メルヘン・メドヘン

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メルヘン・メドヘン
ジャンル 魔法少女ファンタジー
小説
著者 松智洋
StoryWorks
イラスト カントク
出版社 集英社
レーベル ダッシュエックス文庫
刊行期間 2017年2月 -
巻数 既刊3巻(2017年12月現在)
漫画
原作・原案など 松智洋/StoryWorks(原作)
カントク(キャラクターデザイン)
中村尚儁(コンテ構成)
作画 山縣清継
出版社 集英社
掲載誌 ジャンプスクエア
レーベル ジャンプ・コミックス
発表号 2017年11月号 - 連載中
発表期間 2017年10月4日 - 連載中
巻数 既刊1巻(2018年1月現在)
アニメ
原作 MMM
総監督 斎藤久
監督 上田繁
シリーズ構成 松智洋(原案を兼任)
キャラクターデザイン 森川侑紀
音楽 rionos
アニメーション制作 フッズエンタテインメント
製作 メルヘン・メドヘン製作委員会
放送局 AT-XTOKYO MXBS11
放送期間 2018年1月 -
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル漫画アニメ
ポータル 文学漫画アニメ

メルヘン・メドヘン』は、松智洋・StoryWorks・カントクによるメディアミックス作品。

シナリオ原案を松、イラストをカントクが担当する形で、オリジナルテレビアニメーションを含むメディアミックス企画として、2014年に始動[1]。2016年5月に松が急逝するが、松が代表を務めていた創作集団StoryWorksが松の遺稿を引き継ぐ形でプロジェクトを続行[1]。2017年2月に、プロジェクト第1弾としてダッシュエックス文庫集英社)よりライトノベルが刊行される。同年10月にはコミカライズ作品が連載を開始し、翌2018年1月にはテレビアニメが公開。

あらすじ[編集]

物語をこよなく愛する:妄想過多なぼっち少女・鍵村葉月は、新しい家族との関係もうまくいかず物語の世界に逃避する日々を送っていた。そんなある日、謎の少女・土御門静と出会った葉月は、世界中のありとあらゆる物語から生まれた魔法『原書』に選ばれた少女=メドヘン達が学ぶ『クズノハ女子魔法学園』へと迷い込む。 葉月もまた『 シンデレラ』の『原書』に選ばれたメドヘンであった。 静と友達になるため、本物の魔法使いになって今までの自分から変わるため、葉月の学園生活が幕を開ける。

登場人物[編集]

日本[編集]

クズノハ女子魔法学園[編集]

