セリエA (サッカー)

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セリエA (サッカー)
分類 サッカー
開始年 1898年
参加チーム 20
加盟国 イタリア
前回優勝チーム インテル


セリエA(Serie A、セリエ・アー)は、イタリアのプロサッカーリーグであるレガ・カルチョのトップディヴィジョンの名称である。リーグが現在の形になったのは1929年のことである。1990年代にはUEFAチャンピオンズリーグでイタリアのクラブチームが7年連続でファイナルに進むなど世界中からスター選手が集まり世界最高峰のリーグと呼ばれた。一時はスペインのリーガ・エスパニョーラに世界最高峰の座を譲った形になったが、ややスペインリーグの勢いにも陰りが見え始め、現在はイングランド、スペインのリーグと共に実力が伯仲している。

目次

[編集] 概要

[編集] 試合方式

20クラブによるホームアンドアウェー方式2回戦総当たりのリーグ戦形式で行われる。 従って1クラブあたりの1シーズンの試合数は38試合、計380試合が行われる。 勝利クラブに勝ち点3、引き分けの場合には両クラブに勝ち点1が与えられ、負けは0になる。

[編集] 順位決定方式

順位は勝ち点の多い順に決められ勝ち点がもっとも多いクラブが優勝となる。 複数のクラブの勝ち点が同一の場合には得失点差などに関係なく同順位となる。 シーズン終了後に同順位の場合、そのチーム同士の対戦成績により決定する。

[編集] カップ出場権/残留/降格

カップ出場枠は、毎シーズン、UEFAランキングで変動するが、セリエAは1997-1998シーズンのUEFA主催のカップ戦のシステム変更後、ずっと3位以内を保っているため、UEFAチャンピオンズリーグ4枠、UEFAカップ3枠を得ている。

上位2クラブにUEFAチャンピオンズリーグ本選、3位、4位に予選戦3回戦、5位、6位クラブにはUEFAカップの出場権が与えられる。なお、UEFAカップのもう1枠はコッパ・イタリアの優勝チームに与えられる。コッパ・イタリアの優勝チームが順位で出場権を確保している場合は、準優勝チームに出場権が与えられる。準優勝チームも順位で出場権を確保している場合は、7位のチームにUEFAカップ出場権が与えられる。

また下位の3クラブがセリエBに自動的に降格する。

[編集] 出場停止規定

警告処分は初め4回で1試合の出場停止処分となる。その後3,2,1回と減り再び4回に戻る。1試合に2回の警告処分及び退場処分を受けた場合は翌試合1試合の出場停止処分となる。ただし1試合に2回の警告処分を受けても悪質とみなされなかった場合は出場停止処分を受けない場合がある。

[編集] 外国人登録

EU内国籍およびEU加盟申請中の国の選手に関しては無制限に登録が可能。EU外国籍選手に関しては、2002年7月18日以前に契約した選手には適用されず、毎年8月31日までに新たに契約してセリエAに参戦する選手は、各クラブに1人のみ追加で登録することが許される。

[編集] 所属クラブ

2008-09シーズンのセリエA所属チームとその本拠地

2008年 - 2009年シーズン(配列は2007年 - 2008年シーズンの成績-昇格チームの順)

[編集] 事件

2007年2月2日、カターニャ対パレルモ戦でサポーターがフーリガン化し暴動が発生。試合を中止したが場外乱闘に発展し、爆発物を投げつけられた警察官1人が死亡、100人以上が負傷。15人の逮捕者を出す惨事となった。後の調べで暴動を仕掛けたのはカターニャ側サポーターであることが判明した。 この影響により翌日2月3日と4日の全てのリーグ戦が中止となった。運営側は事態を深刻としており、2月10日にリーグは再開されるものの一部の試合では無観客試合となった。 この問題はイタリアサッカー界に暗い影を落とすことは避けられそうに無いようだ。 その後オリンピコなどの安全性が確保された一部のスタジアムでは無観客試合を回避したが、人気チームの試合が無観客試合になる、または観客の入場がシーズンチケット保有者のみに制限されるなどの影響が出ている。

2005-2006シーズンで、八百長疑惑が発覚し、ユヴェントスほかが強制降格処分となった。詳しくは、「カルチョ・スキャンダル」を参照。

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[編集] スクデット

セリエAのリーグ優勝をすることをしばしば「スクデットを取る」という。 「スクデット」(scudetto)とはイタリア語で「小さな盾」を意味し、優勝クラブは翌年1年間、ユニフォームの胸にイタリア国旗のトリコローレを示した盾型のエンブレムを縫い付け戦うことができる。

