「エースキラー (ウルトラ怪獣)」の版間の差分

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'''エースキラー'''は、特撮テレビ番組『[[ウルトラマンA]]』をはじめとする「[[ウルトラシリーズ]]」に登場する架空の怪獣。別名「異次元超人」。
'''エースキラー'''は、特撮テレビ番組『[[ウルトラマンA]]』をはじめとする「[[ウルトラシリーズ]]」に登場する架空の怪獣。別名「異次元超人」。


本項では、エースキラーに関連した怪獣の'''メビウスキラー'''、'''ビクリーキラー'''、'''カブキラー'''についても記述する。
本項では、エースキラーに関連した怪獣の'''メビウスキラー'''、'''カブキラー'''、'''ビクリーキラー'''についても記述する。


== エースキラー ==
== エースキラー ==
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*身長:40メートル
*身長:40メートル
*体重:4万3千トン
*体重:4万3千トン
[[ヤプール人]]が[[ウルトラマンA]]抹殺用に製作したサイボーグ超人。ゴルゴダ星の処刑場に置かれた棺の中から直立姿勢のまま起き上がって現れ。両腕を広げながら笑うような仕草を見せる。全身に施された金色の装甲は本物のAや[[ウルトラマンAの登場怪獣#超人ロボット エースロボット|エースロボット]]のメタリウム光線を防ぐことができる。また左腕は鉤爪状になっており、右手には音叉のような形をした刃物を武器として持っている。ゴルゴダ星で[[ゾフィー (ウルトラシリーズ)|ゾフィー]]からM87光線、[[ウルトラマン]]からスペシウム光線、[[ウルトラセブン (架空のキャラクター)|ウルトラセブン]]からエメリウム光線、[[帰ってきたウルトラマン|ウルトラマンジャック]]からウルトラブレスレットを奪って使用する。奪った技のテスト用としてヤプール人の作ったエースロボットと戦い、メタリウム光線を防いであらゆる光線で苦しめ、最後はM87光線で破壊する。本物のAとの戦いでもメタリウム光線を防ぎ、M87光線以外の必殺技を駆使して善戦し、スペシウム光線やエメリウム光線でダウンしたAを右手の刃物で苦しめるが、体勢を立て直したAにウルトラブレスレットを弾き飛ばされた後、ウルトラ5兄弟の力を結集したスペースQで爆破され
[[ヤプール人]]が[[ウルトラマンA]]抹殺用に製作したサイボーグ超人。ゴルゴダ星の処刑場に置かれた棺の中から直立姿勢のまま起き上がって現れ。両腕を広げながら笑うような仕草を見せる。全身に施された金色の装甲は本物のAや[[ウルトラマンAの登場怪獣#超人ロボット エースロボット|エースロボット]]のメタリウム光線を防ぐことができる。また左腕は鉤爪状になっており、右手には音叉のような形をした刃物を武器として持っている。ゴルゴダ星で[[ゾフィー (ウルトラシリーズ)|ゾフィー]]からM87光線、[[ウルトラマン]]からスペシウム光線、[[ウルトラセブン (架空のキャラクター)|ウルトラセブン]]からエメリウム光線、[[帰ってきたウルトラマン|ウルトラマンジャック]]からウルトラブレスレットを奪って使用する。奪った技のテスト用としてヤプール人の作ったエースロボットと戦い、メタリウム光線を防いであらゆる光線で苦しめ、最後はM87光線で破壊した。本物のAとの戦いでもメタリウム光線を防ぎ、M87光線以外の必殺技を駆使して善戦し、スペシウム光線やエメリウム光線でダウンしたAを右手の刃物で苦しめるが、体勢を立て直したAにウルトラブレスレットを弾き飛ばされた後、ウルトラ5兄弟の力を結集したスペースQで爆破され


* デザイン:[[鈴木儀雄]]<ref>ファンタスティックコレクションNo.10『空想特撮映像のすばらしき世界・ウルトラマンPARTII』([[朝日ソノラマ]]・1978年)33頁。</ref>
* デザイン:[[鈴木儀雄]]<ref>ファンタスティックコレクションNo.10『空想特撮映像のすばらしき世界・ウルトラマンPARTII』([[朝日ソノラマ]]・1978年)33頁。</ref>
* 劇中では人類に目撃されることなく倒されため、防衛チームの記録には残らず、後の『[[ウルトラマンメビウス]]』においても、[[ウルトラマンメビウス#GUYS/CREW GUYS|GUYS]]の保管するドキュメント[[ウルトラマンA#TAC|TAC]]には記録されていないとの設定がなされている。
* 劇中では人類に目撃されることなく倒されため、防衛チームの記録には残らず、後の『[[ウルトラマンメビウス]]』においても、[[ウルトラマンメビウス#GUYS/CREW GUYS|GUYS]]の保管するドキュメント[[ウルトラマンA#TAC|TAC]]には記録されていないとの設定がなされている。
*『[[ウルトラ怪獣攻げき技大図鑑]]』では4兄弟の奪った能力による攻撃は「スペシャルショット」と名付けられた。
*『[[ウルトラ怪獣攻げき技大図鑑]]』では4兄弟の奪った能力による攻撃は「スペシャルショット」と名付けられた。


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[[てれびくん]]でのグラビアと漫画で展開された『[[ウルトラ超伝説]]』に登場。
[[てれびくん]]でのグラビアと漫画で展開された『[[ウルトラ超伝説]]』に登場。