鍵村葉月(かぎむら はづき)
声 - 楠木ともり
年齢=15歳。誕生日=8/30。血液型=O。身長=154cm。趣味=空想読書。特技=家事。好きな食べ物=お米
本作の主人公。『ヘクセンナハト』日本校メンバーの一人で妄想過多なぼっち少女。幼い頃に母親(声 - 中原麻衣)を亡くしており、研究者の父親が再婚したことで田舎から東京の高校へ転入した。父親は海外へ単身赴任中のため、現在は継母・冴子と継姉・美沙と3人で暮らしている。状況を問わず空想妄想にふける癖があるが、これは亡くなった母親がよく言っていた「自分の『物語』を見つけなさい」という言葉を考え抜いて辿り着いた結果である。普段は辛い状況・苦しい状況を空想で紛らわせているが、それでも処理しきれなくなったときは本を読むことで物語の世界に逃げ込み現状を逃避する悪癖があり、葉月はこの悪癖を『物語症候群』と呼んでいる。
土御門静と出会い彼女の後を尾行したことで『クズノハ女子魔法学園』へと迷い込み、そこで学園長から自分が『シンデレラ』の『原書』と契約したメドヘンであると知らされる。自分が求めてた非日常、そして静と友達になりたいという思いから学園へと仮編入(原作2巻で転校)する。メドヘンが最初に覚える魔法である『ブーフ・ヒュレ』は使えないのに大量のカボチャを召喚したり(召喚の際に用いた杖はオモチャであり、本来は「光と音が出るだけ」代物)、カボチャに意思を持たせるなどの高等魔法を使いメドヘン三強の一人である静をして「異常」と身震いさせている。
1巻中盤でカザンから『ヘクセンナハト』について知らされ、静が「戦力としての自分に期待している」と落ち込む。その後、温泉でのアーサーとの会話、カザンの襲撃、静から突き放されたなどの理由から『シンデレラ』との契約を破棄し学園を去るが、学園長から自分より前に『シンデレラ』と契約していたメドヘンの話を聞き、自分だけの『物語』を見つけるために日本校と諸国連合で行われていた『ヘクセンナハト』の予選に乱入。封印状態にあった『シンデレラ』と再契約し「誰も傷つけず、不幸にしない、飛び切り優しい結末」を迎えるために『シンデレラは振り向かない』に『原書』を書き換え、固有魔法『ガラスの心(グラスハート)』でカザンと和解し『ヘクセンナハト』予選を突破。その後、改めて静と友達になる。
ややネガティブな思考回路の持ち主であるものの、その心優しさなどから作中の登場人物のほぼ全員から好感を抱かれていおり、また物語が進むごとに静とは友情を深めている。当初は家族仲はあまり良好ではなかったが、クズノハ女子魔法学園への仮入学を機に歩み寄ることができ、編入後も特例で入寮せずに自宅から直接通学している。
身体能力は平均以下だが、逃げ足だけは早い。また家事全般を1人でこなしていた経験があり、料理や裁縫が得意。
シンデレラ』→『シンデレラは振り向かない』
葉月が契約した『原書』。強力な力を持つ『原書』の一つ。1巻終盤で葉月によって『シンデレラは振り向かない』へと書き換えられる。『ブーフ・ヒュレ』を発動した時は胸元にコサージュ、腰回りにリボンと大きな、深いスリットの入った白いドレスガラスのヒール姿に変身し、髪は白色に変化する。
カボチャ召喚
葉月の固有魔法の一つ。魔力によって形成されたカボチャを召喚する魔法。個性を持たせることである程度は自立行動させることも可能。魔力量に応じて一気に大量に召喚することもできる。
・『私のお
葉月の固有魔法の一つ。葉月が幼少期から空想し続けていた透明なを召喚する防御魔法の底部にはタービンエンジンが設置されており、これを用いて空を飛んだり相手の攻撃をかき消したりすることができる。また葉月に敵意を持つ者の侵入を拒む機能もある。受けたダメージ量に比例してに設置された時計が動き、の位置が12時を迎えるとは消滅する。飛行中は風船のように膨らむ影響で強度が低下してしまう。葉月の他人と触れ合うことを恐れ自分と周囲に壁を作りながらも、そのくせ誰かに見つけて欲しいという思いを反映した魔法だと自分で推察している。
原作3巻ではアメリカ校のドリューの固有魔法『グレートオーズ』に対抗するため巨大ロボ『ノイシュヴァンシュタイン』に変形する能力を獲得した。
・『ガラスの心(グラスハート)』
葉月の固有魔法の一つ。まだ未完成であり葉月にかかる負担は多大(使用後はしばらく『ブーフ・ヒュレ』も使用できなくなる)だが、「相手の気持ちをダイレクトに伝える(作中の描写を見るに距離は関係ない模様)」「相手の過去や気持ちを読み取る」「破損した『原書』を修復する」など効果は強力であり、静からも「あの魔法があれば『ヘクセンナハト』に優勝することも難しくない」と言われている。
土御門静(つちみかど しずか)
声 - 末柄里恵
年齢=15歳。誕生日=12/25。血液型=A。身長=157cm。趣味=鍛錬。特技=礼儀作法。好きな食べ物=カレーライスハンバーガーポテト
『ヘクセンナハト』日本校メンバーの一人で現役メドヘン三強の一角。“鉄壁要塞”の二つ名を持つ。平安時代のお姫様を連想させるような黒髪の少女。魔法使いの名家である土御門家の現当主で、十三人の始祖の一人の末裔でもある。『7年前の事件』で母・土御門巴を亡くしており、原書『 かぐや姫』と契約して以降は土御門家の悲願=凋落した土御門家の再興および『十三人委員会』への再抜擢のために身を粉にして『十三人委員会』に尽くしている。有子の実家である加澄家とは主従関係にあり、有子とは幼い頃から親交がある。
学園長の指示で「あちら側」に『原書』を探しに行った時に立ち寄ったファーストフード店で葉月に姿を目撃され、紆余曲折を経た結果、葉月が『シンデレラ』と契約したメドヘンだと知り『ヘクセンナハト』日本校メンバーとして育てることになる。「自分のために葉月を利用している」という良心の呵責に耐えながらも交流していくうちに互いに友情を深め友達になるが、物語終盤、カザンに襲撃されボロボロになった葉月を見て私欲のために『ヘクセンナハト』に巻き込んだことを後悔し、葉月を突き放すためわざと冷たい言動をとる。
葉月がいない状況で諸国連合との『ヘクセンナハト』予選に挑むがカザンの固有魔法によって自分の固有魔法をすべて奪われ窮地に陥ったところを『シンデレラ』と再契約を交わした葉月に救われ、その後、改めて友達になる。
葉月のことを非常に大切に思っており、葉月が無茶をするとイライラしたり、他校のメンバーと仲良くしていると嫉妬心を抱くことも多々ある。現在の魔法使いには珍しく機械音痴な上に「あちら側」の世情に疎く、1巻で所持している携帯電話がガラケーだったりツイッターLINEの事も知らなかったりする。好きな食べ物はハンバーガー。これは幼少期のころから厳しく育てられ母親とも親子らしいことを何一つしたことがなかったが、一度だけ母とハンバーガーを食べた時に母が見せた優しさ忘れられず特別な食べ物に思っているため。
原作3巻においてリンの策略で審問会にかけられた時に魔法界中枢の腐敗ぶりに失望。そして本当に母が守りたかったものを理解する。
かぐや姫
静が契約した『原書』。日本最古の物語にして現存する最古の『原書』であり強力な力を持つ。土御門家が世襲で継承する『原書』で、7年目に先代契約者の母・巴が死亡した際に受け継いだ。殲滅力に長けた3つの固有魔法を有する。静が「原書」に「母のように強くなりたい」と願ったことから固有魔法のかたちも母親に酷似している。3巻終盤、静によって新しい『物語』が書き加えられる。『ブーフ・ヒュレ』を発動した時は色鮮やかな十二単に白い天女のような羽衣を纏った姿に変身する。
・『火鼠の皮衣』
静の固有魔法の一つ。炎を操る衣を召喚する魔法。炎の魔法を全て無効化するほか、衣の温度を操作することで砲弾などを溶かして無力化することもできる。3つの固有魔法の中で最も近接戦闘に向いている。ただし水や極低温によって無効化される欠点がある。
・『蓬莱の球の枝』
静の固有魔法の一つ。数多の宝玉が実った銀色の枝を召喚する魔法。宝玉からは光線を照射することができるが、照射する光線の数が多かれば多いほど精密な狙いをつけられなくなるという弱点もある。
・『五色の
静の固有魔法の一つ。魔力によって形成された質量を持つ龍を召喚する魔法。「龍の顎」という噛付き攻撃と「龍顎砲」という強力なレーザーによる砲撃を行う。
・『
上記3つの固有魔法を組み合わせることで発動する静最大の固有魔法。『蓬莱の球の枝』を船の骨組みとして『火鼠の皮衣』で船殻とエンジンを形成し『五色の龍』を主砲とした、幾重もの花弁で形成された大輪の花を思わせる空飛ぶ円盤。船に設けられた無数の発射口からは『蓬莱の球の枝』のレーザーを、船体内に収容された『五色の龍』からはさらに強力になった「龍顎砲」を発射することができるが、固有魔法をどれか一つでも奪われると解除されるという弱点もある。
・『月世界(ムーンフォール)』
原作3巻で静が『かぐや姫』の「その後の物語」を書き加えることで発現した新しい固有魔法。文字通り月を落として対象を攻撃する。曲がりなりにも1つの天体を使う魔法なのでその威力は絶大で、圧倒的な質量には「大都市を一撃で消し去る魔法」程の攻撃ですらかすり傷しか与えられないほど。ただし発動から着弾までにかかる時間が長めである。
加澄有子(かすみ ありこ)
声 - 本渡楓
年齢=15歳。誕生日=6/28。血液型=B。身長=146cm。趣味=昼寝。特技=何処でも寝れる。好きな食べ物=梅干し
『ヘクセンナハト』日本校メンバーの一人で10代前半に見えるほどのとても小柄な少女。土御門分家にあたる加澄家四姉妹の三女。怠惰怠慢退屈を信条とする怠け者で、姉の朋子からは「怠惰で口が悪く愛想もない」と評されており、事実、試験では合格点をとっているものの居眠りが多すぎて補修の常連になっている。誰に対しても口が悪く滅多に感情を表に出すことがないが、静や日本校メンバーの事を大切に思っており、原作3巻でリンが静に対して行った謀略に対して怒りを露わにする。面倒ごとが嫌いで訓練を強要する家族にも反感を抱いていたが、静に初めて会った時に思わず護衛に立候補してしまい、さらにタイミング良く「一寸法師」の原書にも選ばれたことで意図せずエリートコースを歩むことになる。
土御門家の現当主である静とは主従関係にあるが、前述の性格からか言動は従者のそれではない。しかし諸国連合との『ヘクセンナハト』予選で焦りのあまり舞に対してキツく当たろうとした静を諫めたり、審問会にかけられた静の意思(『ヘクセンナハト』に勝利してほしい)を果たすために土御門の里に残された超希少金属である ヒヒイロカネを(無断で)持ち出したりとその忠誠心は本物である一方で「土御門の人間」という枠組みから抜け出せないために静を助けられなかった自分を責めたりもしている。
一寸法師
有子が契約した『原書』。室町時代に成立した御伽草子のひとつ。『ブーフ・ヒュレ』を発動した時は高下駄を履いたミニスカ巫女装束風の姿に変身する。前契約者が「上がり」を迎えて返却されたその日に有子を新たな契約者に選んだ。
・『打出の小槌
有子の固有魔法の一つ。身長よりも巨大な木槌を召喚する魔法。木槌で叩いた対象を好きな形状や材質に変化させることができる。便利だが創造系魔法の常で魔力消費が大きいため多用はできない。
・『針の剣』
有子の固有魔法の一つ。の形状をした剣を召喚する。原作3巻ではリンに対する切り札として超希少金属 ヒヒイロカネを『打出の小槌』で形状変化させた「炎が一切通用しない」赤い『針の剣』を使用している。
佐渡原 舞(さどはら まい)
声 - 新田ひより
年齢=16歳。誕生日=2/4。血液型=AB。身長=162cm。趣味=裁縫。特技=悪意に敏感。好きな食べ物=お味噌汁。
日本校に在籍するメドヘンで、補充メンバーとして『ヘクセンナハト』予選最終戦から参加する。物静かで大人っぽい見た目だが、ちょっぴり抜けたところがある。葉月が人類としての規格が根本から違うと自嘲するほど暴力的なスタイルの持ち主。原書『鶴の恩返し』の契約者。
ものすごいお金持ちのお嬢様で、実家は迷子になるほどの大豪邸。実家は魔法を使った服飾産業で財を成したが、現在は機械化が進んで魔法なしで服を作っている。
鶴の恩返し
舞が契約した『原書』。力では『シンデレラ』などには遠く及ばないが、味方の傷を癒したり強化することのできる貴重な魔法を使える。『ブーフ・ヒュレ』では普段にも増して胸やらお尻やらがばいんばいんになるとのこと。
・『羽織物』
舞の固有魔法。強靭かつ柔軟で伸び縮みも自由自在の糸を無数に操る。編み方次第で弾力や強度を変化させられる。自身のブーフ・ヒュレを材料とするため使うたびに衣服の面積が減るのが欠点。
日野 さち(ひの さち)
声 - 田所あずさ
『ヘクセンナハト』日本校メンバーの一人だったが、怪我で長期入院し戦列を離れていた。外見上はあまり個性がない少女だが、突飛な言動をとって初対面で葉月が「変な人」と思うような人物。原書『舌切り雀』の契約者。
黙っていることが苦手で、「うるさい」と有子から酷評されている。調子に乗って後先考えずに行動して失敗すると言う欠点がある。舞とは幼馴染みで、男の子にからかわれる彼女をいつも助けていた。佐渡原邸の隣にある異様に細長い木造の一軒家に住んでいる。
怪我から復帰して『第二夜』から出場。
舌切り雀
さちが契約した『原書』。“さちが口を閉ざしている間”という条件で、『言葉』を切り取り魔法を使えなくする魔法を使うことができる。『ブーフ・ヒュレ』を発動すると、大きな糸切りバサミを背負った忍者のような姿になる。
崇神(すがみ)学園長
声 - 岡村明美
クズノハ女子魔法学園の学園長。ウェーブの髪にキリッとした眉の妖艶な美女。見た目は20代後半だが年齢不詳。趣味は農園での野菜作り。神道に連なる古式魔術における日本一の権威。魔法で9人に分身でき、その力で分業して同時に複数の仕事を処理している。
『シンデレラ』の先代契約者とは友人だったが、彼女が『ヘクセンナハト』で優勝した直後に姿を消した後、薬を飲んで自らの記憶を消した過去を持つ。
白銀 蓉子(しろがね ようこ)
クズノハ女子魔法学園の寮長兼歴史教師。オールバックにひっつめた白髪の年配女性。日本校の卒業生で、原書「竜宮」と契約する現役最高齢の「原書使い」。日本校の教師の全員が教え子で、誰も頭が上がらない。
竜宮
白銀が契約する『原書』。一般には『浦島太郎』として有名。ウミガメを使役する魔法や、箱から発生する煙の中から現れる魔法を使う。

