桂駅
桂駅 | |
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西口(2006年3月25日) | |
かつら KATSURA | |
所在地 | 京都市西京区川島 |
所属事業者 | 阪急電鉄 |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 3面6線 |
乗降人員 -統計年度- |
51,574人/日 -2010年- |
開業年月日 | 1928年(昭和3年)11月1日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■京都本線 |
キロ程 |
38.0km(十三起点) 梅田から40.4 km |
◄洛西口 (1.7 km) (2.1 km) 西京極► | |
所属路線 | ■嵐山線 |
キロ程 | 0.0 km(桂起点) |
(0.9km) 上桂► |
桂駅(かつらえき)は、京都市西京区川島にある、阪急電鉄の駅。
利用可能な鉄道路線
駅構造
島式ホーム3面6線を持つ地上駅で、橋上駅舎を有している。ペデストリアンデッキ東側は駅ビルに直結している。京都本線の列車は、当駅で優等列車の待避が可能である。
平日朝ラッシュ時に10両編成で運行される上り快速急行河原町行きは当駅で増結車2両が切り離される。乗務員交代も頻繁に行われる。
のりば
C | ■京都本線(上り) | 河原町・烏丸・大宮・西院・西京極方面(早朝の始発列車) |
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1 | ■嵐山線 | 嵐山・松尾・上桂方面 |
2・3 | ■京都本線(上り) | 河原町・烏丸・大宮・西院・西京極方面 |
4・5 | ■京都本線(下り) | 大阪(梅田)・天下茶屋・北千里・神戸・宝塚方面 |
C号線は唯一桂車庫と直接線路がつながっている。当駅始発の京都本線普通河原町行きが発車するほかは、もっぱら回送列車の引込線として使用される。案内上は1号線同様嵐山線ホームとなっており、京都本線から嵐山線へ直通列車が運転される際に入線することがある。C号線という呼称は、駅改築の際に隣接する桂車庫の留置線にホームを設け、そのままのりばの呼称としたものである。
京都本線ホームは内側2線(3号線と4号線)が主本線、外側2線(2号線と5号線)が待避線となっている。
河原町方面ホーム(2・3号線)の発車標は2010年3月に案内システムを更新するまで反転式であったが、他駅とは異なり「特急 河原町ゆき」のように、行き先駅名称の後ろに「ゆき」が添えられている。この表示は先発表示と一体型で、一昔前の阪急の反転式案内でよく見られたものである。2010年3月以降の河原町方面ホームと梅田方面ホーム(4・5号線)はLED式である。嵐山線ホーム(C・1号線)には行灯式の発車標が設置されていたが、2010年3月にLED式に更新された。
1984年に現在の形に配線変更されるまで地下通路の東西に改札口があり、京都本線の上下ホームの間に嵐山線のホームが挟まれた島式ホーム4面7線の構造であった。駅北側で京都本線の上り線は嵐山線の下をくぐり、梅田方面と嵐山方面との直通に適した構造だった。
- 1号線:河原町方面(桂車庫からの出庫列車が使用)
- 2・3号線:河原町方面
- 4・5号線:嵐山方面
- 6・7号線:梅田・動物園前方面
しかし1984年時点で直通列車は定期運行されず、京都本線の高速化や10両編成運転実施のため、1982年から改良工事が始められ、現在の形に改められた。6・7号線の跡地には、駅ビルが建てられている。
商業施設
桂駅には「MEW阪急桂」と称する商業施設がある。駅の東側には駅ビルの「イースト」、西側にはペデストリアンデッキに付随する形で店舗を構える「ウエスト」と呼ばれるゾーンに分かれて営業している。
