スタニスラス・ワウリンカ(Stanislas Wawrinka, 1985年3月28日 - )は、スイス・ローザンヌ出身の男子プロテニス選手。2008年の北京五輪男子ダブルスで、ロジャー・フェデラーと組んで金メダルを獲得した選手である。これまでにATPツアーでシングルス3勝、ダブルス2勝を挙げている。自己最高ランキングはシングルス9位、ダブルス90位。身長183cm、体重79kg。右利き、バックハンド・ストロークは片手打ち。バブリンカと呼ばれることも多い。
来歴 [編集]
ワウリンカは農場で働くドイツ人の父とスイス人の母の間に、4人兄妹の次男として生まれた。後に同じくプロテニス選手となる兄ジョナサンの手ほどきにより、8歳からテニスを始める。ジュニア時代には2003年全仏オープン男子シングルスジュニア部門で優勝するなど、早くから期待の若手として知られていた。同年にプロ入り。
2004年から男子テニス国別対抗戦・デビスカップのスイス代表選手になる。2005年から4大大会に出場し始めたワウリンカは、予選から勝ち上がった全仏オープンでマリアノ・プエルタとの3回戦まで勝ち進んだ。同年の全米オープンでは2回戦で(当時世界ランキング10位の)プエルタにフルセットの末勝利し、この大会でも3回戦まで進む。翌年の2006年7月にクロアチア・オープンでプロ初優勝を果たした後、しばらく足踏みが続いた。
2008年5月のローマ・マスターズで、ワウリンカはノバク・ジョコビッチとの決勝戦まで進み、この大会で準優勝した。8月の北京五輪で、ワウリンカとロジャー・フェデラーは男子ダブルスの第4シードに選ばれた。2人は準決勝でアメリカ代表のボブ・ブライアン&マイク・ブライアン組を破ると、決勝戦でスウェーデン代表のシーモン・アスペリン&トーマス・ヨハンソン組を 6-3, 6-4, 6-7, 6-3 で破り、スイスのテニス選手として1992年バルセロナ五輪の男子シングルスを制したマルク・ロセ以来の金メダルをもたらした。
2010年はハサン2世グランプリでビクトル・ハネスクを 6–2, 6–3 で破りツアー2勝目を挙げた。全米オープンでは、ワウリンカは3回戦で第4シードのアンディ・マリーに 6-7, 7-6, 6-3, 6-3 、4回戦でサム・クエリーを 7-6, 6-7, 7-5, 4-6, 6-4 で破り4大大会初のベスト8に進出した。
2011年は開幕戦のチェンナイ・オープンでグザビエ・マリスを 7–5, 4–6, 6–1 で勝利してツアー3勝目を挙げた。全豪オープンでは、4回戦でアンディ・ロディックを 6-3, 6-4, 6-4 で破り全米に続きベスト8に進出。準々決勝では先輩のロジャー・フェデラーに 1-6, 3-6, 3-6 で敗れた。
2012年ロンドンオリンピックの開会式ではスイス選手団の旗手を務めた。シングルスでは1回戦でアンディ・マリーに 3–6, 3–6 で敗退した。前回優勝のフェデラーとのダブルスも2回戦でイスラエルのアンディ・ラム&ジョナサン・エルリック組に 6-1, 6-7(5), 3-6 で敗れた。
2013年全豪オープンでは4回戦で第1シードのノバク・ジョコビッチと対戦した。5時間を超える熱戦となったが 6-1, 5-7, 4-6, 7-6(5), 10-12 で競り負けた。
ATPツアー決勝進出結果 [編集]
シングルス: 12回 (4勝8敗) [編集]
|
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| サーフェス別タイトル |
| ハード (1-3) |
| クレー (3-5) |
| 芝 (0-0) |
| カーペット (0-0) |
|
| サーフェス別タイトル |
| 屋外 (4-7) |
| 室内 (0-1) |
|
| 結果 |
No. |
決勝日 |
大会 |
サーフェス |
対戦相手 |
スコア |
| 準優勝 |
1. |
2005年7月4日 |
グシュタード |
クレー |