その他日本人[編集]

真田 冴子(さなだ さえこ)
声 - 長谷川暖
葉月の継母。出版社の社員でファッション誌を作っている。自己主張の薄い葉月が何を考えているのか分からず、夫からは有効なアドバイスももらえずにいたため子育てに悩んでいたが、開き直って自分の欠点を教えたことできちんと言葉に出せるようになった葉月と和解した。
真田 美沙(さなだ みさ)
声 - 清水彩香
葉月の義姉。葉月が転入した高校の2年生。細身で背の高いギャル風の美女で、ファッション誌の読者モデルをしている。話の合わなそうな義妹を面倒だと思っていたが、葉月がクズノハ女子魔法学園に通い始めたのを好きな男ができたと勘違いしたことで、相手との仲を応援するようになり歩み寄る。その後、プロムの日に葉月の『ガラスの心』に後押しされ、片思いしていた王寺先輩と交際を始めるが、彼が京都に進学を決めたことに腹を立て、当てつけに海外留学を考えるようになる。
王寺(おうじ)先輩
葉月が転入した高校の3年生で、美沙の思い人。生徒会役員。フレームの細いメガネをかけた真面目なタイプの男子。推薦をもらっていた東京の大学ではなく京都の大学に進学する。
加澄 朋子(かすみ ほうこ)
加澄四姉妹の長女。静の元護衛兼お世話係で、現在は土御門家の警備担当。時折明治神宮などに出張することもある。生真面目な性格ゆえに良縁に恵まれず、三十路手前で見合い結婚したものの相手は1年と経たずに外に恋人を作って出て行ったという悲しい離婚歴を持つ。
加澄 礼子(かすみ れいこ)
加澄四姉妹の次女。村役場に勤務する。彼氏募集中で、里に来た執行官を狙っている。
加澄 鈴子(かすみ すずこ)
加澄四姉妹の四女。小学生で新しい言葉に興味津々。
ブンちゃん
『原書』『分福茶釜』から生まれたブーフ・ヒュレに近い擬似生物。の中間のような姿で「ブゥン」と鳴く。土御門の先祖を慕っていた「守鶴」という法力が使える狸が元になっている。
熱海の異空間で“シミ”に侵食されていたところを葉月に助けられ、葉月を心配してそのまま異空間を飛び出し東京にやって来る。だが預けられていた中国校の元から脱走して審判の食事を台無しにしたことで正体がばれてしまい、原書が動物のかたちになっていることが許せない委員会の命令で消滅させるよう指示が出される。その処遇を巡って葉月、カザン、シュエメイのチームと、静、アガーテ、リンのチームでヘクセンナハトが行われ、結果、アガーテの第七の魔弾で破壊されてしまう。しかし葉月が砕かれた破片を泰山府君祭で過去に送り、『ガラスの心』で土御門の先祖と再会させ思いを伝えさせた。思いを遂げた魂は消滅することなく新たな主人の元へ帰り、主人の子孫である巴が形見に残した狸の根付に宿った。なお、それに伴い守鶴の未練が消えたためか「ブンちゃん」という存在に関する記憶は儀式を行った葉月と静以外のものの記憶からは完全に消えた。

諸国連合[編集]

ユーミリア・カザン
声 - Lynn
年齢=17歳。誕生日=2/28。血液型=AB。身長=167cm。趣味=アルバイト。特技=家事。好きな食べ物=焼肉
『ヘクセンナハト』諸国連合チームのリーダー。あまり手入れしていない赤い髪と意思の強そうな瞳のワイルド系女子。原書『酒呑童子』の契約者。
シャルルとモリーを守り、自分たちの帰る場所を手に入れるために、『ヘクセンナハト』で優勝しようと計画していた。アメリカ校に雇われたスパイとして活動しており、“留学”を繰り返して入手した情報を売ることで金銭を受け取っていた。短期留学中の日本校を廃校に追い込む計画の中で葉月を潰して『シンデレラ』をフリーにするようよう依頼され、試合形式で葉月を痛めつけるところを見せて静が彼女を日本校から追放するように仕向けた。日本校との予選最終戦では葉月の追放で心に隙ができていた静から固有魔法を全て奪って追い詰めるが、乱入してきた葉月の『ガラスの心』で戦意を喪失し負けを認める。以降は葉月たちとも和解して正式に日本校への短期留学を継続することが許され、いつか自分たちの学校を復活させる夢を持つようになった。現在は当座の資金を蓄えるため色々なアルバイトに励んでいる。
一見粗野だが元々はかなり良いところのお嬢様だったらしく、昔通っていたフィニッシングスクールで厳しく躾けられていたため所作が洗練されている。東ヨーロッパの家庭料理全般が得意で、一部のロシア料理四川中華も作れるが、シャルルによるとやたら手が込んでいて量が少ないとのこと。仲間2人との関係はまるで親子のようだが、流石に面と向かって母親扱いされるとショックを受ける。
『分福茶釜』の処遇を巡るヘクセンナハトでは葉月に協力を求められて快諾し、シュエメイから宝貝を2つ借りて静とリンと戦った。土御門の里が封鎖された際にはシャルルとモリーに葉月の護衛を任せ、自身はアメリカ校の背後で委員会とも繋がっている黒幕を探る。
酒呑童子
カザンが契約した『原書』。室町時代に成立した御伽草子のひとつ。『ブーフ・ヒュレ』を発動すると髪が燃えるような赤に染まり、二本のねじれた角が生え、胸と腰だけを覆うビキニと腕と足の鎧を纏う姿に変身する。
・『大蛇(オロチ)』
カザンの固有魔法の1つ。身長と同じくらいの長さがある大太刀。酒呑童子の雷を操る能力を制御するもので、刀身から蛇のような雷を放つ“雷切”を使用できる。
・『大泥棒』
カザンの固有魔法の1つ。魔法を奪う魔法。奪い取る時には一度でも自分の体でその魔法を受けておくこと、相手の心に「抜け道」になる隙が生まれていることの2つが発動条件。ただし容量をオーバーすると制御できずに暴走してしまう。
シャルル・ジョバーニ
声 - 宮島えみ
年齢=16歳。誕生日=11/18。血液型=O。身長=162cm。趣味=買い食い。特技=盗み食い。好きな食べ物=美味しければ何でも。
『ヘクセンナハト』諸国連合チームのメンバーの一人。短い赤毛に吊り目で猫のような印象の少女。原書『長靴をはいた猫』の契約者。もともとはストリートチルドレンだったが食べ物をくれたカザンに懐き後を付いてくるようになる。
よく嘘をつき、一言多いせいでよく怒られる。
日本校との試合では有子の足止めを任された。予選後は日本校への短期留学が認められる。
『ヘクセンナハト』予選でカザンを救ってくれた葉月に感謝しており「姐さん」と慕っている。
長靴を履いた猫
シャルルと契約した『原書』。『ブーフ・ヒュレ』を発動すると、羽飾りのついたつば広帽子にロングブーツ、真っ赤な短衣と刺突剣(レイピア)を身につけた姿になる。
・『嘘も方便』
シャルルの固有魔法。相手にを吹き込むという魔法で、効果時間は短く内容も些細なものだけという制限があるが、なかなか気づけないという強みを持つ。また自分自身に嘘をつき、自己暗示で戦闘能力を底上げすることもできる。
モリー・C・クイン
声 - 金子彩花
年齢=15歳。誕生日=3/10。血液型=B。身長=157cm。趣味=ストーキング。特技=スニ―キング。好きな食べ物=カザンの料理。
『ヘクセンナハト』諸国連合チームのメンバーの一人。灰色の髪を後ろで無造作に束ねたひどく陰気な少女。原書『ハーメルンの笛吹き』の契約者。もともとは紛争地帯で戦わされていた少女兵で、窮地に陥ったところをカザンに救われて以降、彼女を慕い後を付いてくるようになる。その来歴から愛用のライフルを常に身に着けており、風呂場にまで持ち込もうとしたこともある。
基本的に人見知りだが、気に入った相手にはべったり懐く。カザンからもらったネズミのヌイグルミを大事にしており、シャルルに壊されたのを直してくれた葉月には心を開いている。
日本校との予選最終戦ではカザンの固有魔法を発動させるためのサポートに徹する。予選後は日本校への短期留学が認められる。
ハーメルンの笛吹き
モリーと契約した『原書』。ラッパ銃での群れを操り、無数の大砲をネズミに操作させる“一斉射撃(サルボー)”を使うことができる。

