コンテンツにスキップ

ナリンギン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナリンギン
Naringin
Naringin
Naringin 3D
Naringin 3D
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
ChEBI
ChEMBL
ChemSpider
ECHA InfoCard 100.030.502 ウィキデータを編集
KEGG
日化辞番号
  • J10.482E
UNII
性質
C27H32O14
モル質量 580.54 g/mol
融点 166 °C (331 °F; 439 K)
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
☒N verify (what is  ☒N ?)

ナリンギン (Naringin) は、フラバノン類の1種である。

構造上の特徴

[編集]

ナリンギンの構造は、フラバノンの水酸基に、ネオヘスペリドースが結合した配糖体である。なお、ナリンギンのアグリコンは、ナリンゲニンと呼ぶ。

所在

[編集]

ナリンギンは天然に存在する化合物の1つであり、柑橘類果皮などに含有される、苦味物質の1つである。なお、柑橘類の中には生薬として用いられる物も有る。ナリンギンが成分の1つとして含有される生薬としては、例えば、橙皮[1]枳実[1][2]陳皮[1]橘皮などが挙げられる[2]

関連項目

[編集]
  • フラバノン(flavanone)とカルコン(chalcone) - フラバノンは塩基性条件下で、カルコンに変化する。
  • ヘスペリジン - ナリンギンと同じフラバノン類の1種で、こちらもナリンギン同様に柑橘類の果皮に含有される。生薬の橙皮、枳実、陳皮にも含有されている[1]
  • ネオヘスペリジン - アグリコンはヘスペリジンと同じだが、ヘスペリジンとは異なり、ナリンギンと同じ糖が結合している。生薬の橙皮、枳実、陳皮にも含有されている[1]
  • ナリルチン - 非還元末端のラムノースの結合位置のみが異なる構造異性体。ナリンギンが苦味を有するのに対して、ナリルチンは苦味を有しない。

出典

[編集]
  1. 1 2 3 4 5 日本薬学会(編集)『薬学生・薬剤師のための知っておきたい生薬100 ―含 漢方処方―』 p.88 - p.90 東京化学同人 2004年3月10日発行 ISBN 978-4-8079-0590-4
  2. 1 2 山田 陽城、花輪 壽彦、金 成俊 編集 『薬学生のための漢方医薬学』 p.294、p.295 南江堂 2007年4月20日発行 ISBN 978-4-524-40214-4