グア軍団によってパワーアップされた再生エースキラーとなって登場。80が去った後の地球に現れて破壊の限りを尽くし、ウルトラ兄弟を苦しめる。[[ゾフィー (ウルトラシリーズ)|ゾフィー]]をブラックホールに落とすなど圧倒的な強さを見せるが、現れた[[アンドロメロス]](実はゾフィー)によって粉砕され
グア軍団によってパワーアップされた再生エースキラーとなって登場。80が去った後の地球に現れて破壊の限りを尽くし、ウルトラ兄弟を苦しめる。[[ゾフィー (ウルトラシリーズ)|ゾフィー]]をブラックホールに落とすなど圧倒的な強さを見せるが、現れた[[アンドロメロス]](実はゾフィー)によって粉砕され
*漫画版では名前が「改造エースキラー」になっており、人語を話すこともできる。
*漫画版では名前が「改造エースキラー」になっており、人語を話すこともできる。
*屋外でメカバルタンと共にポーズを決めている写真が存在する<ref>KKベストセラーズ発行『語れ!ウルトラマン 兄弟激闘編』92頁。</ref>。
*屋外でメカバルタンと共にポーズを決めている写真が存在する<ref>KKベストセラーズ発行『語れ!ウルトラマン 兄弟激闘編』92頁。</ref>。
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ウルトラマンフェスティバル2006ライブステージ第2部に登場。
ウルトラマンフェスティバル2006ライブステージ第2部に登場。


再び地球侵略とウルトラ兄弟抹殺を企むヤプールによって強化された改造エースキラーが登場。地球にやって来たメビウスを[[ベロクロン]]と共に攻撃する。『ウルトラマンA』の時と同様にウルトラ四兄弟の必殺技を使用する他、新たにウルトラランスやタロウのストリウム光線まで使用できる。最終決戦では、手足が後に登場する[[ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟#ヤプール関連|Uキラーザウルス]]のような形状になり、6兄弟とメビウス相手に互角以上に渡り合うが、最後は7人のウルトラマン達の必殺光線を一斉に受けて敗れ
再び地球侵略とウルトラ兄弟抹殺を企むヤプールによって強化された改造エースキラーが登場。地球にやって来たメビウスを[[ベロクロン]]と共に攻撃する。『ウルトラマンA』の時と同様にウルトラ四兄弟の必殺技を使用する他、新たにウルトラランスやタロウのストリウム光線まで使用できる。最終決戦では、手足が後に登場する[[ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟#ヤプール関連|Uキラーザウルス]]のような形状になり、6兄弟とメビウス相手に互角以上に渡り合うが、最後は7人のウルトラマン達の必殺光線を一斉に受けて敗れ
* この時の戦いは『[[ウルトラマン Fighting Evolution 0]]』と同じく、『ウルトラマンメビウス』本編や劇場版の前史的な内容となっている。
* この時の戦いは『[[ウルトラマン Fighting Evolution 0]]』と同じく、『ウルトラマンメビウス』本編や劇場版の前史的な内容となっている。


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*体重:4万3千トン<ref name = "全怪獣図鑑375" />
*体重:4万3千トン<ref name = "全怪獣図鑑375" />


別名「天球超人」で、名称は'''エースキラー(BS)'''。かつてヤプールが生み出したエースキラーのデータが[[ウルトラマンゼロ外伝 キラー ザ ビートスター#天球ガーディアン ビートスター|ビートスター]]によりコピーされたもので、ビートスター天球の内部でビートスターが率いるロボット怪獣軍団の1体。初代に加えてメビウスキラーの能力も持ち合わせており、初代と同じ両腕を拡げるポーズも何度かとる。[[ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国#戦力|レギオノイド(BS)]]がレイの召喚する[[ゴモラ (ウルトラ怪獣)#『ウルトラマンゼロ外伝 キラー ザ ビートスター』に登場するゴモラ|ゴモラ]]に倒された直後に[[キングジョー#『ウルトラマンゼロ外伝 キラー ザ ビートスター』に登場するキングジョー(BS)|キングジョー(BS)]]や[[ウルトラマンメビウスの登場怪獣#『ウルトラマンゼロ外伝 キラー ザ ビートスター』に登場するインペライザー(BS)|インペライザー(BS)]]と共に現れ、一度は3対1の勝負でゴモラに勝利するが、その後にウルティメイトフォースゼロと戦う。グレンファイヤーと互角の勝負を繰り広げ、最期はグレンドライバーで頭を地面に叩きつけられて爆散する。他のロボット怪獣と異なり量産はされておらず、1体しか登場しない。ロボット(サイボーグ)ではあるが、劇中では吹き飛ばされたキングジョー(BS)やインペライザー(BS)の下敷きになりそうになって慌てふためいたり、グレンファイヤーのポーズを真似て挑発するなど、人間臭い動きも見せ
別名「天球超人」で、名称は'''エースキラー(BS)'''。かつてヤプールが生み出したエースキラーのデータが[[ウルトラマンゼロ外伝 キラー ザ ビートスター#天球ガーディアン ビートスター|ビートスター]]によりコピーされたもので、ビートスター天球の内部でビートスターが率いるロボット怪獣軍団の1体。初代に加えてメビウスキラーの能力も持ち合わせており、初代と同じ両腕を拡げるポーズも何度かとる。[[ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国#戦力|レギオノイド(BS)]]がレイの召喚する[[ゴモラ (ウルトラ怪獣)#『ウルトラマンゼロ外伝 キラー ザ ビートスター』に登場するゴモラ|ゴモラ]]に倒された直後に[[キングジョー#『ウルトラマンゼロ外伝 キラー ザ ビートスター』に登場するキングジョー(BS)|キングジョー(BS)]]や[[ウルトラマンメビウスの登場怪獣#『ウルトラマンゼロ外伝 キラー ザ ビートスター』に登場するインペライザー(BS)|インペライザー(BS)]]と共に現れ、一度は3対1の勝負でゴモラに勝利するが、その後にウルティメイトフォースゼロと戦う。グレンファイヤーと互角の勝負を繰り広げ、最期はグレンドライバーで頭を地面に叩きつけられて爆散した。他のロボット怪獣と異なり量産はされておらず、1体しか登場しない。
ロボット(サイボーグ)ではあるが、劇中では吹き飛ばされたキングジョー(BS)やインペライザー(BS)の下敷きになりそうになって慌てふためいたり、グレンファイヤーのポーズを真似て挑発するなど、人間臭い動きも見せていた