アメリカ校[編集]

リン・デイヴス
声 - 日高里菜
年齢=14歳。誕生日=1/9。血液型=B。身長=148cm。趣味=悪巧み。特技=作り笑顔。好きな食べ物=七面鳥の丸焼き。
『ヘクセンナハト』アメリカ校のリーダー。金髪の巻き毛に下がり気味の目尻のふんわりとした印象の少女。原書『マッチ売りの少女』の契約者。
ガールズバンド「ファイヤキャンディ」のボーカルとしても活躍する芸能人。12歳までゴーストタウン化したデトロイトの養護施設で教会の神父に犯罪の片棒を担がせられながら育ち、偶然盗品の『原書』と契約して施設を焼き払い、ジェームズに救われて同じ姓を与えられた。屈託のない笑顔と感情まかせの行動、狡猾で打算的、言葉は借りて来たように都合がよく、本心は欠片も無いという子供と大人の悪いところを寄せ集めたような性格で、個性を感じさせない。仲間意識もなく、チームの同僚にも高圧的。これまでの人生という『物語』が見えないことから、「何もない」「未来も過去も持たない」とも評される。魔法や奇跡が大嫌いで、ヘクセンナハトでも他の道具と同程度しか魔法に頼らず、魔法的な情報媒体は一切信用していない。
ヘクセンナハト『第一夜』では中国校を相手に勝利。『分福茶釜』を巡るヘクセンナハトでは破棄側で参加、味方を裏切って擁護側につくことを提案したが葉月から拒絶されて激怒し、そのままカザンと戦った。『第二夜』では静を警戒して事前に母親の嫌疑を追及させることで試合から排除、試合本番では重火器を召喚して有子とさちに重傷を負わせ、ルーシーに命じて彼女たちを操り葉月を腹いせに残酷に倒そうとする。しかし途中参戦した静が使った新魔法『月世界』で押しつぶされて敗退した。
マッチ売りの少女
リンが契約した『原書』。アンデルセンの童話の1つ。
・『赤いマッチ』
リンの固有魔法の1つ。マッチから放つ紅蓮の炎で周囲を焼き払う。炎系の攻撃に強い『火鼠の皮衣』『芭蕉扇』とは相性が悪い。
・『黄色いマッチ』
リンの固有魔法の1つ。毒を含む煙を発生させる。毒の強さはリンの思うままに決められる。
・『黒いマッチ』
リンの固有魔法の1つ。魔法獣によく似た「黒炎獣(ケルベロス)」を召喚する、リンが持つ最強の魔法。黒炎獣が口から吐き出す黒い玉はわずか3発でロンドン市街を丸ごと消し飛ばすほどの破壊力を誇る。
アンジェリーナ
声 - 佐藤亜美菜
『ヘクセンナハト』アメリカ校メンバーの一人。栗色の髪のおっとりした優しそうな少女で自己主張が薄く気弱な性格。原書『サンタクロース』の契約者。
リンとは同じ施設で育った姉妹のような関係で、性格を歪めていく彼女に心を痛めている。リンとは対照的に熱心なキリスト教徒
サンタクロース
アンジェリーナと契約した『原書』。
・『良い子への贈り物(プレゼントフォーユー)』
アンジェリーナの固有魔法。白い袋の中から、必ずリン・デイヴスにとって価値のある何かをランダムで取り出す魔法。自分自身のためには使えず、再使用に数日から数ヶ月の時間を必要とするのが弱点。
ドリュー
『ヘクセンナハト』アメリカ校メンバーの一人。赤毛でメガネのギーク。原書『オズの魔法使い』の契約者。
人間と一緒に地球を守る正義の味方の勇者ロボが大好き。正義のハッカーを気取る引きこもりの犯罪者だったが、あっさりバレて家に怖いおっさんたちが押しかけて来たらしい。
ヘクセンナハト『第二夜』では葉月と巨大ロボ同士の戦いを繰り広げて引き分ける。だがリンに抗議したため彼女に銃撃されて退場する。
オズの魔法使い
ドリューと契約した『原書』。元は『原書』としてのランクが低かったため、『複合原書』計画のプロトタイプに選ばれて強化された。ドロシーの旅の仲間を召喚し使役する固有魔法を持つ。
・『臆病ライオン』
ドリューの固有魔法の1つ。ライオンを召喚する。ただしその名の通り臆病者なので、やる気を出させるのにも一苦労する。
『超魔法合体グランドオーズ』
3人の旅の仲間を合体させた固有魔法。ブリキの体とかかしの頭、胸には黄金のライオンが輝く巨大人型ロボット。ブリキのロケットパンチやライオンの口から放つビーム「ライオンファイヤー」を備えている。
キャメロン
『ヘクセンナハト』アメリカ校メンバーの一人。チョンマゲのように髪を頭頂部で結んだ侍好きな少女。原書『宇宙大戦』の契約者。
ゴザル語尾で話し、間違った日本の諺を多用する。『ばくまつ☆お侍さま!』というアドベンチャーゲームの大ファンで、ショタになった勝海舟推し。アレルギー。父親が自分を道具としてしか見ていない家で育ち、14歳で20歳年上の相手と結婚させられそうになって家出した。
ヘクセンナハト『第二夜』では敵チームとの交戦後、気絶したルーシーを連れてリンの元へ帰還するが、リンの所業に抗議したことで命令されたルーシーに噛まれて昏倒する。
『宇宙大戦』
キャメロンと契約した『原書』。『複合原書』の1つ。アメリカを中心に人気の作品で、映画9本、小説数十冊、アニメーション12シーズンが制作されている。登場人物が使うレーザーブレードを武器にする。
ルーシー
『ヘクセンナハト』アメリカ校メンバーの一人。青白い美貌を半分以上髪で隠した中国系アメリカ人の少女。何かの陰に隠れていないと落ち着かない性格。原書『ゾンビ』の契約者。過去のトラウマからその素顔(美貌)を完全に髪で隠してしまっている。
BL好きの腐女子で、同僚によると『ゾンビ』の影響らしい。帰る場所がなく、顔を隠しているのもその事情に関係している。
ヘクセンナハト『第二夜』ではゾンビ軍団で日本校を圧倒するが、失神して一時撤退。その後はリンに脅されてキャメロン、有子、さちを次々とゾンビ化させたが、隠れていた舞によって戦闘不能になる。
ゾンビ
ルーシーと契約した『原書』。『複合原書』の1つ。
・『バイオハザード
ルーシーの固有魔法。魔法でゾンビを呼び出し、噛んだ相手をゾンビに変える。霊脈と墓地が揃っていればゾンビの軍勢で敵を圧倒することが可能。キョンシーの要素を取り込んでいるため、相手の呼吸を察知して優先的に襲うようになっている。ただしルーシーが気絶などで制御を失うと支配が解けてしまう。
ジェームズ・デイヴス
リンの保護者。いくつもの企業を束ねるとはいえ一般人だが、アメリカ校のスポンサーでもあり十三人委員会とも内通している。リンに頼まれて7年前の事件における土御門巴の嫌疑を蒸し返させた。

