「ROOKIES」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
→‎関連項目: 意味のない関連項目除去。TBSは既にリンク貼付済み、スクールウォーズは同じ学園ドラマというだけで関連性薄い。
343行目: 343行目:
*劇中で生徒が[[喫煙]]するシーンが放映され、番組最後のクレジット表記の後、『'''番組中に高校生の喫煙シーンがありますが、未成年者の喫煙は法律でかたく禁止されています。ストーリー上のフィクションですので絶対に真似しないでください。'''』と視聴者への注意喚起を訴える黒画面に白抜きのテロップが表示された。
*劇中で生徒が[[喫煙]]するシーンが放映され、番組最後のクレジット表記の後、『'''番組中に高校生の喫煙シーンがありますが、未成年者の喫煙は法律でかたく禁止されています。ストーリー上のフィクションですので絶対に真似しないでください。'''』と視聴者への注意喚起を訴える黒画面に白抜きのテロップが表示された。



=== 関連項目 ===
*[[東京放送|TBS]]
*[[スクール☆ウォーズ]](同局で嘗て放送されていたドラマ)


=== 外部リンク ===
=== 外部リンク ===

2008年4月30日 (水) 08:01時点における版

ROOKIES
ジャンル 野球漫画
漫画
作者 森田まさのり
出版社 集英社
掲載誌 週刊少年ジャンプ
発表期間 1998年10号 - 2003年39号
巻数 24巻(単行本)
ドラマ:ROOKIES ルーキーズ
監督 平川雄一朗武藤淳
制作 津留正明
放送局 TBS
放送期間 2008年4月19日 - 未定
話数 未定
テンプレート - ノート

ROOKIES』(ルーキーズ)は『週刊少年ジャンプ』(集英社)に連載されていた野球漫画。作者は森田まさのり。全24巻(1998年10号から2003年39号まで)

2008年にはTBSでドラマ化された。詳細は#テレビドラマ参照

内容

二子玉川学園高校(通称ニコガク)へ赴任してきた新人教師・川藤幸一。ニコガクの野球部は、かつて甲子園出場まで果たしていた伝統ある部だが、現在では不良たちの溜まり場と化し、おまけに部員の起こした不祥事により活動停止。そんな野球部を、野球の「や」の字も知らない川藤が自ら顧問となり、自暴自棄になっていた不良たち=野球部員の根性を親身になって立て直し、野球部の再建に乗り出す。そして夢の甲子園を目指す物語。

登場人物はプロ野球選手の名前を元ネタとしている。二子玉川学園高校のキャラクターは阪神タイガースの選手名、対戦相手は巨人の選手名で、女性キャラは下の名前は女子アナから取られている。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


