全仏オープン

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ローラン・ギャロス
公式サイト
開催国 フランスの旗 フランス
パリ
開催会場 スタッド・ローラン・ギャロス (1928–現在)
サーフェス クレー
男子ドロー 128S / 128Q / 64D (2013)
女子ドロー 128S / 96Q / 64D (2013)
賞金総額 22,000,000 (2013)[1]
グランドスラム
全仏オープンのセンターコート(フィリップ・シャトリエ・コート)

全仏オープンぜんふつオープン、フランス語:Les Internationaux de France, Le Tournoi de Roland-Garros, 英語:The French Open)は、テニスの4大国際大会であるグランドスラムの一つ。フランスの首都パリの名所ブローニュの森の隣接するスタッド・ローラン・ギャロス(Stade Roland Garros)にて、5月末から6月初めにかけて開催される。大会運営はフランステニス連盟(FFT)が行う。

概要[編集]

飛行家ローラン・ギャロス1888年 - 1918年)の功績を称えて、会場には彼の名前が冠されている。このため本大会は「ローラン・ギャロス・トーナメント」(Le Tournoi de Roland Garros)とも呼ばれる。

全仏オープンは4大大会で唯一、クレー(赤土=レンガの粉)コートを利用することでも知られており、他の大会とは違った展開が楽しめる。毎年の大会は展開が波乱に富み、上位シード選手の早期敗退も多い。例えばピート・サンプラスは男子歴代2位(達成当時は歴代1位)の「14度」他の4大大会を制しながらも、全仏オープンだけは最後まで制覇できなかった。史上最高のテニスプレーヤーとも言われるロジャー・フェデラーですら2014年現在1度の優勝経験しかない。最近の男子シングルス優勝者には、“クレーコート・スペシャリスト”たちが大半を占める傾向が強くなっていて、キャリア・グランドスラムを目指す最大の障壁となっている。

技術だけでなく、強い精神力が勝敗を左右する、最も過酷なトーナメントとも言われるグランドスラム大会である。

またこの大会は、場内アナウンス、審判のコールその他は全てフランス語で行われる、また選手が優勝スピーチを一部でもフランス語でやることでも知られている。

日本での試合中継はWOWOWテレビ東京が放送(両局が共同で放映権を持っている)。しかし、2008年の大会はテレビ東京は実況アナウンサーの現地への派遣や解説者の不足を理由に予選ラウンドから決勝までの全てを中継せず、WOWOWからの映像提供でスポーツニュース枠(「メガスポ!」)の時間で伝える程度となり、2009年大会以降はWOWOWの独占放送である。よってテレビ東京での放送は「メガスポ!」の後継番組である「neo sports」のみしか放送されない(WOWOWからの映像提供扱い)。

2012年大会はWOWOWが放映権を取得した「UEFA EURO 2012」の衛星生中継との兼ね合いで、女子シングルス決勝・ダブルス決勝・男子シングルス決勝は録画中継での放送となった。

歴史[編集]

  • 1891年 - フランス選手権(Championnat de France)として創設。最初は男子シングルスと男子ダブルスの2部門のみだった。
  • 1897年 - 女子シングルス部門を追加。
  • 1902年 - 混合ダブルス部門を追加。
  • 1907年 - 女子ダブルス部門を追加。
  • 1925年 - 規約を改定し、国際大会となる(それまではフランス人選手しか出場資格を得られなかった)。正式大会名をフランス国際大会(Internationaux de France)と改名。
  • 1928年 - 開催地をスタッド・ローラン・ギャロスに移転。
  • 1968年 - 四大大会で初のオープン大会となり、アマチュア・プロの別を問わず参加可能になる。
  • 1995年 - センターコート「コート・フィリップ・シャトリエ」(Court Philippe-Chatrier)を増築。
  • 2007年 - 車いすテニス部門を追加。詳細は全仏オープン (車いすテニス)を参照。

過去10年のシングルス優勝者[編集]

男子 女子 備考
2005年 スペインの旗 ラファエル・ナダル ベルギーの旗 ジュスティーヌ・エナン・アーデン ナダルは、初出場で19歳2日の最年少優勝記録。
2006年 スペインの旗 ラファエル・ナダル ベルギーの旗 ジュスティーヌ・エナン・アーデン
2007年 スペインの旗 ラファエル・ナダル ベルギーの旗 ジュスティーヌ・エナン
2008年 スペインの旗 ラファエル・ナダル セルビアの旗 アナ・イバノビッチ イバノビッチは、女子のセルビア出身者として初の4大大会優勝。
2009年 スイスの旗 ロジャー・フェデラー ロシアの旗 スベトラーナ・クズネツォワ フェデラーは、キャリア・グランドスラムを達成。同時に、最多タイ記録となる14度目の4大大会優勝。
2010年 スペインの旗 ラファエル・ナダル イタリアの旗 フランチェスカ・スキアボーネ スキアボーネは、女子のイタリア出身者として初の4大大会優勝。
2011年 スペインの旗 ラファエル・ナダル 中華人民共和国の旗 李娜 李娜は、アジア人選手として初の4大大会優勝。
2012年 スペインの旗 ラファエル・ナダル ロシアの旗 マリア・シャラポワ シャラポワは、キャリア・グランドスラムを達成。
2013年 スペインの旗 ラファエル・ナダル アメリカ合衆国の旗 セリーナ・ウィリアムズ セリーナは、31歳8か月でオープン化以降の最年長優勝記録。
2014年 スペインの旗 ラファエル・ナダル ロシアの旗 マリア・シャラポワ ナダルは、史上初の大会5連覇で大会最多の通算9勝目。