ロシア校[編集]

マリヤ・ラスプーチン
声 - 大津愛理
年齢=17歳。誕生日=2/19。血液型=A。身長=180cm。趣味=衣装作り。特技=サックス。好きな食べ物=ボルシチ
『ヘクセンナハト』ロシア校のリーダー。ハキハキした声、短めに刈り揃えたシルバーブロンドの髪とキリッとした眉が印象的な女性。原書『大きなカブ』の契約者。
ヘクセンナハト『第一夜』では切り札のタチアナを欠いたまま日本校との試合になり、優勝して彼女の原書を修復してもらおうと誓っていた。劣勢になりながらも諦めない姿に心を打たれた葉月が原書の修復を行ったことで願いが叶い、感謝の気持ちから葉月を同志と認め自分たちの敗北を宣言する。
大きなカブ
マリヤが契約する『原書』。ロシア民話の1つ。あまり戦闘向きな魔法は使えない。
ナディア
『ヘクセンナハト』ロシア校メンバーの一人。
タチアナ
声 - 小澤亜李
『ヘクセンナハト』ロシア校メンバーの一人。ヘクセンナハトの本番直前に『原書』が破損してしまい無理に魔法を使って再起不能状態となるが、葉月の『ガラスの心』で原書を修復してもらったことで後遺症もなく回復した。
エヴァ
『ヘクセンナハト』ロシア校メンバーの一人。

ドイツ校[編集]

アガーテ・アーリア
声 - 加隈亜衣
年齢=16歳。誕生日=7/17。血液型=A。身長=164cm。趣味=小動物の動画鑑賞。特技=ジャンケン。好きな食べ物=クレソン
『ヘクセンナハト』ドイツ校のリーダーで現メドヘン三強の一角。“神眼”の二つ名を持つ。背の高いキリッとした風格のある女性。委員会直属の執行官でもある。原書『魔弾の射手』の契約者。
ドイツ校始まって以来の天才と言われている。クールな印象とは裏腹に賑やかなのが好きで、周囲から避けられがちで“ぼっち”なことを気にしている。また可愛いものが好きだが感性が普通の人と少しズレており、葉月が作るカボチャのようなものが好み。『魔弾の射手』の呪いで他人と心を通わせることができず、同じ執行官である母親のことも“先生”としか呼べない。
ヘクセンナハトの『第一夜』ではインド校を一人で相手にして長距離からの狙撃で圧勝する。『分福茶釜』の処遇を巡るヘクセンナハトでは最初から破棄を主張、試合では予知を覆すシュエメイに苦戦し足止めされたが、『第七の魔弾』で葉月ごと『分福茶釜』を撃ち抜き勝利する。
魔弾の射手
アガーテと契約する『原書』。どこからともなく飛んできて必ず当たる弾丸を使った狙撃を得意とする。魔法としては異色の「長距離からの狙撃」という形態をとる。
・『眼』
アガーテの固有魔法の1つ。少し先の未来を観測する未来予知の魔法。ただし不確定な未来は先を見ようとするほど可能性の混沌に飲み込まれてしまい、1日先を見ようとすれば自分という概念が消えかねないため、“弾丸6発を撃つまで”を上限と決めている。そのため6発撃ごとにリロードで数秒狙撃が止まるのが弱点となっている。
・『第七の魔弾』
アガーテの奥の手。詳細不明。

イギリス校[編集]

アーサー・ペンドラゴン
声 - 上田麗奈
年齢=14歳。誕生日=10/8。血液型=AB。身長=160cm。趣味=森林浴。特技=直感。好きな食べ物=肉の丸焼き。
『ヘクセンナハト』イギリス校のリーダーで現メドヘン三強の一角。無造作に伸ばした長い髪と白い肌の妖精のような美しさを持つ少女。シュエメイからは龍の子と呼ばれている。原書『ブリタニア列王史(アーサー王伝説)』の契約者。
小さい頃ずっと動物と森の中で暮らしていたため、動物と話すことができる。また服を着ると落ち着かないらしく放っておくとすぐ服を脱いでしまう。
ブリタニア列王史アーサー王伝説)』
アーサーが契約した『原書』。
トリスタン
『ヘクセンナハト』イギリス校メンバーの一人。背が高く引き締まったスタイルで青い瞳の王子様のような少女。
マーリン
『ヘクセンナハト』イギリス校メンバーの一人。

中国校[編集]

李雪梅(リ シュエメイ)
声 - 吉岡麻耶
年齢=17歳。誕生日=9/27。血液型=O。身長=164cm。趣味=修行。特技=喧嘩の仲裁。好きな食べ物=肉まん
『ヘクセンナハト』中国校のリーダー。髪の長い穏やかな顔立ちの女性。原書『八仙東遊記』の契約者。
普段は温厚だが怒ると人が変わり、戦闘狂のスイッチが入ると恍惚とした表情を浮かべる。魔法の才能はないが天才たちと戦うために武術の腕を磨いた。師父から中庸たることを指示されており、様々な立場の考えを知るためつい問答してしまう癖がある。治安の悪い街で不良のリーダーとして生活していた時期があり、大人からも恐れられるほどだったが本物のマフィアと問題を起こした際に後に師父となる仙人に救われ弟子入りした。
八仙東遊記
シュエメイと契約した『原書』。特化した能力を持つ伝説の宝貝である「暗八仙」を具現化する固有魔法を持つ。
・『芭蕉扇』
シュエメイの固有魔法の1つ。ひと扇ぎで暴風を起こす、大きな葉っぱのようなを喚び出す。炎系に対して特に相性の良い魔法で業火を消し去ってしまう。
・『玉板(ぎょくばん)』
シュエメイの固有魔法の1つ。翡翠色ので、宙に浮いて自動で身を守ったり上に乗って宙を滑るように走ることができる。人に貸し出した場合、ある程度は使用者の言うことを聞いてくれるが、基本的には最初の命令を忠実に守ろうとする。
・『酔八仙(すいはっせん)』
シュエメイの固有魔法の1つ。理性を鈍らせ身体能力の枷を外すだけの魔法。鍛え上げた武術の技術と組み合わせることで、アガーテの『眼』の未来予知すら覆す。「八門遁甲の陣」で8つの鉄杖で相手と自分を取り囲んで逃げ場を絶ち、ポールダンス酔拳を組み合わせたような武術で真っ向勝負する。
李雪蘭(リ シュエラン)
声 - 篠原侑
『ヘクセンナハト』中国校メンバーの一人。少年のように笑う短髪で元気のいい少女。シュエメイの妹。原書『西遊記』の契約者。
シュエメイも認める仙術の才能を持つが、武術の鍛錬の方が好き。勝気に振る舞うが根は繊細であれこれ抱え込んでしまう。仲間たちからは大切に扱われているが、子供扱いだと不満に思っているところもある。
ヘクセンナハト『第一夜』のアメリカ校との試合では、リンの挑発に乗せられたせいで敗北。
西遊記
シュエランと契約した『原書』。変化術や金斗雲などを使うことができる。
・『如意棒
シュエランの固有魔法の1つ。の装飾が施された。太さや長さ、重さまで自由自在で、使い方次第でとんでもない攻撃力を誇る。
暁燕(シャオイェン)
『ヘクセンナハト』中国校メンバーの一人。青龍偃月刀を使って戦う。
寡黙で冷静なようで仲間思いな面があり、時々シュエランのストレス発散に付き合っている。