ガストン・ガウディオ |
4–6, 4–6 |
| 優勝 |
1. |
2006年7月24日 |
ウマグ |
クレー |
ノバク・ジョコビッチ |
6–6, 途中棄権 |
| 準優勝 |
2. |
2007年7月22日 |
シュトゥットガルト |
クレー |
ラファエル・ナダル |
4–6, 5–7 |
| 準優勝 |
3. |
2007年10月14日 |
ウィーン |
ハード (室内) |
ノバク・ジョコビッチ |
4–6, 0–6 |
| 準優勝 |
4. |
2008年1月5日 |
ドーハ |
ハード |
アンディ・マリー |
4–6, 6–4, 2–6 |
| 準優勝 |
5. |
2008年5月11日 |
ローマ |
クレー |
ノバク・ジョコビッチ |
6–4, 3–6, 3–6 |
| 準優勝 |
6. |
2010年1月4日 |
チェンナイ |
ハード |
マリン・チリッチ |
6–7(2), 6–7(3) |
| 優勝 |
2. |
2010年4月11日 |
カサブランカ |
クレー |
ビクトル・ハネスク |
6–2, 6–3 |
| 優勝 |
3. |
2011年1月9日 |
チェンナイ |
ハード |
グザビエ・マリス |
7–5, 4–6, 6–1 |
| 準優勝 |
7. |
2013年2月24日 |
ブエノスアイレス |
クレー |
ダビド・フェレール |
4–6, 6–3, 1–6 |
| 優勝 |
4. |
2013年5月5日 |
オエイラス |
クレー |
ダビド・フェレール |
6–1, 6–4 |
| 準優勝 |
8. |
2013年5月12日 |
マドリード |
クレー |
ラファエル・ナダル |
2–6, 4–6 |
ダブルス: 6回 (2勝4敗) [編集]
| 結果 |
No. |
決勝日 |
大会 |
サーフェス |
パートナー |
対戦相手 |
スコア |
| 準優勝 |
1. |
2004年7月11日 |
グシュタード |
クレー |
マルク・ロセ |
リーンダー・パエス
ダヴィッド・リクル |
4–6, 2–6 |
| 準優勝 |
2. |
2008年7月7日 |
グシュタード |
クレー |
ステファン・ボーリ |
ヤロスラフ・レビンスキー
フリップ・ポラセック |
6–3, 2–6, [9–11] |
| 優勝 |
1. |
2008年8月16日 |
北京五輪 |
ハード |
ロジャー・フェデラー |
シーモン・アスペリン
トーマス・ヨハンソン |
6–3, 6–4, 6–7(4), 6–3 |
| 準優勝 |
3. |
2009年1月11日 |
チェンナイ |
ハード |
ジャン=クロード・シェラー |
エリック・バトラック
ラジーブ・ラム |
3–6, 4–6 |
| 準優勝 |
4. |
2011年3月18日 |
インディアンウェルズ |
ハード |
ロジャー・フェデラー |
アレクサンドル・ドルゴポロフ
グザビエ・マリス |
4–6, 7–6(5), [7–10] |
| 優勝 |
2. |
2013年1月6日 |
チェンナイ |
ハード |
ブノワ・ペア |
アンドレ・ベゲマン
マルティン・エメリッヒ |
6–2, 6–1 |
4大大会シングルス成績 [編集]
- 略語の説明
| W |
F |
SF |
QF |
#R |
RR |
Q# |
LQ |
A |
WG |
Z# |
PO |
SF-B |
S |
G |
NMS |
NH |
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加
WG=デビスカップワールドグループ, Z#=デビスカップ地域ゾーン, PO=デビスカッププレーオフ, SF-B=オリンピック銅メダル, S=オリンピック銀メダル, G=オリンピック金メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, NH=開催なし.
外部リンク [編集]