トマーシュ・ベルディハ

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Tomas Berdych 2013.jpg
トマーシュ・ベルディハ
基本情報
ラテン文字名 Tomáš Berdych
国籍 チェコの旗 チェコ
出身地 同・ヴァラシュスケー・
メジジーチー
生年月日 1985年9月17日(28歳)
身長 196cm
体重 91kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2002年
ツアー通算 11勝
シングルス 9勝
ダブルス 21勝
4大大会最高成績・シングルス
全豪 ベスト4(2014)
全仏 ベスト4(2010)
全英 準優勝(2010)
全米 ベスト4(2012)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 ベスト8(2005)
全仏 2回戦(2005)
全英 2回戦(2005)
全米 2回戦(2004)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 5位(2013年8月19日)
ダブルス 54位(2006年4月10日)
2014年6月6日現在

トマーシュ・ベルディハTomáš Berdych, 1985年9月17日 - )は、ズリーン州ヴァラシュスケー・メジジーチー出身の、チェコの男子プロテニス選手。2010年ウィンブルドン選手権シングルスの準優勝者である。シングルス自己最高ランキングは5位(2013年8月)で、これまでにATPツアーでシングルス9勝、ダブルス2勝を挙げている。身長196cm、体重91kgの長身選手。彼の名前は、日本語では「トマシュ・ベルディヒ」「トーマス・ベルディハ」「トマス・ベルディッチ」「トマス・ベルディフ」「トーマス・ベルディッチ」など表記の揺れが大きいが、チェコ語での発音はCs-Tomas_Berdych.ogg [ˈtomaːʃ ˈbɛrdɪx]であり「マーシュ・ベルディフ」に近い。

来歴[編集]

ズリーン州にある人口3万人ほどの小さな町、ヴァラシュスケー・メジジーチーに生まれたベルディハは、5歳の時から地元のテニスセンターでテニスを始めた。彼はチェコ国内の12歳以下の選手によるジュニア・トーナメントで優勝した後、さらなる練習環境を求めてオロモウツ州プロスチェヨフ市に引っ越し、次々とジュニア選手のトーナメントを制していった。2002年に17歳でプロ入りし、2003年から男子テニス国別対抗戦・デビスカップのチェコ代表選手に選ばれた。2004年、ベルディハはアテネ五輪のチェコ代表選手として、シングルスのベスト8に進出した。2回戦で第1シードのロジャー・フェデラーを破って注目を集め、続く3回戦でもスペイン代表のトミー・ロブレドを破った後、準々決勝でアメリカ代表のテーラー・デントに 4-6, 1-6 で敗れた。オリンピック終了後、全米オープンで初めての4大大会4回戦に勝ち進み、9月末のイタリアパレルモ大会でツアー初優勝を果たした。

その後もベルディハは順調に成績を伸ばし、2006年全仏オープン2007年全豪オープンで4回戦に進んだ後、2007年ウィンブルドンで初のベスト8進出を決めた。このウィンブルドンは大会後半から雨天による日程順延が多くなり、ベルディハは第2シードのラファエル・ナダルに 6-7, 4-6, 2-6 で敗退している。ウィンブルドン8強入りの後、彼は世界ランキングを自己最高の9位に上げ、初めての世界トップ10入りを決めた。同年秋のジャパン・オープンで来日した時は、準決勝でリシャール・ガスケフランス)に敗れた。

2008年、ベルディハは初秋のジャパン・オープン決勝でフアン・マルティン・デル・ポトロアルゼンチン)を 6-1, 6-4 のストレートで下し、大会初優勝を挙げた。彼の男子ツアー大会シングルス優勝は、2007年6月のドイツ・ハーレ大会以来1年4か月ぶりとなる。

