ツイン・ピークス

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ツイン・ピークス
(原題:Twin Peaks)
ジャンル ミステリー
サスペンス
脚本 マーク・フロスト
デイヴィッド・リンチ
監督 デイヴィッド・リンチ
出演者 カイル・マクラクラン
シェリル・リー
製作
制作 ABC(オリジナル・シリーズ)
ショウタイム(リミテッド・イベント・シリーズ)
放送
放送国・地域 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
公式ウェブサイト
オリジナル・シリーズ
プロデューサー デイヴィッド・J・ラット
グレッグ・フィーンバーグ
ハーリー・ペイトン
放送期間 1990年4月8日 - 1991年6月10日
回数 30
リミテッド・イベント・シリーズ
放送期間 2017年5月21日 - 9月3日
回数 18
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ツイン・ピークス』(原題:Twin Peaks)は、1990年 - 1991年2017年に放送された、米国のテレビ・ドラマである。

本項においては、便宜上、1990年 - 1991年放送分を、オリジナル・シリーズ、2017年放送分を、リミテッド・イベント・シリーズと呼称する。

概要[編集]

ツイン・ピークスという、架空の土地を舞台とする、群像劇である。殺人事件の謎を、中心に据えつつ、様々な物語が、同時進行する。その内容は、性道徳の崩壊や、違法薬物の氾濫といった、現実の社会問題から、メロドラマ、コメディ、古典の引用、果ては、超常現象まで、多岐に渡る。しかしながら、あらゆる題材は、善と悪の葛藤へと、集約される点で、一致している。

オリジナル・シリーズは、ABCにて、1990年4月8日から、1991年6月10日にかけて、放送された。序章(試作版にして、実質上の第1話)、ファースト・シーズン7話、セカンド・シーズン22話の全30話からなる。1950年代の古きよき米国を、連想させる意匠と、茫漠とした自然描写が、特徴である。基本として、劇中の1日が、1話分に相当する。

リミテッド・イベント・シリーズは、ショウタイムにて、2017年5月21日から、9月3日にかけて、全18話を放送した。オリジナル・シリーズの25年後を、舞台とする。その物語は、ツイン・ピークスに留まらず、全米各地において、展開する点に、特徴がある。

日本においては、どちらのシリーズも、WOWOWが放送している。オリジナル・シリーズは、1991年4月、WOWOWの開局記念番組として、本邦初公開となった。1992年10月からは、TBSにおいても、地上波放送がなされた。リミテッド・イベント・シリーズは、『ツイン・ピークス The Return』の邦題で、2017年7月1日の先行放送を経て、7月22日から、放送された。本放送直前の7月12日には、主演のカイル・マクラクランが、来日の上、宣伝活動にあたった。

『ツイン・ピークス』は、その革新的作劇をもって、今日に至るまで、世界規模の支持を、不動としている。オリジナル・シリーズは、放送開始と同時に、21.7%の視聴率、33%のチャンネル占拠率を記録して、全米の視聴者を、釘付にした。その爆発的人気は、世界各国に飛火して、放送終了後の1992年には、『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間』(原題:Twin Peaks:Fire Walk with Me)として、映画化されるほどであった。以後、リミテッド・イベント・シリーズとしての復活まで、『ツイン・ピークス』は、沈黙する。にもかかわらず、その間もなお、撮影地のワシントン州スノカルミーを、見学するツアーや、出演者とファンの交流会が、途絶える事はなかった。この根強さは、『ツイン・ピークス』への支持が、決して、一過性の熱狂に、とどまらない事実を、証明するものである。加えて、オリジナル・シリーズの再放送などが、未だになお、新世代のファンを、開拓している。

オリジナル・シリーズ[編集]

あらすじ[編集]

ツイン・ピークスは、米国・ワシントン州の田舎町である。その地名はホワイト・テールおよびブルー・パインという、2つの山によって抱かれる地形に由来する。米国/カナダ国境の南方・8キロメートル、ワシントン/モンタナ州境の西方・20キロメートルに位置する山間の別天地である。

しかしながら、突如として発生した殺人および暴行事件が、のどかなツイン・ピークスを一転、震撼させる。ローラ・パーマーという、地元の高校生が、他殺体となって、発見されたのである。その上、やはり、地元高校に通学する、ロネット・ポラスキーという少女が、錯乱状態のうちに、保護される。その肉体には、性的暴行の痕跡が、認められた。

FBIフィラデルフィア支局のデイル・クーパー特別捜査官は、問題の殺人・暴行事件を、同一犯の仕業とみる。さらに、1年前に発生した、テレサ・バンクス殺害事件との間にも、共通の犯行手口を、発見するに至る。その事件は、ツイン・ピークスの南西に位置する、ある田舎町にて、発生したものの、未解決に終わっていた。クーパーは、今度こそ、事件を解決すべく、ツイン・ピークスに滞在の上、本格的捜査を開始する。

捜査開始の矢先、クーパーは、奇妙な幻影を、睡眠中に見る。それは、何処とも知れない、“赤い部屋”が登場する、支離滅裂な夢であった。しかしながら、第6感を重視するクーパーは、その夢こそが、事件解決の手がかりとなる事を、直感する。

“赤い部屋”の夢を、暗号とみなすクーパーは、その解読によって、事件の謎を、明らかにしていく。しかしながら、その行為は、ツイン・ピークスの平穏を、破壊するものでもあった。別天地の住民と思われた、ツイン・ピークスの人々は、その実、様々な秘密を、抱え込んでいたのである。

主な登場人物[編集]

FBIフィラデルフィア支局[編集]

デイル・バーソロミュー・クーパー
演:カイル・マクラクラン 吹替:原康義
特別捜査官。
オールバックの黒髪に黒一色のスーツという、隙のない出立が特徴である。独身であるものの、金色の指輪を左手・小指に着ける。加えて、懐には、、いつも、小型のカセット・テープ・レコーダー、携帯している。これは、捜査活動などの現状を、逐一、記録するためである。録音の際には、必ずと言っていいほど、“ダイアン”と呼びかける。
捜査活動においては、物証に加えて、直感を重視する。睡眠中の夢や、幻影に宿る真理を信じているのである。
ブラック・コーヒーを、1番の好物とする。中でも、思わず、吐き出してしまうほど熱々のものが“すげえうまい”らしい。その一方で、大の甘党でもある。ドーナツやチェリー・パイには目がない。
その言動は、FBIの正義を体現するかのように公明正大である。推理力に長けて、人間関係の機微にも精通する。その一方で、私人としてはツイン・ピークスの人情や雄大な自然に対して、去りがたいほどの愛着を覚えている。
後述の『クーパーは語る』によれば、1954年4月19日ペンシルヴェニア州フィラデルフィアにて生を受けた。兄にエメットがいる。
幼少時代から、睡眠などを介して、不可思議な幻視を体験してきた。その性質は、どうやら、母親からの遺伝らしい。
1969年11月15日、15歳の時に、脳動脈瘤の破裂によって、母親を亡くす。現在、着用する指輪は、亡母の遺品にあたる。
母親の死後、3年間の放浪生活を経て、1973年8月21日、フィラデルフィア郊外のヘイヴァフォード・カレッジに進学する。FBIへの入局は、1977年9月1日である。
アルバート・ローゼンフィールド
演:ミゲル・フェラー 吹替:江原正士
特別捜査官。
鑑識の専門家である。その鑑識能力は申分ないものの、強烈な皮肉屋ゆえに周囲との摩擦が絶えない。
しかしながら、その実態は、マハトマ・ガンディーや、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアを敬愛する、非暴力主義者である。
ゴードン・コール
演:デイヴィッド・リンチ 吹替:池田勝
地方捜査主任。
デイル・クーパーおよびアルバート・ローゼンフィールドの上司にあたる。その姓名は『サンセット大通り』の登場人物と同一である。
極度の難聴に冒されている。片耳ばかりでなく、両耳にまで補聴器を装着するものの、それでもなお、用の足りぬ場合がある。会話の際は、響き渡るほどの大声を発する。
部下に対して全幅の信頼を置く、よき上司である。その一方で、漁色の悪癖がある。
ウィンダム・アール
演:ケネス・ウェルシュ 吹替:原田一夫
元・特別捜査官。
在職時は、3年に渡ってデイル・クーパーの相棒を務めた。と、同時に、捜査のいろはをクーパーに伝授した指導者でもある。
捜査活動に加えて、チェスにおいても天才を発揮した。クーパーとは、毎日、試合をしたものの、ついに敗北しなかった。
4年前、妻のキャロライン(旧姓・パウエル)を亡くして以来、精神病院にある。当時のキャロラインは、ある殺人事件に巻き込まれた、重要参考人であった。その警護任務には、相棒のクーパーと共に、ウィンダムが自らあたった。しかしながら、任務の過程において、クーパーとキャロラインが、相思相愛となってしまう。その結果、警護の隙が生じて、任務は失敗に終わった。キャロライン殺害事件の犯人は、現在もなお、逮捕されていない。
後述の『ファイナル・ドキュメント』によれば、14歳にして、チェスのグランドマスターとなった。弱冠・16歳にもかかわらず、ペンシルヴェニア大学に進学すると、わずか2年で、これを卒業する。しかしながら飽き足らず、ペンシルヴェニア州立大学にて、刑事司法の修士号を取得した。
FBIへの入局は1960年代中盤、キャロラインとの結婚は1974年8月10日の事であった。
デニス・“デニース”・ブライソン
演:デイヴィッド・ドゥカヴニー 吹替:鈴置洋孝(オリジナル・シリーズ)、てらそままさき(リミテッド・イベント・シリーズ)
特別捜査官。
現在は、DEAに出向している。本来は、デイル・クーパーらと同様、ゴードン・コールの部下にあたる。
女装癖の持主である。1年前、DEAでの潜入捜査にあたって、女装の必要に迫られた事が、そのきっかけとなった。女装によって思いも寄らない安心感を覚えたのである。とはいえ、その実態は、あくまでも、異性愛者に過ぎない。
捜査活動の必要に応じて服装を使い分ける。女装の際は、“デニース”を名乗る。
『クーパーは語る』によれば、キャロライン・アール殺害事件後、現場復帰を遂げたクーパーと初めて共同捜査にあたったのが、ブライソンであった。

ツイン・ピークス保安官事務所[編集]

ハリー・S・トルーマン
演:マイケル・オントキーン 吹替:銀河万丈
保安官。
地元の自警組織、ブックハウス・ボーイズの中心人物でもある。
ツイン・ピークスの自然を愛する一方で、その深奥部に得体の知れない邪悪を感じ取っている。公私に渡ってツイン・ピークスの治安維持に尽力するのは、そうした実感ゆえである。
誠実そのものの人柄ゆえに、人望が厚い。デイル・クーパーとの初対面においては、一見するなり、その人徳を看取した。以来、クーパーとは尊敬と友情によって、結ばれる事となる。クーパーが採用する奇想天外な捜査手法に対しても、協力を惜しまない。
後述の『シークレット・ヒストリー』および『ファイナル・ドキュメント』によれば、その名前は、ハリー・S・トルーマン大統領に由来する。ツイン・ピークス高校においては、フットボール部に所属した。チーム名は、ランバージャックス(“樵”の意)である。
父親のフレデリックもまた、ツイン・ピークス保安官事務所の保安官であった。と、同時に、ブックハウス・ボーイズの創立者としても活躍した。
トミー・“ホーク”・ヒル
演:マイケル・ホース 吹替:中田和宏(オリジナル・シリーズ)、仲野裕(リミテッド・イベント・シリーズ)
保安官補。
先住民にして、ブックハウス・ボーイズの一員。
先祖代々の神話・伝承に精通する。それゆえに、ハリー・トルーマンと同様、ツイン・ピークスに潜伏する邪悪の存在を確信している。
特技は追跡である。武骨な言動の一方で、文才にも恵まれる。ダイアン・シャピロなる博士と交際しているらしい。
『シークレット・ヒストリー』によれば、ネズ・パース族の出身である。高校時代は、ランバージャックスの一員にして、ハリーのチームメイトであった。
アンディ・ブレナン
演:ハリー・ゴアス 吹替:幹本雄之
保安官補。
凄惨な事件現場に遭遇すると、思わず泣き出してしまう。その一方で、思わぬ手柄を挙げる事もある。
特技は、描画である。それを生かして被疑者の似顔絵作成を担当する。
気弱にして優柔不断の性質である。
ルーシー・モラン
演:キミー・ロバートソン 吹替:安達忍
事務員。
受付からコーヒーおよびドーナツの準備まで、様々な雑務を担当する。
アンディ・ブレナンとは恋愛関係にある。ブレナンに対しては、颯爽とした言動を期待するものの、事あるごとに裏切られてしまう。その結果、地元のホーンズ・デパートにて、紳士服売場を担当するリチャード・“ディック”・トレメインとの間で、揺れ動く羽目となる。
グウェンという姉がいる。こちらは、すでに、結婚している。
悪気はないものの、瑣末な事柄にこだわるあまり、会話がどんどん脱線してしまう。