登場人物

二子玉川学園高校

川藤幸一(かわとう こういち)
神田川高校の新米教師だったが、教え子を殴り2階から転落させ辞職、ニコガクで教鞭をとることになり、小林との出会いがきっかけで野球部の顧問を務める事になる。担当教科は国語だが、緊張したり興奮したりすると日本語がおかしくなる。まず人を信じ正面から向き合うという、今時学園ドラマにも存在しない天然熱血教師で、夢に向かっている生徒には全力で協力するが、夢を馬鹿にする、あるいは夢を持たない生徒に対しては夢を持つように熱く語りかける。直情すぎるゆえに、時にトラブルを招くこともあるが、ニコガク野球部員はその熱血ぶりにあきれつつも尊敬している。
子供の頃から父親に格闘技を徹底的に仕込まれたこともあり、空手は二段で、都大会優勝経験もある。反面野球は未経験でルールも知らなかったが、元々飲み込みは早い方だったので、野球の技術・知識を伸ばしていった。自分が直接応援できなくても近くにいるだけで力を与える存在。敵チームに対しても時に励まし、本気の相手を受け止め勝つことこそ本望とする。無類のカップラーメン好き。偉人の名言が好き。女心は分からない。ネクタイを結べない。礼節を重んじる。
名前の由来は川藤幸三+田淵幸一
安仁屋恵壹(あにや けいいち)
右投右打・背番号1・181cm・75kg
遠投123m・50M走6.0秒
尊敬する人:監督
ポジションはピッチャー。いわゆるエースで4番。中学校時代は外野手中堅手)で、走攻守全てずば抜けたレベルにあり、打率も6割を超えていたという。高校は名門の高校を嫌ってニコガクに進学。しかし中学校時代の(格上の)ライバルであった川上が一年にして夏の甲子園エースとして登板するも、一回で12点も取られていた様子を見て、甲子園とのレベルの差を知り、努力をしても無駄だと割り切り野球を諦めてしまった。その後は自堕落な高校生活を過ごすが、川藤に出会い努力する喜びを知る。猛練習の甲斐あってか、もともとあった野球センスにさらに磨きを掛けていった。自分の能力ゆえ当初は気負うこともあったが、チームメートの成長や励ましによってチームプレーの大切さを知っていく。ストレートは2年時でMAX150km/h、3年時には155km/h。
名前の由来は安仁屋宗八+藪恵壹
御子柴徹(みこしば とおる)
右投右打・背番号4・154cm・47kg
遠投83m・50M走6.9秒
尊敬する人:監督
キャプテン。ポジションはセカンドキャッチャーも守れ、リードがうまい。打順は基本的に2番。不良ぞろいのニコガク野球部員にあって、唯一優等生風の部員である(しかし連載当初は喫煙していた)。中学校時代も野球をやっていたが、もっぱら球拾いが専門であり、ニコガク野球部でも部として活動していない時はやはりパシリのような存在であった。しかし野球に対する情熱は捨てきれず川藤と共に野球部を立て直し、やがてキャプテンとして活躍することになる。守備は鉄壁、打撃はそこそこ器用で選球眼もある。ただし試合中に緊張してミスをする場面も多い。感動して泣くことが多く、部員にもそれをいじられることが多い。
名前の由来は御子柴進+和田徹
新庄慶(しんじょう けい)
右投左打・背番号10→5・185cm・81kg
背筋270kg・遠投112m・50M走6.3秒
尊敬する人:担任
ポジションはサード。打順は基本的に5番。連載当初はかなり極悪且つ暴力的な面が目立ち、力を示すことで仲間を作り、仲間の裏切りを毛嫌いしていた。しかし、川藤の本心をくみ改心。川藤に「あいつほど人間臭い奴はいない」と言われるほど実は誰よりも仲間想いであったことがわかる。
自らの意思で元野球部員であった先輩に過去の過ちを謝罪し、もう一度一緒に野球をしようと申し出る。その際暴行を受けても一切手を出さず誠実さを見せ先輩とは和解した。他のメンバーより一ヶ月遅れて野球を始めるも、抜群の野球センスと筋力を持ちスラッガーとして開花。守備も良い。口数は少ないが誰よりも精神面で強く、ピンチの場面で仲間を叱咤激励し試合の流れを変えることもある。
名前の由来は新庄剛志+井川慶
関川秀太(せきかわ しゅうた)
右投右打・背番号8・163cm・54kg
遠投88m・50M走5.6秒
