ジュニア・ユーロビジョン・ソング・コンテスト2017

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
ジュニア・ユーロビジョン・ソング・コンテスト 2017
Shine Bright
日程
決勝 2017年11月26日
主催者
会場 ジョージアトビリシ、Olympic Palace
司会 ヘレン・カランダゼ英語版
リジ・ジャパリゼ英語版
演出 Gordon Bonello[1]
総監督 ユン・ウラ・サン英語版
製作総指揮 未定
主催放送局 ジョージア公共放送英語版(GPB)
参加者
参加国数 16
復帰 ポルトガルの旗 ポルトガル
撤退 ブルガリアの旗 ブルガリア
イスラエルの旗 イスラエル
投票
投票方式 全世界の視聴者と各国の審査員による投票が行われる[2]
優勝曲 ロシアの旗 ロシア
"Wings"
ジュニア・ユーロビジョン・ソング・コンテスト
◄2016 Wiki Eurovision Heart (Infobox).svg 2018►

ジュニア・ユーロビジョン・ソング・コンテスト 2017は第15回のジュニア・ユーロビジョン・ソング・コンテストであり、ジョージア公共放送英語版(GPB)と欧州放送連合(EBU)により制作された。今大会は2017年11月26日にジョージアの首都・トビリシにあるOlympic Palaceで開催されることが、2017年2月に発表された。前回大会の優勝国で開催されるのは、今大会で5回目となる。2017年5月には、ビジュアル・デザインとスローガン"Shine Bright"が発表された。

今大会に参加した16ヶ国の中には2007年以来の再出場となるポルトガルが含まれるが、前回大会に出場していたブルガリアとイスラエルは出場を辞退した。審査員および視聴者による投票の結果、ロシアが優勝した。

開催地[編集]

欧州放送連合は、2017年2月にジョージアを開催国とすることを発表した[3]。ジョージアはジュニア・ユーロビジョン・ソング・コンテストにおいて3度の優勝経験があるが、開催国となるのは初めてのことである。2017年2月26日にトビリシが開催地となることが発表された[4] 。2017年3月16日には、Tbilisi Sports Palaceが会場になることが発表された[5]。しかしながら、2017年8月9日に、より適切な会場としてOlympic Palace(収容人数4,000人)に変更された[6]

形式[編集]

2016年のジュニア・ユーロビジョン・ソング・コンテストの優勝者会見において、総監督であるユン・ウラ・サン英語版が2017年11月26日に開催される大会の開催国を欧州放送連合の加盟国の中から募集することを発表した[7][8]ジョージア公共放送英語版は、開催についての話を欧州放送連合と始めていることを2016年11月22日に発表した。前回大会の優勝国が開催権を優先的に持つ仕組みは、欧州放送連合により2013年大会から導入されたものである[9]

デザイン[編集]

2017年5月12日、キエフで開催されたユーロビジョン・ソング・コンテストでの記者会見において、今大会のスローガンShine Brightが発表された。エンブレムはカラフルな太陽を模したもので、表現の「爆発」を表したものである。ユン・ウラ・サンはジュニア・ユーロビジョン・ソング・コンテストの目的が若者に「輝く瞬間と若いアーティストとしてのすべての可能性を表現する機会」を与えるものである、ということを表現したものだと説明した[10]

司会者[編集]

2017年10月3日に、ヘレン・カランダゼ英語版リジ・ジャパリゼ英語版が司会者となることが発表された。ジャパリゼは2006年大会のIoana Ivan、2009年大会のDmytro Borodinに続き、3人目の16歳未満の司会者であり、また、過去の出場者としては初めての司会者である。また、ジャパリゼは2014年のジュニア・ユーロビジョン・ソング・コンテストにリジ・ポップ名義で出場した[11]

投票方式[編集]

今大会の結果は、視聴者によるオンライン投票と、審査員による投票により決定されることとなった。オンライン投票が導入されるのは今大会が初めてのことであり、全世界から投票することが可能となった。結果は、視聴者票と審査員票の合計により決定された[2]

視聴者によるオンライン投票[編集]