インド校[編集]

マハーカーリー
声 - 鎌倉有那
年齢=17歳。誕生日=8/31。血液型=B。身長=160cm。趣味=バカンス。特技=審美眼。好きな食べ物=カレー
『ヘクセンナハト』インド校のリーダー。褐色の肌の美しい女性。原書『ラーマーヤナ』の契約者。
本国ではハーレムを形成しているらしく、周囲に常にお供を連れている。
ラーマーヤナ
マハーカーリーと契約する『原書』。

用語[編集]

魔法
神様を作るくらいの『言葉の力』のこと。エネルギーであると同時に意志を伝えるものでもある“魔力”を用いる。それを受け入れた者たちを魔法使いと呼び、呪文お札魔法陣で効率よく活用する方法を研究してきた。その究極の成果が『物語』をかたちにした『原書』である。グリム兄弟アンデルセンも魔法使いで、たくさんの『原書』を生み出すために各地の伝承やお話を集めていたとされている。中国では魔法使いを仙人、魔法を仙術、魔力はと称される。
使い方によれば剣や大砲など及びもつかないほどの破壊をもたらすことから、権力者から戦争など様々に利用されてきており、戦争が終わった後は強大な力を恐れられて魔女狩りや魔女裁判の形で迫害を受けてきた。加えて“シミ”の存在によって何も知らない人が狂わされるのを防ぐため、面の歴史からは姿を消すようになった。ただ魅了の魔法などの精神に作用するものを一般人に使うことこそ禁止されているものの、バレないように上手く魔法を使って商売している魔法使いも多い。魔法使いにはいくつかのルールがあり、殺人や無闇に魔法使いの存在を明かすことは禁止され、中でも死者に対する蘇生魔法は最大の禁忌とされている。
本来魔法は使う者の“意志の強さ”で魔力という材料のかたちを変えて、思うままの現象を起こすというもの。魔法を効率よく使うために考え出されたものを『魔導』といい、これらを扱う者たちは厳密には魔術師や魔導師と呼ばれて『原書使い』とは区別されている。魔力を餅米に例えると、をつき形を整える作業が魔法で、餅を温めるために鍋を使って加熱する行為が魔導に相当する。
通常の魔法にはきっちりとした理論や法則、公式が存在する。教科としての『魔法』は、『魔術』と『魔導』に分かれている。魔法の仕組みや応用について学ぶ『魔導理論』は数学物理化学の合わせ技のような教科。魔法を“かける”という表現からも推察できる通り、基本的に目の前に相手がいて初めて意味があるものがほとんど。
ちなみにネットを含めたコンピュータ由来の仕組みは魔法世界から輸出されたものなので、電子化への対応では魔法世界の方が進んでいる。
原書
長い年月をかけて語り継がれた物語から生まれた魔法の本。本のかたちをしてはいるが、そこには物語という一つの"世界"が内包されている。その成り立ちには謎が多く、一説には“シミ”に対抗するために生まれたとされている。世界中の読者の思いや感情が全て集束されているエネルギーの塊のようなもので、人が扱うには大きな力を秘めている。防衛反応として契約者を欲する性質があり、多感で想像力に満ちた10代の少女と契約を行う。契約者以外が許可なく開くことができない。歌詞や楽譜、手紙といった物語を持つあらゆる物から生み出される。『白の魔法』にも『黒の魔法』にも属さないニュートラルな魔力の塊で、契約者を通すことで初めて色がつく。
一般的に力があるのは童話のように長年語り継がれてきたようなもので、映画漫画のような“若い”物語はメドヘンと契約できるほどの力を持っていないことも多く、原書の増加に比してメドヘンになれる者の数は現象傾向にある。近年では作者の情念が強い同人誌、所謂「薄い本」が増えているとのこと。
契約者やその周囲に害を及ぼす危険な『原書』には“封印書架(チェインドライブラリー)”に収められる措置がとられ、契約者を持てずただ魔力を絞り取られることになる。
原書が破損すると魔法も壊れてしまい、契約者の記憶や精神にも重大な欠損が及ぶ。「原書」自体は何十年、何百年という時間をかければ自然に修復されるが、契約者のダメージは基本的に癒せない。
原書使い/原書使い見習い(メドヘン)
原書に選ばれ、魔法の力を行使する人間のこと。基本女性のみしか選ばれない。原書に選ばれるのは強い望み(願望、または絶望)を持った少女である。魔法学園在学中は乙女や少女を意味する『原書使い見習い(メドヘン)」』と呼ばれる。たった1人で軍隊にも匹敵するという戦争を左右するほどの力を持ち、本気を出せば国家すら相手にできる。通常の魔術理論では説明がつかない現象を引き起こすため、魔法使いの中での突然変異のようなものだともされている。また、小さな1つの世界を魔法として扱えるため、普通の魔法の仕組みを感覚的に理解しやすいという恩恵がある。
固有魔法
原書と契約した者だけが使える特別な唯一無二の魔法。中国では宝貝(パオペエ)と呼ばれる。武器であったり召喚獣であったりと契約者ごとに大きく性質が変わる。また原書の元になった物語にも影響を受ける。人間が扱うには大きすぎる原書の力を制御してコントロールするための、いわば水道蛇口のような役割がある。普通の魔法に存在する理論や理屈を飛び越えて人の意思だけでは決して到達できない魔法を成すことから、魔法を奇跡たらしめる唯一の存在とされる。
ブーフ・ヒュレ
原書使いが最初に手に入れる魔法。原書を身に纏い、原書と一体化する。鍵村葉月いわく「変身」。魔法の力を効率よく引き出すための魔法で、初歩の初歩とされている。この魔法を使うことで『原書』を自由に出し入れできるようになる。契約者だけでなく『原書』も破損から守る効果がある。発動中は身体能力が上がるが、原書の内容や本人のイメージで底上げされるステータスが変化する模様。
原書図書館
その地域の原書が所蔵される場所。生まれたばかりの原書や契約者を持たない原書などを"シミ"から守っている。同時に、世界を"黒の魔法"から守る巨大な魔術装置の一部でもある。ほぼすべての原書図書館は魔法学園と対になって存在しており、蔵書数が各校の戦力と密接に繋がることから十三人委員会での発言力にも関わっている。また、魔法世界の要として外の世界から魔法使いたちを守る役目も担っている。
ちなみに世界中のほぼ全ての図書館は魔法使いが運営しており、一般人の世界に転移魔法の扉がつながる場所も図書館であることが多い。
複合原書(メディアミックス
アメリカで行われている、数に限りのある「原書」を人工的に作り出すための計画。まだ若く本来であれば力を持つに至ることができない物語を様々な方法で知名度を上げることで無理矢理に「原書」の力を高めるとともに、契約者自身も「原書」の一部として繋がりを高めていくという、いわば人間も含めて1つの物語=コンテンツとする実験である。ただし実験の過程で契約者の人格すら変わってしまうという欠点がある。
シミ
汚れというには存在感があり、動いているが生き物には見えないという外見の、黒い“何か”。どこから来るのか、どうして発生するのか、生き物なのか、現象なのか魔法なのかもわからない。わかっていることは人の心を惑わし『原書』を食うということだけ。大昔はシミによって多くの争いが引き起こされたと言われているが、よほど暗い感情を持っていなければ影響を受けることはなく現代では充分に対策が講じられている。魔法使いの魔法と正反対の性質を持つことから、原書使いの魔法が"白の魔法"と呼ばれるのに対して俗に"黒の魔法"とも呼ばれており、相反する性質の魔力をぶつけることで中和されて消滅する。春に活発になる。
魔法獣(フレック)
『原書』を食い力をつけたシミが変貌して生まれる怪物。人も魔法使いもあらゆるものを喰らうとされている。魔法使いや『原書』を破壊するために襲ってくる。ただし成長するのにかなりの時間がかかり、1つならず『原書』を食べなければならないので十分に対処可能であり、出現自体が稀とされている。
魔法学園
『原書』と契約を交した少女たちが集い、学ぶ場所。『原書』の強大な力を扱うに足る淑女を育てることが理念である。魔法学園は全世界に点在しそれぞれ独立した自治を行う。中でもドイツヘッセン州ハーナウにある本校はもっとも古く、言わば魔法学園の総本山。インド校も屈指の歴史を誇る。他、ギリシアイタリアデンマークなどの欧州各地やアメリカアラブなどにも魔法学園は存在する。ちなみに各校の制服には言葉が通じるようになる魔法がかかっていて、外国人とも会話ができるようにされている。
クズノハ女子魔法学園
