セリエA (サッカー)

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セリエA (サッカー)
今シーズン・大会:
セリエA (サッカー) 2011-2012
分類 サッカー
開始年 1898年
参加チーム 20
加盟国 イタリアの旗 イタリア
前回優勝チーム ミラン
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セリエA(Serie A、セリエ・アー、イタリア語の発音はセーリェ・アーに近い)は、イタリアのプロサッカーリーグのトップディヴィジョンである。2010-2011シーズンよりレガ・セリエAによって運営される。リーグが現在の形になったのは1929年のことである。1990年代にはUEFAチャンピオンズリーグでイタリアのクラブチームが7年連続でファイナルに進むなど世界中からスター選手が集まり世界最高峰のリーグと呼ばれていた。2011年現在のUEFAリーグランキングではプレミアリーグイングランド)、リーガ・エスパニョーラスペイン)、ブンデスリーガドイツ)に次ぐ第4位である。

目次

[編集] 概要

[編集] 試合方式

20クラブによるホームアンドアウェー方式2回戦総当たりのリーグ戦形式で行われる。従って1クラブあたりの1シーズンの試合数は38試合、計380試合が行われる。勝利クラブに勝ち点3、引き分けの場合には両クラブに勝ち点1が与えられ、負けは0になる。

[編集] 順位決定方式

順位は勝ち点の多い順に決められ勝ち点が最も多いクラブが優勝となる。複数のクラブの勝ち点が同一の場合には得失点差などに関係なく同順位となる。シーズン終了後に同順位の場合、そのチーム同士の対戦成績により決定する。

[編集] カップ出場権/残留/降格

カップ出場枠は毎シーズン、欧州サッカー連盟(UEFA)が定めるUEFAランキングで変動する。セリエAは1997-98シーズンのUEFA主催カップ戦のシステム変更後、3位以内を保っていたが、2011-12シーズン前に4位に転落し、UEFAチャンピオンズリーグ3枠、UEFAヨーロッパリーグ3枠を得る。

UEFAヨーロッパリーグの内1枠はコッパ・イタリアの優勝チームに与えられる。コッパ・イタリアの優勝チームが順位で出場権を確保している場合は、準優勝チームに出場権が与えられる。準優勝チームも順位で出場権を確保している場合は、順位による枠が1つ拡大される。

また下位の3クラブがセリエBに自動的に降格する。

[編集] 出場停止規定

警告処分は初め4回で1試合の出場停止処分となる。その後3,2,1回と減り再び4回に戻る。1試合に2回の警告処分及び退場処分を受けた場合は翌1試合の出場停止処分となる。ただし1試合に2回の警告処分を受けても悪質とみなされなかった場合は出場停止処分を受けない場合がある。

[編集] 外国人登録

EU内国籍およびEU加盟申請中の国の選手に関しては無制限に登録が可能。EU外国籍選手に関しては、2002年7月18日以前に契約した選手には適用されず、毎年8月31日までに新たに契約してセリエAに参戦する選手は、各クラブに1人のみ追加で登録することが許される。

[編集] 所属クラブ

2011年 - 2012年シーズン(配列は2010年 - 2011年シーズンの成績-昇格チームの順)

[編集] 事件

  • フーリガンによる暴動:2007年2月2日、カターニャ対パレルモ戦でサポーターがフーリガン化し暴動が発生。試合を中止したが場外乱闘に発展し、爆発物を投げつけられた警察官1人が死亡、100人以上が負傷。15人の逮捕者を出す惨事となった。後の調べで暴動を仕掛けたのはカターニャ側サポーターであることが判明した。この影響により2月3日と4日のリーグ戦全てが中止となった。運営側は事態を深刻としており、2月10日にリーグは再開されるものの一部の試合では無観客試合となった。その後オリンピコなどの安全性が確保された一部のスタジアムでは無観客試合を回避したが、人気チームの試合が無観客試合になる、または観客の入場がシーズンチケット保有者のみに制限されるなどの影響が出ている。
  • 八百長:
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[編集] スクデット

スクデット

セリエAのリーグ優勝をすることをしばしば「スクデットを取る」という。「スクデット」(scudetto)とはイタリア語で「小さな盾」(盾…scudo + 縮小辞 etto)を意味し、優勝クラブは翌シーズン、ユニフォームの胸にイタリア国旗のトリコローレを示した盾型のエンブレムを縫い付け戦うことができる。

また、優勝10回毎に1つ、「ラ・ステラ」(la stella、イタリア語で「星」)と呼ばれる金色の星の刺繍を追加する事が許される。27回優勝のユヴェントスは2個、18回のインテル・ミラノとACミランは1個の星を付けている(優勝回数は2010年-2011年シーズン終了現在)。なお、9回優勝のジェノアはあと1回の優勝で付けることが可能だが、優勝は全て第二次世界大戦前のものであり、80年以上も優勝から遠ざかっている。

[編集] 歴代優勝クラブ

[編集] リーグにおける構図

1950年代から1990年代前半まで、セリエAでは「三階建て」構造と呼ばれる、ユヴェントスミランインテルのビッグ3に加え、サンプドリアナポリトリノフィオレンティーナローマラツィオボローニャジェノアなどの中堅名門クラブ、次いでプロヴィンチャという構図が基本的であった。

三階建て」構造では、プロヴィンチャは主力選手をビッグクラブに放出して得た移籍金でクラブを運営し、ビッグクラブはプロヴィンチャの主力選手を補強して戦力を上げる。また、ビッグクラブでは余剰戦力をプロヴィンチャに放出することで無駄な人件費を削減、プロヴィンチャは有力選手を獲得して戦力を維持できるといった恩恵があった。

