松智洋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
まつ ともひろ
松 智洋
誕生 成松 孝洋(なりまつ たかひろ)
1972年10月13日
日本の旗 日本福岡県
死没 2016年5月2日(満43歳没)
日本の旗 日本
職業 小説家
脚本家
ゲームシナリオライター
漫画原作者
言語 日本の旗 日本
活動期間 2008年 - 2016年
ジャンル ライトノベル
代表作 迷い猫オーバーラン!
パパのいうことを聞きなさい!
オトメ3原則!
ほか
デビュー作 迷い猫オーバーラン!
配偶者 既婚
子供 1人[1]
公式サイト パパのいうことを聞きなさい!ポータル
テンプレートを表示

松 智洋(まつ ともひろ、男性、1972年10月13日[2] - 2016年5月2日)は日本小説家ライトノベル作家同人誌即売会コミックマーケット」関係者である。本名は成松 孝洋(なりまつ たかひろ)[3]。既婚[3]

人物[編集]

福岡県出身[2]。小説家としては[注 1]2008年10月、スーパーダッシュ文庫より『迷い猫オーバーラン!』でデビューした[4]。以後、かなりのハイペースで作品を精力的にリリースしていた。各年の作品刊行数としては2008年に2冊、2009年から2013年に各6冊の刊行数となっている。この刊行ペースについては『パパのいうことを聞きなさい!』第2巻刊行時における、集英社スーパーダッシュ文庫担当編集者へのインタビュー記事においても「『迷い猫オーバーラン!』の時には(隔月刊で1年間6冊という)地獄の?スケジュールで執筆をお願いしていた。筆力の大変高い作家さんです」との趣旨で評されている[5]。同インタビュー記事では「(2009年11月から2010年3月までの)5ヶ月間で4冊の執筆依頼は申し訳なかったのに、その合間にドラマCDや特典小説も手がけられている」との趣旨で松の仕事ぶりについて触れている[5]。また松自身も「(2012年1月頃の)アニメ『パパのいうことを聞きなさい!』放送中で大変多忙だった時期に、執筆のためカンヅメになっていた際の気分転換として『オトメ3原則!』を書いた」と自らのワーカーホリックぶりについて述べている[注 2]

作家活動とは別に、高校時代からコミックマーケットのスタッフとして同人活動もしており、40周年史『40th COMIC MARKET CHRONICLE』では、前代表の米澤嘉博の急逝から現共同代表の安田かほる・筆谷芳行市川孝一への体制移行の舞台裏をまとめたルポルタージュ『代表が代わった日』を寄稿している[6]

2016年5月2日、肝臓癌により43歳で死去した[3][7]

活動実績[編集]

小説[編集]

小説家としてのデビュー作である『迷い猫オーバーラン!』シリーズ(全12巻)の他に、『パパのいうことを聞きなさい!』シリーズ(全19巻)・『オトメ3原則』シリーズ(全6巻)の計3シリーズがいずれも集英社スーパーダッシュ文庫より刊行されている。作品刊行のペースとしては、2008年10月のデビュー以来おおむね隔月に1冊のペースを保っている。『はてな☆イリュージョン』は2014年11月よりダッシュエックス文庫にて刊行されている。

作品リスト[編集]

小説[編集]

  • 迷い猫オーバーラン! - 主人公とその姉が営む洋菓子店「ストレイキャッツ」と主人公達が通う私立梅ノ森学園を主な舞台にしたラブコメディ・学園小説。全12巻。
  • パパのいうことを聞きなさい! - 大学に入学しサークル活動を始めたばかりの普通の青年が姉の子供達3姉妹と突然同居することとなったことから始まるラブコメディ。主人公と3姉妹、主人公が所属するサークル「路上観察研究会」のメンバーを軸にストーリーが展開していく。全18巻、後日譚全1巻。
  • オトメ3原則! - 主人公をとりまく「ロボットになりたい少女」と「人間になりたいロボット」との関係を軸に展開するラブコメディ。主人公達3名と主人公達が通う学園の部活「ロボロボ部」のメンバーを中心としてストーリーが展開する。松の小説としてはロボット・未来といったSF的要素を初めて意図的に盛り込んだものとなっている[注 2]。全6巻。
  • はてな☆イリュージョン!
  • 異世界家族漂流記 不思議の島のエルザ

アニメ[編集]

  • クイーンズブレイド(2009年、シリーズ構成・脚本)
  • 迷い猫オーバーラン!(2010年、原作、シリーズ構成)
  • パパのいうことを聞きなさい!(2012年、原作)
  • イクシオン サーガ DT(2012年、ストーリー原案協力)

ドラマCD[編集]

  • 『迷い猫オーバーラン!ドラマCD 迷い猫同好会 南海の大決闘〜神秘の樹海に巨大生物の影を見たり見なかったり〜』2010年3月25日発売(フロンティアワークス)(脚本)
  • 『ノーアニメ ノーライフ〜タワーアニメはあなたのためのお店です〜』2015年3月25日発売(タワーレコード)(脚本)

ゲーム[編集]

ルポルタージュ[編集]

  • 代表が代わった日(『40th COMIC MARKET CHRONICLE』所収、有限会社コミケット、2015年8月14日初版発行)

脚注[編集]

[ヘルプ]

注釈[編集]

  1. ^ 商業作品での松の活動が確認できるのはゲーム『センチメンタルグラフィティ2』(2000年)でのシナリオ監督担当が初である。小説家デビュー前の活動歴としては他にゲーム『ラーゼフォン 蒼穹幻想曲』(2003年)でのシナリオ担当がある。
  2. ^ a b 『オトメ3原則!』小説第1巻あとがきより。

出典[編集]

外部リンク[編集]