視聴者票による各国の得点は得票率によって決定される。例えばある国が全投票数の20%の票を得た場合、全視聴者点の20%が配分される。オンライン投票の期間は放送前と放送中の2回に分けられており、自国を含めた3~5ヶ国に投票することが可能である[2]

  • 放送前
2017年11月24日~26日15:59(CET)の間、全出場曲のリハーサル映像(ダイジェスト版)を視聴した上で投票可能となった。
  • 放送中
全てのパフォーマンスが終了した後、15分間の投票時間が設けられた。投票画面へのアクセスが集中したため、一部の視聴者は時間内に投票することができなかった[12]

大会終了後に公式サイトのツイッターで、100を超える国々から33万近くの票が投じられたことが報告された。[12]

審査員による投票[編集]

各国の審査員は、音楽業界の専門家および子供により構成される[2]。得点についての公式な説明はなかったが、公式サイトで公開された動画のとおり、従来のように上位から12点、10点、8点から1点という得点配分となった[13]

出場国[編集]

2017年8月9日に、16ヶ国の出場が発表された。ポルトガルは2007年以来の再出場であり、一方でブルガリアとイスラエルが参加を辞退した[6]

登場順[14] [14] アーティスト[14] 楽曲[14] 言語 順位[14] 得点[14]
10 アルバニアの旗 アルバニア Ana Kodra "Don’t Touch My Tree (Mos Ma Prekni Pemën)" アルバニア語 13 67
04 アルメニアの旗 アルメニア Misha "Boomerang" アルメニア語英語 6 148
15 オーストラリアの旗 オーストラリア Isabella Clarke "Speak Up!" 英語 3 172
05 ベラルーシの旗 ベラルーシ Helena Meraai "I Am the One" ロシア語 5 149
01 キプロスの旗 キプロス Nicole Nicolaou "I Wanna Be a Star" ギリシャ語英語 16 45
09 ジョージア (国)の旗 ジョージア Grigol Kipshidze "Voice of the Heart" グルジア語 2 185
07 アイルランドの旗 アイルランド Muireann McDonnell "Súile Glasa" アイルランド語 15 54
16 イタリアの旗 イタリア Maria Iside Fiore "Scelgo (My Choice)" イタリア語英語 11 86
08 マケドニア共和国の旗 マケドニア共和国 Mina Blažev "Dancing Through Life" マケドニア語英語 12 69
12 マルタの旗 マルタ Gianluca Cilia "Dawra Tond" 英語マルタ語 9 107
03 オランダの旗 オランダ Fource "Love Me" オランダ語英語 4 156
02 ポーランドの旗 ポーランド Alicja Rega "Mój Dom" ポーランド語 8 138
06 ポルトガルの旗 ポルトガル Mariana Venâncio "Youtuber" ポルトガル語 14 54
13 ロシアの旗 ロシア Polina Bogusevich "Wings" ロシア語英語 1 188
14 セルビアの旗 セルビア Irina Brodić & Jana Paunović "Ceo svet je naš" セルビア語 10 92
11 ウクライナの旗 ウクライナ Anastasiya Baginska "Don't Stop" ウクライナ語英語 7 147

その他の国[編集]

欧州放送連合(EBU)の正会員であることがジュニア・ユーロビジョン・ソング・コンテストの参加資格である[15]。現時点では、EBUがユーロビジョン・ソング・コンテストと同様に全正会員(56ヶ国)に招待状を送付したかどうかは不明である。

欧州放送連合の正式加盟国[編集]