パーマー家[編集]

ローラ・パーマー
演:シェリル・リー 吹替:高島雅羅
殺人事件の被害者。
ツイン・ピークス高校に通学する17歳の少女である。学園祭においては、女王に選出された。校内ばかりでなく、地元住民の誰からも愛される存在であった。
1989年2月23日の深夜に殺害された。死因は大量出血である。その死体は、翌・24日の早朝、ブラック・レイクの湖畔へと漂着したところを発見された。
発見当時は、透明のプラスティック・シートが全裸の死体を梱包していた。加えて、左手・薬指の爪に“R”の印字がある小型の紙片を挿入されていた。
検死解剖の結果、コカインの常習者であった事実が判明する。さらに、殺害の直前、少なくとも3名との間に性交渉を持っていた。
家宅捜索によって押収された日記帳は、事件発生直前の2月23日が最後の記入となっていた。その内容は、“今夜、Jに会うのが心配”というものであった。
後述の『ローラの日記』によれば、生年月日は、1972年7月22日である。
リーランド・パーマー
演:レイ・ワイズ 吹替:沢木郁也
ローラ・パーマーの父親。
弁護士として、地元企業・ホーン産業の顧問を務める。
祖父の代から、3世代に渡って、ツイン・ピークスに居住する。
趣味は、ダンスである。ダンス・パーティーへと出かけるばかりでなく、自宅の居間においても、レコードに合わせて踊る事がある。
事件発生直後こそ、気丈に振舞っていたものの、だんだんと情緒不安定が顕在化していく。それに伴って、ダンスおよび歌に対して異常なまでの執着を示す事となる。
『シークレット・ヒストリー』によれば、45歳である。資産家の1人息子として、生を受けた。
1966年ワシントン大学を、首席の成績で、卒業した。ホーン産業への勤務は、8年に及ぶ。
セーラ・ジュディス・パーマー
演:グレイス・ザブリスキー 吹替:竹口安芸子
ローラ・パーマーの母親。
幻視体験の持主である。とはいえ、妄想の産物というよりは、一種の遠隔透視らしい。その傾向は、1人娘のローラにも、遺伝していたという。
かなりの愛煙家である。その喫煙量ゆえに、時には健康を心配される事もある。
ローラの死後、情緒不安定に陥る。それに伴って、従来の幻視体験がいよいよ顕著となる。
『シークレット・ヒストリー』および『ファイナル・ドキュメント』によれば、旧姓は、ノヴァクである。ワシントン州ベルヒュー にて、生を受けた。事件発生当時は、44歳である。
1943年、一家揃って、ニュー・メキシコ州ロスアラモスに移住する。国防総省の下請業者としてマンハッタン計画に従事する父親の都合であった。
1956年8月6日、自宅の寝室にて、突然、意識不明に陥る。両親によって発見された直後、無事、回復したものの、失神の原因は不明のままであった。時を同じくして、地元のAMラジオ局においても、不可解な殺人事件が発生している。
その後、ワシントン大学にて政治学を専攻する。と、同時に、のちの夫・リーランドとの邂逅も果たす事となる。リーランドとの結婚生活は、21年に及ぶ。
マデリーン・“マディ”・ファーガソン
演:シェリル・リー 吹替:高島雅羅
ローラ・パーマーのいとこ。
黒髪と眼鏡を除けば、ローラの生き写しである。
ローラの葬儀を手伝うために、ツイン・ピークスを訪問する。その後もリーランドとセーラを慰撫すべく、パーマー家に留まる。
住所は、モンタナ州ミズーラである。仕事をしながら、アパートにて独居しているらしい。
ローラとは容貌の相似もあって、心が通い合っていた。事件発生前日にも、虫の知らせがあったという。その胸騒ぎを看過できなかった事が、ツイン・ピークス訪問につながった。
『ローラの日記』によれば、ローラの4歳年長にあたる。

ブリッグス家[編集]

ロバート・“ボビー”・ブリッグス
演:ダナ・アシュブルック 吹替:二又一成
ローラ・パーマーの交際相手。
ローラとの交際は、もはや双方の両親が公認するものである。事件当夜もまた、ローラと共に午後9時30分頃まで自宅にて過ごしていた。しかしながら、その本心は、すでに、ローラの生前からすれ違いつつあった。
ツイン・ピークス高校においてはフットボール部に所属する。花形選手であるものの、必ずしも練習熱心ではない。代わって、悪友のマイク・“スネーク”・ネルソンと共に、コカインの密売人として暗躍している。
激情家である。逆上すると、暴力に訴える事も珍しくない。その立ちまわりは、時に、狡猾でもある。しかしながら、心底においては10代の少年らしい、繊細な一面を、隠し持っている。
『ローラの日記』によれば、ローラとの交際は14歳の時からである。
ガーランド・ブリッグス
演:ドン・S・デイヴィス 吹替:辻村真人
ボビー・ブリッグスの父親。
空軍少佐として、外宇宙由来の電波観測に従事する。国家機密にあたる重要任務である。それゆえに、仕事の内容については家族にさえ口外できない。
任務の特性上、前触もなく音信不通となる事も珍しくない。それでもなお、妻のベティとは変わらぬ信頼と愛情によって結ばれている。
慈愛に満ちた、理性的人物である。反抗的態度のボビーとも、忍耐強く、対話を試みる。
『シークレット・ヒストリー』および『ファイナル・ドキュメント』によれば、代々のカトリック教徒である。大学においては、構造工学および建築を専攻した。
1982年、ボビーが、12歳の時、ワシントン州スポケーンのフェアチャイルド空軍基地から、ツイン・ピークスのリスニング・ポスト・アルファへと赴任する。リスニング・ポスト・アルファは、その正式名称を、SETIアンテナアレイ7-1という。高精度の情報収集用アンテナを有する、電波観測施設である。ツイン・ピークスを包囲する、ゴーストウッド国有林の中でも、人里離れた山頂に位置する。そのアンテナ群は外宇宙ばかりでなく、ツイン・ピークスの森林をも監視対象とする。

ヘイワード家[編集]

ドナ・マリー・ヘイワード
演:ララ・フリン・ボイル 吹替:高山みなみ
ローラ・パーマーの幼馴染にして、クラスメイト。
3姉妹の長女である。妹に、ハリエットとガースティンがいる。
ツイン・ピークス高校においては、ボビー・ブリッグスの悪友にして、レスリング部員のマイク・“スネーク”・ネルソンと、交際している。
思慮深い性質である。ローラの生前は、1番の親友であった。その一方で、自由奔放なローラに対して、愛憎半ばする羨望を、抱いていた。しかしながら、ローラの死が、秘めてきたコンプレックスを、徐々に、顕在化させる事となる。
ウィル・ヘイワード
演:ウォーレン・フロスト 吹替:村松康雄
ドナ・ヘイワードの父親。
医師として、地元のカルフーン記念病院に勤務する一方で、ツイン・ピークス保安官事務所の嘱託医を兼務している。
地元住民にあっては、ウィルによって取り上げられた者も少なくない。ローラ・パーマーもまた、その一人であった。それもあって、パーマー家とは家族ぐるみの交際を、続けている。
私生活においては、よき家庭人である。車椅子生活の妻・アイリーンをいつも気にかけている。
その性質は、温厚そのものである。それだけに、一旦、逆上すると、激情に駆られて暴力も厭わない。

ハーリー家[編集]

ジェームズ・ハーリー
演:ジェームズ・マーシャル 吹替:竹村拓(オリジナル・シリーズ)、 水島裕(リミテッド・イベント・シリーズ)
ローラ・パーマーのクラスメイトにして、秘密の交際相手。
この2ヶ月間、コカイン常習者のローラを更生させるべく、やはり、クラスメイトのドナ・ヘイワードと共に尽力してきた。しかしながら、その本心はドナと惹かれ合っている。
バイカーにして、ブックハウス・ボーイズの一員である。それゆえに、未成年であるものの、ツイン・ピークス保安官事務所の捜査活動に、協力する事もある。
ミュージシャンの父親を持ち、本人もまた、ギターの演奏を、得手としている。“Just You”という自作曲もある。母親は作家である。しかしながら、現在は、両親共、故あって、ツイン・ピークスにない。
よく言えば、純粋、悪く言えば、優柔不断の性質である。バイクを愛するのは、逃避願望ゆえでもある。
『シークレット・ヒストリー』によれば、両親の名前は、ビリーとスーザンである。
エド・ハーリー
演:エヴェレット・マッギル 吹替:若本規夫
ジェームズ・ハーリーの伯父。
不在の両親に代わって、ジェームズを養育する。その一方で、ブックハウス・ボーイズの一員として、ツイン・ピークス保安官事務所の捜査活動に協力している。
本業は、“ビッグ・エドのガソリンスタンド”の経営である。修理できないものは存在しないほど、腕利の整備工でもある。
その性質は、生真面目にして思慮深い。
『シークレット・ヒストリー』によれば、高校時代はハリー・トルーマンらと同様、ランバージャックスの一員であった。
ネイディーン・ハーリー
演:ウェンディ・ロビー 吹替:山田礼子
エド・ハーリーの妻。
無音のカーテン・レールを発明せんと欲して、エドを翻弄する。本人はその発明を前人未到の偉業と信じて疑わない。
海賊のような眼帯を左目に着用する。これは、失明ゆえである。エドと共に出かけた狩猟中の事故であった。エドの猟銃から放たれた跳弾が、左目を直撃したのである。
年齢は35歳になる。エドとの結婚生活は、高校卒業直後から、約20年に及ぶ。しかしながら、離婚を期するエドの本心を感じ取っているのか、ここしばらくは、情緒不安定の傾向にある。それに伴って、アドレナリンの過剰分泌も生じている。その結果、常人離れした怪力を発揮する。
『シークレット・ヒストリー』によれば、生年月日は、1950年1月25日である。旧姓をガーツという。
高校時代は、エドの2学年下であった。クラスメイトにアンディ・ブレナンがいる。体操部員として活躍する一方で、2年生の時、私立の精神病院に半年間、入院している。

ホーン家[編集]

