グレープフルーツ

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グレープフルーツ
Grapefruit 700x490.jpg
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : バラ亜綱 Rosidae
: ムクロジ目 Sapindales
: ミカン科 Rutaceae
亜科 : ミカン亜科 Aurantioideae
: ミカン属 Citrus
: グレープフルーツ C. × paradisi
学名
Citrus × paradisi
和名
グレープフルーツ
英名
grapefruit
断面
グレープフルーツ(raw, white, all areas)
100 g (3.5 oz)あたりの栄養価
エネルギー 138 kJ (33 kcal)
炭水化物 8.41 g
- 糖分 7.31 g
- 食物繊維 1.1 g
脂肪 0.10 g
タンパク質 0.69 g
水分 90.48 g
ビタミンB1 0.037 mg (3%)
ビタミンB2 0.020 mg (1%)
ビタミンB3 0.269 mg (2%)
パントテン酸(ビタミンB5 0.283 mg (6%)
ビタミンB6 0.043 mg (3%)
葉酸(ビタミンB9 10 μg (3%)
ビタミンC 33.3 mg (40%)
カルシウム 12 mg (1%)
鉄分 0.06 mg (0%)
マグネシウム 9 mg (2%)
リン 8 mg (1%)
カリウム 148 mg (3%)
亜鉛 0.07 mg (1%)
Manganese 0.013 mg
 %はアメリカにおける成人向けの
栄養摂取目標 (RDIの割合。
出典: USDA栄養データベース(英語)

グレープフルーツ(学名:Citrus X paradisi 英名:grapefruit)は亜熱帯を原産とする柑橘類である。グレープフルーツは様々な種類があるが、例えば「ルビー」などのように果肉の色で呼び分けるのが一般的である。

概要[編集]

グレープフルーツの木は、常緑樹であり5-6mの丈のものが多く見られるが、成長を続ければ13-15mにもなる。その葉は15cmほどの長さで細長く、花は5cmほどの大きさで白く4枚の花弁がある。実は10-15cmほどの大きさで黄色く、球形だがでこぼこしている。中の身が白や赤のものも広く栽培されている。pomelo、toronjaや、pamplemousseと呼ばれることもある。19世紀の後半まで主に観賞用として栽培されていたと言う説が有力である。  

1750年代西インド諸島バルバドスで発見されたものが最初とされ、ブンタン(英名:pummelo、学名:Citrus grandis)とオレンジ(学名:Citrus sinensis)が自然に交配したもので前者の特徴を多く受け継いでいる。セミノールミネオラ(minneola)はグレープフルーツにタンジェリンを掛け合わせることで、オロブランコ(スウィーティー)はグレープフルーツの4倍体に無酸ブンタンをかけあわせることで生まれた。1800年代にグレープフルーツと呼ばれるようになったが、これはまるでブドウ(grape)のように木になることからつけられた。1830年代にブンタン(英名はシャドック<shaddoc> )から別の種、学名をCitrus paradisiとされたが、1950年代になるまで自然交配の結果に生まれた種であるとは認識されていなかった。その後、学名は雑種を示すCitrus X paradisiに変更された。

利用[編集]

主にノートカトンチオテルピネオールに由来する特有の香りがある。

甘さや酸味の他に、ほろ苦さがあるのが特徴(主成分はナリンギンなど)。この苦みを好まない人もおり、生食の際に砂糖をまぶして食べる場合もある。生で食べるほかにジュースや様々な加工食品に用いられる。また、絞り汁はカクテルサワーに用いられ、グレープフルーツ専用の搾り器がある。皮もマーマレードジャムに使われることもあるが、海外輸入の物には品質を維持するために農薬殺菌剤)が使われていることが多い。この農薬をポストハーベスト農薬と呼ぶ(日本では食品添加物扱い)。日本国内で流通するグレープフルーツのほとんどは海外から輸入されたもので、7割近くをアメリカ産が占めている。グレープフルーツの種からは抗菌成分が抽出できる。市販の食用のグレープフルーツの種の発芽率は高く、土に埋めておけば比較的簡単に発芽する。

薬との相互作用[編集]

  • 1990年 David G. Bailey 、J. Malcolm 、 Arnold 、 J. David Spenceらにより報告[1]

グレープフルーツの果肉に含まれるフラノクマリン類は、様々な医薬品と相互作用(干渉し、意図しない効果を生み出すこと)がある。これは薬物代謝酵素(解毒酵素)のシトクロムP450(CYP3A4)を阻害する作用によるものである。特にカルシウム拮抗剤という系統の高血圧治療薬などでグレープフルーツの影響を強く受けるものがあることがよく知られている。このほかにシクロスポリンベンゾジアゼピン系、風邪薬でも主作用、副作用ともに効果が効き過ぎることがある[2]。但し、作用の現れ方には個人差がある。

フラノクマリン類は他の柑橘類にも含まれるが、含有量はグレープフルーツでは品種、柑橘類の種類で異なる。温州みかんにはほとんど含有しないとされている。

なお実の袋や種、皮にはフラノクマリンは含有していない[要出典]

脚注[編集]

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  1. ^ Grapefruit juice–drug interactions Wiley InterScience :British Journal of Clinical Pharmacology
  2. ^ 大谷道輝、川端志津、假家悟、内野克喜、伊藤敬、小瀧一、籾山邦男、森川亜紀 et al.「グレープフルーツ果肉部分摂取時によるジヒドロピリジン系Ca拮抗薬ニフェジピン及びニソルジピンの薬物動態への影響」、『藥學雜誌』第122巻第5号、2002年5月1日、 323-329頁、 doi:10.1248/yakushi.122.323NAID 110003648447

関連項目[編集]

外部リンク[編集]