき剣によって
先見の明ある大地として
汝はこれを睥睨する。勇敢なる精神によって
命と自由の精神をもたらした
古の亡き先人たちより生まれ出た
いま古代の勇武の崛起とともに
汝を称えよ。おお自由!

[1]

ラドヤード・キップリングによる (1918年)(和訳)
我らは古の汝を知った
おお、神々しく復古したもの
汝の目の光より、
そして汝の剣の輝きより現れたもの。
我らの亡き先人の霊廟より生れ出る
汝の勇気よ、勝利したまえ
我らが再び汝を叫ぶとき
万歳、自由!万歳![1]


参照[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i Last two verses are repeated twice when singing the national anthem.

外部リンク[編集]