2010年全仏オープンでは、ロビン・セーデリングとの準決勝まで勝ち上がり、 6-3, 3-6, 5-7, 6-3, 6-3 で敗退したが、自身初となるグランドスラム4強入りを果たした。勢いに乗ったベルディハはウィンブルドンで旋風を起こし、準々決勝、同選手権で6度の優勝を誇るロジャー・フェデラーを 6-4, 3-6, 6-1, 6-4 で破った。同大会で2年連続7度目の優勝を狙っていたフェデラーが決勝進出を逃したのは8年ぶりだったこともあり、快挙を成し遂げたベルディハは大きな注目を集めた。次の準決勝でノバク・ジョコビッチを破り、初の4大大会決勝進出を果たす。決勝戦、ラファエル・ナダルに 6-3, 7-5, 6-4 で敗退するが、チェコ勢として、1987年のイワン・レンドル(当時チェコスロバキア)以来、実に23年ぶりの決勝進出を果たした。全米オープンでは1回戦で敗退するなどシーズン後半は調子を落としたが、トップ8選手による最終戦ATPワールドツアー・ファイナルに初出場を果たし、ランキングを自己最高の6位に上げた。

2011年の中国オープンでは、準優勝した2010年ウィンブルドン以来1年3か月ぶりに決勝に進出。マリン・チリッチを 3–6, 6–4, 6–1 で破り、2009年5月のミュンヘン大会以来2年5か月ぶりの6勝目を挙げた。

2012年のスペインとのデビスカップ決勝では第2試合でニコラス・アルマグロに 6-3, 3-6, 6-3, 6-7(5), 6-3 のフルセットで勝利し、ラデク・ステパネクと組んだ第3試合のダブルスを制し、2勝1敗で迎えた第4試合でダビド・フェレールに 2-6, 3-6, 5-7 で敗れたが勝った方が優勝の最終試合でラデク・ステパネクニコラス・アルマグロを 6-4, 7-6(0), 3-6, 6-3 で破りチェコは1980年(当時はチェコスロバキア)以来32年ぶりの優勝を果たした。翌年の大会も優勝し連覇を果たした。

ATPツアー決勝進出結果[編集]

シングルス: 22回 (9勝13敗)[編集]

