タラバガニ
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| ?タラバガニ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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タラバガニ |
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| 分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Paralithodes camtschaticus (Tilesius, 1815) |
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| 和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| タラバガニ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Red king crab |
タラバガニ(鱈場蟹)Paralithodes camtschaticus は、十脚目(エビ目)・異尾下目(ヤドカリ下目)・タラバガニ科に分類される甲殻類の一種。食用に珍重され、分布域の沿岸では重要な水産資源の一つとなる。名前に「カニ」とあるがヤドカリの仲間である。
和名は生息域がタラの漁場と重なることに由来し、学名の種小名"camtschaticus"は分布域内にあるカムチャツカ半島に由来する。種小名は女性形 camtschatica が用いられることもあるが、属名の Paralithodes は男性形なので、同じく男性形の camtschaticus を使用するのが望ましい。
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[編集] 特徴
甲幅は25cmほど、脚を広げると1mを超える大型甲殻類である。全身が短いとげ状突起でおおわれる。食用として流通する際は茹でられて赤橙色になったものが多いが、生体は背中側が暗紫色、腹側が淡黄色をしている。
甲は丸みがあり、やや前方に尖った五角形をしている。両脇が盛りあがり、複眼間に尖った額角、中央に"H"型の溝がある。なお、心域(H字の中央下の区画)に6つの突起があり、ここで近縁種のアブラガニ(突起が4つだけ)と区別できる。
5対の歩脚のうち、第1歩脚は鋏脚で、右の鋏が左より大きい。太くて長い歩脚の中では第3脚が特に長い。第5歩脚は小さくて鰓室に差し込まれており、鰓の掃除をする役割がある。このため外見はほぼ「カニ」だが、脚が3対しかないように見える。他にもメスの腹部の左右が異なり、腹肢が左側のみにあることなど、ヤドカリ類の特徴がある。また、カニは横方向に移動するのが一般的だが、タラバガニは縦方向に移動できる。
[編集] 分布・生態
日本海、オホーツク海、ベーリング海を含む北太平洋と北極海のアラスカ沿岸に分布する。
成体は水深30-350mの砂泥底に生息するが、若い個体は浅い海にも生息する。食性は肉食性で多毛類、貝類など様々な小動物を捕食する。一方、天敵は人間以外にもオオカミウオやミズダコなどがいる。
なお、ロシア・ノルウェー国境沖のバレンツ海には分布していなかったが、1960年代に旧ソビエトの科学者がバレンツ海に放流し繁殖させることに成功した。1980年代後半からノルウェー沖でも生息が観察されるようになり、現在でも分布域を広げつつある。この個体群はロシア・ノルウェー両国で漁業資源として利用されているが、外来種として生態系へ与える影響を心配する声もある。
[編集] 利用
日本における主な漁場はオホーツク海で、沖合底引き網や刺し網で漁獲される。かつては蟹工船があり、漁獲したものを海上で缶詰にまで加工していた。
日本では「農林水産省令・「タラバ」蟹類採捕取締規則」という法令により、メスの採捕が禁止されているが、販売についての規制は特になく、ロシアからの輸入品が「子持ちタラバ」として流通する。
塩茹でや蒸しガニとして流通することが多く、そのまま食べる以外にも様々な料理に使われる。半透明の生身を刺身で賞味することもあるが、加熱したものより繊維質が強靭で、旨みも薄い。
[編集] 近縁種
北日本沿岸に分布するタラバガニ属 Paralithodes として、タラバガニの他にアブラガニ P. platypus、ハナサキガニ P. brevipes の2種類が知られる。どちらもタラバガニ同様重要な食用種となっている。
[編集] 景品表示法違反事件
アブラガニはタラバガニとよく似ており、しばしば混同されることもあるが、アブラガニを「タラバガニ」と表示して販売することは禁止されている。
2004年3月21日毎日放送系ローカル「Voice」、同年4月25日TBS系「報道特集」にて、偽装販売問題が放映され、札幌二条市場への取材により一部の店舗で偽装を認めたコメントが放映された。
2004年、公正取引委員会の調査により、4月27日付そごう広島店の「初夏の北海道物産展」の折り込みチラシに、「日替わりご奉仕品」があたかもタラバガニであるかのように表示していたが,実際にはアブラガニであった事実等が認められ、6月30日、景品表示法の規定に基づき、株式会社そごうほか3社に排除命令を行った。これらの一連の報道をきっかけに、アブラガニの存在が広く知られるところとなった。
また、アブラガニの他にもイバラガニ Lithodes turritus Ortmann, 1892など多くの近縁種を抱えているので、こちらも偽装に使われるのではないかと指摘する関係者も存在する。
[編集] 参考文献
- 保育社「原色日本大型甲殻類図鑑」I 三宅貞祥 ISBN 4-586-30062-0
- 北隆館「学生版 日本動物図鑑」内田亨監修 ISBN 4-8326-0042-7
[編集] 外部リンク
- BBC NEWS - ノルウェーにおけるタラバガニの侵入について(英語)