イタリアの地域事情や歴史的背景から、ユヴェントス、ミラン、インテルは北部のプロヴィンチャと結びつきが強く、ローマやラツィオは中南部のプロヴィンチャとの結びつきが強い。また、北部のクラブと中南部のクラブ同士での選手の移籍も活発に行われており、「三階建て」構造によって、セリエAは成り立っていたともいえる。

ただし、フィオレンティーナに関しては北部・中南部のクラブ共に結びつきが強いが、ユヴェントス間の移籍は「禁断の移籍」と呼ばれており、両クラブ間で移籍をした選手は、サポーターからのブーイングが飛ぶことが恒例となっている。

[編集] セブン・シスターズ

1990年代中盤より、衛星有料放送の普及によるサッカーのビジネス化、ボスマン判決による外国人選手獲得の自由化などカルチョの国際化が進む中で急激な変化が起き、ボローニャやナポリ、トリノ、ジェノアなどの名門が降格の憂き目にあった。中堅クラスのクラブは成長に成功したグループ(フィオレンティーナ、ローマ、ラツィオ、パルマなど)と没落するグループ(ジェノア、ボローニャ、ナポリ、トリノなど)に大別され、「三階建て」の構図は崩壊した。

こうした中で台頭したのがセブン・シスターズ(Seven Sisters、ビッグ7とも)と呼ばれるビッグクラブグループである。すなわち、

の7クラブである。

新興勢力であるフィオレンティーナ、パルマ、ラツィオは、カルチョビジネスの拡大バブルに伴い、大型補強を行ない、スクデット争いに加わった(サンプドリアも含め「ビッグ8」と呼ばれたこともあったが、サンプドリアは1993年のマントバーニ会長の死去以降没落)。

フィオレンティーナは映画製作者のマリオ(任1989-1993)と子ヴィットリオ・チェッキ・ゴーリ(任1993-2002)、ラツィオは食品メーカー大手チリオセルジョ・クラニョッティ(任1992-2003)、パルマは食品メーカー大手パルマラットカリスト・タンツィの下で莫大な資金を投入し、1999-2000シーズンは上位1-7位までをセブン・シスターズが占めた。セブン・シスターズは国内のみならず、ヨーロッパにおいても華々しい躍進を遂げた。

サッカーバブルが崩壊し、過剰な投資と放漫財政の破綻が明らかになると、従来のビッグ3を除くクラブは経営難にあえぐこととなり、セブン・シスターズの構図は崩壊する。フィオレンティーナはチェッキ・ゴーリによる主力選手の売却などを経て2002年に破産した。ラツィオもクラニョッティによる無謀なチリオの経営が破綻したために破産寸前に追い込まれ、パルマも2003年、パルマラットの粉飾決算事件を機に不良債権を抱えてしまった。ローマも例外ではなく、センシ会長の下で巨額の負債を抱えることとなった。

フィオレンティーナ、ラツィオ、ローマ、パルマなど名門クラブは多額の負債を抱え、主力選手放出を余儀なくされ、クラブの再建に取り組むことになる。フィオレンティーナは2002年の破産によるクラブ消滅後、若手主体のチーム作り、中長期目標に基づく優勝を目指すなど、全体的に再建の途中といえる。

[編集] カルチョ・スキャンダル以降

イタリア全土を襲ったカルチョ・スキャンダル以降は、ユヴェントスが放出した選手を獲得し、チーム力を増したインテルがセリエAの盟主に長らく君臨するようになった。この背景にはイタリアのクラブの経営事情がある。イタリアではスタジアムを保持していないクラブがほとんどであり、放映権やチケット収入の少なさが、時のリーマンショックと相まって会長、オーナーの経済状況を圧迫し、引いてはクラブ経営を圧迫するようになった(イタリアのクラブ、特に強豪はその資金源の多くが会長、オーナーの個人資産である)。このため、各クラブが大型補強に乗り出せない状況に陥り、戦力の動きが乏しくなり、結果として上位陣の成績はこう着状態となっていった。こうした中、ユヴェントス、インテルはクラブ保有の新スタジアムの建設、ミランはサンシーロの買収を計画し、クラブの経営健全化の方針を打ち出している(経営健全化のための緊縮路線に向かう動きの中でのカルチョ・スキャンダルはまさに最悪のタイミングで発覚した事件とも言える。特にユヴェントスはカルチョ・スキャンダルで失った戦力の穴埋めを長期間行えなかった)。

近年は経営再建に成功したナポリ、サンプドリア、ジェノア、フィオレンティーナ、ラツィオなどの古豪に加え新興勢力パレルモ、ウディネーゼが躍進を見せ、以前の三階建て構造が復活しつつある。2010-11シーズン、ミランは上記の状況を打破すべくイブラヒモビッチ、ロビーニョ、カッサーノなど大物選手を獲得。この補強が効を奏し7季ぶりにスクデットを獲得。2011-12シーズンには自前の新スタジアムを手に入れたユヴェントスが収入予想を大幅に上方修正し、選手獲得の経済力を取り戻した。ローマはオーナー、監督を一新し、大幅なチームの改革を進めている。結果こう着状態を脱し以前のような混戦の様相を呈するようになった。

[編集] 歴代所属クラブ

1929年にリーグが現在の形になって以来、計60クラブがセリエAに所属してきた。この中でもインテルは、一度も降格することなくセリエAに所属し続けている唯一のクラブである(同じく2006年まで降格経験の無かったユヴェントスとの対戦を「イタリア・ダービー」と呼ぶが、ユヴェントスはカルチョ・スキャンダルによって初めて降格した)。

[編集] 主な日本人選手

[編集] 関連項目

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