賛美歌 (国歌)
| Ó Guð vors lands | |
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| 和訳例:おお、わが国の神よ | |
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エディンバラのロンドン通り15番地の記念板。この邸宅でのちにアイスランドの国歌となる「賛美歌」の一部が作曲された。 | |
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| 別名 |
Lofsöngur (賛美歌) |
| 作詞 | マハティアス・ヨホクムソン(1874年頃) |
| 作曲 | スヴェインビェルン・スヴェインビェルンソン(1874年) |
| 採用時期 |
1918年12月1日 (事実上) 1983年3月25日 (法令上) |
| 試聴 | |
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おお、わが国の神よ(おお、わがくにのかみよ、アイスランド語: Ó Guð vors lands)または、賛美歌(さんびか、アイスランド語: Lofsöngur)は、アイスランドの国歌である。マハティアス・ヨホクムソンが作詞、スヴェインビェルン・スヴェインビェルンソンが作曲した[1][2]。
概要
[編集]1874年はアイスランド入植1000周年であり、国内各地で祝賀式典が行われていた。この曲は本来、その祝賀式典のための「賛美歌」としてまさに制作されたものである。作詞は、マハティアスが1873~74年の冬にイギリスに滞在中だった時に手掛け、スヴェインビェルンが1874年の春頃に作曲している。発表された当初の題名は「アイスランドの千年を記念する賛歌」であり、歌詞にも「アイスランドの千年」というフレーズが各スタンザに含まれる[1][3]。
1874年8月2日のアイスランド入植1000周年記念式典において、クリスチャン9世をはじめとしたヨーロッパ諸国やアメリカの要人が出席する中、レイキャビク大聖堂で初演された[3]。元来、アイスランドの独立前には国歌が無く、Bjarni Thorarensen作の "Eldgamla Ísafold" が愛国歌として定着していたが、イギリス国歌の旋律で歌われていたなどの理由から、国歌としての地位を得るには至らなかった。"Ó Guð vors lands" は、19世紀末の四半世紀は公の場で歌わるようになり、1918年12月1日のアイスランドの主権獲得の際の式典で、この曲が国歌として演奏され、以来今日まで国歌として用いられている[1][3]。
法的地位
[編集]1983年3月25日施行の "Lög um þjóðsöng Íslendinga"(国歌に関する法律)第7/1983号において、アイスランドの国歌は "Ó Guð vors lands" と定められている[4][5]。
曲と歌詞の著作権は、それぞれ1948年と1949年にアイスランド首相官邸が取得している[1]。
歌詞
[編集]歌詞は3番まであるが、一般的には1番のみ歌われる。しかし、音域が1オクターブを超えるゆえの歌いにくさや、もともと讃美歌として作曲されたこともあって宗教色が強い歌詞が批判の対象となり、学校などでの公的な場所で演奏されることは少ない[6][7]。
歌詞の内容は詩篇90と103から影響を受けている[1][3]。
| アイスランド語[2][8] | IPA転写[注釈 1] |
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I |
I |
参考和訳
[編集]以下は、アイスランド語原文の文法や語彙、および英訳[8]に基づいた逐語訳の一例であり、日本語による詩的解釈や歌唱は目的としていない。また、この訳は非公式であり、あくまで内容理解の参考程度とされたい。
I.
ああ、わが国の神よ。ああ、国のわが神よ。
われらは聖なる、聖なるみ名をたたえる。
天つ星々の諸系列[注釈 2]から、主の万軍[注釈 3]たる年月の累積が
あなたのために一つの花冠を編み上げる。
み前の一日は、千年のごとく
千年も、ただの一日にすぎない[注釈 4]―
涙を震わせ、己の神を崇め、死にゆく花、
久遠の内にある、一輪の、小さな花なのだ、
|: アイスランドの千年は :|
涙を震わせ、己の神を崇め、死にゆく花、
久遠の内にある、一輪の、小さな花なのだ。
II.
ああ神よ、ああ神よ。み前にひれ伏して
燃える、燃える魂をささげもうしあげる。
父なる神よ、累世のわれらの主よ
最も神聖な祈りをもうしあげる。
われらは祈りを口ずさみ、千年にわたり感謝をささげる。
それは、主こそが唯一無二の庇護であられるゆえに。
われらは祈りを口ずさみ、震える涙とともに感謝をささげる。
それは、主こそが我らの宿命をお定めになったゆえに。
|: アイスランドの千年は :|
朝の薄暗く冷涼な涙であった、それは
輝く陽光で温まり、滴り落ちてゆく。
III.
ああ、わが国の神よ。ああ、国のわが神よ。
われらは、揺らめき揺らめく草のごとく[注釈 3]生きるもの。
われらの命は尽きるだろう、あなたがまさに
塵からわれらを掬い上げなさる、光と命そのものでなくば。
ああ、いく朝も、あなたは最も慕わしい命と、
日ごとの試練にあっては、われらの導き手[注釈 5]であらんことを。
そして、暮れには、天の休息とわれらの庇護と、
国民生活の道における主人[注釈 6]であらんことを。
|: アイスランドの千年が― :|
栄えゆく国民生活が、願わくば、乾く涙とともに
神の国の道において発展せんことを。
外部リンク
[編集]脚注
[編集]脚注
[編集]- ↑ w:en:Help:IPA/Icelandicとw:en:Icelandic phonologyも参照。
- ↑ 原義は "sólkerfi" (太陽系)
- 1 2 詩篇103を参照。
- ↑ 詩篇90を参照。
- ↑ 原文は "leiðtogi"
- ↑ 原文は "hertogi"
出典
[編集]- 1 2 3 4 5 “National anthem” (英語). www.government.is. 2026年5月24日閲覧。
- 1 2 “Ljóð og nótur” (アイスランド語). www.stjornarradid.is. 2025年12月14日閲覧。
- 1 2 3 4 “Matthías Jochumsson”. www.musik.is. 2026年5月24日閲覧。
- ↑ “7/1983: Lög um þjóðsöng Íslendinga” (アイスランド語). Alþingi. 2026年5月24日閲覧。
- ↑ “Úrlausnir.is - Merkimiði - Lög um þjóðsöng Íslendinga, nr. 7/1983”. urlausnir.is. 2026年5月24日閲覧。
- ↑ Taylor, Lesley Ciarula (March 4, 2010). “Things you never knew about national anthems”. Toronto Star. 2017年4月26日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2017年4月27日閲覧.
- ↑ Erlingsdottir, Iris (2009年7月18日). “Iceland Independence Day: We Worship Our God (Mammon) And Die”. Huffpost. 2020年6月1日閲覧。
- 1 2 “Þjóðsöngurinn á nokkrum tungumálum”. olafur.forseti.is. 2025年12月14日閲覧。