オードリー・ホーン
演:シェリリン・フェン 吹替:紗ゆり(オリジナル・シリーズ)、小林優子(リミテッド・イベント・シリーズ)
ローラ・パーマーのクラスメイト。
ローラとは、兄のジョニーを介しても接点があった。自閉症のジョニーは、27歳にして、幼児同然である。その家庭教師を無償のうちに引き受けたのが、ローラであった。しかしながら、オードリー本人は必ずしも、ローラに対して好感を抱いていなかった。
一見するなり、デイル・クーパーに惹かれる。その恋心が、オードリーをして事件の独自調査へと駆り立てる事になる。
常日頃から、自由奔放な言動によって、周囲を振りまわしている。しかしながら、本来は純粋にして一途な少女である。クーパーの事件捜査に、協力するためならば、危険をも厭わない。
『ローラの日記』によれば、ローラへの悪感情は、周囲の愛情を独占する、その振る舞いゆえであるらしい。
ベンジャミン・“ベン”・ホーン
演:リチャード・ベイマー 吹替:秋元羊介
オードリー・ホーンの父親。
ホーン産業の最高責任者にあたる。グレート・ノーザン・ホテルや、ホーンズ・デパートを経営する、地元の名士である。加えて、カナダにおいても、カジノ兼売春宿の“片目のジャック”を、所有する。
現在は、地元のゴーストウッド国有林にて、開発計画を進行している。
私生活においては、必ずしもよき家庭人ではない。妻のシルヴィアや、オードリーとの関係は冷めきっている。
目的のためならば手段を選ばない、強欲の性質である。その言動は、傲岸不遜であるものの、反面、脆弱な一面も持ち合わせている。精神的脆弱性は家系らしい。
ジェレミー・“ジェリー”・ホーン
演:デイヴィッド・パトリック・ケリー 吹替:山口健(オリジナル・シリーズ)、中村大樹(リミテッド・イベント・シリーズ)
ベン・ホーンの弟。
ベンの片腕として、世界各国を歴訪しては、新規顧客の開拓にあたる。
1974年、ゴンザガ大学を卒業するものの、その成績は最下位であった。大学卒業後は、3度の司法試験を経て、ようやく、弁護士資格を取得する。にもかかわらず、その資格は、イリノイ州フロリダ州アラスカ州マサチューセッツ州の4州において、無効となっている。
軽薄にして、浅薄の性質である。ベンと同様、食に対しては一種独特のこだわりを有している。
『シークレット・ヒストリー』によれば、高校時代は、ランバージャックスの一員にして、ハリー・トルーマンらのチームメイトであった。

ジョンソン家[編集]

レオ・アベル・ジョンソン
演:エリック・ダ・レー 吹替:大塚明夫
長距離トラックの運転手。
交通違反、暴行などの前科を複数有する。現在は、ボビー・ブリッグスらと共に、コカインの密売を裏家業とする。
ツイン・ピークス保安官事務所にあっては、かねてより要注意人物と目されてきた。今回のローラ・パーマー殺害事件においても、最重要被疑者となる。もっとも、本人によれば、事件当夜は、トラック運転手の本業で、モンタナ州に出張していた、と、いうのだが……。
その言動は、暴力的にして、猜疑心に満ちている。
シェリー・マッコーリー・ジョンソン
演:メッチェン・アミック 吹替:榊原良子
レオ・ジョンソンの妻。
まだ、10代であるものの、レオとの結婚にあたって、高校中退をした。現在は、地元の食堂・RR(ダブル・アール)ダイナーにて、ウエイトレスを務める。ヴォランティア活動の一環として、外出困難者への食事配達(ミールズ・オン・ウィールズ)を、発案したローラ・パーマ―とは同僚にあたる。
結婚生活においては、レオによるドメスティック・ヴァイオレンスが日常茶飯事となっている。その精神的・肉体的苦痛から逃避するかの如く、ボビー・ブリッグスとの不倫関係にのめり込んでいく。
『ファイナル・ドキュメント』によれば、ボビーとは、小学校時代からの幼馴染である。しかしながら、高校2年生の時、ボビーとローラの交際発覚に動揺するあまり、初対面のレオと成り行きのまま結婚してしまった。これが約2年前である。レオはシェリーの6歳年長にあたる。

パッカード製材所[編集]

ジョスリン・“ジョシー”・パッカード
演:ジョアン・チェン 吹替:堀越真己
パッカード製材所の所有者。
“州きっての美女”とも評されるものの、本来は、中国人である。6年前、アンドルー・パッカードとの結婚に伴って、香港から渡米した。アンドルーは、ツイン・ピークスを開拓した、地元の名士であった。
1年半前、アンドルーの遺言にしたがって、パッカード製材所の全権利を相続した。アンドルーが、不慮のボート事故に見舞われたのである。以来、孤閨を守ってきたものの、6週間前からハリー・トルーマンとの交際を開始する。とはいえ、あくまでも人目を忍んでの事である。
英語については、必ずしも堪能とは言えない。そこで、家庭教師を買って出たのがローラ・パーマーであった。週に2度、ジョシーを訪問して、個人授業を行うのである。事件当日もまた、午後5時からの1時間ほどが、個人授業に充てられた。その際、ローラは、“ご主人を亡くした気持ちが、よく分かる”と、意味深長な発言をしたという。
『シークレット・ヒストリー』によれば、本名は、リー・チュン・ファンである。1956年9月2日14K所属のマフィアと娼婦の間に生を受けた。父親の片腕として、早くから、違法薬物の密売や、売春斡旋などの悪事に加担してきた。
キャサリン・マーテル
演:パイパー・ローリー 吹替:達依久子
アンドルー・パッカードの妹。
素人のジョシー・パッカードに代わって、パッカード製材所の実質的経営を担当する。
ジョシーよりも年長であるものの、立場上は、義妹にあたる。義姉のジョシーに対しては、敵意を隠そうともしない。遺言さえなければ、アンドルーの遺産は、キャサリンが、相続するはずだったのである。
私生活においては、ホーン産業のベン・ホーンと、不倫関係にある。そればかりか、ジョシー憎さに、パッカード製材所の買収計画にさえ、協力している。
その言動は、勝気にして、冷徹である。
ピーター・“ピート”・マーテル
演:ジャック・ナンス 吹替:伊井篤史
キャサリン・マーテルの夫。
元はと言えば、パッカード製材所の1従業員に過ぎなかった。それが、何の因果か、高嶺の花であったキャサリンと恋愛結婚に至った。しかしながら、その夫婦関係は、もはや、冷めきっている。それもあって、キャサリンよりも、ジョシー・パッカードに対して、何かと肩入れをする。
ローラ・パーマーの第1発見者である。魚釣のために、早朝からブラック・レイクに出かけた事が、死体発見につながった。
魚釣に加えて、チェスもまた得手とする。その腕前は、地元において敵なしである。
好人物であるものの、注意力散漫のきらいがある。

RRダイナー[編集]

ノーマ・ジェニングス
演:ペギー・リプトン 吹替:松岡洋子
RRダイナーの経営者。
ウエイトレスを兼務しながら、毎日、絶品のパイを提供する。その傍ら、ローラ・パーマーの発案による、ミールズ・オン・ウィールズにも、協力を惜しまなかった。
既婚者であるものの、高校時代の交際相手にあたる、エド・ハーリーとは、現在もなお、憎からず、想い合っている。その一方で、恋愛運の欠如を自認しており、類似の境遇にある、従業員のシェリー・ジョンソンとは、強固な友情によって結ばれている。
20年前、ミス・ツイン・ピークス・コンテストに優勝した美貌は、未だ、健在である。しかしながら、薄幸の美女でもある。どうしても、自分自身の幸福よりも、まず、周囲のそれを優先してしまう。
『ファイナル・ドキュメント』によれば、旧姓は、リンドストロムである。両親のマーティとイルサは、すでに、物故している。高校時代は、チアリーダー部長にして、ローラと同様、学園祭の女王であった。
ヘンリー・“ハンク”・ジェニングス
演:クリス・マルケイ 吹替:郷里大輔
ノーマ・ジェニングスの夫。
かつては、ブックハウス・ボーイズの一員にして、ハリー・トルーマンの親友であった。にもかかわらず、現在は、服役囚として獄中にある。
罪状は、過失致死である。それによれば、自動車運転の際、不注意によって、道端の浮浪者を轢死に至らしめたという。
逮捕以前は、必ずしも、よき隣人・家庭人ではなかった。しかしながら現在は、模範囚として、仮釈放の審理を目前に控える。ノーマに対しても、離婚を期する心中に気付いているのかいないのか、更生を誓う。
『シークレット・ヒストリー』によれば、母親のジョリーンに溺愛されて成長した。父親のエミールもまた、前科者であった。
高校時代は、ハリーらと共に、ランバージャックスの一員として活躍した。
『ローラの日記』によれば、交通事故の発生は、1987年12月23日の深夜であった。
アニー・ブラックバーン
演:ヘザー・グラハム 吹替:佐々木優子
ノーマ・ジェニングスの妹。
ウエイトレスとして、RRダイナーに勤務する。それまでは、長らく修道院にあった。
自殺未遂の過去がある。その古傷が現在もなお、左手首に残っている。
空想の世界や自然を愛する、内向的性格である。人気者のノーマとは対照的に、浮世離れした変人とみなされている。しかしながら、その関心は徐々に、自分自身の内面世界から、現実世界へと向かいつつある。そうした矢先に、巡り合う事となるのが、デイル・クーパーであった。
『ファイナル・ドキュメント』によれば、生年は1973年である。ノーマとは異母姉妹にあたる。母親のヴィヴィアンはノーマの父・マーティの不倫相手であった。
マーティの死後、ワシントン州ケニウィックのカトリック系寄宿学校へと進学する。ヴィヴィアンの結婚に伴って、厄介払いをされたのである。卒業後は、そのまま寄宿学校付属の修道院にて、新生活を開始する事となる。

カナダ[編集]

ジャック・ルノー
演:ウォルター・オルケウィッツ 吹替:島香裕
ツイン・ピークス在住のカナダ人。
ロードハウス(幹線道路隣接の飲食店、または、宿泊施設)のバンバンバーにて、バーテンダーを務める。その一方で、弟のベルナールや、レオ・ジョンソンと共に、カナダからのコカイン密輸を裏家業とする。
郊外の山中に丸太小屋を所有する。また、その山小屋において、ウォルドという九官鳥を飼育している。
人一倍の巨漢である。その言動は品性下劣の傾向にある。
ブラッキー・オライリー
演:ヴィクトリア・キャトリン 吹替:一城みゆ希
“片目のジャック”の支配人。
所有者のベン・ホーンに代わって、“片目のジャック”の実質的経営を、取り仕切る。
しかしながら、その実態は、ホーン兄弟の策略によって、薬漬となっているに過ぎない。本心においては、ベンへの復讐を期しながらも、供給されるヘロインに、依存せざるを得ない。
ジャン・ルノー
演:マイケル・パークス 吹替:筈見純
ルノー兄弟の長男。
弟のジャックおよびベルナールによる、ツイン・ピークスへのコカイン密輸を、供給源として、後押する。
表向きは、保険外交員を装う。“片目のジャック”は、保険外交員としての顧客にあたる。しかしながら、その実、支配人のブラッキー・オライリーとは、ただならぬ関係にある。片腕のナンシー・オライリーは、ブラッキーの妹でもある。
目的のためならば、殺人をも厭わない、危険人物である。

その他[編集]