また、優勝10回のクラブのユニフォームには「ラ・ステッラ」(la stella、イタリア語で「星」)と呼ばれる金色の星の刺繍が付いている。27回優勝のユヴェントスは2個、17回のミランと16回のインテルは1個の星を付けている(優勝回数は2007年-2008年シーズン終了現在)。なお9回優勝のジェノアはあと1回の優勝で付けることが可能だが、優勝は全て第二次世界大戦前のもので、近年は優勝争いはおろかセリエAに定着さえしておらず、今後もつけることは当分なさそうである。

[編集] 歴代優勝クラブ



[編集] セブン・シスターズ

1950年代から1990年代前半まで、セリエAでは「三階建て」構造と呼ばれる、ユヴェントスACミランインテルのビッグ3に加え、サンプドリアナポリトリノフィオレンティーナローマラツィオボローニャジェノアなどの中堅名門クラブ、次いでプロヴィンチャという構図が基本的であった。

1990年代中盤より、衛星有料放送の普及によるサッカーのビジネス化、ボスマン判決による外国人選手獲得の自由化などカルチョの国際化が進む中で急激な変化が起き、ボローニャやナポリ、トリノ、ジェノアなどの名門が降格の憂き目にあった。中堅クラスのクラブは成長に成功したグループ(フィオレンティーナ、ローマ、ラツィオなど)と没落するグループ(ジェノア、ボローニャ、ナポリ、トリノなど)に大別され、「三階建て」の構図は崩壊した。 こうした中で台頭したのがセブン・シスターズ(Seven Sisters、ビッグ7とも)と呼ばれるビッグクラブグループである。すなわち、

の7クラブである。 新興勢力フィオレンティーナ、パルマ、ラツィオはカルチョビジネスの拡大に伴うバブルに伴う大型補強を実施し、スクデット争いに加わった。(サンプドリアも含め「ビッグ8」と呼ばれたこともあったが、サンプドリアは1993年のマントバーニ会長の死去以降没落。) フィオレンティーナは映画製作者のマリオ(任1989-1993)と子ヴィットリオ・チェッキ・ゴーリ(任1993-2002)、ラツィオは食品メーカー大手チリオセルジョ・クラニョッティ(任1992-2003)、パルマは食品メーカー大手パルマラットカリスト・タンツィの下で莫大な資金を投入し、1999-2000シーズンには上位1-7位までをセブン・シスターズが占めることとなった。セブン・シスターズは国内のみならず、ヨーロッパにおいても華々しい躍進を遂げた。

セブン・シスターズの崩壊

サッカーバブルが崩壊し、過剰な投資と放漫財政の破綻が明らかになると、従来のビッグ3を除くクラブは経営難にあえぐこととなる。フィオレンティーナはチェッキ・ゴーリによる主力選手の売却などを経て2002年に破産した。ラツィオもクラニョッティによる無謀なチリオの経営が破綻したために破産寸前に追い込まれ、パルマも2003年、パルマラットの粉飾決算事件を機に不良債権を抱えてしまった。ローマも例外ではなく、センシ会長の下で巨額の負債を抱えることとなった。

クラブ再建へ

上記のように、フィオレンティーナ、ラツィオ、ローマ、パルマなど名門クラブは多額の負債を抱え、主力選手放出を余儀なくされ、現在クラブの再建に取り組んでいる。フィオレンティーナは破産によるクラブ消滅(2002)後、若手主体のチーム作り、中長期目標に基づく優勝を目指すなど、現在のセリエAは全体的に再建の途中といえる。 サンプドリア、トリノ、ナポリ、ジェノアなど古豪もクラブの経営再建を経て再びセリエAに挑戦しており、かつての三階建て構造が復活しつつある。

[編集] 歴代所属クラブ

1929年にリーグが現在の形になって以来、計60クラブがセリエAに所属してきた。この中でもインテルは、一度も降格することなくセリエAに所属し続けている唯一のクラブである(同じく2006年まで降格経験の無かったユヴェントスとの対戦を「イタリア・ダービー」と呼ぶが、ユヴェントスはカルチョ・スキャンダルによって初の降格を経験した)。また、現時点においてシエナは、セリエA初昇格以来、一度も降格することなく在籍シーズンを延ばし続けている。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

ヨーロッパ(UEFA)のサッカーリーグ

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