日本にある魔法学園。所在地は東京都千代田区内で、文科省から正式に認可された高等学校でもある。在籍するメドヘンの数こそ中国校の方が多いものの、付属の原書図書館に所蔵される原書の冊数はアジア1を誇っている。新入生はまずこの図書館で『原書』と『お見合い』をし、運良く原書に認められれば晴れて『メドヘン』となれる。基本的に全寮制。学園長の趣味なのか、校内には露天風呂が設置されている。
十数年ぶりにヘクセンナハトの開催地が日本校に選ばれたことでグラウンドなどの設備を刷新して4Dのような臨場感で観戦できるようになったが、そのせいでかなり予算をオーバーしている。
なお、体操服はブルマで指定水着はスクール水着なのが古くからの伝統とのこと。昔の制服はメイド服だったらしい。正装の1つに被ると“姿隠し”の魔法が発動するにオリーブ色のローブがある。
7年前の事件で日本の『原書』及び『原書使い』が多く失われ、日本には現存する『原書』を守るだけの戦力が不足しているという意見が委員会側で上がっており、廃校にして各国で保有する『原書』を分割移譲するという提案までなされている。『ヘクセンナハト』で好成績を残し十分な戦力があることを示そうとしていたが、予選時点で脱落者が続出して最終戦には人数不足で出場が困難となったため、外部から葉月がスカウトされることになった。
扉の間
クズノハ女子魔法学園に設置されている、普通の人間の世界と魔法使いの世界とを繋ぐ転移装置。いわば「どこでもドア」のようなもの。壁一面に無数の扉が並んでおり、部屋中央の台座で座標を入力することで好きな場所の扉と接続する。装置を動かす魔力は原書図書館に収められているたくさんの「原書」から供給される。ただし何処へでも繋がるわけではなく、自然な魔力の集まる寺社仏閣などが多く、それ以外では交通の要所となる大きなや様々な図書館の扉に繋がっている。また一般人の世界から入るときには、繋がっている扉の前で「machen(マッヘン)」と唱えることで“扉”が開く。有効範囲は東京都内に限定され、それより遠い場所に行くためには自前で魔力と触媒を用意しなければならない。
始祖の十三人
大昔に世界中の魔法使いたちをまとめ上げた偉人。土御門家の先祖などが選ばれている。1000年以上前に『ヘクセンナハト』の儀式魔法と『始祖の書』を残して消えたと伝えられている。
十三人委員会
魔法使いの始祖たる13人の魔女の後継者たちによってなる、魔法使いの統一意思決定機関の通称。いわば魔法使いにとっての国連にようなもの。権力に固執して腐敗しており、メドヘンは『原書』の付属品でしかないという見解が大勢。7年前の魔法獣事件のため、5年前から日本は理事国から外されている。
執行官
十三人委員会直属の戦闘部隊。“血の色”と忌み嫌われるワインレッドのローブが制服。その役目は罪を犯した魔法使いの捕縛とヘクセンナハトを否定するものたちの処分で、魔法獣討伐はしない。
ヘクセンナハト
いにしえの魔女たちが春の訪れを祝った祭りを起源とする、年に一度、世界中の魔法学園からメドヘンたちが集まり魔法の力で戦う大会。魔法使いたちにとって最も重要で、かつ最大のイベント。戦いとは言っても安全には充分配慮された競技会である。優勝者には「願いを叶える魔法」が与えられる。長い歴史と伝統を持つ重要な儀式ではあるが、昨今の魔法使いにはスポーツのイベントというイメージが強い。出場枠は全世界でわずか7枠。
儀式魔法としての『ヘクセンナハト』は『始祖の書』を要に発動する強大な魔法で、戦う者の資質や状況に合わせてその時点でもっとも相応しい戦場『宴の地』が用意され、大きく『攻城戦』『占領戦』『王冠戦』『殲滅戦』の4つのルールから派生する。また、世界規模で行われる魔術儀式でもありメドヘンたちの戦いによって発生する"白の魔法"が世界を満たすことで"黒の魔法"による浸食は抑えられる。参加にはメンバーが最低3名必要で、最大で5名まで出場できる。
世界中で戦争が行われていた時代から、『原書使い』が人を傷つける目的で利用されるのを防ぐために国同士の争いに決着をつける時に行われていた。
始祖の書
13人の始祖が残した途方も無い知識と経験が記されると言われる書物。『ヘクセンナハト』の要で、試合のたびにルールが託宣として本のページに文字で刻まれる。本に触れて『widmen(ヴィトメン)』と呪文を唱えることで魔法円が起動し『宴の地』へと送られる。1000年以上前にできたものでありながら200年ほど前の街を『宴の地』として用意することもあり、委員会が何らかの事実を隠しているのは明白だとされている。
宴の地
ヘクセンナハトの魔法が作り出す異空間。現実世界とは別の法則で成り立っている。ブーフ・ヒュレを失った物は“戦闘不能”と判断され、戦場の外へと転移させられる。内部では魔法以外でダメージを与えることはできないが、魔法で出した武器などは例外的に有効となる。
土御門(つちみかど)
日本で最も古い魔法使いの家系であり、占いなどを行う『陰陽道』の太祖。かつて朝廷に仕えていたため今なお京都の地を守る役目を自認して当主は御所近くに居を構えているが、本家は一族の多くが戦国時代に移住した福井県を指す。本家筋には柳原、日野、安倍といった家があり、加澄家は土御門本家に仕える分家の1つ。
戦争で日本が孤立した際に十三人委員会のメンバーから外れたことで一気に凋落してしまい、委員会への復位を目指して代々の当主は執行官として働き続けていた。7年前に起きた魔法獣との戦闘で、先代当主の巴をはじめ若い働き盛りの魔法使いを多く失ってしまう。だがジェームズと癒着した委員の一部が巴が戦闘を放棄したと言いがかりをつけて『かぐや姫』を提出させようとしたことから、腐敗に失望した静の判断で袂を別つことになった。
泰山府君
土御門の先祖が開発した、霊脈の膨大な魔力を使って因果律の彼方から望むままの事象をたぐり寄せ、時間と空間をも操る魔法。儀式魔法としての『ヘクセンナハト』の元になったと言われている。元々は死んだ者を蘇らせるため、時間を遡って死んだという事実をなかったことにするために考案された。ただしこの使い方は禁忌とされ、開発者当人も大きな過ちとして後悔していたとされる。 自然の在り方に干渉するため新たな“シミ”を生み出すらしく、中国の魔法使いの多くからは龍脈を操る魔法として忌まれている。
諸国連合
原書図書館を持たない国々のメドヘンが集まってできたチーム。原書図書館のない国には魔法使いたちの居場所が無いに等しく、各国が『原書』の所有権を主張し合うせいであちこちの学園をたらい回しにされるような扱いを受けている。
レプラコーン
魔法使いと古くから付き合いのある妖精族。昔は靴作りをしていたが産業革命と化学繊維の普及による工業化と大量生産の流れで廃業、建物の清掃と修繕に業態を変えたことで大企業に発展した。クズノハ女子魔法学園も清掃業務を委託している。
霊脈
大地の下を流れる魔力のこと。中国では龍脈、イギリスではレイラインと呼ばれている。大きな駅や国の施設はこれが集まりやす場所に作られる。稀に魔力が吹き溜まりから噴出する場所があり、中国ではそこを龍穴と呼んでいる。
熱海
東京駅から魔法使い用の電車で40分ほどで着く異空間。1500年ほど前に霊脈の吹き溜まりから溢れた魔力が海水と反応して海が煮えたぎるという事件が起こり、土御門の始祖が行った『泰山府君祭』によって霊脈の穴ごと表の世界から切り離された。霊脈の魔力は異空間の維持に使われるため海が煮えることはなくなったが、その代わりに年中暖かい気候となった。街中には濃密な魔力が充満しているため魔力の回復が普通よりも早いという特徴から、日本だけでなく海外からも保養目的で観光客が訪れる。
ファイヤキャンディ
リン・デイヴスをボーカルにアメリカ校の『ヘクセンナハト』出場メンバーで結成されたガールズバンド。アメリカではヒットチャートの上位を爆走中であり、オタクカルチャーを意識したコンセプトから日本でもメジャーになりつつある。最近では『宇宙大戦』のアニメエピソード12の主題歌も担当した。メンバーはリンと歳が近く“弱みを握れて扱いやすい”ことだけで選ばれているため、チームの仲は良好とは言えない。
ヒヒイロカネ
ミスリルオリハルコンに並ぶ魔法の金属の一種で、特殊な製法で作られる赤い合金。今やその製法も失われて久しく、日本ではおそらく3つと残っておらず、こぶし大の鉱石一つで国が1つ変えてしまうほどの価値がある。強い魔力を秘めているため創造系の魔法で変化させるのが難しく、熱を吸収する特性を持つ。