ロネット・ポラスキー
演:フィービー・オーガスティン 吹替:沢海陽子
ツイン・ピークス高校の生徒。
ローラ・パーマーの死体発見から数時間後、廃線にて保護される。
発見当時は、下着を着用するのみであった。拘束の上、暴行を受けたらしく、両の手首から千切れた紐をぶらさげたまま彷徨していた。
極度の錯乱状態ゆえに、1言も発せぬままカルフーン記念病院の集中治療室へと収容される。検査の結果、やはり、ローラと同様、複数人との間に性交渉を持っていた。
ツイン・ピークス保安官事務所の初動捜査によれば、ローラとの交友関係は、確認されなかった。学業の傍ら、ホーンズ・デパートの香水売場にて、アルバイトをしていた。
フィリップ・マイケル・ジェラード
演:アル・ストロベル 吹替:藤本譲(オリジナル・シリーズ)、楠見尚己(リミテッド・イベント・シリーズ)
靴の行商人。
前職は、医薬品の行商であった。その際、自動車事故によって左腕切断に至った。切断した左腕には、“ママ”と刺青していたらしい。
友人に、地元の動物病院を経営する、獣医のボブ・ライデッカーがいる。
好人物であるものの、ある種の精神疾患を患っているらしい。発作を抑制すべく、ハロペリドールを常用する。
ローレンス・ジャコビー
演:ラス・タンブリン 吹替:仲木隆司(オリジナル・シリーズ)、浦山迅(リミテッド・イベント・シリーズ)
精神科医。
カルフーン記念病院にて、勤務すると同時に、個人診療所も開業している。
ジョニー・ホーンおよびネイディーン・ハーリーの主治医である。加えて、事件発生の半年前からは、ローラ・パーマーの治療も、担当する事になる。しかしながら、ローラ本人の希望によって、治療の事実は両親にさえ伏せられていた。
私生活においては、ハワイに傾倒している。妻のイオラニもまた、ハワイ在住である。
左右のレンズで色の異なるサングラスを着用するなど、奇抜な言動を特徴とする。その一方で、秘密を抱えたまま死んでいったローラに対しては、人一倍の愛惜を感じている。
マーガレット・ランターマン
演:キャサリン・E・コールソン 吹替:巴菁子
通称・丸太おばさん(ログ・レディ)。
常に、小型の丸太を、抱きかかえている。本人によれば、その丸太は、常人の窺い知れない様々な事柄を見聞するという。どうやら、事件当夜についても何か、知るところがあるらしい。
幾何学模様のような正体不明の傷痕を、右膝・裏側に有する。
未亡人である。亡夫は、樵であったものの、結婚式の翌日、山林火災によって焼死した。以来、郊外の山小屋にて独居を続ける。マントルピースには、亡父の遺灰が壷に納まって、安置されている。その一方で、暖炉そのものは、火を起こせぬよう、板張りしている。
ガムの代わりに松脂を噛むのが趣味である。しかしながら、噛み終えた松脂をあたり構わず吐き捨てるのが、地元住民にしてみれば頭痛の種となっている。それもあって、地元住民の大半からは、変人とみなされる。
『シークレット・ヒストリー』によれば、生年月日は、1940年10月10日である。旧姓をコウルソンという。
1947年9月8日、ゴーストウッド国有林のパール・レイクにて、行方不明となる。ウォレン・G・ハーディング小学校での遠足中であった。翌日には、クラスメイト2名と共に、無事、発見されるものの、どういうわけか、全員、失踪期間の記憶を喪失していた。その際、生じたのが、右膝の傷痕である。
その後、ワシントン州立大学にて森林学を修めると、自然保護活動を開始する。亡夫・サムソンとの邂逅はそうした折であった。サムソンは、10歳年長にして、ヴォランティアの消防隊長でもあった。
サムソンの死後、マーガレットは、その焼死現場に分け入って、ダグラスモミの倒木を、一部、持ち帰る。それが、現在、肌身離さず、持ち歩いている丸太である。
“マイク”
演:アル・ストロベル 吹替:藤本譲(オリジナル・シリーズ)、楠見尚己(リミテッド・イベント・シリーズ)
フィリップ・ジェラードと生き写しの男性。
デイル・クーパーの見た、“赤い部屋”にまつわる夢にて、“来たるべき過去の闇を見通すのが、魔術師の望み。2つの世界の闇から、人は声を放つ。火よ、我とともに歩め”なる詩を、暗唱した。
やはり、左腕を欠損している。本人によれば、神の御前に立って、それまでの罪を、悔い改める際、その証として、切断したのだという。切断した左腕には、“火よ、我とともに歩め”と刺青していたらしい。
“ボブ”
演:フランク・シルヴァ
正体不明の男性。
灰色の頭髪およびひげを、伸び放題にしている。その笑い声は、あたかも、獣の咆哮である。相手によっては、ロバートソンを名乗る事もある。
事件発生直後、ローラ・パーマーの私室にて、うずくまっているところを、母親のセーラによって、幻視されたのが、最初の目撃情報である。続いて、デイル・クーパーの見た、“赤い部屋”にまつわる夢にて、“マイク”が、事件の真犯人として、名指しをした。
クーパーの夢によれば、かつては、“マイク”と共に、悪事を重ねていた。しかしながら、“マイク”の改心とは、対照をなすように、“俺は、また殺す”と、言い放つ。
“別の場所から来た男”/“腕”
演:マイケル・J・アンダーソン 吹替:辻村真人
正体不明の男性。
姓名は不明である。しかしながら、本人は、“腕”を自称する。
極端なまでの小柄と、赤1色のスーツが、特徴である。その口調は、どことなくぎこちない。突然、踊り出すものの、そのステップもまた、何とも言えず奇妙である。
デイル・クーパーが見た、“赤い部屋”の夢において、いとこだという女性と共に登場する。その女性は、どういうわけかローラ・パーマーの生き写しである。
“巨人”/“消防士”
演:カレル・ストルイケン 吹替:清川元夢
正体不明の男性。
姓名は不明である。しかしながら、本人は“消防士”を自称する。
3メートルもの身長を有する、神出鬼没の存在である。前触もなく出現しては、事件解決の手がかりをデイル・クーパーに与える。その助言は、“フクロウは見かけと違う”、“薬品なしで男は指さす”など、ことごとく、謎めいている。
その出現を、認知できるのは、クーパーのみである。しかしながら、出現の際は、必ずと言っていいほど、グレート・ノーザン・ホテルの老給仕が、居合わせている。
トレモンド夫人
演:フランセス・ベイ
ミールズ・オン・ウィールズの利用者。
孫のピエールと共に、生活する。ピエールは幼年でありながら、手品の才がある。
健康問題があるらしく、日中にもかかわらず寝間着のままベッドにて過ごしている。とはいえ、必ずしも寝たきりではない。ピエールと共に外出する事もある。
郊外のファット・トラウト・トレーラー・パークにおいても、シャルフォンなる老女と男児が生活するものの、両者との関連性は不明である。
クリーム・コーンを嫌う。ミールズ・オン・ウィールズにおいても、クリーム・コーンだけは、献立に加えぬよう、依頼しているらしい。
ハロルド・スミス
演:レニー・フォン・ドーレン 吹替:堀秀行
ミールズ・オン・ウィールズの利用者。
広場恐怖症である。無理にでも外出を試みると失神してしまう。その代償行為として、訪問客の実体験を聞き書きしては様々な人生を疑似体験している。
ローラ・パーマーの遺言にしたがって、もう1冊の日記帳を秘匿する。ローラは、記述内容に応じて2冊の日記帳を使い分けていたのである。ローラとは、ミールズ・オン・ウィールズを介して親交があった。
元々は、園芸家である。現在もなお、自宅の温室にて蘭を栽培する。
その感受性はあまりにも繊細に過ぎる。特に、裏切に対しては敏感である。

スタッフ[編集]

リミテッド・イベント・シリーズ[編集]

あらすじ[編集]

デイル・クーパーが、睡眠中の夢に見た、何処とも知れぬ“赤い部屋”は、実在の空間であった。その“赤い部屋”へと、クーパーは、ついに、足を踏み入れる。そこに待ち受けていたのは、殺害されたはずのローラ・パーマーであった。ローラは、“25年後に、また会いましょう”と、クーパーに告げる。

25年後、サウス・ダコタ州バックホーンにて、殺人事件が発生する。被害者は、図書館司書のルース・ダヴェンポートである。ダヴェンポートは、この3日間、消息を絶っていた。それが、アローヘッド通1349の自宅アパートにて、腐乱死体と化しているのを、発見されたのである。とはいえ、発見されたのは、頭部のみであった。

ダヴェンポートの頭部は、寝室のベッドにて、安置されていた。しかしながら、ベッドにあったのは、そればかりではない。どういうわけか、ダヴェンポートの胴体に代わって、中年男性の死体が、横たえられていたのである。こちらは、頭部を切断された、胴体のみの全裸体であった。その上、事件現場の1室は、発見当時、密室状態にあった。

時を同じくして、クーパーは、依然、留まり続ける“赤い部屋”にて、ローラとの再会を、25年ぶりに果たす。すでに、故人でありながら、ローラは、どういうわけか、クーパーと同様、25年分の年齢を、重ねていた。本人によれば、“私は死んだ。でも、生きている”という。そして、ローラは、“あなたは、もう出て行ける”と、クーパーに告げる。

主な登場人物[編集]

※オリジナル・シリーズおよび『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間』において、既出の登場人物については、省略する。

ネヴァダ州ラス・ヴェガス[編集]

ダグラス・“ダギー”・ジョーンズ
演:カイル・マクラクラン 吹替:原康義
デイル・クーパーと、生き写しの男性。
ラッキー7保険にて、調査員を務める。住所は、ランスロット・コートの一軒家である。赤色の玄関扉が、自宅の目印となっている。
クーパーに比すると、長髪にして、肥満気味である。私生活においては、飲酒および賭博という、悪癖がある。特に、賭博による借金は、5万ドルに及ぶ。
ラッキー7保険入社直前にあたる12年前、自動車事故を経験している。その後遺症が、未だになお、尾を引いており、度々、意識朦朧となる。
どういうわけか、1997年以前の公式記録が、一切、存在しない。
ジェーン・“ジェイニーE”・ジョーンズ
演:ナオミ・ワッツ 吹替:藤本喜久子
ダギー・ジョーンズの妻。
旧姓は、エヴァンスである。ダギーとの間に、一人息子のサニー・ジムがいる。しかしながら、ダギーの身持ゆえに、必ずしも、夫婦円満とは言えない。その上、家計を圧迫する、5万ドルもの借金が、頭痛の種となっている。
その気性は、勝気にして、強面の借金取立人をも、圧倒するほどである。
ブッシュネル・マリンズ
演:ドン・マレー 吹替:塾一久
ラッキー7保険の社長。
往年は、バトリング・バドのリング・ネームを有する、ボクサーであった。
社員のうちでも、アンソニー・“トニー”・シンクレアを、敏腕調査員として、重用する。その眼鏡に適う、有為の人材に対しては、公私共に、助力を惜しまない。
ブラッドリー・ミッチャム
演:ジェームズ・ベルーシ 吹替:玉野井直樹
ロドニー・ミッチャム
演:ロバート・ネッパー 吹替:さかき孝輔
実の兄弟にして、マフィア。
表向きは、シルバー・マスタング・カジノの共同経営者である。他にも、ホテルを所有するものの、つい先日、火災に遭っている。やはり、ラス・ヴェガスを拠点とする、ビジネスマンのダンカン・トッドは、商売敵にあたる。
兄弟共に、報復のためならば、殺人をも厭わない、激情家である。その一方で、恩義を受ければ、必ずや、それに報いる、人情家でもある。
元々は、児童養護施設の出身である。その傍らには、常に、3人の金髪女性が、侍っている。

FBIフィラデルフィア支局[編集]

タマラ・“タミー”・プレストン
演:クリスタ・ベル 吹替:甲斐田裕子
特別捜査官。
ゴードン・コールの部下にして、アルバート・ローゼンフィールドの同僚にあたる。
ジョージ・ワシントン高校およびマサチューセッツ工科大学にて、成績優秀者に認定された、才女である。FBIアカデミーにおいても、首席であった。
優等生であるものの、決して、堅物ではない。超常現象に対して、理解を示すなど、柔軟性も持ち合わせている。
ダイアン・エヴァンス
演:ローラ・ダーン 吹替:塩田朋子
元・特別捜査官。
在職時は、デイル・クーパーの秘書を、担当した。カセット・レコーダーを介して、クーパーが呼びかけていた、その人である。
アルバート・ローゼンフィールドをもってしても、太刀打できぬほど、口汚い。酒および煙草を、愛飲しており、マックス・フォン・バーが、馴染の店である。
ジェイニーE・ジョーンズは、片親こそ、異なるものの、実妹にあたる。しかしながら、性格の不一致ゆえに、長らく、疎遠となっている。

ツイン・ピークス[編集]