尊敬する人:担任
ポジションはセンター。打順は1番。不良時代に万引きを繰り返した事で鍛えられた為、足が速く50m走は5.6秒。100mは調子が良い時で10秒台をたたき出すこともあり、陸上部のスカウトに揺れた事もある。長打力はないが足の速さを生かしたバントヒットなどは相手チームにとってかなりいやらしい存在である。逆立てたヘアスタイルにプライドを持つが、立てているときはまだ本気モードではない。
名前の由来は関川浩一+田中秀太
若菜智哉(わかな ともちか)
右投右打・背番号2・179cm・71kg
背筋190kg・遠投97m・50M走6.4秒
尊敬する人:担任
ポジションはキャッチャー。打順は1年では3番、2年では6番。メンバーを盛り上げるムードメーカーとしての素質を買われてのポジションであったが、最初は打者がスイングをすると怖くて目をつぶってしまい、捕球すらままならないと言うありさまだった。のちに努力の結果克服し、同時に速球に強くなり、バッティングも良くなった。センスもあるが、キャッチャーとしてはあまりリードはうまくないようである。
小学校時代に東京から鎌倉まで逆立ちで横断する事に挑戦する少年としてテレビで取り上げられたもののすぐに挫折した経験があり、以来あらゆる物事に対して逃げ腰になっていたが、川藤との出会いでそれを克服していく。キレやすさも野球部一であったが、精神面でも克服していった。
名前の由来は若菜嘉晴+坪井智哉
平塚平(ひらつか たいら)
右投右打・背番号5→10・175cm・75kg
握力右約82.5kg・遠投100m・50M走7.0秒
尊敬する人:両津勘吉
ポジションはサードであるが、基本的に代打要員であり、様々なポジションにつく。スタメンで出場したときはほとんどの打席で空振り三振でバットに当たることすら稀である。しかし、代打で出場したときは必ずといってもいいほど値千金の一打を放つ。また、頭部付近に来たボールには異常に強い。守備は平凡なゴロをトンネルすることがあるなど上手いとは言えないが、信じられないファインプレーを見せることもある。塔子に思いを寄せるが、全く相手にされていない。今岡からは「平っち」と呼ばれているが本人は気に入らないようである。後に赤星からは「平っち先輩(さん)」と呼ばれる。口癖は「いぇい」。中学時代はロン毛だった。
名前の由来は平塚克洋+藤田平
岡田優也(おかだ ゆうや)
左投左打・背番号7→9・170cm・59kg
遠投85m・50M走6.8秒
尊敬する人:担任
ポジションはレフトからライトへとコンバートされた。左利き。肩が強く、川藤によると選球眼がかなり良いとのこと。特徴的なドレッドヘアはストリートファション誌の人気モデルを参考にしている。連載初期は他の部員同様、粗暴なキャラであったが、個性をつけるためか、冷静で落ち着いたキャラへと変貌し、他の部員をたしなめ諭す場面が見られた。赤星の登場以降は控えに回る。バッティングでは目黒川の江夏から2試合とも2出塁するなど得意にしているようである。
名前の由来は岡田彰布+安藤優也
湯舟哲郎(ゆふね てつろう)
右投右打・背番号3・186cm・80kg
背筋195kg・遠投100m・50M走6.5秒
尊敬する人:担任
ポジションはファースト。チーム一の長身と意外性のある打撃が持ち味。打順は基本的に8番(川藤いわく大穴の打順)。スイングの際に「にゃー」という掛け声(猫打ち)で、クリーンヒットを打つことができる。しかしチーム一のビビリでもある。特に初期の頃は新庄や安仁屋を恐れるなどやや格の低い場面が見られた。真弓先生に思いを寄せている。バカ正直な面があり天然である。
名前の由来は湯舟敏郎+川尻哲郎
桧山清起(ひやま きよおき)
右投右打・背番号6・174cm・65kg
遠投90m・50M走6.9秒
尊敬する人:担任
打球勘が良くショートを任される。打順は1年では6番、2年では基本的に7番。一方で打撃面はミートが大の苦手で、バッティングセンターの90km/hの球すら当たらないという状況であった。しかし、猛練習の甲斐あってか、練習試合でスリーランホームランを打つ事もあった。キレやすさは若菜に次ぐが、仲間のために馬鹿にされても我慢できるようにもなった。
