ディヴィジオーネ・ナツィオナーレ 1945-1946

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ディヴィジオーネ・ナツィオナーレ
Divisione Nazionale
シーズン 1945-1946
優勝 トリノ(3回目)
試合数 56
ゴール数 173 (1試合平均3.09)
得点王 イタリアの旗 エウセビオ・カスティリャーノ(13得点)

ディヴィジオーネ・ナツィオナーレ 1945-1946は、1898年に創設されてから44回目のイタリアサッカーリーグのトップディビジョンである。試合の結果を予想するトトカルチョが開始されたシーズンとして知られている。前回優勝チームは1942-1943年シーズンセリエAで優勝したトリノ

概要[編集]

1945-1946年シーズンは第二次世界大戦の影響により、1リーグ制の選手権(セリエA)を開催できなかったため、北部と中南部で2つの選手権が開催され、各選手権の上位4チームが決勝ラウンドに参加するレギュレーションで争われた。

トリノが2シーズン連続通算3回目の優勝を果たし、戦後初のスクデットを獲得した。トリノのエウセビオ・カスティリャーノが得点王(決勝ラウンド)に輝いた。

決勝ラウンド[編集]

1945-1946年シーズンのディヴィジオーネ・ナツィオナーレのクラブ[編集]

チーム名 予選成績 1942-1943年シーズンの成績
バーリ 中南部イタリア選手権 2位 セリエA 15位(セリエBへ降格)
インテル 北部イタリア選手権 2位 セリエA 04位[A]
ユヴェントス 北部イタリア選手権 3位 セリエA 03位
ミラン 北部イタリア選手権 4位 セリエA 06位
ナポリ 中南部イタリア選手権 1位 セリエB 03位
プロ・リヴォルノ 中南部イタリア選手権 4位 セリエA 02位
ローマ 中南部イタリア選手権 3位 セリエA 09位
トリノ 北部イタリア選手権 1位 セリエA 01位
  1. ^ 1942-1943年シーズンはアンブロジアーナ・インテルのクラブ名で参加した。

順位表[編集]

チーム 出場権または降格
1 トリノ (C) 14 11 0 3 43 14 +29 22
2 ユヴェントス 14 9 3 2 31 8 +23 21
3 ミラン 14 7 2 5 25 19 +9 16
4 インテル 14 6 2 6 20 16 +4 14
5 ナポリ 14 5 3 6 19 27 +8 13
6 ローマ 14 4 3 7 16 22 -6 11
7 プロ・リヴォルノ 14 4 2 8 13 35 -22 10
8 バーリ 14 1 3 10 6 35 -29 5

出典: Italy 1945/46 - RSSSF(英語), フランコ・チェレッティ『セリエAの20世紀』横山修一郎(訳)、ビクターブックス、2000年3月9日、322頁。 
順位の決定基準: 1. 勝点; 2. 得失点差; 3. 得点数.

戦績表[編集]

ホーム \ アウェー1 BAR INT JUV MIL NAP PLI ROM TOR
バーリ 1-2 0-2 0-2 2-2 0-0 1-0 1-2
インテル 0-0 1-0 0-1 2-1 6-2 1-0 6-2
ユヴェントス 6-1 1-0 3-1 6-0 5-1 2-1 1-0
ミラン 8-0 3-2 1-1 2-3 1-0 2-0 2-0
ナポリ 4-0 0-0 1-1 1-0 3-0 2-1 0-2
プロ・リヴォルノ 3-0 1-0 0-3 1-0 2-1 1-1 0-3
ローマ 1-0 3-0 0-0 2-2 2-0 3-1 0-7
トリノ 3-0 1-0 1-0 3-0 7-1 9-1 3-2

出典: Italy 1945/46 - RSSSF(英語), フランコ・チェレッティ『セリエAの20世紀』横山修一郎(訳)、ビクターブックス、2000年3月9日、322頁。 
順位の決定基準: 1. 勝点; 2. 得失点差; 3. 得点数.

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • フランコ・チェレッティ『セリエAの20世紀』横山修一郎(訳)、ビクターブックス、2000年3月9日。ISBN 4-89389-163-4  103-104、322頁。

外部リンク[編集]