家の頌歌

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トールヨルムンガンドを釣り上げようとする姿。18世紀アイスランド写本NKS 1867 4to』(デンマーク王立図書館所蔵)より。

家の頌歌[1] (いえのしょうか、Húsdrápa[1])は、アイスランドスカルド詩人ウールヴル・ウッガソン (en:Úlfr Uggason) の作とされるスカルド詩である。『フスドラーパ[2]フスドラパ[3]とも。

ラックス川谷のサガ英語版』によると、この詩は978年の冬に Herdholt で催された婚礼の席にて詠まれたとされている[4][5]。会場となった食堂の間仕切り[6]や屋根板には神話の場面が描かれており、ウルヴはその神話の解説としてこの詩を詠んだのだという[7]

元の詩は残っておらず、スノッリの『エッダ』の中に、部分的に引用されて保存されていた。トールに関する部分が3節、バルドルに関する部分が5節、ブリーシンガメンに関する部分が1節である[7]

『エッダ』に引用されたでは、以下の3つの話が語られていた。

北欧神話の物語を含んでいる数少ないスカルド詩の一つである[10]

脚注[編集]

  1. ^ a b 伊藤訳「原典資料」p.110 の表記。
  2. ^ 山室・米原訳『北欧神話物語』p.297 の表記。
  3. ^ 山室・米原訳『北欧神話物語』p.305,327 の表記。
  4. ^ 『北欧神話物語』p.297。「原典資料」では983年頃とされている。
  5. ^ 『ラックス川谷のサガ』の言及部分 OMACL: The Laxdaela Saga: Chapter 29(英語)
  6. ^ 「原典資料」p.110。
  7. ^ a b c 『北欧神話物語』p.297。
  8. ^ 『北欧神話物語』p.305。
  9. ^ 『北欧神話物語』p.327。
  10. ^ マッキネル「原典資料」p.110。

参考文献[編集]

関連文献[編集]

  • Hollander, Lee M (1968). The skalds : a selection of their poems. [Ann Arbor]: University of Michigan Press.
  • Press, Muriel (transl.) (1899). Laxdale Saga. London: The Temple Classics.

外部リンク[編集]