フィニッシングスクール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

フィニッシングスクール(finishing school)は若い女性のために社交的なお付き合いのために必要な文化的な教養(グルメ、挨拶、映画アート音楽、その他)やマナー化粧ウォーキングなどを教える学校の事。

ヨーロッパ、アメリカから入ってきた言葉で、日本的な言い方をすれば「花嫁学校」になるが、海外ではむしろ、良家の子女がデビュタントとなる為の準備というハイソサエティ風のニュアンスがある。

短期のコースの他、1年間などのコース設定がされている。

コースの重点は教養と社会的なスキルに置かれている。カリキュラムでは特に言葉遣い、会話、社会的スキル外国語などが含まれる。こうした学校の著名なものの多くはスイスにある。

日本でも、このカタカナ表記を名称に使ったスクールが増えてきた。

スイスのフィニッシングスクール[編集]

フィニッシングスクールの本場といえばスイス。国際的・公式な外交・社交の場で必要とされるプロトコールと呼ばれるインターナショナルでハイエンドな女性向けのマナー・エチケット・礼儀作法を学ぶことができるフィニッシングスクールであるが、狭義のボーディングスクールと同様に寄宿制・全寮制のスクールはスイス以外の国にはほとんど存在しない。スイスの永世中立国としての長い歴史がこうしたスクールの成立や発展に寄与した大きな要因の一つと思われる。

  • ヴィラ・ピエールフー(Institut Villa Pierrefeu)
    • 校長: ヴィヴィアン=ネリ・ファイエタス
    • 所属団体: スイス連邦プライベートスクール協会(Swiss Federation of Private Schools)メンバー
    • 基本カリキュラム: 英語、フランス語、国際エチケット、料理、ハウスキーピング、フラワーアレンジメントなど。
      • オプション: 美術史、ワインの基礎知識、社交ダンス、乗馬など。
  • スルヴァル・モンフルリ(Surval Mont-Fleuri)
    • 校長: ジャン・ピエール・フォーケ
    • 所属団体: スイス連邦プライベートスクール協会所属のフィニッシングスクールである他、CITA(Commission of International and Trans-Regional Accreditation)認証の高校卒業資格や、COE(Commission Executive Committee of the Council on Occupational Education)認証の大学卒業資格(経営学士)も提供する、世界でも珍しいフィニッシングスクール。
    • 特長:現在、スイスではこのスルヴァル1校のみ「通年の寄宿制」を採っている(サマーコースなど短期の寄宿制などを例外にすれば、一年を通して宿泊しながら学べるのはここしかない)。近年、ヴィラ・ピエールフーとプログラムの互換を開始。スルヴァルの方が主として語学教育(フランス語・英語)、ヴィラ・ピエルーフーの方が主としてフィニッシング教育を担っている。両方の生徒はスルヴァルに滞在しながら、シャトルバスで5分ほどの両校を行き来している。
  • フィニッシングスクールMontreux le mesnil Institute
  • スイスの花嫁学校「ヴィラピエルフー」はフィニシングスクールとも言われる

日本[編集]

日本では日本プロフェッショナルライセンス協会認定のスクール、接遇・接客マナーの研修委託会社などがあり、マナー教室やブライダルスクールとも称される。

関連項目[編集]

参考[編集]

『お嬢様倶楽部 : フィニッシングスクールお入門』 丸善メイツ ISBN 4-89577-038-9; 1990年(平成2年)

外部リンク[編集]