ネーブルオレンジ
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ネーブルオレンジ | |||||||||||||||||||||
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ネーブルオレンジ
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分類 | |||||||||||||||||||||
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和名 | |||||||||||||||||||||
ネーブルオレンジ | |||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||
Navel orange |
ネーブルオレンジ (Navel Orange) は、柑橘類でオレンジの一種である。
概要[編集]
バレンシアオレンジと並ぶよく知られた、早生のスイートオレンジである。果頂部にへそ(navel)に似た窪みがあることからこう呼ばれる。冬から春にかけて多く流通し、生食やジュースに利用される。旬は3月から4月。日本ではカリフォルニア産が多く輸入されるほか、国内生産も盛んで、オレンジ類としては国内で最も生産量が多い。広島県、和歌山県、静岡県、愛媛県が主産地で、特に広島県瀬戸田町が一大産地として知られる。また枝変わりの品種も育てられ、静岡県産の「白柳ネーブル」や「森田ネーブル」などの品種が人気である。バレンシアオレンジは酸味が強いのに対し、ネーブルオレンジは甘味と酸味のバランスがよくバレンシアオレンジよりも生食に適している[1][2][3][4]。
日本における2010年の収穫量は6,339 トンであり、その内訳は広島県33%、静岡県25%、和歌山県17%である[5]。
品種[編集]
ネーブルオレンジの品種には、「ワシントン (washington) 」、「トムソン (tomson) 」、「ナベラーテ (navelate) 」、「バイアニーニャ (bihianinha) 」、「鈴木」、「丹下」、「清家」、「福本」、「楠本」「村上寅」等がある。
カリフォルニアのすべてのワシントン種は、1873年にワシントンD.Cにあるアメリカ農務省の温室から送られた2本の苗木が元となっている[6]。カリフォルニアのオレンジ産業の基礎を築いた親木は、国定歴史建造物に指定されている。
脚注[編集]
- ^ ネーブルオレンジ(2008年1月14日時点のアーカイブ)
- ^ 静岡県/ネーブルオレンジの産出額 日本一 平成23年1月27日(2011年12月5日時点のアーカイブ)
- ^ くだもの図鑑(かんきつ類果実03)
- ^ まちのみどりと園芸の相談Q&A オレンジ編
- ^ 農林水産省特産果樹生産動態等調査2013年7月23日閲覧
- ^ クラリッサ・ハイマン『オレンジの歴史』<「食」の図書館> 大間知知子訳 原書房 2016年 ISBN 9784562053247 pp.53-55.