高麗川駅

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高麗川駅
駅舎(2012年10月)
こまがわ
Komagawa
所在地 埼玉県日高市大字原宿336-2
北緯35度53分46.61秒 東経139度20分16.62秒 / 北緯35.8962806度 東経139.3379500度 / 35.8962806; 139.3379500 (高麗川駅)
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
電報略号 マワ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
4,609人/日(降車客含まず)
-2014年-
開業年月日 1933年昭和8年)4月15日
乗入路線 2 路線
所属路線 八高線[* 1][* 2]
キロ程 31.1 km(八王子起点)
東飯能 (5.5 km)
(5.8 km) 毛呂[* 3]
所属路線 川越線[* 1]
キロ程 30.6 km(大宮起点)
備考 直営駅管理駅
みどりの窓口
  1. ^ a b 川越線 - 八高線東飯能方で直通運転実施
  2. ^ 当駅で系統分離
  3. ^ この間に八王子支社高崎支社との境界あり(当駅から東飯能寄りは八王子支社管内)
  4. ^ この間に大宮支社と八王子支社の境界あり(当駅は八王子支社管内)
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高麗川駅(こまがわえき)は、埼玉県日高市大字原宿にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)のである。

乗り入れ路線

当駅の所属線である[1]八高線と、当駅を終点とする川越線の分岐駅となっている。

八高線は当駅を境に八王子方面が電化、高崎方面が非電化となっており、運転系統が分断されている。また、川越線も電化されており、川越線川越方面と八高線八王子方面で当駅を経由して直通運転が行われている。ただし、川越線と八高線八王子方面では列車間隔が異なるため、直通運転を行う電車は当駅で長時間停車を行う場合がある。2015年3月14日のダイヤ改正で日中時間帯の川越線の運転本数が減便となり、該当する八王子発川越行きの列車に関しては当駅での時間調整が廃止された。また、八高線には当駅始発・終着で青梅線経由中央線直通東京駅発着の電車も朝の上りと夜の下りに設定されている。なおこの直通列車は車両に表示される種別(快速または青梅特快)にかかわらず、ホーム上の電光掲示板上で「普通 東京(行き)」と表記される。これは、中央線直通列車も八高線内の正式な列車種別は普通列車とされているからである。

八高線は八王子駅から当駅までが八王子支社、当駅から北の区間が高崎支社、川越線は大宮支社の管轄となっており、当駅は八王子支社の管轄となる。

1996年3月15日(八高線八王子駅 - 当駅間電化前日)までは八王子駅 - 高崎駅間の全線通し運転の列車が、1985年9月29日(川越線電化前日)までは大宮駅から八高線に乗り入れて東飯能駅までの直通列車(気動車)が設定されていた。川越線電化後も1989年3月10日までは当駅 - 大宮駅間の全線通し運転の列車(電車)が設定されていた。

歴史

駅構造

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線を持つ地上駅。駅舎は単式ホーム側(駅西側)にある。すべてのホームを八高線の高崎方面の車両であるキハ110系気動車の乗車口の高さに合わせているため、電車が乗り入れる1・3番線はホームと乗車口との間に段差がある[3]。駅構内東側には数本の側線が引かれている。駅舎とホームは地下通路で連絡しているが狭くなっており、数分の間に相次いで列車が到着・発車する時には、その地下通路が大変な混雑となる。待合室は2・3番線ホームの北側に設置されている。

直営駅駅長配置)であり、管理駅として東飯能駅を管理している。構内に普通の乗車券・定期券対応の自動改札機はなく、ICカード(Suicaおよび相互利用可能なICカード)の読み取り機が設置されている。トイレには「かわせみ手洗館」という愛称が付き、ホームと駅前広場に挟まれており、男女別になっているものの、ホームと駅前広場に壁が設置されている。

2010年現在、利便性向上のための東口開設や橋上駅舎化が検討されている[4]。また、2010年4月までに跨線橋とエレベーターの新設、ホームの嵩上げ、待合室の移設によるバリアフリー対応工事が完成した。