  • オーストリアの旗 オーストリアオーストリア放送協会(ORF)は、2017年およびその後数年のジュニア・ユーロビジョン・ソング・コンテストに出場する意志がないことを2017年5月31日に発表した[16]
  • ブルガリアの旗 ブルガリアブルガリア国営テレビ英語版(BNT)は、2017年の大会に参加することを2017年5月23日に発表した[17]。しかしながら、同局の代表者選挙のため参加申込を取り消したことが、2017年6月7日に発表された。代表者が新たに選出された後、同局は2017年大会に参加するかどうかを判断することになったが[18]、2017年9月22日には参加しないことを発表した[19]
  • クロアチアの旗 クロアチアクロアチア国営放送(HRT)は、今大会に参加する可能性があることを発表した。しかしながら、最終的な参加国にクロアチアは含まれていなかった[20]
  • ハンガリーの旗 ハンガリーMédiaszolgáltatás-támogató és Vagyonkezelő Alap(MTVA)は2017年7月13日に、今大会に出場する可能性を除外しないものの、後日判断する意向を示した。2017年7月17日、同局は7月末までに出場について判断することを発表した[21]。2017年7月25日、今大会に参加しないことを発表した[22]
  • イスラエルの旗 イスラエルイスラエル放送局(IBA)が2017年5月9日に閉局したが[23]、新たな放送局のIsraeli Public Broadcasting Corporation(IPBC)は欧州放送連合に正式に加盟していないため、欧州放送連合が主催するコンテストへの参加資格がない[24]。IPBCは欧州放送連合へ加盟する予定ではあるが、報道部門が不足しており、加盟に必要な資格を満たしていない[25]。しかしながら、IPBCと欧州放送連合との間で、欧州放送連合が主催するコンテストへのIPBCの参加資格を認める取り決めがなされたことが、2017年7月6日に発表された[26]。イスラエルは、欧州放送連合が発表した最終的な参加国には含まれていない。
  • イギリスの旗 イギリスITVがThe Voice Kids UKを放送することになり、今大会への復帰の噂があったが、2017年5月25日に参加しないことが発表された[27]。参加資格がある他の放送局は出場についての見解を示していない[28]