名前の由来は桧山進次郎+中西清起
今岡忍(いまおか しのぶ)
右投両打・背番号9→7・152cm・45kg
遠投76m・50M走7.3秒
ポジションはライトからレフトへとコンバートされた。セカンドも守れ、赤星の入部以前はリリーフ投手も務めていた。打順は基本的に9番。平塚と仲が良く、「平っち」と呼ぶ。初登場時は他のメンバーと同様に気性の荒い性格で描かれていたが、回を経るごとに穏和でのらりくらりとした性格へと変化し、独自のキャラクターを確立させる。平塚の暴走を止めている場面が多い。非常に器用で、アンダースロー一本足打法を駆使したり、スイッチヒッターでもある。打撃、守備ともにそつなくこなすものの重要な局面で活躍している描写は少ないが、意外性のある活躍を見せ、特に体を張ったプレーが光る。投げる時の「ふよ」という掛け声が特徴的。
名前の由来は今岡誠+福原忍
赤星奨志(あかぼし しょうじ)
左投左打・背番号11・177cm・72kg
背筋240kg・握力右69kg左72kg・遠投115m・50M走5.8秒
尊敬する人:なし
ポジションはピッチャーで、安仁屋の登板時はライト、若菜の負傷時はキャッチャーまでこなす万能プレイヤー。打順は3番。左利き。学年は安仁屋らの一つ下である。自称天才、ビッグマウスで常に相手を見下した態度をとるが、相応の実力を持ち、努力もしている。メジャーリーグを目指し、大学の野球部で練習し、高校には野球ではなく英語を勉強する目的で入学した(ただ、試合にだけは出ていいと言っていた)。その後、野球部の情熱により入部。安仁屋同様、走攻守投全て高いレベルにあり、中学校時代は様々な高校からスカウトが来ていたが、「近いから」という理由でニコガクを選んだ。
名前の由来は赤星憲広+遠山奬志だが苗字は「あかぼし」と読む。
濱中太陽(はまなか たいよう)
右投右打・背番号12・167cm・52kg
遠投74m・50M走7.2秒
尊敬する人:つんく♂
ポジションはレフトで、負傷者が出たときに途中出場する(練習試合ではスタメンで出ることもある)。しかし、練習をろくにしていないので平凡なフライも捕れない。平塚の中学校の後輩で、中学時代に親父狩りをしようとしたが、返り討ちにあっていたところを平塚に助けられたことにより(実は濱中の勘違いだったのだが)、平塚の子分となりそして平塚を神のように崇めていた。平塚の真相を知った後も平塚とニコガク野球部員達を尊敬し、野球部に入部。しかしやる気が行動に結びついておらず、口だけは達者だがタバコは吸う、練習はしない、そのうえ軽率な言動でたびたびチームを窮地に追い込む。それでもニコガク野球部の先輩たちに少しずつ感化され、成長する一面も。
名前の由来は濱中治+藤田太陽
池辺教頭
ニコガク野球部の先輩であり、高校時代は甲子園に出場。二塁手として試合にも出場し、2安打を放つ。3年間無失策の名手でもある。ニコガク野球部最初の練習試合後に野球部部長に就任、川藤に感化され野球に疎かった部員のために池辺マニュアルを配布。ニコガク野球部を立て直す。試合中は解説役を務める。テレビドラマでの下の名前は「駿作」。
名前の由来は池辺巌
八木塔子(やぎ とうこ)
ニコガク野球部のマネージャーであり、安仁屋とは幼馴染。中学時代もマネージャーを務めていたため野球に詳しく、当初は野球音痴である川藤の突っ込み役だった。
名前の由来は八木裕+雨宮塔子
坪井/藪/中込/古溝
物語開始当初の野球部メンバー。野球部の中では比較的穏健派であったが、安仁屋達に恨みを持つ同級生から闇討ちを受けたため退部する。その後、坪井は美術部に入部したらしい。
それぞれ名前の由来は坪井智哉藪恵壹中込伸古溝克之
小林
川藤赴任以前のニコガク野球部のエース。乱闘事件の後、安仁屋らの暴行を受け、利き腕を壊してしまう。学校を退学し、安仁屋らに復讐を企てていたところを偶然川藤に会い、川藤が野球部顧問に就任するきっかけを与える。退学後は社会人野球での復帰を目指している。
名前の由来は小林繁
福原