小説[編集]

漫画[編集]

ジャンプスクエア』(集英社)にて、2017年11月号より連載中。コンテ構成を中村尚儁、漫画を山縣清継が担当している[5]

テレビアニメ[編集]

2018年1月よりAT-XTOKYO MXBS11にて放送中[1][6]

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

オープニングテーマ「わたしのための物語 〜My Uncompleted Story〜」[7]
作詞 - 林英樹、佐藤純一 / 作曲 - 佐藤純一 / 編曲・歌 - fhána
映像は、5話までは本編のシーンを組み合わせたものを使用しており、6話から完全版が放送された。
エンディングテーマ「sleepland」[7]
作詞・作曲・編曲 - rionos / 歌 - 上田麗奈
イメージソング「誰もわたしを知らない世界へ」
作詞・作曲・編曲 - rionos / 歌 - 上田麗奈

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 エンドイラスト
第一話 物語症候群 松智洋
金月龍之介
斎藤久 上田繁 阿部島瑠珠、みやち 阿部島瑠珠
第二話 はじめての魔法 森川侑紀、阿部島瑠珠、飯飼一幸
小林利充、末田晃大
みやち
第三話 ヘクセンナハトがやってきた 日高政光 森川侑紀、みやち、阿部島瑠珠
小林利充、李小雪
もずくず
第四話 いるべき場所、帰る場所 川畑えるきん 上田繁 みやち、森川侑紀、中島大智
池田広明、木下由美子、菊池一真
むちまろ
第五話 さよなら、私の魔法 名村英敏 森川侑紀、末田晃大、立石聖
みやち、中島大智
末田晃大
第六話 シンデレラは振り向かない 斎藤久 石橋潤基 立石聖、末田晃大、山崎千絵
小林利充、池田広明、扇多恵子
吉岡勝、李少雷
シワスタカシ

放送局[編集]

日本国内 テレビ / 放送期間および放送時間[8]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域 [9] 備考
2018年1月11日 - 木曜 21:00 - 21:30 AT-X 日本全域 CS放送 / 製作参加 / リピート放送あり
木曜 22:30 - 23:00 TOKYO MX 東京都
2018年1月12日 - 金曜 2:00 - 2:30(木曜深夜) BS11 日本全域 BS放送 / 『ANIME+』枠
日本国内 インターネット / 放送期間および放送時間[8]
配信期間 配信時間 配信サイト
2018年1月12日 - 金曜 12:00 更新
金曜 22:00 - 22:30 ニコニコ生放送
2018年1月16日 - 火曜 12:00 更新
火曜 22:30 - 23:00 AbemaTV
2018年1月17日 - 水曜 0:00 更新 ビデオパス
2018年1月19日 - 金曜 12:00 更新

BD[編集]

発売日[10] 収録話 規格品番
1 2018年4月25日予定 第1話 - 第2話 GNXA-1411
2 2018年5月30日予定 第3話 - 第4話 GNXA-1412
3 2018年6月27日予定 第5話 - 第6話 GNXA-1413
4 2018年7月27日予定 第7話 - 第8話 GNXA-1414
5 2018年8月29日予定 第9話 - 第10話 GNXA-1415
6 2018年9月28日予定 第11話 - 第12話 GNXA-1416

Webラジオ[編集]

メルヘン・メドヘン 楠木ともりの見習いラジオ』は鍵村葉月役の楠木ともりがパーソナリティを務めるWebラジオ[11]。2017年11月17日より音泉HiBiKi Radio Stationにて隔週金曜に配信開始。2018年1月12日からは毎週更新となったほか、2018年1月7日より超!A&G+でも毎週日曜に配信されている。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j 松智洋氏&StoryWorks×カントク氏で贈るTVアニメ『メルヘン・メドヘン』2018年放送決定! 楠木ともりさんら主要声優陣も判明”. アニメイトタイムズ. アニメイト (2017年8月1日). 2017年8月11日閲覧。
  2. ^ メルヘン・メドヘン”. ダッシュエックス文庫. 集英社. 2017年8月11日閲覧。
  3. ^ メルヘン・メドヘン2”. ダッシュエックス文庫. 集英社. 2017年8月11日閲覧。
  4. ^ メルヘン・メドヘン3”. ダッシュエックス文庫. 集英社. 2017年12月25日閲覧。
  5. ^ 「メルヘン・メドヘン」コミカライズがSQ.で、中村尚儁がコンテ構成担当”. コミックナタリー (2017年9月4日). 2017年10月4日閲覧。
  6. ^ TVアニメ 放送時期&放送局 決定!”. アニメ「メルヘン・メドヘン」公式サイト. 2017年10月28日閲覧。
  7. ^ a b 主題歌タイトル&CD発売日決定!”. アニメ「メルヘン・メドヘン」公式サイト (2017年12月4日). 2017年12月4日閲覧。
  8. ^ a b ON AIR”. アニメ「メルヘン・メドヘン」公式サイト. 2018年1月4日閲覧。
  9. ^ テレビ放送対象地域の出典: 放送分野の動向及び規制・制度(資料2)”. 政府規制等と競争政策に関する研究会通信・放送の融合の進展下における放送分野の競争政策の在り方. 公正取引委員会. p. 2 (2009年10月9日). 2018年2月17日閲覧。 基幹放送普及計画”. 郵政省告示第六百六十号 (1988年10月1日). 2018年2月17日閲覧。 地デジ放送局情報”. 一般社団法人デジタル放送推進協会. 2018年2月17日閲覧。
  10. ^ Blu-ray”. アニメ「メルヘン・メドヘン」公式サイト. 2018年2月1日閲覧。
  11. ^ メルヘン・メドヘン 楠木ともりの見習いラジオ”. 音泉. 2017年10月28日閲覧。

以下の出典は『集英社BOOK NAVI』(集英社)内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。

外部リンク[編集]