全仏オープン
| ローラン・ギャロス | |
|---|---|
| 公式サイト | |
| 開催国 | パリ |
| 開催会場 | スタッド・ローラン・ギャロス (1928–現在) |
| サーフェス | クレー |
| 男子ドロー | 128S / 128Q / 64D (2011) |
| 女子ドロー | 128S / 96Q / 64D (2011) |
| 賞金総額 | €17,520,000 (2011)[1] |
| グランドスラム | |
全仏オープン(ぜんふつオープン、フランス語:Les Internationaux de France, Le Tournoi de Roland-Garros, 英語:The French Open)は、テニスの4大国際大会であるグランドスラムの一つ。フランスの首都パリの名所ブローニュの森の隣接するスタッド・ローラン・ギャロス(Stade Roland Garros)にて、5月末から6月初めにかけて開催される。
目次 |
概要[編集]
飛行家ローラン・ギャロス(1888年 - 1918年)の功績を称えて、会場には彼の名前が冠されている。このため本大会は「ローラン・ギャロス・トーナメント」(Le Tournoi de Roland Garros)とも呼ばれる。
全仏オープンは4大大会で唯一、クレー(赤土=レンガの粉)コートを利用することでも知られており、他の大会とは違った展開が楽しめる。毎年の大会は展開が波乱に富み、上位シード選手の早期敗退が多いことから「赤い悪魔」「赤土には気まぐれな神が棲んでいる」と評されることも多い。例えばピート・サンプラスは男子歴代2位(達成当時は歴代1位)の「14度」他の4大大会を制しながらも、全仏オープンだけは最後まで制覇できなかった。最近の男子シングルス優勝者には、“クレーコート・スペシャリスト”たちが大半を占める傾向が強くなっていて、キャリア・グランドスラムを目指す最大の障壁となっている。
技術だけでなく、強い精神力が勝敗を左右する、最も過酷なトーナメントとも言われるグランドスラム大会である。
またこの大会は、場内アナウンス、審判のコールその他は全てフランス語で行われる、また選手が優勝スピーチを一部でもフランス語でやることでも知られている。
日本での試合中継はWOWOWとテレビ東京が放送している(両局が共同で放映権を持っている)。しかし、2008年の大会はテレビ東京は実況アナウンサーの現地への派遣や解説者の不足を理由に予選ラウンド~決勝までの全てを中継せず、WOWOWからの映像提供でスポーツニュース枠(「メガスポ!」)の時間で伝える程度となってしまい、生中継はWOWOWの独占放送だった。2009年大会については昨年までと同様の対応を予定していたが、見送られて、2008年同様にWOWOWの独占放送になる事が明らかになった。(理由は不明。)よってテレビ東京での放送は「メガスポ!」の後継番組である「neo sports」のみしか放送されない。(WOWOWからの映像提供扱い。)しかし、2012年の大会はWOWОWが放映権を取得している「サッカー欧州選手権」の衛星生中継との兼ね合いで女子シングルス決勝・ダブルス決勝・男子シングルス決勝はやむを得ず録画中継での放送となってしまった。
歴史[編集]
- 1891年 - フランス選手権(Championnat de France)として創設。最初は男子シングルスと男子ダブルスの2部門のみだった。
- 1897年 - 女子シングルス部門を追加。
- 1902年 - 混合ダブルス部門を追加。
- 1907年 - 女子ダブルス部門を追加。
- 1925年 - 規約を改定し、国際大会となる(それまではフランス人選手しか出場資格を得られなかった)。正式大会名をフランス国際大会(Internationaux de France)と改名。
- 1928年 - 開催地をスタッド・ローラン・ギャロスに移転。
- 1968年 - 四大大会で初のオープン大会となり、アマチュア・プロの別を問わず参加可能になる。
- 1995年 - センターコート「コート・フィリップ・シャトリエ」(Court Philippe-Chatrier)を増築。
- 2007年 - 車いすテニス部門を追加。詳細は全仏オープン (車いすテニス)を参照。
過去10年のシングルス優勝者[編集]
| 年 | 男子 | 女子 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2003年 | エナン・アーデンは、ベルギー出身者として初の4大大会優勝。 | ||
| 2004年 | ミスキナは、女子のロシア出身者として初の4大大会優勝。 | ||
| 2005年 | ナダルは、初出場で「19歳2日」の最年少優勝記録を樹立。10代男子の4大大会優勝は、1990年の全米オープンで「19歳28日」で優勝したサンプラス以来、15年ぶり。 | ||
| 2006年 | |||
| 2007年 | |||
| 2008年 | ナダルは、1978~81年のボルグ以来27年振りの大会4連覇。 イバノビッチは、女子のセルビア出身者として初の4大大会優勝。 |
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| 2009年 | フェデラーは、この優勝で1999年のアガシ以来のキャリア・グランドスラムを達成。同時に、サンプラスに並ぶ14度目の4大大会制覇となる。 | ||