陸上部所属で弁護士を目指している。校内でいじめられていた中谷を助けるが、自らもいじめに遭う。辻先生に助けを求めるも相手にされず、自暴自棄になり弁護士の夢をあきらめかける。しかし体を張った川藤の説得により改心し、再び弁護士を目指し始めた。
名前の由来は福原忍
中谷
いじめられていたところを福原に助けられた。彼の一言が間接的に福原を立ち直らせるきっかけとなった。
名前の由来は中谷仁
亀山恵子(かめやま けいこ)
ソフトボール部所属でエース。当初は田舎から転校してきたため自身のしゃべり方にコンプレックスを持っていて人と話すのを避けていた。しかし川藤の説得により積極的に人と話せるようになった。ソフトボールの実力は凄く、前の高校でもエースだったらしい。
名前の由来は亀山努+林恵子
上坂
「東京制覇」を夢見てニコガクの野球部に入部するも、まじめに野球をしているメンバー達を見て逆上する。数人の新入部員とともに校内で乱闘騒ぎを起こすが、川藤との決闘に敗れた後で改心し、空手で正々堂々「東京制覇」を目指すことにした。
名前の由来は上坂太一郎
的場
上坂らとともに乱闘騒ぎを起こした。赤星に膝にボールを当てられたことに恨みを持ち、金属バットを手に赤星に復讐しようとするが、真弓先生に止められる。その後真弓先生を慕い、ソフト部のマネージャーになった。
名前の由来は的場寛一
高波
新庄の中学の後輩。ケンカで助けてくれた新庄を慕って入学。上坂や的場らとともに乱闘騒ぎを起こすが新庄に倒される。新庄同様右耳にピアスを付けている。
名前の由来は高波文一
掛布先生
社会科教師。川藤の破天荒ぶりに振り回されながらも、いいコンビぶりを発揮している。他の先生に媚びたり生徒には虚勢を張って接するため人望は全く無い。藤田先生に思いを寄せる。
名前の由来は掛布雅之
藤田先生
学園きっての美人教師。担当教科は川藤と同じ国語。川藤に気がある様子。性格はおっとりでやや天然の気があるが、すべて計算ずくであるような描写もある。
名前の由来は藤田平
真弓りえ(まゆみ りえ)
神田川高校からニコガクに転任してきた教師で藤村校長の姪。担当教科は英語。品行方正を常とする勝ち気な性格で空手二段。ソフトボール部の顧問で、自身もOGである。
名前の由来は真弓明信+魚住りえ
遠井先生
学園では数少ない良識派の教師で川藤のよき理解者の一人。
名前の由来は遠井吾郎
辻先生
サッカー部顧問。職員室外でも平気でタバコを吸うヘビースモーカー。惰性で教職を務めており、野球部員をクズ呼ばわりするなど、川藤と野球部に対しては冷ややかな目を向けていた。卒業式の日に自らが顧問を務めるサッカー部の不良卒業生達に暴行を受けるが、野球部に救われる。それ以降は改心し、口では皮肉を言いながらも野球部を理解し見守るようになる。頭も丸め、タバコも少なくとも生徒の前では止めたようである。
名前の由来は辻佳紀または辻恭彦
島野先生
ニコガクの教師。川藤が赴任した当時から嫌味な態度を取り見下していた。彼に関するエピソードは描かれず、結局最後まで川藤のことを快く思っていなかったようである。
名前の由来は島野育夫
古沢先生
陸上部顧問。冬の間だけ陸上部に参加していた関川に「本格的にトレーニングすればオリンピックも夢ではない」と誘いかけた。また、赤星・濱中の担任でもある。
名前の由来は古沢憲司
村山義男校長
二子玉川学園高校校長。問題だらけの野球部員達を退学に追い込むことを画策し、川藤を迎え入れる。実は野球部の元キャプテンで、エースとして池辺らと共に甲子園に出場したメンバーの一人。かつての野球部の栄光の記憶を知る人間として、野球部そのものを自ら葬り去ろうとしていた。川藤と部員達の直向きな姿勢に考えを改めるが、同時に問題を起こした川藤を庇って退任。
名前の由来は村山実+吉田義男
藤村忠志校長
村山の後任として神田川高校から赴任。真弓の伯父。趣味は駄洒落。川藤が問題を起こすたびに持病の胃痛に悩まされる。そんな藤村も川藤の魅力に気づくことになる。
名前の由来は藤村富美男若林忠志
倫世(ともよ)
陸上部の女子マネージャー。関川に惚れられている。
名前の由来は柴田倫世
藤川(ふじかわ)
陸上部の短距離エース。倫世の彼氏。野球部員ながら好タイムを記録する関川に対抗意識を燃やし、事あるごとに厭味を言う。
名前の由来は藤川球児