=== ゲーム作品に登場するエースキラー ===
=== ゲーム作品に登場するエースキラー ===
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PS及びPS2ソフト『[[ウルトラマン Fighting Evolution]]』のうち、『1』 - 『3』に登場。
PS及びPS2ソフト『[[ウルトラマン Fighting Evolution]]』のうち、『1』 - 『3』に登場。


『2』のオリジナルストーリー「大地球侵略作戦」では、ヤプールに捕らえられたウルトラ兄弟たちを救うために異次元へ乗り込んできたエースを迎え撃つ。援護キャラとしてヤプールが現れ、空間を歪ませるなどして妨害してくる。
『2』のオリジナルストーリー「大地球侵略作戦」では、ヤプールに捕らえられたウルトラ兄弟たちを救うために異次元へ乗り込んできたエースを迎え撃つ。援護キャラとしてヤプールが現れ、空間を歪ませるなどして妨害してくる。同作のCMでは、[[ベムスター]]のことを「越後屋」と呼んでいた


『3』のウルトラモード「死刑ウルトラ5兄弟」では、原作と同様のストーリーで戦う。ちなみに、このモードではプレイヤーはエースロボット→ウルトラマンエースの順番で操作することになるが、エースロボットの時点でエースキラーに勝つこともでき、その際には「強すぎたエースロボット」というコメントが表示され、この条件を満たすと強制的にSランククリアとなり、エースロボットを使用できるようになる。
『3』のウルトラモード「死刑ウルトラ5兄弟」では、原作と同様のストーリーで戦う。ちなみに、このモードではプレイヤーはエースロボット→ウルトラマンエースの順番で操作することになるが、エースロボットの時点でエースキラーに勝つこともでき、その際には「強すぎたエースロボット」というコメントが表示され、この条件を満たすと強制的にSランククリアとなり、エースロボットを使用できるようになる。
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[[データカードダス]]『[[大怪獣バトル ULTRA MONSTERS]]』第9話「決戦!エースキラー」、NEO第6話「執念のヤプール」に登場。
[[データカードダス]]『[[大怪獣バトル ULTRA MONSTERS]]』第9話「決戦!エースキラー」、NEO第6話「執念のヤプール」に登場。


第9話では、バトルナイザーを破壊しようとするヤプールによってタイラントやバキシムと共に送り込まれる。実質的に第1部の最後の敵であり、かなりの強さを持つ。バトルナイザーの怪獣と激しい戦いを繰り広げた後、倒され
第9話では、バトルナイザーを破壊しようとするヤプールによってタイラントやバキシムと共に送り込まれる。実質的に第1部の最後の敵であり、かなりの強さを持つ。バトルナイザーの怪獣と激しい戦いを繰り広げた後、倒され


NEO第6話でもバトルナイザー破壊を企む巨大ヤプールにより、バキシムと共に従えられて登場する。だが、こちらもバトルナイザーの怪獣に倒され
NEO第6話でもバトルナイザー破壊を企む巨大ヤプールにより、バキシムと共に従えられて登場する。だが、こちらもバトルナイザーの怪獣に倒され


ステータスはアタックが高いが、パワーが低いのが欠点。必殺技は今までのゲーム作品に登場したエースキラー同様「エメリウム光線」、「ウルトラブレスレット」、「M87光線」とウルトラ兄弟から奪ったものを使用し、さらにNEO第3弾では生みの親である巨大ヤプールと組むことで、強力な闇属性のタッグ必殺技「キラーマリオネット」(その際、『ウルトラマン Fighting Evolutionシリーズ』の突撃戦法のような動きを見せる)が発動可能となった。NEO第7弾では、エースロボットを倒す際に披露した、ウルトラ兄弟の技を一気に放つ攻撃技「カラミティショット」も追加されている。
ステータスはアタックが高いが、パワーが低いのが欠点。必殺技は今までのゲーム作品に登場したエースキラー同様「エメリウム光線」、「ウルトラブレスレット」、「M87光線」とウルトラ兄弟から奪ったものを使用し、さらにNEO第3弾では生みの親である巨大ヤプールと組むことで、強力な闇属性のタッグ必殺技「キラーマリオネット」(その際、『ウルトラマン Fighting Evolutionシリーズ』の突撃戦法のような動きを見せる)が発動可能となった。NEO第7弾では、エースロボットを倒す際に披露した、ウルトラ兄弟の技を一気に放つ攻撃技「カラミティショット」も追加されている。
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*体重:4万3千トン
*体重:4万3千トン


かつてウルトラマンAが戦ったエースキラーと同型のサイボーグ超人で、黒ずくめの男の姿をしたヤプールによって呼び寄せられ。鉤爪状になった左腕など、容姿はかつてのエースキラーとほぼ同じだが、爪先のとげが足と一体化しているなど、細部が所々異なり、右手に持っていた刃物状の武器も今回はない。また、エースキラーは終始声を発さなかったのに対し、こっちは低く不気味な声を発する。
かつてウルトラマンAが戦ったエースキラーと同型のサイボーグ超人で、黒ずくめの男の姿をしたヤプールによって呼び寄せられ。鉤爪状になった左腕など、容姿はかつてのエースキラーとほぼ同じだが、爪先のとげが足と一体化しているなど、細部が所々異なり、右手に持っていた刃物状の武器も今回はない。また、エースキラーは終始声を発さなかったのに対し、こっちは低く不気味な声を発する。