大会グレード
グランドスラム (0-1)
ATPワールドツアー・ファイナル (0-0)
ATPワールドツアー・マスターズ1000 (1-2)
ATPワールドツアー・500シリーズ (3-2)
ATPワールドツアー・250シリーズ (6–8)
サーフェス別タイトル
ハード (5–7)
クレー (2-4)
芝 (1-2)
カーペット (1-0)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
優勝 1. 2004年9月27日 イタリアの旗 パレルモ クレー イタリアの旗 フィリッポ・ボランドリ 6–3, 6–3
優勝 1. 2005年7月4日 スウェーデンの旗 ボースタード クレー スペインの旗 ラファエル・ナダル 6–2, 2–6, 4–6
優勝 2. 2005年10月13日 フランスの旗 パリ カーペット (室内) クロアチアの旗 イワン・リュビチッチ 6–3, 6–4, 3–6, 4–6, 6–4
準優勝 2. 2006年6月12日 ドイツの旗 ハーレ スイスの旗 ロジャー・フェデラー 0–6, 7–6(4), 2–6
準優勝 3. 2006年9月25日 インドの旗 ムンバイ ハード ロシアの旗 ドミトリー・トゥルスノフ 3–6, 6–4, 6–7(5)
優勝 3. 2007年6月11日 ドイツの旗 ハーレ キプロスの旗 マルコス・バグダティス 7–5, 6–4
準優勝 4. 2008年7月7日 スウェーデンの旗 ボースタード クレー スペインの旗 トミー・ロブレド 4–6, 1–6
優勝 4. 2008年10月5日 日本の旗 東京 ハード アルゼンチンの旗 フアン・マルティン・デル・ポトロ 6–1, 6–4
優勝 5. 2009年5月11日 ドイツの旗 ミュンヘン クレー ロシアの旗 ミハイル・ユージニー 6–4, 4–6, 7–6(5)
準優勝 5. 2010年4月4日 アメリカ合衆国の旗 マイアミ ハード アメリカ合衆国の旗 アンディ・ロディック 5–7, 4–6
準優勝 6. 2010年7月4日 イギリスの旗 ウィンブルドン スペインの旗 ラファエル・ナダル 3–6, 5–7, 4–6
優勝 6. 2011年10月9日 中華人民共和国の旗 北京 ハード クロアチアの旗 マリン・チリッチ 3–6, 6–4, 6–1
優勝 7. 2012年2月5日 フランスの旗 モンペリエ ハード (室内) フランスの旗 ガエル・モンフィス 6–2, 4–6, 6–3
準優勝 7. 2012年5月13日 スペインの旗 マドリード クレー スイスの旗 ロジャー・フェデラー 6–3, 5–7, 5–7
準優勝 8. 2012年8月25日 アメリカ合衆国の旗 ウィンストン・セーラム ハード アメリカ合衆国の旗 ジョン・イスナー 6–3, 4–6, 6–9(9)
優勝 8. 2012年10月21日 スウェーデンの旗 ストックホルム ハード (室内) フランスの旗 ジョー=ウィルフリード・ツォンガ 4-6, 6-4, 6-4
準優勝 9. 2013年2月24日 フランスの旗 マルセイユ ハード (室内) フランスの旗 ジョー=ウィルフリード・ツォンガ 6–3, 6–7(6), 4–6
準優勝 10. 2013年3月2日 アラブ首長国連邦の旗 ドバイ ハード セルビアの旗 ノバク・ジョコビッチ 5–7, 3–6
準優勝 11. 2013年9月29日 タイ王国の旗 バンコク ハード (室内) カナダの旗 ミロシュ・ラオニッチ 6-7(4), 3-6
優勝 9. 2014年2月16日 オランダの旗 ロッテルダム ハード (室内) クロアチアの旗 マリン・チリッチ 6–4, 6–2
準優勝 12. 2014年3月1日 アラブ首長国連邦の旗 ドバイ ハード スイスの旗 ロジャー・フェデラー 6–3, 4–6, 3–6
準優勝 13. 2014年5月4日 ポルトガルの旗 オエイラス クレー アルゼンチンの旗 カルロス・ベルロク 6-0, 5-7, 1-6

ダブルス: 3回 (2勝1敗)[編集]

結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
優勝 1. 2008年2月24日 オランダの旗 ロッテルダム ハード
(室内)
ロシアの旗 ドミトリー・トゥルスノフ ドイツの旗 フィリップ・コールシュライバー
ロシアの旗 ミハイル・ユージニー
7–5, 3–6, [10–7]
準優勝 1. 2010年8月8日 アメリカ合衆国の旗 ワシントンD.C. ハード チェコの旗 ラデク・ステパネク アメリカ合衆国の旗 マーディ・フィッシュ
バハマの旗 マーク・ノールズ
6–4, 6–7(7), [7–10]
優勝 2. 2014年1月3日 カタールの旗 ドーハ ハード チェコの旗 ヤン・ハジェク オーストリアの旗 アレクサンダー・ペヤ
ブラジルの旗 ブルーノ・ソアレス
6-2, 6-4

4大大会シングルス成績[編集]

略語の説明
W  F  SF QF #R RR Q# LQ A WG Z# PO SF-B S G NMS NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加
WG=デビスカップワールドグループ, Z#=デビスカップ地域ゾーン, PO=デビスカッププレーオフ, SF-B=オリンピック銅メダル, S=オリンピック銀メダル, G=オリンピック金メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, NH=開催なし.

大会 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 通算成績
全豪オープン A 2R 1R 2R 4R 4R 4R 2R QF QF QF SF 29–11
全仏オープン A 1R 2R 4R 1R 2R 1R SF 1R 4R 1R QF 17–11
ウィンブルドン A 1R 3R 4R QF 3R 4R F 4R 1R QF 27–10
全米オープン 2R 4R 3R 4R 4R 1R 3R 1R 3R SF 4R 24–11

外部リンク[編集]