ノースカロライナ大学チャペルヒル校

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座標: 北緯35度54分30秒 西経79度3分0秒 / 北緯35.90833度 西経79.05000度 / 35.90833; -79.05000

ベルタワー

ノースカロライナ大学チャペルヒル校(ノースカロライナだいがくチャペルヒルこう、University of North Carolina at Chapel Hill またはUNC)は、1789年に創立された、アメリカ合衆国ノースカロライナ州チャペルヒルにある州立の総合大学であるノースカロライナ大学の17キャンパスのうちの一つである。アメリカに現存する州立大学の中で最古の大学であり、リチャード・モルの1985年の著書で、公立(パブリック)の大学の中でのパブリック・アイビーの8校の内の1校とされる。2017-2018年の学費は州の規定により、州内者は$9,005、州外者は$34,588である[1]公衆衛生学の研究に優れ、US Newsの格付けではジョンズ・ホプキンス大学に次いで第2位にランキングされている[2]

歴史[編集]

The "Old Well", center of campus, University of North Carolina, Chapel Hill.jpg

ノースカロライナ大学は、1789年に開校、1795年より学生の受入れを開始した全米最古の公立大学であり、18世紀に学位を授与した唯一の公立大学である。当時はオールドイースト(Old East)と呼ばれる単一の建物(現在も学生寮として使用されており、公立大学では全米最古の建物である)があったのみであるが、19世紀に入るとキャンパスが拡張され、カリキュラムも古典から自然科学へと広がりを見せた。南北戦争後の影響により一時休校を余儀なくされたものの、再開後は全米初のサマープログラムを導入するなど、再び拡大した。1932年には、ノースカロライナ州内の3つの大学が単一のシステムで運営されるようになり(現在ではノースカロライナ大学システムと呼ばれる)、競争を避ける観点よりエンジニアリングスクールがノースカロライナ大学から、ローリーにあるノースカロライナ州立大学へ移転されるなどの再編が行われた。1963年からは、ノースカロライナ大学システムの旗艦校として、ノースカロライナ大学チャペルヒル校と呼ばれる。尚、2018年現在、ノースカロライナ大学システムは当校を含めた17大学から構成されている。

キャンパス[編集]

キャンパスのあるチャペルヒルは総人口59,000人のうち過半数が学生と教員・スタッフによって占められている文教都市である。治安の良さと気候の温暖さともあいまって、全米でも有数の暮らしやすい街とされている。近隣のダーラムローリーと共にトライアングル地区を構成し、シリコンバレーに次ぐハイテク産業の集積地となっているなど、名実共にNorth Carolina州の中心となっている。

大学は、チャペルヒル中心部の広大な敷地内に、教室・研究棟・病院・図書館・学生寮・学生ショップ・アメリカンフットボールやバスケットボール等の競技場等数多くの施設を抱えている。

学問[編集]

2008-07-11 UNC-CH Wilson Library 1.jpg

2016年現在、ノースカロライナ大学チャペルヒル校には78の学部プログラム、112の修士課程、68博士課程のプログラムがあり、学生数は約29,000人、140カ国以上から留学生の受け入れを行っている。教授陣は3600人程度。 USニューズ&ワールド・レポート誌2014年度ランキングでは、全体の学部プログラムは全米で第30位、公立大学ではカリフォルニア大学バークレー校(第20位)、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)(第23位)、バージニア大学(第23位)、ミシガン大学アナーバー校(第29位)に続く第5位にランキングされている。また、USニューズ&ワールド・レポート誌2017年度における個別の学問分野では、大学院の図書館情報で全米3位、プライマリ・ケアで2位、薬学で1位、コンピューター科学で10位となっている[3]。また、2007年10月には同校教授のオリヴァー・スミティーズノーベル生理学・医学賞を受賞した。さらに2015年10月に同校教授のアジズ・サンジャルがノーベル化学賞を受賞した。ビジネス分野はケナン=フラグラー・ビジネススクール(Kenan-Flagler Business School)として運営されておりUSニューズ&ワールド・レポート誌2017年度ランキングにおいてで18位にランクインした[4]