高い格闘能力を有しており、最初はヤプールからもエースキラーと呼ばれが{{refnest|『ウルトラマンメビウス アーカイブ・ドキュメント』では、エースキラーにガディバが合体してメビウスキラーになったと解説している{{Sfn|アーカイブ・ドキュメント|2007|p=43}}。}}、メビウスの戦闘データを読み取った[[ウルトラマンメビウスの登場怪獣#宇宙同化獣 ガディバ|宇宙同化獣ガディバ]]と同化することで、胸の「キラークリスタル」が点灯して右腕にメビウスブレスと同じ役割を持ち、カラータイマーのように点滅するクリスタルが追加され、かつてウルトラ兄弟の技を模倣したようにメビュームシュート(メビウスと異なり左腕から使用)や、メビュームブレードを模倣した「キラーブレード」(メビュームブレードとは逆の右腕で使用)、さらにはメビュームバーストを放つことさえも可能となる。かつてのエースキラーの性能テストの時と同じように、技を放つときはヤプールが技名を叫んで指示を送る。その高い戦闘能力でメビウスを相手に善戦するも、アヤの声援を受けて奮起したメビウスがとっさに編み出したウルトラダイナマイトのメビウス版である新技・メビュームダイナマイトによって爆散する
高い格闘能力を有しており、最初はヤプールからもエースキラーと呼ばれが{{refnest|『ウルトラマンメビウス アーカイブ・ドキュメント』では、エースキラーにガディバが合体してメビウスキラーになったと解説している{{Sfn|アーカイブ・ドキュメント|2007|p=43}}。}}、メビウスの戦闘データを読み取った[[ウルトラマンメビウスの登場怪獣#宇宙同化獣 ガディバ|宇宙同化獣ガディバ]]と同化することで、胸の「キラークリスタル」が点灯して右腕にメビウスブレスと同じ役割を持ち、カラータイマーのように点滅するクリスタルが追加され、かつてウルトラ兄弟の技を模倣したようにメビュームシュート(メビウスと異なり左腕から使用)や、メビュームブレードを模倣した「キラーブレード」(メビュームブレードとは逆の右腕で使用)、さらにはメビュームバーストを放つことさえも可能となる。かつてのエースキラーの性能テストの時と同じように、技を放つときはヤプールが技名を叫んで指示を送る。その高い戦闘能力でメビウスを相手に善戦するも、アヤの声援を受けて奮起したメビウスがとっさに編み出したウルトラダイナマイトのメビウス版である新技・メビュームダイナマイトによって爆散した


メビウスキラーの使命はメビウスの抹殺であり、これは失敗に終わるが、ヤプールは倒す際にメビウスが疲弊することも読んで二段構えの作戦を立てていたらしく、疲れ果て元に戻ったメビウス=ミライを、近くにいたアヤとヒルカワもろとも異次元空間に誘拐することには成功する
メビウスキラーの使命はメビウスの抹殺であり、これは失敗に終わるが、ヤプールは倒す際にメビウスが疲弊することも読んで二段構えの作戦を立てていたらしく、疲れ果て元に戻ったメビウス=ミライを、近くにいたアヤとヒルカワもろとも異次元空間に誘拐することには成功した


* デザインは[[丸山浩 (デザイナー)|丸山浩]]<ref>{{Cite book|和書 |date = 2007-04-20 |title = [[宇宙船 (雑誌)|宇宙船]]YEAR BOOK 2007 |series = ソノラマMOOK |publisher = [[朝日ソノラマ]] |page=30 |isbn = 978-4-257-13096-3 }}</ref>{{Sfn|アーカイブ・ドキュメント|2007|p=62}}。
* デザインは[[丸山浩 (デザイナー)|丸山浩]]<ref>{{Cite book|和書 |date = 2007-04-20 |title = [[宇宙船 (雑誌)|宇宙船]]YEAR BOOK 2007 |series = ソノラマMOOK |publisher = [[朝日ソノラマ]] |page=30 |isbn = 978-4-257-13096-3 }}</ref>{{Sfn|アーカイブ・ドキュメント|2007|p=62}}。
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*体重:4万3千トン<ref name = "全怪獣図鑑344" />
*体重:4万3千トン<ref name = "全怪獣図鑑344" />


他の暗黒四天王と共に復活を果たした[[ヤプール人#『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース』に登場する巨大ヤプール|巨大ヤプール]]が、活動するための肉体としてメビウスキラーに憑依したもので、'''メビウスキラー(G)'''とも呼ばれる。『テレビマガジン』版ではメビウスキラーが登場するが、『てれびくん』版ではカブトザキラーがこの役割を果た([[#てれびくん版『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース』に登場するカブトザキラー]]を参照)。
他の暗黒四天王と共に復活を果たした[[ヤプール人#『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース』に登場する巨大ヤプール|巨大ヤプール]]が、活動するための肉体としてメビウスキラーに憑依したもので、'''メビウスキラー(G)'''とも呼ばれる。『テレビマガジン』版ではメビウスキラーが登場するが、『てれびくん』版ではカブトザキラーがこの役割を果たしている([[#てれびくん版『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース』に登場するカブトザキラー]]を参照)。


OV版でも『テレビマガジン』版と同様の形で登場する。今作ではメビュームスラッシュらしき技を使
OV版でも『テレビマガジン』版と同様の形で登場。今作ではメビュームスラッシュらしき技を使っていた


* 声:[[田中亮一 ]]
* 声:[[田中亮一 ]]
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『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』の前日談にあたるショー『ウルトラマンベリアル THE STAGE 超最強!ベリアル銀河帝国』に登場。
『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』の前日談にあたるショー『ウルトラマンベリアル THE STAGE 超最強!ベリアル銀河帝国』に登場。


ウルトラマンベリアルを捕らえて支配下に置こうと企むヤプールによって送り込まれる。[[ドラゴリー]]が倒された後、[[ルナチクス]]と共に登場。ウルトラマンゼロに敗れた直後で弱っていたベリアルを素早い動きによる格闘で追い詰め、ヤプールの傘下に入っていたが用なしと見なされたダークゴーネもろとも倒そうとする。最終的にはベリアルの力に惹かれてヤプールから離反したダークゴーネのゴーネブレードによる攻撃で倒され
ウルトラマンベリアルを捕らえて支配下に置こうと企むヤプールによって送り込まれる。[[ドラゴリー]]が倒された後、[[ルナチクス]]と共に登場。ウルトラマンゼロに敗れた直後で弱っていたベリアルを素早い動きによる格闘で追い詰め、ヤプールの傘下に入っていたが用なしと見なされたダークゴーネもろとも倒そうとする。最終的にはベリアルの力に惹かれてヤプールから離反したダークゴーネのゴーネブレードによる攻撃で倒され