記録[編集]

男子(1891年 - )[編集]

記録名 時代 選手名 記録値 年代
シングルス
最多優勝回数
1924年以前 フランスの旗 マックス・デキュジス 8回 1903年 - 1904年、1907年 - 1909年、1912年 - 1914年
1925年 - 1967年 フランスの旗アンリ・コシェ 4回 1926年、1928年、1930年、1932年
1968年以後 スペインの旗ラファエル・ナダル 9回 2005年 - 2008年、2010年 - 2014年
シングルス
最多連続優勝回数
1924年以前 フランスの旗 マックス・デキュジス 3回 1907年 - 1909年と、1912年 - 1914年の2度
1925年 - 1967年 アメリカ合衆国の旗フランク・パーカー 2回 1948年 - 1949年
チェコの旗ヤロスラフ・ドロブニー 1951年 - 1952年
アメリカ合衆国の旗トニー・トラバート 1954年 - 1955年
イタリアの旗ニコラ・ピエトランジェリ 1959年 - 1960年
1968年以後 スペインの旗ラファエル・ナダル 5回 2010年 - 2014年
ダブルス
最多優勝回数
1924年以前 フランスの旗 マックス・デキュジス 14回 1902年 - 1914年、1920年
1925年 - 1967年 オーストラリアの旗ロイ・エマーソン 6回 1960年、1962年(ニール・フレーザー組)、1961年(ロッド・レーバー組)、1963年(マニュエル・サンタナ組)、1964年(ケン・フレッチャー組)、1965年(フレッド・ストール組)
1968年以後 オランダの旗ポール・ハーフース 3回 1995年、1998年(ヤッコ・エルティン組)、2002年(エフゲニー・カフェルニコフ組)
ロシアの旗エフゲニー・カフェルニコフ 1996年 - 1997年(ダニエル・バチェク組)、2002年(ポール・ハーフース組)
インドの旗 リーンダー・パエス 1999年、2001年(マヘシュ・ブパシ組)、2009年(ルーカス・ドロウヒー組)
ベラルーシの旗 マックス・ミルヌイ 2005年、2006年(ヨナス・ビョークマン組)、2011年(ダニエル・ネスター組)
カナダの旗 ダニエル・ネスター 2007年(マーク・ノールズ組)、2010年(ネナド・ジモニッチ組)、2011年(マックス・ミルヌイ組)
ダブルス
最多連続優勝回数
1924年以前 フランスの旗 マックス・デキュジス 13回 1902年 - 1914年
1925年 - 1967年 オーストラリアの旗ロイ・エマーソン 6回 1960年 - 1965年
1968年以後 アメリカ合衆国の旗ジーン・メイヤー 2回 1978年(ハンク・フィスター組) - 1979年(サンディ・メイヤー組)
ロシアの旗エフゲニー・カフェルニコフ
チェコの旗ダニエル・バチェク
1996年 - 1997年
スウェーデンの旗 ヨナス・ビョークマン
ベラルーシの旗マックス・ミルヌイ
2005年 - 2006年
カナダの旗 ダニエル・ネスター 2010年(ネナド・ジモニッチ組) - 2011年(マックス・ミルヌイ組)

女子(1897年 - )[編集]

その他[編集]

優勝者一覧[編集]

優勝賞金(男女シングルス)[編集]

大会 金額(男子) 金額(女子)
1989年大会 29万1752USドル 25万7379USドル
1990年大会6月10日 37万0000USドル 29万3000USドル
2002年大会 78万0000ユーロ 76万0500ユーロ
2003年大会 84万0000ユーロ 81万9000ユーロ
2004年大会 86万0000ユーロ 83万8500ユーロ
2005年大会 88万0000ユーロ 86万7000ユーロ
2006年大会 94万0000ユーロ
2007年大会 100万0000ユーロ
2008年大会 100万0000ユーロ
2009年大会 106万0000ユーロ
2010年大会 112万0000ユーロ
2011年大会 120万0000ユーロ
2012年大会 125万0000ユーロ
2013年大会 150万0000ユーロ

協賛スポンサー[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]