笹崎高校

70年代には4期連続で甲子園出場を果たすなど、王者笹崎と呼ばれた野球の強豪校。その後、常に一回戦負けという暗黒の時代を経験し、凋落の代名詞となっていた。劇中、春の甲子園でノーヒットノーランを達成し優勝。

川上貞治(かわかみ さだはる)
左投左打・背番号1・180cm・74kg・MAX150km/h
笹崎高校のエース。耳がデカイ。中学校時代に安仁屋のいる松阪中学を相手にノーヒットノーランをしたことがある。高校入学時はビッグマウスで、俺流を貫き自信過剰だった。そして高校一年、夏の甲子園にエースとして出場するも、1回12失点で降板。これが転機となり、自分の過ちに気づき、以後は人と協調するようになる。速球と鋭く落ちるフォークが武器。
名前の由来は川上哲治+王貞治
別所真澄(べっしょ ますみ)
右投右打・背番号5
笹崎高校の4番打者で、ポジションはサード。高校通算70本塁打の強打者。やはりビッグマウスだがそれに見合う成績を残し、千葉監督からの信頼も厚い。後輩を思いやる余裕も持ち合わせ、チームのムードメーカーでもあるが、守備面では稚拙なプレーも目立つ。
名前の由来は別所毅彦+桑田真澄
右打・背番号16
笹崎の最終兵器といわれる代打の切り札。ポジションはセカンド。守備が致命的なのでスタメン起用は絶対にないが、バッティングは超一流。打撃に関する様々な逸話を持ち『打撃の総合商社』と呼ばれる。通産打率0.813という数字を残し、空振りの記録がない。
名前の由来は森祇晶
千葉監督
笹崎高校の監督。かつては選手としても甲子園に出場しており、夏の甲子園では準決勝でノーヒットノーランを達成した。監督になってからは、厳しい管理野球を徹底し、笹崎高校を復活させた。自らの経験から冷酷な采配をふるうが、裏腹に熱い心を秘めている。
名前の由来は千葉茂
村田
笹崎高校のマネージャー。川上とは中学時代からの知り合い。足に障害を持つため、野球は出来ないが、記録やスコアを覚えることは得意。落ち込む川上を励ますこともある。
名前の由来は村田真一もしくは村田善則
長嶋
野球部OB。川上一年次のキャプテン。斉藤、槙原と共に応援に駆けつける。
斉藤
野球部OB。川上入部前のエースナンバー。川上に出場機会を奪われ、育成の為の犠牲にされる。卒業後はすし屋に。
槙原
野球部OB。川上一年次の正捕手。

目黒川高校

ニコガクから近い場所にある、私立高校。不良は多いが、野球の名門高校でもある。

江夏卓(えなつ すぐる)
右投右打・背番号1
目黒川高校野球部に所属。以前はニコガク野球部に所属しており、ニコガク野球部凋落のきっかけとなった事件を引き起こした張本人。態度は悪いが、野球のセンスは抜群で、ニコガク時代は一年春からベンチ入りし、目黒川では2年でエースピッチャーとなり、クリーンアップを打ったこともある。負けず嫌い。
名前の由来は江夏豊+江川卓
河埜(こうの)
右投左打・背番号2
ニコガクの岡田とは中学の同級生。中学時代から不良ではあったが、野球でも活躍していた。その実力は、笹崎の別所と並ぶ二大スラッガーと称されるほどである。
名前の由来は河埜和正
柴田(しばた)
右投左打・背番号4
目黒川の1番打者を務める。本人曰く、髪型が自慢である。
名前の由来は柴田勲
淡口(あわぐち)
右投右打・背番号8
狙い打ちの天才と言われるほどミートが上手い。
名前の由来は淡口憲治
沢村監督
目黒川高校野球部監督。監督生活は40年以上あり、問題のある高校を渡り歩いては更生させ、例外なく強豪校にしており「名将」と呼ばれている。
名前の由来は沢村栄治

その他

張本(はりもと)
神田川高校の生徒。スパナを常時携帯する不良。川藤との出会いで改心し、教師になる夢を持った。名前の由来は張本勲
末次(すえつぐ)
神田川高校の生徒。張本のツレで安仁屋と同じ中学。名前の由来は末次利光
吉田実
モーニングスポーツ新聞社の編集委員。ビギナーズラックで万馬券を当てて以来競馬にはまり、試合中にも競馬のレースをラジオで聞いている。元々は敏腕記者であり、物事を見る目はあり、きちんとした取材も行なっている。川藤と意気投合する部分もあり、以後ニコガクに対して関心を持つ。眉毛が太い。
名前の由来は吉田義男+村山実または鎌田実
沖原カツノリ
モーニングスポーツ新聞社の記者。記者としてやや未熟な面もあるが、ニコガク野球部のファンでもある。
名前の由来は沖原佳典+野村克則
小山
スポーツドクター。選手の健康を第一に考えるため、痛み止めの注射を打ってのプレーはさせない事を信条としている。
名前の由来は小山正明