* {{要出典範囲|スーツは『メビウス』などでの撮影用の物をそのまま使用している。|date=2015年10月}}
* {{要出典範囲|スーツは『メビウス』などでの撮影用の物をそのまま使用している。|date=2015年10月}}

== ビクトリーキラー ==
『[[劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!#ウルトラファイトビクトリー|ウルトラファイトビクトリー]]』に登場。
*身長:40メートル
*体重:4万3千トン

エースキラーやメビウスキラーと同型のサイボーグ超人。巨大ヤプール曰く「エースキラーを超えた存在」。メビウスキラー同様、不気味な低い声を発し、当初は巨大ヤプールからエースキラーと呼ばれていた。エースキラーから引き継いだウルトラ兄弟の能力を使用する他、巨大ヤプールにより、[[ウルトラマンギンガS#ウルトラマンビクトリー|ウルトラマンビクトリー]]の能力・ウルトランスを模倣した「'''キラートランス'''」を実装されている。ウルトランスと異なりスパークドールズを使わずに発動している他、使用する際はビクトリーランサーと同様に「キラートランス!(能力名)!!」と巨大ヤプールの声が流れる。

惑星グアの衛星ゴルゴダで[[ウルトラマンギンガ#ウルトラマンギンガ|ウルトラマンギンガ]]を十字架に捕らえ、救援に駆けつけたウルトラマンAと対峙する。ウルトラ兄弟の能力はAにとってはもはや通用せず、当初はAと互角の戦いを繰り広げたが、巨大ヤプールの指示によりEXレッドキングナックル、キングジョーランチャー、エレキングテイルを立て続けに使用したことで一度はAをダウンさせる。

その後、サドラシザースやグドンウィップも使用しウルトラマンビクトリーナイトと戦うが、ビクトリーナイトにとっては敵ではなく、最期は[[ウルトラマンギンガS#地底聖獣 シェパードン|シェパードン]]との一斉攻撃で[[ルナチクス#『ウルトラファイトビクトリー』に登場するルナチクス|ルナチクス]]と共にビクトリーナイトのナイトビクトリウムシュートで倒された。

* キラートランス音声:[[玄田哲章]](第6話)
* {{要出典範囲|着ぐるみはエースキラー(BS)の改造流用(メビウスブレスに相当する部分のみ削除)。また、キラートランス用の腕パーツが新造されている。|date=2015年5月}}


== カブトザキラー ==
== カブトザキラー ==
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なお、本来これは『テレビマガジン』版やOV版におけるメビウスキラーの役割である(詳細は[[#『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース』に登場するメビウスキラー(G)]]を参照)。
なお、本来これは『テレビマガジン』版やOV版におけるメビウスキラーの役割である(詳細は[[#『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース』に登場するメビウスキラー(G)]]を参照)。

== ビクトリーキラー ==
『[[劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!#ウルトラファイトビクトリー|ウルトラファイトビクトリー]]』に登場。
*身長:40メートル
*体重:4万3千トン

エースキラーやメビウスキラーと同型のサイボーグ超人。巨大ヤプール曰く「エースキラーを超えた存在」。メビウスキラー同様、不気味な低い声を発し、当初は巨大ヤプールからエースキラーと呼ばれていた。エースキラーから引き継いだウルトラ兄弟の能力を使用する他、巨大ヤプールにより、[[ウルトラマンギンガS#ウルトラマンビクトリー|ウルトラマンビクトリー]]の能力・ウルトランスを模倣した「'''キラートランス'''」を実装されている。ウルトランスと異なりスパークドールズを使わずに発動している他、使用する際はビクトリーランサーと同様に「キラートランス!(能力名)!!」と巨大ヤプールの声が流れる。

惑星グアの衛星ゴルゴダで[[ウルトラマンギンガ#ウルトラマンギンガ|ウルトラマンギンガ]]を十字架に捕らえ、救援に駆けつけたウルトラマンAと対峙する。ウルトラ兄弟の能力はAにとってはもはや通用せず、当初はAと互角の戦いを繰り広げたが、巨大ヤプールの指示によりEXレッドキングナックル、キングジョーランチャー、エレキングテイルを立て続けに使用したことで一度はAをダウンさせる。

その後、サドラシザースやグドンウィップも使用しウルトラマンビクトリーナイトと戦うが、ビクトリーナイトにとっては敵ではなく、最期は[[ウルトラマンギンガS#地底聖獣 シェパードン|シェパードン]]との一斉攻撃で[[ルナチクス#『ウルトラファイトビクトリー』に登場するルナチクス|ルナチクス]]と共にビクトリーナイトのナイトビクトリウムシュートで倒された。

* キラートランス音声:[[玄田哲章]](第6話)
* {{要出典範囲|着ぐるみはエースキラー(BS)の改造流用(メビウスブレスに相当する部分のみ削除)。また、キラートランス用の腕パーツが新造されている。|date=2015年5月}}


== その他 ==
== その他 ==
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*『[[めちゃ×2イケてるッ!]]』[[2009年]][[12月5日]]放送分ではメビウスキラーが『[[大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE]]』出演のオーディションに他の怪獣と共に参加。名札は「メビウスキラー」とされていたが、エースキラーと姿が同じであるため、ナレーションの実況でもエースキラーと間違われていた。[[プレッシャー星人]]に挑みかかろうとした[[レッドキング]]を一度は制止する。合格はしたが[[メフィラス星人]]同様、映画には出演せず、代わりに映画の前日談である『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース』の方に登場する。
*『[[めちゃ×2イケてるッ!]]』[[2009年]][[12月5日]]放送分ではメビウスキラーが『[[大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE]]』出演のオーディションに他の怪獣と共に参加。名札は「メビウスキラー」とされていたが、エースキラーと姿が同じであるため、ナレーションの実況でもエースキラーと間違われていた。[[プレッシャー星人]]に挑みかかろうとした[[レッドキング]]を一度は制止する。合格はしたが[[メフィラス星人]]同様、映画には出演せず、代わりに映画の前日談である『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース』の方に登場する。
*ゲーム『[[ワイルドアームズ セカンドイグニッション]]』には、エースキラーをモチーフにしたモンスター「アームズキラー」が登場する。
*ゲーム『[[ワイルドアームズ セカンドイグニッション]]』には、エースキラーをモチーフにしたモンスター「アームズキラー」が登場する。
*『ウルトラマン FIGHTING EVOLUTION 2』のCMでは、[[ベムスター]]のことを「越後屋」と呼ぶ。