フランクリン・“フランク”・トルーマン
演:ロバート・フォスター 吹替:有本欽隆
ツイン・ピークス保安官事務所の保安官。
ハリー・トルーマンの実兄にあたる。病気療養中のハリーに代わって、保安官に就任した。
妻は、ドリスである。また、ドリスとの間に、男子をもうけたものの、軍務を苦に、自殺している。
忍耐の人である。息子の自殺後、情緒不安定に陥った、ドリスに対しても、一切、口ごたえをしない。
『シークレット・ヒストリー』および『ファイナル・ドキュメント』によれば、ハリーの1歳年長にあたる。その名前は、フランクリン・ルーズベルト大統領に由来する。高校時代は、ランバージャックスのキャプテンを務めた。その後、父・フレデリックの引退に伴って、ツイン・ピークス保安官事務所の保安官職を、引き継いだ。
1981年、当時、保安官補のハリーに、職を譲った上で、ツイン・ピークスを離れた。ドリスの出身地にあたる、ウェスタン・ワシントンへと、一家揃って、移住したのである。その後は、地元警察にて、無事、定年退職を迎える事となる。
ツイン・ピークス保安官事務所への復帰にあたっては、2年の期限つきで、これを引き受けている。
レベッカ・“ベッキー”・バーネット
演:アマンダ・サイフリッド 吹替:ブリドカットセーラ恵美
ボビー・ブリッグスとシェリー・ブリッグス(旧姓・ジョンソン)の1子。
RRダイナー隣接のベーカリーにて、勤務する。住所は、郊外のファット・トラウト・トレーラー・パークである。
夫のスティーヴンが、無職であるがゆえに、シェリーへの借金を、重ねざるを得ない。にもかかわらず、肝心のスティーヴンは、ベッキーの目を盗んで、ガースティン・ヘイワードとの不倫関係に、耽溺している。
スティーヴンと同様、コカインの常習者である。それもあってか、一旦、逆上すると、前後の見境を、失ってしまう。
リチャード・ホーン
演:エイモン・ファーレン 吹替:川田紳司
オードリー・ホーンの1子。
レッドなる怪人物の元で、犯罪組織の一員として、働いている。この犯罪組織は、若年層を中心として、ツイン・ピークスに蔓延する、中国製コカインの供給源にあたる。リチャードもまた、保安官補のチャド・ブロックスフォードを、買収した上で、違法行為に加担する。しかしながら、肝心のレッドからは、半人前としか、みなされていない。
父親を知らぬまま、成長したせいか、その言動は、傍若無人そのものである。祖父のベン・ホーンとも、長らく、絶縁状態にある。
フレディー・サイクス
演:ジェイク・ウォードル 吹替:矢野正明
グレート・ノーザン・ホテルの警備員。
間もなく、23歳になる英国人である。半年前までは、ロンドンイースト・エンドに、在住していた。
緑色の園芸用手袋を、常時、右手にのみ、着用する。本人によれば、どういうわけか、皮膚と一体化しているらしい。その結果、右腕のみであるものの、杭打機並の腕力を、獲得するに至った。
ツイン・ピークスへの転居以前は、毎晩、酒場に入り浸って、怠惰な日々を、送っていたらしい。しかしながら、ツイン・ピークスにおいて、ようやく、自分自身の運命を、見い出す事となる。

その他[編集]

ウィリアム・ヘイスティングス
演:マシュー・リラード 吹替:宗矢樹頼
ルース・ダヴェンポート殺害事件の被疑者。
サウス・ダコタ州バックホーンの高校にて、校長を務める。その一方で、趣味の一環として、異次元空間の調査・研究に、取り組んできた。
私生活においては、フィリスという妻がいる。バックホーン警察のデイヴ・マックレイ刑事とは、高校時代からの友人関係にある。
43歳の年齢にしては、ひどく、女々しい一面がある。
ダヴェンポートとは、不倫関係にあった。と、同時に、異次元空間の研究仲間でもあった。その研究成果は、“ゾーンを探して”なるブログにて、一般公開されている。
内道(ナイド)
演:裕木奈江
謎の空間において、幽閉状態にある女性。
呼称の由来は、“外道”の反対語にあたる、造語である。
何者かによって、両目を塞がれている。また、会話による意思疎通も、不可能らしい。その口から、発せられるのは、歌声のような奇声のみである。
“赤い部屋”を放擲された、デイル・クーパーのために、その身を呈する。
ウッズマン
演:ロバート・ブロスキー
正体不明の男性。
のび放題のひげと、粗末な衣服は、一見すると、浮浪者のそれに過ぎない。しかしながら、人間の頭部を、容易く、破壊するほどの握力を、有している。また、その声は、一種の催眠効果を、持ち合わせるらしい。
神出鬼没の存在である。さかのぼる事、1956年8月5日にも、どこからともなく、ニュー・メキシコ砂漠へと、姿を現している。
エクスペリメント
演:エリカ・エイノン
正体不明の存在。
体型こそ、ヒト型であるものの、その肌は、一面、灰色である。顔面にあっては、口腔以外の器官が、存在しない。乳房の認められるところをみると、どうやら、雌らしい。
1945年7月16日に実施された、トリニティ実験の際、その間隙を縫って、無数の卵を、吐き出した。それらのうちには、球形の“ボブ”も、含まれていた。
その後、“赤い部屋”から、投げ出されたデイル・クーパーを、追跡するかのように、現代のニュー・ヨーク市へと、姿を現す。
キャリー・ペイジ
演:シェリル・リー 吹替:高島雅羅
ローラ・パーマーと、生き写しの女性。
テキサス州オデッサにて、夫と共に、生活する。住所は、1516番地の平屋である。
“ジュディのコーヒー・ショップ”のウエイトレスとして、生計を立てるものの、ここしばらくは、無断欠勤が続いている。

スタッフ[編集]

  • 製作総指揮 - マーク・フロスト、デイヴィッド・リンチ、サブリナ・S・サザーランド
  • 音楽 - アンジェロ・バダラメンティ
  • 撮影監督 - ピーター・デミング
  • 編集 - デュウェイン・ダンハム

エピソード[編集]

一覧[編集]

シリーズ エピソード 放送日(米国)
初回 最終回
オリジナル・シリーズ ファースト・シーズン
(序章を含む)
8 1990年4月8日 (1990-04-08) 1990年5月23日 (1990-5-23)
セカンド・シーズン 22 1990年9月30日 (1990-09-30) 1991年6月10日 (1991-6-10)
リミテッド・イベント・シリーズ 18 2017年5月21日 (2017-05-21) 2017年9月3日 (2017-9-3)[1]

ファースト・シーズン(1990年)[編集]

話数 原題 邦題 脚本 監督 放送日(米国) 視聴者数
(万人)
1 Pilot 序章 マーク・フロスト
デイヴィッド・リンチ
デイヴィッド・リンチ 1990年4月8日 (1990-04-08) 3,460[2]
2 Episode 1 第1章 マーク・フロスト
デイヴィッド・リンチ
デュウェイン・ダンハム 1990年4月12日 (1990-04-12) 2,320[3]
3 Episode 2 第2章 マーク・フロスト
デイヴィッド・リンチ
デイヴィッド・リンチ 1990年4月19日 (1990-04-19) 1,920[4]
4 Episode 3 第3章 ハーリー・ペイトン ティナ・ラスボーン 1990年4月26日 (1990-04-26) 1,670[5]
5 Episode 4 第4章 ロバート・エンゲルス ティム・ハンター 1990年5月3日 (1990-05-03) 1,740[6]
6 Episode 5 第5章 マーク・フロスト レスリー・リンカ・グラッター 1990年5月10日 (1990-05-10) 1,730[7]
7 Episode 6 第6章 ハーリー・ペイトン キャレブ・デシャネル 1990年5月17日 (1990-05-17) 1,560[8]
8 Episode 7 第7章 マーク・フロスト 1990年5月23日 (1990-05-23) 1,870[9]

セカンド・シーズン(1990年 - 1991年)[編集]

話数 原題 邦題 脚本 監督 放送日(米国) 視聴者数
(万人)
9 Episode 8 第8章 マーク・フロスト デイヴィッド・リンチ 1990年9月30日 (1990-09-30) 1,910[10]
10 Episode 9 第9章 ハーリー・ペイトン デイヴィッド・リンチ 1990年10月6日 (1990-10-06) 1,440[11]
11 Episode 10 第10章 ロバート・エンゲルス レスリー・リンカ・グラッター 1990年10月13日 (1990-10-13) 1,370[11]
12 Episode 11 第11章 ジェリー・スタール
マーク・フロスト
ハーリー・ペイトン
ロバート・エンゲルス
トッド・ホランド 1990年10月20日 (1990-10-20) 1,280[11]
13 Episode 12 第12章 バリー・プルマン グレーム・クリフォード 1990年10月27日 (1990-10-27) 1,140[11]
14 Episode 13 第13章 ハーリー・ペイトン
ロバート・エンゲルス
レスリー・リンカ・グラッター 1990年11月3日 (1990-11-03) 1,130[11]
15 Episode 14 第14章 マーク・フロスト デイヴィッド・リンチ 1990年11月10日 (1990-11-10) 1,720[12]
16 Episode 15 第15章 スコット・フロスト キャレブ・デシャネル 1990年11月17日 (1990-11-17) 1,330[12]
17 Episode 16 第16章 マーク・フロスト
ハーリー・ペイトン
ロバート・エンゲルス
ティム・ハンター 1990年12月1日 (1990-12-01) 1,240[12]
18 Episode 17 第17章 トリシア・ブルック ティナ・ラスボーン 1990年12月8日 (1990-12-08) 1,110[13]
19 Episode 18 第18章 バリー・プルマン デュウェイン・ダンハム 1990年12月15日 (1990-12-15) 1,210[13]
20 Episode 19 第19章 ハーリー・ペイトン
ロバート・エンゲルス
キャレブ・デシャネル 1991年1月12日 (1991-01-12) 1,030[14]
21 Episode 20 第20章 ハーリー・ペイトン トッド・ホランド 1991年1月19日 (1991-01-19) 980[14]
22 Episode 21 第21章 スコット・フロスト ウーリ・エーデル 1991年2月2日 (1991-02-02) 870[14]
23 Episode 22 第22章 ハーリー・ペイトン
ロバート・エンゲルス
ダイアン・キートン 1991年2月9日 (1991-02-09) 820[15]
24 Episode 23 第23章 トリシア・ブルック レスリー・リンカ・グラッター 1991年2月16日 (1991-02-16) 780[16]
25 Episode 24 第24章 バリー・プルマン ジェームズ・フォーリー 1991年3月28日 (1991-03-28) 920[17]
26 Episode 25 第25章 ハーリー・ペイトン
ロバート・エンゲルス
デュウェイン・ダンハム 1991年4月4日 (1991-04-04) 920[18]
27 Episode 26 第26章 ハーリー・ペイトン
ロバート・エンゲルス
ジョナサン・サンガー 1991年4月11日 (1991-04-11) 790[19]
28 Episode 27 第27章 ハーリー・ペイトン
ロバート・エンゲルス
スティーヴン・ジレンホール 1991年4月18日 (1991-04-18) 740[20]
29 Episode 28 第28章 バリー・プルマン ティム・ハンター 1991年6月10日 (1991-06-10) 1,040[21]
30 Episode 29 第29章 マーク・フロスト
ハーリー・ペイトン
ロバート・エンゲルス
デイヴィッド・リンチ

リミテッド・イベント・シリーズ(2017年)[編集]

話数 原題 邦題 脚本 監督 放送日(米国) 視聴者数
(万人)
31 Part 1:My Log Has a Message for You 第1章 私の丸太からメッセージがある マーク・フロスト
デイヴィッド・リンチ
デイヴィッド・リンチ 2017年5月21日 (2017-05-21) 0.506[22]
32 Part 2:The Stars Turn and a Time Presents Itself 第2章 星々が巡り 時が正体を現す
33 Part 3:Call for Help 第3章 助けを呼ぶ 2017年5月28日 (2017-05-28) 0.195[23]
34 Part 4:...Brings Back Some Memories 第4章 思い出しちゃって
35 Part 5:Case Files 第5章 ケース・ファイル 2017年6月4日 (2017-06-04) 0.254[24]
36 Part 6:Don't Die 第6章 死ぬな 2017年6月11日 (2017-06-11) 0.270[25]
37 Part 7:There's a Body All Right 第7章 遺体はある 2017年6月18日 (2017-06-18) 0.294[26]
38 Part 8:Gotta Light? 第8章 火は あるか? 2017年6月25日 (2017-06-25) 0.246[27]
39 Part 9:This is the Chair 第9章 このイスよ 2017年7月9日 (2017-07-09) 0.355[28]
40 Part 10:Laura is the One 第10章 ローラが それよ 2017年7月16日 (2017-07-16) 0.267[29]
41 Part 11:There's Fire Where You are Going 第11章 あなたが向かう場所に火がある 2017年7月23日 (2017-07-23) 0.219[30]
42 Part 12:Let's Rock 第12章 さあ やろう 2017年7月30日 (2017-07-30) 0.240[31]
43 Part 13:What Story is That, Charlie? 第13章 物語って何よ 2017年8月6日 (2017-08-06) 0.280[32]
44 Part 14:We are Like the Dreamer 第14章 私たちは夢見人のよう 2017年8月13日 (2017-08-13) 0.253[33]
45 Part 15:There's Some Fear in Letting Go 第15章 手放すのが怖い 2017年8月20日 (2017-08-20) 0.329[34]
46 Part 16:No Knock, No Doorbell 第16章 ノックもなく ベルも鳴らさず 2017年8月27日 (2017-08-27) 0.267[35]
47 Part 17:The Past Dictates the Future 第17章 過去が未来を決める 2017年9月3日 (2017-09-03) 0.254[36]
48 Part 18:What is Your Name? 第18章 君の名前は? 0.240[36]