その他、蔵書数580万冊以上の全米でも有数の図書館を持ち、最古のウェブの一つであり全世界3位のコンテンツ量をもつデジタルライブラリー、アイビブリオibiblio)の運営母体にもなっている。

ランキング[編集]

主要世界大学ランキング[編集]

  • NEWSWEEK世界大学ランキング: 第41位(06年度)[1]

US NEWS[3][編集]

  • 全米学部ランキング: 30位(州立大学中第5位)
  • ベストカレッジフォーベテランズ(Best Colleges for Veterans): 10位
  • 高校カウンセラー: 22位
  • ベストバリュースクール(Best Value Schools): 9位

専門大学院[4][編集]

  • 公衆衛生学: 2位
  • メディカル: 24位
  • ロースクール: 39位
  • 教育学: 31位
  • 経営学: 18位
  • 歴史学:11位

スポーツ[編集]

ターヒールズ[編集]

マイケル・ジョーダン(左)とディーン・スミス

ノースカロライナ大学チャペルヒル校のスポーツ・チームは、南北戦争での南部連邦志願兵に因んでターヒールズ(Tar Heels)と呼ばれ、NCAAのディビジョンI(フットボールはディビジョンI-A)のアトランティック・コースト・カンファレンスに属している。

特に、男子バスケットボールでは強豪として知られており、これまでNCAA選手権で6度優勝を果たしている。マイケル・ジョーダンは、ディーン・スミスDean Smith)がヘッドコーチをしていた時代(1961~1997年)に、この大学を卒業している。 [5] また、近隣の強豪デューク大学とは、MSNBC等多数の読者・記者投票においての全米のカレッジバスケットボールにおける最も有名なライバル関係とされており、両校が全米トップレベルでしのぎを削っている。ノースカロライナ州外ではミシガン州立大学カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)らとライバル関係を築いており、毎年ナショナルチャンピオンをめぐって激しい争いを繰り広げている。


2009年ノースカロライナ大学ターヒールズはオクラホマ大学ゴンザガ大学などの名だたる有名校を圧倒し、全米バスケットボールトーナメント決勝に駒を進めた。 2009年4月6日の決勝戦では同じくバスケットボールの強豪として名をはせるミシガン州立大学スパルタンズと対戦。ルイビル大学コネチカット大学などの優勝候補を次々に沈め波に乗っていたスパルタンズをオフェンス・ディフェンスの両面で完勝し、全米バスケットボール決勝戦の歴史上でも稀に見る大差で全米優勝をはたした。このときの主力メンバーの一人であるダニー・グリーンは、2014年にNBAチャンピオンとなり、この優勝により、マイケル・ジョーダンジェームズ・ウォージーと同じくNCAAおよびNBAでチャンピオンとなったノースカロライナ大学出身選手の仲間入りを果たした。


大学で最も人気のあるアメリカンフットボールでは、バージニア大学との試合が"南部でもっと古いライバル対決 (Oldest Rivalry in the South)" と呼ばれており、他のアトランティック・コースト・カンファレンス内の他校との試合と合わせて人気がある。他のスポーツでは、1981年以降で19回の全米チャンピオンに輝いた女子サッカーや、それぞれ全米チャンピオン経験のある男子サッカーや女子バスケットボールが有名である。

卒業生[編集]

脚注[編集]

  1. ^ https://www.usnews.com/best-colleges/unc-2974
  2. ^ UNC Rnking”. 2018年10月13日閲覧。
  3. ^ a b https://www.usnews.com/best-colleges/unc-2974/overall-rankings
  4. ^ a b https://www.usnews.com/best-graduate-schools/university-of-north-carolina-at-chapel-hill-199120/overall-rankings
  5. ^ 大学バスケットボールと人種間平等のチャンピオン、ディーン・スミスが死亡(ニューヨーク・タイムズ) (英文)

外部リンク[編集]