== 脚注 ==
== 脚注 ==

2016年2月18日 (木) 05:45時点における版

ウルトラマンAの登場怪獣 > エースキラー (ウルトラ怪獣)

エースキラーは、特撮テレビ番組『ウルトラマンA』をはじめとする「ウルトラシリーズ」に登場する架空の怪獣。別名「異次元超人」。

本項では、エースキラーに関連した怪獣のメビウスキラーカブトザキラービクトリーキラーについても記述する。

エースキラー

『ウルトラマンA』に登場するエースキラー

ウルトラマンA』第14話「銀河に散った5つの星」に登場。

  • 身長:40メートル
  • 体重:4万3千トン

ヤプール人ウルトラマンA抹殺用に製作したサイボーグ超人。ゴルゴダ星の処刑場に置かれた棺の中から直立姿勢のまま起き上がって現れた。両腕を広げながら笑うような仕草を見せる。全身に施された金色の装甲は本物のAやエースロボットのメタリウム光線を防ぐことができる。また左腕は鉤爪状になっており、右手には音叉のような形をした刃物を武器として持っている。ゴルゴダ星でゾフィーからM87光線、ウルトラマンからスペシウム光線、ウルトラセブンからエメリウム光線、ウルトラマンジャックからウルトラブレスレットを奪って使用する。奪った技のテスト用としてヤプール人の作ったエースロボットと戦い、メタリウム光線を防いであらゆる光線で苦しめ、最後はM87光線で破壊した。本物のAとの戦いでもメタリウム光線を防ぎ、M87光線以外の必殺技を駆使して善戦し、スペシウム光線やエメリウム光線でダウンしたAを右手の刃物で苦しめるが、体勢を立て直したAにウルトラブレスレットを弾き飛ばされた後、ウルトラ5兄弟の力を結集したスペースQで爆破された。

  • デザイン:鈴木儀雄[1]
  • 劇中では人類に目撃されることなく倒されたため、防衛チームの記録には残らず、後の『ウルトラマンメビウス』においても、GUYSの保管するドキュメントTACには記録されていないとの設定がなされている。
  • ウルトラ怪獣攻げき技大図鑑』では4兄弟の奪った能力による攻撃は「スペシャルショット」と名付けられた。

『ウルトラ超伝説』に登場するエースキラー

てれびくんでのグラビアと漫画で展開された『ウルトラ超伝説』に登場。

グア軍団によってパワーアップされた再生エースキラーとなって登場。80が去った後の地球に現れて破壊の限りを尽くし、ウルトラ兄弟を苦しめる。ゾフィーをブラックホールに落とすなど圧倒的な強さを見せるが、現れたアンドロメロス(実はゾフィー)によって粉砕された。

  • 漫画版では名前が「改造エースキラー」になっており、人語を話すこともできる。
  • 屋外でメカバルタンと共にポーズを決めている写真が存在する[2]

『ウルトラライブステージ2006』に登場するエースキラー

ウルトラマンフェスティバル2006ライブステージ第2部に登場。

再び地球侵略とウルトラ兄弟抹殺を企むヤプールによって強化された改造エースキラーが登場。地球にやって来たメビウスをベロクロンと共に攻撃する。『ウルトラマンA』の時と同様にウルトラ四兄弟の必殺技を使用する他、新たにウルトラランスやタロウのストリウム光線まで使用できる。最終決戦では、手足が後に登場するUキラーザウルスのような形状になり、6兄弟とメビウス相手に互角以上に渡り合うが、最後は7人のウルトラマン達の必殺光線を一斉に受けて敗れた。

『ウルトラマンゼロ外伝 キラー ザ ビートスター』に登場するエースキラー(BS)

OV『ウルトラマンゼロ外伝 キラー ザ ビートスター』に登場。

  • 身長:40メートル[3]
  • 体重:4万3千トン[3]

別名「天球超人」で、名称はエースキラー(BS)。かつてヤプールが生み出したエースキラーのデータがビートスターによりコピーされたもので、ビートスター天球の内部でビートスターが率いるロボット怪獣軍団の1体。初代に加えてメビウスキラーの能力も持ち合わせており、初代と同じ両腕を拡げるポーズも何度かとる。レギオノイド(BS)がレイの召喚するゴモラに倒された直後にキングジョー(BS)インペライザー(BS)と共に現れ、一度は3対1の勝負でゴモラに勝利するが、その後にウルティメイトフォースゼロと戦う。グレンファイヤーと互角の勝負を繰り広げ、最期はグレンドライバーで頭を地面に叩きつけられて爆散した。他のロボット怪獣と異なり量産はされておらず、1体しか登場しない。

ロボット(サイボーグ)ではあるが、劇中では吹き飛ばされたキングジョー(BS)やインペライザー(BS)の下敷きになりそうになって慌てふためいたり、グレンファイヤーのポーズを真似て挑発するなど、人間臭い動きも見せていた。

ゲーム作品に登場するエースキラー

ウルトラマン Fighting Evolutionシリーズ

PS及びPS2ソフト『ウルトラマン Fighting Evolution』のうち、『1』 - 『3』に登場。

『2』のオリジナルストーリー「大地球侵略作戦」では、ヤプールに捕らえられたウルトラ兄弟たちを救うために異次元へ乗り込んできたエースを迎え撃つ。援護キャラとしてヤプールが現れ、空間を歪ませるなどして妨害してくる。同作のCMでは、ベムスターのことを「越後屋」と呼んでいた。