用語[編集]

ホワイト・ロッジ/ブラック・ロッジ
現世を超越した、異界の一種。前者は、善の世界、後者は、悪の世界を体現する。住まうのは、人間および自然を司る、精霊である。
悟入を欲する霊魂は、まず、ブラック・ロッジを訪問せねばならない。そこで、“戸口に住む者”という、自分自身の影(ドッペルゲンガー)と、対決する事になる。その勝敗は、覚悟次第である。勇気なくして、ブラック・ロッジを訪問すれば、待ち受けるのは、破滅しかない。
その一方で、ブラック・ロッジの精霊を、支配下に治められれば、地上を我がものとする事も、可能になる。
“赤い部屋”
異界の一種。赤色のカーテンに区切られた、複数の部屋からなる。白黒の床は、満々とした水を、直下に湛える。
その出入口は、ゴーストウッド国有林のグラストンベリー・グローヴに、存在する。しかしながら、通行可能となるのは、一定条件下においてのみである。その一方で、睡眠中の夢を介して、それと知らぬまま、足を踏み入れる人間も、わずかながら、存在する。
“赤い部屋”の特徴は、時間の可逆性にある。過去・現在・未来が、渾然一体と化しているのである。“赤い部屋”においては、故人との邂逅さえ、珍しい出来事ではない。
ホワイト・ロッジおよびブラック・ロッジとの関連性は、判然としない。“別の場所から来た男”によれば、“赤い部屋”とは、待合室なのだという。
“コンビニエンス・ストア”
異界の一種。トリニティ実験との間に、浅からぬ因縁を、有する存在である。
外観は、何の変哲もない、コンビニエンス・ストア兼ガソリン・スタンドに過ぎない。その一方で、平屋にもかかわらず、外階段が付属する。これが、出入口にあたる。外階段を上がっていくと、いつしか、屋内に転送されるのである。
行き着くのは、屋内にして、森林でもある、奇妙な空間である。複数のウッズマンが、番人のように、たむろする。その先には、長大な階段が、存在しないはずの2階へと、続いている。“ボブ”と“マイク”は、かつて、この2階に居住した。その後も、“別の場所から来た男”らの会合場所として、利用される。
2階は、“赤い部屋”や、ダッチマンズ・ロッジに連結する。『ファイナル・ドキュメント』によれば、ダッチマンズ・ロッジは、1967年に取り壊された、モンタナ州西部のモーテルである。
ホワイト・ロッジおよびブラック・ロッジとの関連性は、判然としない。どうやら、“赤い部屋”と同様、一定条件下においてのみ、出現するらしい。その一方で、睡眠中の夢を介して、それと知らぬまま、足を踏み入れる人間も、わずかながら、存在する。
ブルーブック計画
米軍による、実在の調査機関。未確認飛行物体の目撃情報を、収集・分析すべく、1952年、空軍に設置された。その目的は、未確認飛行物体の存在が、国家防衛の脅威足りうるかを、精査する事にあった。
『ツイン・ピークス』においては、ガーランド・ブリッグスとウィンダム・アールを、ブルーブック計画の関係者として、設定している。ウィンダムは、FBIの所属であるものの、出向という形で、1965年からの2年間、ブルーブック計画に参加していた。
ガーランドによれば、ブルーブック計画の調査対象は、徐々に、外宇宙から、ホワイト・ロッジへと、移行していった、という。その過程において、ウィンダムは、ブラック・ロッジの存在をも、発見するに至る。
実際のブルーブック計画は、予算打ち切りによって、1969年、終了となっている。
“青いバラ”特捜チーム
米軍とFBIによる、ブルーブック計画の後継組織。1975年に発生した、ある殺人事件を契機に、ゴードン・コールによって、組織された。
チーム・リーダーは、フィリップ・ジェフリーズである。ジェフリーズは、コールと共に、問題の殺人事件を担当した、相棒にあたる。メンバーは、デイル・クーパー、アルバート・ローゼンフィールド、チェット・デズモンドからなる。皆、ジェフリーズが、抜擢した人材である。その後、大量欠員に伴って、タミー・プレストンが、加入する事となる。『ファイナル・ドキュメント』によれば、かつては、ウィンダム・アールもまた、一員であった。
米軍が、外宇宙およびツイン・ピークスの森林を、監視するのに対して、“青いバラ”特捜チームの調査対象は、ホワイト・ロッジおよびブラック・ロッジに、関連すると思われる、超自然的事件である。その特異性は、チーム名の“青いバラ”が、如実に物語る。
特捜チームの名称は、問題の殺人事件において、被疑者が遺した、“私は、青いバラのよう”という言葉に、由来する。青色のバラは、自然界に存在しない。
“指輪”
翡翠をあしらった、金色の指輪。翡翠の表面には、フクロウの図案が、刻印される。
左手・小指に装着した人間を、死後、“赤い部屋”に転送する。
“化身(トゥルパ)”
ドッペルゲンガーの一種。“青いバラ”特捜チーム発足のきっかけとなった、1975年の殺人事件こそ、この“化身”に、端を発するものであった。
その正体は、“種(シード)”という、金色の粒と、人間の体毛である。それらの材料に、電気の作用を、加える事によって、体毛の持主と、生き写しの人間が、生成される。
落命などによって、役割を終えた“化身”は、“赤い部屋”に転送される。その後、放電現象を伴いながら、“種”に還る。
ジュディ/ジャオデイ
極度の負を、体現する存在。かつては、ジャオデイと呼称された。
『ファイナル・ドキュメント』によれば、ジュディ/ジャオデイの正体は、悪霊の一種である。その起源は、紀元前3000年にまで、さかのぼる。
シュメール神話にしたがえば、ジュディ/ジャオデイは、冥界を離れて、現世を闊歩している。食料は、人間である。中でも、苦悩に満ちた霊魂を、好物とする。現世においては、人間の女性に、化身している。

製作[編集]

オリジナル・シリーズ[編集]

序章[編集]

企画兼製作総指揮のデイヴィッド・リンチとマーク・フロストが、面識を得たのは、1980年代後半の事である。端緒となったのは、リンチの元に持ち込まれた、ワーナー・ブラザーズによる映画企画であった。その際、脚本の担当者として、リンチに紹介されたのが、フロストだったのである。

結果として、問題の映画企画は、頓挫してしまう。しかしながら、リンチとフロストは、意気投合する。その結果、完成したのが、『One Saliva Bubble』という、共作の映画脚本であった。リンチの作品としては、『ブルーベルベット』の次作にして、初のコメディにあたる。にもかかわらず、映画化は、やはり、実現しなかった。これが、1987年の事である。しかしながら、それでもなお、リンチとフロストの親交が、途絶える事はなかった。

その一方で、リンチは、エージェントによる打診を、受けていた。かねてより、テレビ・ドラマへの進出を、説得されていたのである。『One Saliva Bubble』に代わる着想を、リンチが得たのは、そうした折であった。前触もなく、ある映像が、脳裏をよぎったのである。それは、湖畔に打ち上げられた、少女の死体であった。言うまでもなく、『ツイン・ピークス』の導入部である。のちに、ローラ・パーマーと命名される、この少女こそが、あらゆる原動力となった。リンチは、新たな着想を、テレビ・ドラマ化すべく、フロストと共に、脚本の執筆を開始する。

初期段階の題名は、『Northwest Passage』というものであった。翻訳すれば、“北西部への道”となる。舞台についても、ワシントン州ではなく、ノース・ダコタ州の田舎町を、想定していた。しかしながら、すでに、群像劇という基本設定は、確立されていた。殺人事件の謎を、中心に据えつつ、様々な物語が、同時進行するのである。リンチとフロストが、映画化ではなく、テレビ・ドラマ化を指向した理由は、まさしく、そこにあった。

企画の提出先として、リンチとフロストが、白羽の矢を立てたのは、ABCであった。ABCは、全米3大ネットワークに数えられる、有名放送局である。その大舞台において、1988年、リンチとフロストは、企画説明に臨む。ABCの反応は、上々であった。しかしながら、契約成立までには、紆余曲折を経る事となる。企画説明の直後に、脚本家組合のストライキが、発生したのである。ようやく、序章の制作が、正式決定したのは、半年後のストライキ終了を、待っての事であった。

米国のテレビ・ドラマは、放送の可否を判断すべく、まず、パイロット版(試作版)を製作する。『ツイン・ピークス』においては、序章が、それにあたる。監督は、もちろん、リンチの担当となった。

序章の撮影は、1989年初頭、厳寒のワシントン州スノカルミーにて、実施された。24日間という、強行日程であったものの、撮影現場は、固定観念にとらわれない、創造性溢れるものとなった。不調の照明を、そのまま、使用するなど、リンチの演出は、自由自在であった。その最たる例が、フランク・シルヴァの起用である。

シルヴァは、本来、裏方の大道具係であった。その代表的仕事としては、看板の設置が挙げられる。タイトルバックに登場する、“Welcome to Twin Peaks”の看板である。しかしながら、リンチの眼鏡に、偶然、適った事によって、一転、俳優としての出演が、決定したのであった。偶然にも、シルヴァは、兼業俳優でもあった。こうして、図らずも、誕生した登場人物が、“ボブ”である。その後、シルヴァ演じる“ボブ”は、物語の進展において、重大な役割を、果たす事となる[37]

2種類の序章[編集]

リンチとフロストは、序章の制作にあたって、ABCばかりでなく、ワーナー・ホーム・ビデオとの間にも、契約を結ばねばならなかった。不足分の制作予算を、調達するためである。その出資によって、ワーナー・ホーム・ビデオは、序章の国外配給権を、獲得するに至る。

代償として、序章の制作においては、2種類の結末が、用意される事となった。急遽、序章のみをもって、完結する結末が、追加撮影されたのである。本来の結末は、次回以降の長期展開を、前提とするものであった。リンチとフロストは、『ツイン・ピークス』のシリーズ化を、指向していたのだから、当然である。それに対して、ワーナー・ホーム・ビデオは、あくまでも、1個の映画として、序章を配給せんと欲した。まさか、『ツイン・ピークス』が、爆発的人気を獲得して、世界各国に放送されようとは、夢想だにしなかったのである。

リンチは、不承不承であったものの、ワーナー・ホーム・ビデオの要求に応じて、国外配給用の結末を、撮影する。直感および即興にまかせて、一息に、撮り上げたものであった。にもかかわらず、その内容は、思いのほか、充実したものとなる。想像以上の完成度ゆえに、一連の場面は、シリーズ化にあたって、再利用されるに至った。それこそが、第2章に登場する、“赤い部屋”にまつわる場面であった。“ボブ”と同様、“赤い部屋”もまた、のちの『ツイン・ピークス』において、必要不可欠の存在となる。

以上の経緯ゆえに、序章については、テレビ放送用のオン・エア版と、国外配給・販売用のインターナショナル版が、並存する事となった。その結果、オン・エア版は、長きに渡って、ソフト化の機会を、逸してしまう。ソフトとして、流通するのは、あくまでも、ワーナー・ホーム・ビデオによるインターナショナル版だったのである。オン・エア版のソフト化は、2002年の『ファーストシーズン スペシャル・コレクターズ・エディション』発売をもって、ようやく、実現する事となる。

ファースト・シーズン[編集]

序章の完成を受けて、ABCは、まず、試写会を実施する。『ツイン・ピークス』のシリーズ化は、試写会での反応如何に、懸かっていた。結果として、リンチとフロストは、さらに、7話分の製作許可を、与えられるに至る。