「イースト」(東口)
- 1階 - ケンタッキーフライドチキン、TSUTAYA、PODESTAコーヒー、桂駅京都市証明書発行コーナーが入居。イースト駅ビルに隣接する桂駅事務所ビルの1Fには阪急そばがある。
- 2階 - 駐輪場(有料)
- 3階 - 駅改札、Vie de France(パン屋)、マツモトキヨシ、手芸の丸十、婦人服店等
- 4階 - ル・プリュ(100円ショップ)、ブックファースト
- 5階 - ヘアーサロン、TBC(エステティック)、学習塾
「ウエスト」(西口)
その他、駅改札コンコース付近にアズナスエクスプレス、花屋、らぽっぽ(菓子)、クックデリ御膳(総菜)、宝くじ売り場がある。
利用状況
2010年の1日平均乗降人員(平日)は51,574人である[1]。阪急電鉄全体では、第14位。
京都本線と嵐山線との乗り換え客や、徒歩圏内の最寄駅がない洛西ニュータウンからの通勤・通学客も多い。
駅周辺
- 桂車庫
- 桂離宮 - 当駅から直線距離600m程。
- 地蔵寺 - 京都六地蔵めぐりの寺のひとつ。
- 西本願寺桂別院
- 吉祥山阿弥陀寺
- 冷聲院
- 三ノ宮神社
- 革嶋春日神社
- 京都桂西口郵便局
- 京都桂郵便局
- 京都川島郵便局
- 京都桂上豆田郵便局
- 京都市立桂小学校
- 京都市立桂東小学校
- 京都市立川岡小学校
駅周辺の道路の幅員は狭く、その中を路線バスが運行している。また、駅南側で旧山陰街道(府道142号)が線路と交差する川岡踏切などは両側を道路に挟まれており、それによる渋滞も発生している。さらに営業列車のみならず、留置線への入出庫列車によって踏切の遮断機が頻繁に降りるため、周辺住民からは高架化の要望も出ていたが、京都市により駅南側から洛西口駅を経てその南側(変電所付近)に至る連続立体交差化事業として実現する運びとなった(2015年度末完成予定)。ただしこの工事によっても川岡踏切は残り、除去されるのは都市計画道路山陰街道(いわゆる新山陰街道)を遮る川岡下三番踏切、洛西口駅横の物集女踏切および南側の変電所上手踏切の3箇所である[2]。
阪急桂駅前バスのりば
- 桂駅東口
- 東口3番のりば
- 10・快16系統:洛西バスターミナル行
- 13B系統:長峰行
- 快24・26系統:中山(旧道) 経由 桂坂中央行
- 23B・26B系統:中山(旧道) 経由 桂イノベーションパーク前行
- 25A系統:三ノ宮街道 国道中山 経由 京都成章高校行
- 東口3番のりば
- 桂駅西口
- 京阪京都交通
- 20系統:三ノ宮街道 京大桂 経由 桂坂中央行
- 20B系統:三ノ宮街道 京大桂 西桂坂 経由 桂坂中央行
- 京阪京都交通
歴史
- 1928年(昭和3年)
- 1930年(昭和5年)9月15日 - 会社合併により、京阪電気鉄道の駅となる。
- 1943年(昭和18年)10月1日 - 京阪電気鉄道と阪神急行電鉄との合併により、京阪神急行電鉄の駅となる。
- 1949年(昭和24年)12月1日 - 新京阪線が京都本線に改称され、当駅もその所属となる。
- 1983年(昭和58年)12月 - 下り線の配線が変更される。
- 1984年(昭和59年)6月 - 上り線・嵐山線の配線が変更される。
- 1985年(昭和60年)4月28日 - 橋上駅となる。
- 2007年(平成19年)3月17日 - 通勤特急停車駅となり、全営業列車停車駅に昇格。
その他
- 1988年に改築された西京極駅の現駅舎は、当駅旧駅舎の末期に酷似したデザインにされている。
- 桂三枝と華原朋美が出演するローソンのカツ弁当のCMのロケ地として当駅構内が使用された。「カツだ!」と「桂」を掛けた内容であった。(「行田」を「ギョーザ」に掛けたCMも存在。)
隣の駅
- 阪急電鉄
- ■京都本線
- ■嵐山線(全列車が各駅に停車)
- ■普通
- 桂駅 - 上桂駅
- ■普通
脚注
関連項目
外部リンク