『3』のウルトラモード「死刑ウルトラ5兄弟」では、原作と同様のストーリーで戦う。ちなみに、このモードではプレイヤーはエースロボット→ウルトラマンエースの順番で操作することになるが、エースロボットの時点でエースキラーに勝つこともでき、その際には「強すぎたエースロボット」というコメントが表示され、この条件を満たすと強制的にSランククリアとなり、エースロボットを使用できるようになる。

戦闘中には怪獣のようなオリジナル音声の鳴き声を上げるほか、ウルトラマンガイアウルトラマンアグルの突撃戦法も使用できる。

PDウルトラマンバトルコレクション64

NINTENDO64ソフト『PDウルトラマンバトルコレクション64』に登場。

原作どおり、M87光線、スペシウム光線、エメリウム光線を使用できる。ウルトラブレスレット系統の技はウルトラクロスのみ使用可能。

大怪獣バトル ULTRA MONSTERS

データカードダス大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』第9話「決戦!エースキラー」、NEO第6話「執念のヤプール」に登場。

第9話では、バトルナイザーを破壊しようとするヤプールによってタイラントやバキシムと共に送り込まれる。実質的に第1部の最後の敵であり、かなりの強さを持つ。バトルナイザーの怪獣と激しい戦いを繰り広げた後、倒された。

NEO第6話でもバトルナイザー破壊を企む巨大ヤプールにより、バキシムと共に従えられて登場する。だが、こちらもバトルナイザーの怪獣に倒された。

ステータスはアタックが高いが、パワーが低いのが欠点。必殺技は今までのゲーム作品に登場したエースキラー同様「エメリウム光線」、「ウルトラブレスレット」、「M87光線」とウルトラ兄弟から奪ったものを使用し、さらにNEO第3弾では生みの親である巨大ヤプールと組むことで、強力な闇属性のタッグ必殺技「キラーマリオネット」(その際、『ウルトラマン Fighting Evolutionシリーズ』の突撃戦法のような動きを見せる)が発動可能となった。NEO第7弾では、エースロボットを倒す際に披露した、ウルトラ兄弟の技を一気に放つ攻撃技「カラミティショット」も追加されている。

また、NEOでは光属性に耐性を持っている。EXではロボット超人としての側面がいささか薄かったが、NEOでは弱点として雷と水属性が追加され、さらにスピードゲージがロボット怪獣のものになったため、ロボットであることが強調された。

  • ポリゴンは『ウルトラマン Fighting Evolutionシリーズ』に使用されたものの流用。[要出典]

メビウスキラー

『ウルトラマンメビウス』に登場するメビウスキラー

ウルトラマンメビウス』第43話「脅威のメビウスキラー」に登場。

  • 体長:40メートル
  • 体重:4万3千トン

かつてウルトラマンAが戦ったエースキラーと同型のサイボーグ超人で、黒ずくめの男の姿をしたヤプールによって呼び寄せられた。鉤爪状になった左腕など、容姿はかつてのエースキラーとほぼ同じだが、爪先のとげが足と一体化しているなど、細部が所々異なり、右手に持っていた刃物状の武器も今回はない。また、エースキラーは終始声を発さなかったのに対し、こっちは低く不気味な声を発する。

高い格闘能力を有しており、最初はヤプールからもエースキラーと呼ばれたが[5]、メビウスの戦闘データを読み取った宇宙同化獣ガディバと同化することで、胸の「キラークリスタル」が点灯して右腕にメビウスブレスと同じ役割を持ち、カラータイマーのように点滅するクリスタルが追加され、かつてウルトラ兄弟の技を模倣したようにメビュームシュート(メビウスと異なり左腕から使用)や、メビュームブレードを模倣した「キラーブレード」(メビュームブレードとは逆の右腕で使用)、さらにはメビュームバーストを放つことさえも可能となる。かつてのエースキラーの性能テストの時と同じように、技を放つときはヤプールが技名を叫んで指示を送る。その高い戦闘能力でメビウスを相手に善戦するも、アヤの声援を受けて奮起したメビウスがとっさに編み出したウルトラダイナマイトのメビウス版である新技・メビュームダイナマイトによって爆散した。

メビウスキラーの使命はメビウスの抹殺であり、これは失敗に終わるが、ヤプールは倒す際にメビウスが疲弊することも読んで二段構えの作戦を立てていたらしく、疲れ果て元に戻ったメビウス=ミライを、近くにいたアヤとヒルカワもろとも異次元空間に誘拐することには成功した。

『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース』に登場するメビウスキラー(G)

『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース』に登場。

  • 身長:40メートル[8]
  • 体重:4万3千トン[8]

他の暗黒四天王と共に復活を果たした巨大ヤプールが、活動するための肉体としてメビウスキラーに憑依したもので、メビウスキラー(G)とも呼ばれる。『テレビマガジン』版ではメビウスキラーが登場するが、『てれびくん』版ではカブトザキラーがこの役割を果たしている(#てれびくん版『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース』に登場するカブトザキラーを参照)。

OV版でも『テレビマガジン』版と同様の形で登場。今作ではメビュームスラッシュらしき技を使っていた。

  • 声:田中亮一
    • 他の四天王は全員オリジナルキャストなのに対し、このメビウスキラーのみ声優が異なる。
  • スーツは『メビウス』テレビシリーズの流用だが、目などの電飾が緑から青白い色となっている。
  • 企画当初では巨大ヤプールがそのまま登場する予定だったが、丁度撮影の時期に巨大ヤプールの着ぐるみがイベントで出払っていたため、憑依しているという設定でメビウスキラーが登場することになった(OV版解説書より)。
  • 名前に付くGは「ゴースト」を意味する。

『ウルトラマンベリアル THE STAGE 超最強!ベリアル銀河帝国』に登場するメビウスキラー

『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』の前日談にあたるショー『ウルトラマンベリアル THE STAGE 超最強!ベリアル銀河帝国』に登場。