リンチは、当初、全7話の監督を、予定したものの、断念せざるを得なかった。『ワイルド・アット・ハート』の製作準備を、同時進行せねばならなかったのである。結果として、リンチの監督作品は、第2章のみにとどまった。

撮影は、1989年末にかけて、実施された。製作拠点は、ワシントン州スノカルミーから、カリフォルニア州ロサンゼルスへと、移転する事となる。リンチ不在の間、複数の脚本家を束ねて、シリーズとしての整合性を、調整したのは、フロストであった。

シリーズ化にあたっては、ローラ役のシェリル・リーが、マディ・ファーガソン役として、再登場する事となった。当初のリーは、あくまでも、物言わぬ死体役として、採用されたに過ぎなかった。しかしながら、リンチによって、才能を見い出された事で、一転、1人2役での再起用が、実現したのであった。その後、リーは、『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間』において、ついに、主演へと登りつめる[38]

1990年4月8日、序章を皮切として、放送開始となったファースト・シーズンは、瞬くうちに、高視聴率番組と化す。ABCは、さらに、フル・シーズン22話の追加製作を、決定した。しかしながら、『ワイルド・アット・ハート』の製作で、忙殺されていたリンチは、セカンド・シーズンの製作準備に、ほとんど、関与できなかった。

セカンド・シーズン[編集]

セカンド・シーズンは、1990年の初夏、撮影を開始する。初回にあたる第8章は、序章と同様、リンチの監督による、120分枠での特別放送と決した。

9月30日の放送開始と同時に、セカンド・シーズンもまた、熱狂をもって、視聴者に迎えられる。しかしながら、その熱狂こそが、皮肉にも、番組制作の弊害と化して、リンチとフロストの前に、立ちはだかる事となる。ABCが、ローラ殺害犯の正体を、一刻も早く、明確にするよう、要求してきたのである。背景には、視聴者の不満があった。視聴者が、毎週の放送を、心待ちにするのは、言うまでもなく、ローラ殺害犯の正体を、知りたいからである。にもかかわらず、一向に、事件は解決しない。その結果、大多数の視聴者が、欲求不満に陥ってしまったのである。

リンチとフロストは、企画の初期段階において、すでに、真犯人を決定していた。しかしながら、必ずしも、事件解決を急がなかった。真犯人の素性よりも、むしろ、ローラを取り巻く人間関係にこそ、解明すべき謎を、見い出していたのである。群像劇という基本設定が、用意された所以も、そこにある。しかしながら、ローラ殺害の謎は、あまりにも、魅力的に過ぎた。だからこそ、いつまでも、群像劇の背景へと、押し込めておく事に、視聴者およびABCは、納得できなかったのである。そうした圧力に対して、リンチとフロストは、ついに、抗しきれなかった。物語の中途であったものの、ローラ殺害犯の正体を、明かさざるを得なかったのである。その秘密は、リンチの監督による、第14章において、ついに、暴露されるに至る。

事件解決を待って、フロストは、映画・『ストーリービル/秘められた街』監督のために、制作を離脱する。これをもって、オリジナル・シリーズは、実質上、リンチとフロストの手を、離れる事となる。以後、セカンド・シーズンの視聴率は、低下の一途をたどる。視聴者最大の関心事であった、ローラ殺害犯の正体が、判明したのだから、当然であった。ABCによる、放送曜日の変更や、放送休止の措置が、状況の悪化に、拍車をかけた。リンチは、記者会見などを通じて、セカンド・シーズンの待遇改善を、ABCに訴えたものの、それでもなお、事態の好転には、つながらなかった。

セカンド・シーズンの放送終了は、1991年6月10日の事である。第28章および第29章を、2本立ての特別編として、一挙放送したのが、最終回となった。これをもって、オリジナル・シリーズの制作は、中断される。ABCは、サード・シーズンの制作許可を、ついに、与えなかったのである。

第29章を監督すべく、リンチは、第14章以来の現場復帰を、果たす事となる。そうして、撮り上げられた第29章は、これまでになく、壮絶な内容であった。しかしながら、その結末は、あくまでも、セカンド・シーズンの最終回であって、『ツイン・ピークス』そのものの完結編ではなかった。撮影時点のリンチは、まだ、サード・シーズンの制作に、一縷の希望を、つないでいたのである。そして、続編製作の希望は、『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間』という形で、実現するに至る。

リミテッド・イベント・シリーズ[編集]

1992年公開の『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間』は、世評においても、興行収入においても、失敗に終わる。その結果、リンチは、ドイツの映画誌において、『ツイン・ピークス』の制作終了を、明言するに至る。実際、英国の製作会社・Phoenixmediaによって、『With a Thousand Angels』なる新作映画が、企画された際も、リンチは、ついに、制作許可を与えなかった。その一方で、“今でももう一度戻りたいと思うくらい、強烈な魅力がある”と、『ツイン・ピークス』への愛惜も、吐露している。

リンチとは対照的に、早くから、『ツイン・ピークス』再開の希望を、公にしていたのが、フロストである。2005年には、デイル・クーパー役のカイル・マクラクランもまた、その意向を、共有する旨が、報道されている。しかしながら、具体的進展は、2014年まで、持ち越される事となる。

2014年10月7日、『ツイン・ピークス』の製作再開が、公表された。それは、物議を醸す中、満を持しての発表であった。3日前には、リンチとフロストが、それぞれのTwitterにおいて、“That gum you like is going to come back in style!(君の好きなガムが、また流行る)”という劇中の台詞を、同時刻に引用していたのである。

オリジナル・シリーズは、長期展開を指向したがために、結果として、未完に終わった。それに対して、新作は、回数限定のスペシャル・ドラマ(リミテッド・イベント・シリーズ)として、制作される事となった。放送予定の2016年は、奇しくも、オリジナル・シリーズの放送終了から、25年後にあたる。順調にいけば、“25年後に、また会いましょう”という、第29章の台詞を、実現するはずであった。しかしながら、リンチの降板宣言によって、一転、制作そのものに、暗雲が立ち込める。

リミテッド・イベント・シリーズの制作にあたっては、ABCに代わって、新たに、ショウタイムとの契約が、締結された。しかしながら、16ヶ月にも及ぶ、制作予算を巡る交渉は、難航を極めた。その結果、2015年4月5日、リンチは、ついに、リミテッド・イベント・シリーズからの降板を、表明したのであった。不幸中の幸いは、ショウタイムによる説得が、奏功した事である。5月15日に至って、リンチは、降板を撤回した。それに伴って、リミテッド・イベント・シリーズの放送開始は、2017年5月21日に延期となる。再交渉の結果、放送回数が、当初予定の9話から、18話に倍増されたのである。

撮影は、9月から、ワシントン州スノカルミーなどで、実施された。この撮影によって、リンチは、全編の監督という、オリジナル・シリーズ以来の悲願を、実現する事となる。編集にあたっては、1個の映画と同様、全編を撮影した上で、1話分ずつ、分割する手法が、採用された。リンチは、18時間の長編映画として、リミテッド・イベント・シリーズを定義したのである。

2016年4月には、撮影終了に合わせて、全出演者の名簿が、公表された。その総数は、217名にも及ぶ。しかしながら、オリジナル・シリーズの出演者にあっては、故人も少なくない。1995年9月13日には、“ボブ”役のフランク・シルヴァが、1996年12月30日には、ピート・マーテル役のジャック・ナンスが、2008年6月29日には、ガーランド・ブリッグス役のドン・S・デイヴィスが、物故している。これらの故人については、オリジナル・シリーズの出演場面を、再利用する事で、哀悼に代えている。

例外は、2016年1月10日死去のデイヴィッド・ボウイである。ボウイは、『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間』において、フィリップ・ジェフリーズを演じた。このジェフリーズは、リミテッド・イベント・シリーズにおいても、引き続き、重要な役割を果たす。そこで、既存映像の流用に加えて、音声吹替という形で、ネイサン・フリッツェルが、代役を務めた。

加えて、撮影終了後には、丸太おばさん(ログ・レディ)こと、マーガレット・ランターマン役のキャサリン・E・コールソンが、2015年9月28日に、アルバート・ローゼンフィールド役のミゲル・フェラーが、2017年1月19日に、ウィリアム・ヘイワード役のウォーレン・フロストが、2017年2月20日に、カール・ロッド役のハリー・ディーン・スタントンが、2017年9月15日に、ノーマ・ジェニングス役のペギー・リプトンが、2019年5月11日に、他界している。

その他[編集]

  • 丸太おばさん(ログ・レディ)こと、マーガレット・ランターマンは、そもそも、『ツイン・ピークス』誕生以前の1970年代に、構想された存在であった。当時のリンチは、『イレイザーヘッド』の製作過程にあった。その一方で、テレビ・ドラマの主人公として、発想したのが、ランターマンだったのである。リンチの構想によれば、その30分番組は、不条理劇でありながら、一種の教育番組にもなりうるはずであった。配役についても、キャサリン・E・コールソンに任せる事を、決定していた。コールソンは、当初、女優として、『イレイザーヘッド』に出演予定であった。しかしながら、肝心の出演場面が、撮影中止となった後も、助監督として、撮影助手などを兼務しつつ、製作支援にあたった[39]
  • セカンド・シーズン放送開始直前の1990年9月29日、『サタデー・ナイト・ライブ』が、カイル・マクラクランを迎えて、『ツイン・ピークス』のパロディ・コントを、披露した。マクラクランの役どころは、もちろん、デイル・クーパーである。とはいえ、本来ならば、これは、他局の番組宣伝にあたる。『サタデー・ナイト・ライブ』は、『ツイン・ピークス』を放送するABCではなく、NBCの製作番組なのである。しかしながら、元を正せば、NBCとABCは、1個の放送局であった経緯がある。
  • ジョージアにおいて、1992年 - 1993年、『ツイン・ピークス』とのタイアップ・キャンペーンが、実施された。これは、もちろん、クーパーの好物が、コーヒーである事に、由来する。リンチは、日本のみでの放送を、条件として、4種のテレビ・コマーシャルを、監督した。その内容は、警視庁の刑事・斎藤健(演:菊池隆則)が、行方不明の婚約者・原麻美の捜索を、クーパーに依頼する、物語仕立であった。キャンペーンにあたっては、上記のテレビ・コマーシャルに加えて、“ジョージアに、まかせろ。”のキャッチ・フレーズによる広告、32種類の特別仕様缶による販売が、展開された。テレビ・コマーシャルについては、続編制作の予定も、存在したものの、ジョージアの意向によって、中止となった[40]

受賞[編集]

関連商品[編集]

書籍[編集]

※以下の書籍においては、オリジナル・シリーズおよびリミテッド・イベント・シリーズの内容に、相違する記述も、見受けられる。

ツイン・ピークス ローラの日記
著:ジェニファー・リンチ 訳:飛田野裕子 発行:扶桑社角川書店 発売日:1991年6月27日(扶桑社版)、2017年7月25日(角川書店版) ISBN 4-594-00764-3(扶桑社版)、ISBN 978-4041057438(角川書店版)
ハロルド・スミスに託された、ローラ・パーマーの日記帳を、書籍化したもの。12歳を迎える、1984年の誕生日から、殺害直前にかけて、ローラの真実を暴露する。
ツイン・ピークス クーパーは語る
著:スコット・フロスト 訳:飛田野裕子 発行:扶桑社 発売日:1991年11月28日 ISBN 4-594-00836-4
デイル・クーパーが録音してきた、膨大なるテープの内容を、書籍化したもの。テープ・レコーダーを贈られた、1967年のクリスマスから、ツイン・ピークス訪問直前にかけて、クーパーの半生を、つまびらかにする。
Welcome to TWIN PEAKS ツイン・ピークスの歩き方
著:デイヴィッド・リンチ、マーク・フロスト、リチャード・ソール・ワーマン 訳:田中克己 発行:扶桑社 発売日:1992年3月1日 ISBN 4-594-00877-1
ツイン・ピークスの観光案内書。地域の成り立ち、名所・名物、住民の生い立ちなどを、紹介する。
ツイン・ピークス シークレット・ヒストリー
著:マーク・フロスト 訳:藤田美菜子 発行:角川書店 発売日:2017年7月28日 ISBN 978-4041057452
ルース・ダヴェンポートの自宅アパートにて、発見された文書に、タミー・プレストンが、注釈を加えたもの。19世紀の開拓時代にさかのぼって、ツイン・ピークスの歴史が、詳述される。
ツイン・ピークス ファイナル・ドキュメント
著:マーク・フロスト 訳:藤田美菜子 発行:角川書店 発売日:2017年12月22日 ISBN 978-4041057469
プレストンによる、事件関係者の追跡調査を、書籍化したもの。オリジナル・シリーズ以降、リミテッド・イベント・シリーズにかけての空白部分を、補完する。