その他

作者である森田まさのりが体調を崩したこともあり、駆け込みで終わらせたと言うのが実情である。そのため、消化されなかった伏線もいくつかある(後述)。

ちなみに、舞台となっている「二子玉川学園高校」のモデルは、東京都立『神代高校』と、滋賀県栗東市にある『栗東市立栗東中学校』。 『栗東中学校』は森田まさのり本人の母校でもあり、本作品には笹崎高校野球部のエースである川上の出身中学校として、また、ニコガクとの練習試合で「栗東高校」として学校名が登場している。

また、舞台は高校野球であるが、所々に作者がプロ野球に影響されたと思われる場面がある

  • 必ず監督が選手交代を球審に告げる。
  • 甲子園で選手がグラウンド上に唾を吐くが審判は注意しない。
  • イニングの第3アウトを取った後、守備側の選手がホームベースにボールを置く。
  • 選手のその試合における初打席や、選手交代の際にも背番号が場内アナウンスにより告知される。
  • 降板した投手がすぐにベンチ裏に行く。
  • 捕手が、ホームベースの全てを隠すようにブロックをする。

消化されなかった伏線

連載途中ではいくつかの伏線が張られていたものの、それらが消化不良のままで終わってしまったことは残念であるとの声が多い。

  • 川藤が自身の父親について意味ありげに語ったシーンがあったが、結局は有耶無耶のまま連載終了を迎えた。

テレビドラマ

Template:継続中の作品

2008年4月19日からTBSで毎週土曜日の19:56 - 20:54(JST)に連続テレビドラマとして放送されている。(4月19日は18:55 - 20:54)主演は佐藤隆太。なお、連ドラにおいて、通常1クール(3ヶ月)程度が相場とされる放送期間は未定(4月から7月予定)で石丸彰彦プロデューサーは「(単行本24巻分の原作を)最後まで描き切る」としている[1]

なお、マドンナ役を女性アイドル15人から、対戦校の女子マネジャー役を一般公募でオーディションを行い、Yahoo!JAPANとの提携によるインターネット投票で決定。その結果、憧れの売店のマドンナ役として高山都、対戦校の野球部マネジャー役として井上文香が出演権を獲得した。

ちなみにこの時間帯での同局の連続ドラマは「結婚戦争ここ一番!」(1969年7月~9月)以来、38年6ヶ月ぶりとなる。 エキストラではリンカーンメンバーが出ている。

主題歌はGReeeeNキセキだが、第1話のCMを最初に流していた時は愛唄をBGMにしていた(途中でキセキに変わった)。

尚、ロケは二子玉川の他多摩市で行われている。

キャスト

友情出演
エキストラ(スペシャルサンクス・1話のみ)

TBSのバラエティ番組「リンカーン」の企画で登場した。

主題歌

スタッフ

放送日・サブタイトル・演出・視聴率

各話 放送日 サブタイトル 演出 視聴率
第1話 2008年4月19日 総売上1200万部!! 伝説の名作ドラマ化!!
新人教師と不良たちの熱き闘いが今始まる
平川雄一朗 12.2%
第2話 2008年4月26日 夢を、どこまでも信じる! 武藤淳 14.8%

補足

  • 劇中で生徒が喫煙するシーンが放映され、番組最後のクレジット表記の後、『番組中に高校生の喫煙シーンがありますが、未成年者の喫煙は法律でかたく禁止されています。ストーリー上のフィクションですので絶対に真似しないでください。』と視聴者への注意喚起を訴える黒画面に白抜きのテロップが表示された。


外部リンク

前後番組

TBS 土曜夜8時枠
前番組 番組名 次番組
地球!ジオグラTV
(2007.10.13 - 2008.2.9)
ROOKIES
(2008.4.19 - )
未定
TBS系 土曜8時枠の連続ドラマ
(ここまでバラエティ枠)
ROOKIES
(2008.4.19 - )
未定