| 2010年 | スキアボーネは、女子のイタリア出身者として初の4大大会優勝。 | ||
| 2011年 | 李娜は、アジア人選手として初の4大大会優勝。 | ||
| 2012年 | ナダルは、ボルグを抜く最多の7度目の優勝。 シャラポワは、この優勝で2003年のセリーナ・ウィリアムズ以来のキャリア・グランドスラムを達成。 |
記録[編集]
男子(1891年 - )[編集]
| 記録名 | 時代 | 選手名 | 記録値 | 年代 |
|---|---|---|---|---|
| シングルス 最多優勝回数 |
1924年以前 | 8回 | 1903年 - 1904年、1907年 - 1909年、1912年 - 1914年 | |
| 1925年 - 1967年 | 4回 | 1926年、1928年、1930年、1932年 | ||
| 1968年以後 | 7回 | 2005年 - 2008年、2010年 - 2012年 | ||
| シングルス 最多連続優勝回数 |
1924年以前 | 3回 | 1907年 - 1909年と、1912年 - 1914年の2度 | |
| 1925年 - 1967年 | 2回 | 1948年 - 1949年 | ||
| 1951年 - 1952年 | ||||
| 1954年 - 1955年 | ||||
| 1959年 - 1960年 | ||||
| 1968年以後 | 4回 | 1978年 - 1981年 | ||
| 2005年 - 2008年 | ||||
| ダブルス 最多優勝回数 |
1924年以前 | 14回 | 1902年 - 1914年、1920年 | |
| 1925年 - 1967年 | 6回 | 1960年、1962年(ニール・フレーザー組)、1961年(ロッド・レーバー組)、1963年(マニュエル・サンタナ組)、1964年(ケン・フレッチャー組)、1965年(フレッド・ストール組) | ||
| 1968年以後 | 3回 | 1995年、1998年(ヤッコ・エルティン組)、2002年(エフゲニー・カフェルニコフ組) | ||
| 1996年 - 1997年(ダニエル・バチェク組)、2002年(ポール・ハーフース組) | ||||
| 1999年、2001年(マヘシュ・ブパシ組)、2009年(ルーカス・ドロウヒー組) | ||||
| 2005年、2006年(ヨナス・ビョークマン組)、2011年(ダニエル・ネスター組) | ||||
| 2007年(マーク・ノールズ組)、2010年(ネナド・ジモニッチ組)、2011年(マックス・ミルヌイ組) | ||||
| ダブルス 最多連続優勝回数 |
1924年以前 | 13回 | 1902年 - 1914年 | |
| 1925年 - 1967年 | 6回 | 1960年 - 1965年 | ||
| 1968年以後 | 2回 | 1978年(ハンク・フィスター組) - 1979年(サンディ・メイヤー組) | ||
| 1996年 - 1997年 | ||||
| 2005年 - 2006年 | ||||
| 2010年(ネナド・ジモニッチ組) - 2011年(マックス・ミルヌイ組) |
女子(1897年 - )[編集]
その他[編集]
優勝者一覧[編集]
優勝賞金(男女シングルス)[編集]
| 大会 | 金額(男子) | 金額(女子) |
|---|---|---|
| 1989年大会 | 29万1752USドル | 25万7379USドル |
| 1990年大会6月10日 | 37万0000USドル | 29万3000USドル |
| 2002年大会 | 78万0000ユーロ | 76万0500ユーロ |
| 2003年大会 | 84万0000ユーロ | 81万9000ユーロ |
| 2004年大会 | 86万0000ユーロ | 83万8500ユーロ |
| 2005年大会 | 88万0000ユーロ | 86万7000ユーロ |
| 2006年大会 | 94万0000ユーロ | |
| 2007年大会 | 100万0000ユーロ | |
| 2008年大会 | 100万0000ユーロ | |
| 2009年大会 | 106万0000ユーロ | |
| 2010年大会 | 112万0000ユーロ | |
| 2011年大会 | 120万0000ユーロ | |
協賛スポンサー[編集]
- 最高位のスポンサー(公式メイン・パートナー)はBNPパリバ。パリ国立銀行時代の1973年より継続して協賛している。
- その他のスポンサー(公式パートナー)は、アディダス、アラン・アフルル、IBM、ラギャルデール、フェデックス、ラコステ、ペリエ、オレンジ、プジョー、ロンジンである。
- フランスの自動車メーカー、プジョーは1981年より全仏オープンテニスのスポンサーとなっており、「ローラン・ギャロス」という特別仕様車を発売している。日本では2002年より発売されている。
脚注[編集]
- ^ “Roland Garros - The 2009 French Open - Official Site by IBM”. 2009年6月5日閲覧。
外部リンク[編集]
- 全仏オープン公式ホームページ(フランス語)(英語)(スペイン語)
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