のりば

番線 路線 方向 行先
1・3 八高線 上り 東飯能八王子方面
川越線 - 川越大宮方面
2 八高線 下り 小川町高崎方面
  • 八高線(八王子方面)と川越線の電車は1・3番線のどちらかから発車する(駅舎側の単式ホームまたは島式ホーム外側で、時間により異なる)。事故などで直通運転を中止した場合は、1番線が八高線八王子方面、3番線が川越線の折り返し運転となる。
  • 八高線(高崎方面)の気動車は2番線のみからの発車となる(島式ホーム内側)。また、一部列車でワンマン運転を行っているが、それを行っている列車では発車メロディを流さない。
  • 夜間滞泊は八高線(高崎方面)で1本、川越線・八高線(八王子方面)で3本設定されている。

利用状況

  • 2013年度の1日平均乗車人員は4,711人である。
乗車人員推移
年度 一日平均乗車人員
2000 4,187[1]
2001 4,172[2]
2002 4,124[3]
2003 4,110[4]
2004 4,104[5]
2005 4,179[6]
2006 4,292[7]
2007 4,495[8]
2008 4,613[9]
2009 4,623[10]
2010 4,582[11]
2011 4,516[12]
2012 4,585[13]
2013 4,711[14]
貨物取扱量
年度 発送貨物(トン) 到着貨物(トン)
1962 815,126 1,753,710
1963 694,136 1,674,230
1966 522,244 1,469,900
1973 9,163 18,088
1979 536,709 1,540,557
1983 338,573 52,649
1989 316,160 34,372
1994 382,888 40,420
1999 30,236 3,088
  • 埼玉県統計年鑑各年度版

1985年時の常備貨車

「昭和60年版私有貨車番号表」『トワイライトゾーンMANUAL13』ネコ・パブリッシング、2004年

駅周辺

この他、巾着田などへのハイキングコースの入口でもある(徒歩もしくは国際興業バス利用)。

バス路線

最寄りバス停は「高麗川駅」で、停車するバスは以下の通り。なお、国際興業バスはPASMOSuicaが利用可能である。

国際興業バス
系統番号 経由地 行先 備考
医大11・医大31 日高市役所入口・埼玉医大保健医療学部・埼玉医大国際医療センター 埼玉医大(毛呂山) 医大11系統は平日・月〜金、土運行
医大11-2 (直通) 埼玉医大保健医療学部 平日・月〜金の朝のみ運行
医大12・医大32 日高市役所入口 埼玉医大国際医療センター 日・祝日運休
医大12‐2 (快速)埼玉医大保健医療学部 埼玉医大国際医療センター 平日・月〜金の夕のみ運行
医大31・医大32 巾着田・高麗駅・木綿沢・飯能高校 飯能駅 医大32系統は平日・月〜金の朝のみ運行
イーグルバス
系統番号 経由地 行先 備考
高麗川団地第二折返場・埼玉女子短期大学高萩駅 ひだか団地 土・日・祝日運休
高麗川団地第二折返場・埼玉女子短期大学 高萩駅 1日1本のみ運行
高麗川団地第二折返場
高麗川団地循環 高麗川駅 土・日・祝日運休

ギャラリー

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
川越線・八高線(電化区間)
武蔵高萩駅(川越線) - 高麗川駅 - 東飯能駅(八高線)
八高線(非電化区間)
高麗川駅 - 毛呂駅

脚注

  1. ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
  2. ^ 太平洋セメント引込線跡地について” (PDF). 日高市 記者発表資料 平成21年4月2日 (2009年4月2日). 2011年5月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年6月13日閲覧。
  3. ^ 元々、八高線・川越線ともに非電化で気動車列車(もっと前は旧形客車)だけだったため。のちに電化で導入された103系205系209系のデッキ部分が高いために段差が生じている。
  4. ^ 情報交換会で出された意見・要望等に対する回答 (PDF) - 日高市(2007年9月28日時点でのアーカイブ

関連項目

外部リンク