ウルトラマンベリアルを捕らえて支配下に置こうと企むヤプールによって送り込まれる。ドラゴリーが倒された後、ルナチクスと共に登場。ウルトラマンゼロに敗れた直後で弱っていたベリアルを素早い動きによる格闘で追い詰め、ヤプールの傘下に入っていたが用なしと見なされたダークゴーネもろとも倒そうとする。最終的にはベリアルの力に惹かれてヤプールから離反したダークゴーネのゴーネブレードによる攻撃で倒された。

  • スーツは『メビウス』などでの撮影用の物をそのまま使用している。[要出典]

カブトザキラー

『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』のオリジナルキャラクターとして初登場。

  • 身長:40メートル
  • 体重:4万3千トン

エースキラーの改造・強化タイプ。身に纏った戦国武者風のアーマーと、鋏状の腕が特徴。アーマーを纏ったことで防御力が大幅にアップしている。鋏で相手を切り裂く「クロー・スライサー」を必殺技とするほか、先代と同様にウルトラ兄弟の光線技も使用でき、さらに言葉を話すようにまでなっている。

当初は怪獣カード化されず、スーパーコンボのみの登場だったが、NEO第7弾にて怪獣カードとして参戦した。

  • 声:田中亮一
  • 元は児童誌による「エースキラー強化改造計画」の最優秀賞受賞作品。
  • ソフビ化もカード付きでされているが、その付属するカードはスーパーコンボカードであり、シリーズ初応援カード以外のカードが付属する怪獣ソフビとなった。

『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS NEO』に登場するカブトザキラー

『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS NEO』ギャラクシーサーガモードのエピソード5、エピソード6に登場。

歴史改変を目論むヤプールが過去のゴルゴダ星に送り込んだ刺客。歴史通りにエースキラーを倒したウルトラマンエースの前に現れ、エースを倒して磔にし、ZAPにはベムスターとブラックキングを差し向ける。

二体が倒されるとエピソード6にて自らZAPに襲い掛かる。ストーリーモード第一部でのエースキラーを彷彿、もしくはそれ以上の強さでレイの怪獣(プレイヤーキャラクター)を苦しめるが、ZAPの救援にキール星人グランデが現れ、最後はレイが発見したウルトラブレスレットによって撃破される。

『てれびくん』版『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース』に登場するカブトザキラー

『てれびくん』版の『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース』(画:内山まもる)に登場。

復活した巨大ヤプールが、活動するための肉体として化身したもので、インペライザー軍団の中に紛れており、ウルトラマンタロウと激突する。ヤプールが化身しているため、人語を話す。インペライザー軍団が捕らえたウルトラ兄弟の技を奪い、ウルトラスパーク、メビュームシュート、ナイトシュート、さらにはスペースQをタロウに向かって放つが、ウルトラの父譲りのウルトラホーンに光の光線技は有効とならず、逆に光線技を吸収して増幅させた「コスモミラクルダイナマイト」を受け、消滅する。しかし、その後にデスレムと戦うウルトラ兄弟の前に超獣軍団を率いて再び現れ、巨大ヤプールの正体を現す。

なお、本来これは『テレビマガジン』版やOV版におけるメビウスキラーの役割である(詳細は#『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース』に登場するメビウスキラー(G)を参照)。

ビクトリーキラー

ウルトラファイトビクトリー』に登場。

  • 身長:40メートル
  • 体重:4万3千トン

エースキラーやメビウスキラーと同型のサイボーグ超人。巨大ヤプール曰く「エースキラーを超えた存在」。メビウスキラー同様、不気味な低い声を発し、当初は巨大ヤプールからエースキラーと呼ばれていた。エースキラーから引き継いだウルトラ兄弟の能力を使用する他、巨大ヤプールにより、ウルトラマンビクトリーの能力・ウルトランスを模倣した「キラートランス」を実装されている。ウルトランスと異なりスパークドールズを使わずに発動している他、使用する際はビクトリーランサーと同様に「キラートランス!(能力名)!!」と巨大ヤプールの声が流れる。

惑星グアの衛星ゴルゴダでウルトラマンギンガを十字架に捕らえ、救援に駆けつけたウルトラマンAと対峙する。ウルトラ兄弟の能力はAにとってはもはや通用せず、当初はAと互角の戦いを繰り広げたが、巨大ヤプールの指示によりEXレッドキングナックル、キングジョーランチャー、エレキングテイルを立て続けに使用したことで一度はAをダウンさせる。

その後、サドラシザースやグドンウィップも使用しウルトラマンビクトリーナイトと戦うが、ビクトリーナイトにとっては敵ではなく、最期はシェパードンとの一斉攻撃でルナチクスと共にビクトリーナイトのナイトビクトリウムシュートで倒された。

  • キラートランス音声:玄田哲章(第6話)
  • 着ぐるみはエースキラー(BS)の改造流用(メビウスブレスに相当する部分のみ削除)。また、キラートランス用の腕パーツが新造されている。[要出典]

その他

脚注

  1. ^ ファンタスティックコレクションNo.10『空想特撮映像のすばらしき世界・ウルトラマンPARTII』(朝日ソノラマ・1978年)33頁。
  2. ^ KKベストセラーズ発行『語れ!ウルトラマン 兄弟激闘編』92頁。
  3. ^ a b 円谷プロ全怪獣図鑑 2013 p.375
  4. ^ アーカイブ・ドキュメント 2007, p. 43.
  5. ^ 『ウルトラマンメビウス アーカイブ・ドキュメント』では、エースキラーにガディバが合体してメビウスキラーになったと解説している[4]
  6. ^ 宇宙船YEAR BOOK 2007』朝日ソノラマ〈ソノラマMOOK〉、2007年4月20日、30頁。ISBN 978-4-257-13096-3 
  7. ^ アーカイブ・ドキュメント 2007, p. 62.
  8. ^ a b 円谷プロ全怪獣図鑑 2013 p.344

参考文献

関連項目