CD[編集]

ツイン・ピークス
発売:ワーナー・ブラザーズ 発売日:1990年9月11日
オリジナル・シリーズのサウンドトラック。
ピークス・マニアEP
発売:ダブリューイーエー・ジャパン 発売日:1992年5月25日
オリジナル・シリーズのサウンドトラック。ジュリー・クルーズによる劇中歌を、中心とする。クルーズの来日記念盤として、発売された。
ツイン・ピークス(Limited Event Series Soundtrack)
発売:ワーナーミュージック・ジャパン 発売日:2017年9月27日
リミテッド・イベント・シリーズのサウンドトラック。BGMとして、使用されたインストルメンタル曲を、中心とする。
ツイン・ピークス(Music from the Limited Event Series)
発売:ワーナーミュージック・ジャパン 発売日:2017年9月27日
リミテッド・イベント・シリーズのサウンドトラック。出演ミュージシャンによるヴォーカル曲を、中心とする。

DVD[編集]

ツイン・ピークス ファーストシーズン スペシャル・コレクターズ・エディション
発売:パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン 発売日:2002年10月25日
オリジナル・シリーズのうち、序章(オン・エア版)およびファースト・シーズンを収録する。
ハイビジョンテレシネによるマスタリングと、英語音声のみであるものの、5.1chサラウンドが施される。加えて、映像特典を同時収録する。
ツイン・ピークス セカンド・シーズンPart1 スペシャル・コレクターズ・エディション
ツイン・ピークス セカンド・シーズンPart2 スペシャル・コレクターズ・エディション
発売:パラマウント・ジャパン株式会社 発売日:2007年11月9日
オリジナル・シリーズのうち、それぞれ、セカンド・シーズンの前半・11話分と、後半・11話分を収録する。映像および英語音声は、後述する『ゴールド・ボックス』のそれと、同様である。加えて、映像特典を同時収録する。
ツイン・ピークス ゴールド・ボックス
発売:パラマウント・ジャパン株式会社 発売日:2007年11月9日、2012年7月13日(セカンド・エディション)
序章(オン・エア版およびインターナショナル版)を含む、オリジナル・シリーズの全話を、収録する。映像には、リンチの監修によるデジタルリマスターが、英語音声には、5.1chサラウンドが、施されている。映像特典に加えて、封入特典が付属する。のちに、セカンド・エディションと称して、Amazon限定での再発売がなされた。
ツイン・ピークス リミテッド・イベント・シリーズ DVD-BOX
発売:NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン 発売日:2018年7月4日
リミテッド・イベント・シリーズおよび映像特典を収録する。
ツイン・ピークス DVD ザ・テレビジョン・コレクション
発売:NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン 発売日:2020年2月27日
オリジナル・シリーズ、リミテッド・イベント・シリーズ、映像特典を収録する。
収録内容は、一部特典を除外して、上記の『ゴールド・ボックス』および『リミテッド・イベント・シリーズ DVD-BOX』と、同一である。

Blu-ray[編集]

ツイン・ピークス 完全なる謎
発売:パラマウント・ジャパン株式会社 発売日:2014年7月29日
序章(オン・エア版およびインターナショナル版)を含む、オリジナル・シリーズの全話に加えて、『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間』を収録する。映像のデジタルリマスターおよびパッケージ・デザインは、リンチの監修による。映像特典・封入特典を同時収録する。
ツイン・ピークス コンプリート・オリジナルシリーズ
発売:NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン 発売日:2017年5月24日
序章(オン・エア版およびインターナショナル版)を含む、オリジナル・シリーズの全話に加えて、映像特典を収録する。
ツイン・ピークス リミテッド・イベント・シリーズ Blu-ray BOX
発売:NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン 発売日:2018年7月4日
リミテッド・イベント・シリーズおよび映像特典を収録する。パッケージ・デザインは、リンチの監修による。
ツイン・ピークス Blu-ray ザ・テレビジョン・コレクション
発売:NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン 発売日:2020年2月27日
オリジナル・シリーズ、リミテッド・イベント・シリーズ、映像特典を収録する。
収録内容は、上記の『コンプリート・オリジナルシリーズ』および『リミテッド・イベント・シリーズ Blu-ray BOX』と、同一である。
ツイン・ピークス From Z to A Blu-ray BOX
発売:NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン 発売日:2020年2月27日
オリジナル・シリーズ、リミテッド・イベント・シリーズ、『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間』に加えて、映像特典を収録する。
上記の『コンプリート・オリジナルシリーズ』、『リミテッド・イベント・シリーズ Blu-ray BOX』、『完全なる謎』の収録内容に、新規特典が追加される。
25000セットのみの限定販売である。日本においては、Amazon限定商品として、1000セットを販売する。

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ Petski, Denise (2017年4月28日). “‘Ray Donovan’ & ‘Episodes’ Get Summer Premiere Dates; ‘Twin Peaks’ Finale Also Slotted”. Deadline.com. 2017年4月30日閲覧。
  2. ^ Ratings Archive - April 2, 1990 (JPG)”. TV-aholic's TV Blog. 2011年1月18日閲覧。
  3. ^ Ratings Archive - April 9, 1990 (JPG)”. TV-aholic's TV Blog. 2011年1月18日閲覧。
  4. ^ Ratings Archive - April 16, 1990 (JPG)”. TV-aholic's TV Blog. 2011年1月18日閲覧。
  5. ^ Ratings Archive - April 23, 1990 (JPG)”. TV-aholic's TV Blog. 2011年1月18日閲覧。
  6. ^ Ratings Archive - April 30, 1990 (JPG)”. TV-aholic's TV Blog. 2011年1月18日閲覧。
  7. ^ Ratings Archive - May 7, 1990 (JPG)”. TV-aholic's TV Blog. 2011年1月18日閲覧。
  8. ^ Ratings Archive - May 14, 1990 (JPG)”. TV-aholic's TV Blog. 2011年1月18日閲覧。
  9. ^ Ratings Archive - May 21, 1990 (JPG)”. TV-aholic's TV Blog. 2011年1月18日閲覧。
  10. ^ Ratings Archive - September 1990, Pt.2 (JPG)”. TV-aholic's TV Blog. 2011年1月18日閲覧。
  11. ^ a b c d e Ratings Archive - October 1990 (JPG)”. TV-aholic's TV Blog. 2011年1月18日閲覧。
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  13. ^ a b Ratings Archive - December 1990 (JPG)”. TV-aholic's TV Blog. 2011年1月18日閲覧。
  14. ^ a b c Ratings Archive - January 1991 (JPG)”. TV-aholic's TV Blog. 2011年1月18日閲覧。
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  17. ^ Week of March 25, 1991 (PDF)”. TV-aholic's TV Blog. 2011年11月7日閲覧。
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  20. ^ Week of April 15, 1991 (PDF)”. TV-aholic's TV Blog. 2011年11月7日閲覧。
  21. ^ Week of June 10, 1991 (PDF)”. TV-aholic's TV Blog. 2011年11月7日閲覧。
  22. ^ Porter, Rick (2017年5月23日). “Sunday cable ratings: 'Twin Peaks' return comes in low for Showtime”. TV by the Numbers. 2017年5月23日閲覧。
  23. ^ Porter, Rick (2017年5月31日). “Sunday cable ratings: ‘Naked and Afraid XL’ tops a down day”. TV by the Numbers. 2017年5月31日閲覧。
  24. ^ Porter, Rick (2017年6月6日). “Sunday cable ratings: 'The Leftovers' ends on up note, 'Fear the Walking Dead' premieres to series low”. TV by the Numbers. 2017年6月6日閲覧。
  25. ^ Metcalf, Mitch (2017年6月13日). “UPDATED: SHOWBUZZDAILY's Top 150 Sunday Cable Originals & Network Finals: 6.11.2017”. Showbuzz Daily. 2017年6月13日閲覧。
  26. ^ Porter, Rick (2017年6月20日). “Sunday cable ratings: ‘American Gods’ finale improves, ‘Fear the Walking Dead’ hits another low”. TV by the Numbers. 2017年6月20日閲覧。
  27. ^ Metcalf, Mitch (2017年6月27日). “UPDATED: SHOWBUZZDAILY's Top 150 Sunday Cable Originals & Network Finals: 6.25.2017”. Showbuzz Daily. 2017年6月27日閲覧。
  28. ^ Metcalf, Mitch (2017年7月11日). “UPDATED: SHOWBUZZDAILY's Top 150 Sunday Cable Originals & Network Finals: 7.9.2017”. Showbuzz Daily. 2017年7月11日閲覧。
  29. ^ Metcalf, Mitch (2017年7月18日). “UPDATED: SHOWBUZZDAILY's Top 150 Sunday Cable Originals & Network Finals: 7.16.2017”. Showbuzz Daily. 2017年7月18日閲覧。
  30. ^ Metcalf, Mitch (2017年7月25日). “UPDATED: SHOWBUZZDAILY's Top 150 Sunday Cable Originals & Network Finals: 7.23.2017”. Showbuzz Daily. 2017年7月25日閲覧。
  31. ^ Metcalf, Mitch (2017年8月1日). “UPDATED: SHOWBUZZDAILY's Top 150 Sunday Cable Originals & Network Finals: 7.30.2017”. Showbuzz Daily. 2017年8月1日閲覧。
  32. ^ Metcalf, Mitch (2017年8月8日). “UPDATED: SHOWBUZZDAILY's Top 150 Sunday Cable Originals & Network Finals: 8.6.2017”. Showbuzz Daily. 2017年8月8日閲覧。
  33. ^ Metcalf, Mitch (2017年8月15日). “UPDATED: SHOWBUZZDAILY's Top 150 Sunday Cable Originals & Network Finals: 8.13.2017”. Showbuzz Daily. 2017年8月15日閲覧。
  34. ^ Metcalf, Mitch (2017年8月22日). “UPDATED: SHOWBUZZDAILY's Top 150 Sunday Cable Originals & Network Finals: 8.20.2017”. Showbuzz Daily. 2017年8月22日閲覧。
  35. ^ Metcalf, Mitch (2017年8月29日). “UPDATED: SHOWBUZZDAILY's Top 150 Sunday Cable Originals & Network Finals: 8.27.2017”. Showbuzz Daily. 2017年8月29日閲覧。
  36. ^ a b Metcalf, Mitch (2017年9月6日). “UPDATED: SHOWBUZZDAILY's Top 150 Sunday Cable Originals & Network Finals: 9.3.2017”. Showbuzz Daily. 2017年9月6日閲覧。
  37. ^ クリス・ロドリー編『映画作家が自身を語る デイヴィッド・リンチ』広木明子+菊池淳子訳、フィルムアート社、1999年、246-249頁。
  38. ^ クリス・ロドリー編『映画作家が自身を語る デイヴィッド・リンチ』広木明子+菊池淳子訳、フィルムアート社、1999年、259-260頁。
  39. ^ クリス・ロドリー編『映画作家が自身を語る デイヴィッド・リンチ』広木明子+菊池淳子訳、フィルムアート社、1999年、109-110頁。
  40. ^ クリス・ロドリー編『映画作家が自身を語る デイヴィッド・リンチ』広木明子+菊池淳子訳、フィルムアート社、1999年、316-317頁。

参考文献[編集]

  • 『映画作家が自身を語る デイヴィッド・リンチ』 クリス・ロドリー編 広木明子+菊池淳子訳 フィルムアート社 ISBN 4-8459-9991-9

外部リンク[編集]