以下の放送局は、理由は公開していないが不参加を表明した。

関連ページ[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Herbert, Emily (2017年9月8日). “Gordon Bonello Appointed Director of Junior Eurovision 2017”. eurovoix.com. 2017年9月8日閲覧。
  2. ^ a b c d Voting”. junioreurovision.tv. 欧州放送連合 (2017年11月18日). 2017年11月10日閲覧。
  3. ^ Georgia to host the 2017 Junior Eurovision Song Contest”. junioreurovision.tv. 欧州放送連合 (2017年2月1日). 2017年2月1日閲覧。
  4. ^ Granger, Anthony (2017年2月26日). “Tbilisi to Host the Junior Eurovision Song Contest 2017”. eurovoix.com. Eurovoix. 2017年11月4日閲覧。
  5. ^ Junior Eurovision 2017 to take place on 26th November!”. junioreurovision.tv. 欧州放送連合 (2017年3月16日). 2017年3月16日閲覧。
  6. ^ a b Jordan, Paul (2017年8月9日). “16 Countries to dazzle on stage in Tbilisi in 2017!”. junioreurovision.tv. 欧州放送連合. 2017年8月9日閲覧。
  7. ^ Granger, Anthony. “Junior Eurovision Song Contest 2017 to be held on November 26”. eurovoix.com. Eurovoix. 2017年3月16日閲覧。
  8. ^ Escudero, Victor (2016年11月20日). “Winners' Press Conference with Mariam from Georgia”. junioreurovision.tv. 欧州放送連合. 2016年11月21日閲覧。 “We will work hard over the next year to find a host and to make another great show in November next year”
  9. ^ Granger, Anthony (2016年11月22日). “Georgia begins talks regarding hosting Junior Eurovision 2017”. eurovoix.com. Eurovoix. 2016年11月23日閲覧。
  10. ^ Jordan, Paul (2017年5月12日). “Georgia is Shining Bright as preparations begin for the Junior Eurovision 2017”. junioreurovision.tv. 欧州放送連合. 2017年5月12日閲覧。
  11. ^ Jordan, Paul (2017年10月3日). “Meet the hosts of Junior Eurovision 2017!”. junioreurovision.tv. 欧州放送連合. 2017年10月3日閲覧。
  12. ^ a b EurovisionJrのツイート2017年11月28日閲覧。
  13. ^ Junior Eurovision Song Contest 2017”. junioreurovision.tv. 欧州放送連合. 2017年11月28日閲覧。
  14. ^ a b c d e f Junior Eurovision Song Contest 2017”. junioreurovision.tv. 欧州放送連合. 2017年11月28日閲覧。
  15. ^ Yakovlev, Vladislav (2014年1月23日). “Junior Eurovision Song Contest steering group”. 欧州放送連合. 2014年5月26日閲覧。
  16. ^ Herbert, Emily. “Austria: Will Not Debut In Junior Eurovision This Year”. eurovoix.com. 2017年5月31日閲覧。
  17. ^ García, Belén (2017年5月23日). “Bulgaria confirms participation at Junior Eurovision 2017”. esc-plus.com. ESC+Plus. 2017年5月23日閲覧。
  18. ^ Granger, Anthony (2017年6月7日). “Bulgaria: Rescinds Confirmation of Participation in Junior Eurovision 2017”. eurovoix.com. 2017年6月8日閲覧。
  19. ^ Gligorov, Miki (2017年9月22日). “Bulgaria: BNT won’t partake at Junior Eurovision 2017”. escxtra.com. 2017年9月22日閲覧。
  20. ^ Granger, Anthony (2017年5月23日). “Croatia HRT considering a return to Junior Eurovision”. eurovoix.com. Eurovoix. 2017年5月23日閲覧。
  21. ^ Hungría parece no haber descartado la posibilidad de debutar en JESC 2017” (2017年7月13日). 2017年7月13日閲覧。
  22. ^ Hungría no participará en Eurovision Junior 2017” (2017年7月25日). 2017年7月25日閲覧。
  23. ^ “Public broadcasters reduced to tears over sudden shutdown”. http://www.cbsnews.com/news/israel-shuts-down-public-broadcaster-iba-and-ends-mabat-lahadashot/ 2017年5月14日閲覧。 
  24. ^ Israel's National Broadcaster No Longer Meets EBU Requirements”. Eurovoix (2017年4月7日). 2017年5月14日閲覧。
  25. ^ “WATCH: UK media falsely report Israel leaving Eurovision”. The Times of Israel. http://www.timesofisrael.com/uk-media-erroneously-report-israel-leaving-eurovision/ 2017年5月15日閲覧。 
  26. ^ Granger, Anthony (2017年7月6日). “Israel: IPBC Can Still Compete in EBU Contests Despite Lacking Full Membership”. eurovoix.com. 2017年7月7日閲覧。
  27. ^ Granger, Anthony (2017年5月25日). “United Kingdom ITV will not return to Junior Eurovision in 2017”. eurovoix.com. Eurovoix. 2017年5月25日閲覧。
  28. ^ EBU Members - United Kingdom”. ebu.ch. 欧州放送連合. 2017年5月25日閲覧。
  29. ^ Herbert, Emily (2017年5月30日). “Belgium: Will Not Return To Junior Eurovision This Year”. eurovoix.com. 2017年5月30日閲覧。
  30. ^ Granger, Anthony (2017年5月26日). “Denmark: Will Not Return To Junior Eurovision This Year”. eurovoix.com. 2017年5月26日閲覧。
  31. ^ Granger, Anthony (2017年6月25日). “Estonia: ERR Has No Plans To Participate in Junior Eurovision 2017”. eurovoix.com. 2017年6月25日閲覧。
  32. ^ Herbert, Emily (2017年6月2日). “Finland: Will Not Debut In Junior Eurovision This Year”. eurovoix.com. 2017年6月2日閲覧。
  33. ^ Granger, Anthony (2017年6月27日). “Iceland: RÚV Rules Out Junior Eurovision Debut”. eurovoix.com. 2017年6月27日閲覧。
  34. ^ Granger, Anthony (2017年5月19日). “Latvia will not return to Junior Eurovision in 2017”. eurovoix.com. 2017年5月20日閲覧。
  35. ^ Lituania no regresará a Eurovision Junior en 2017”. NoticiasESC (2017年7月12日). 2017年7月15日閲覧。
  36. ^ Moldova: Discarded for Eurovision Junior 2017?”. 2017年11月4日閲覧。
  37. ^ Granger, Anthony (2017年5月18日). “Slovenia no return to Junior Eurovision in 2017”. eurovoix.com. Eurovoix. 2017年5月18日閲覧。
  38. ^ Vilanova, Matt (2017年7月3日). “Spain will not take part in Junior Eurovision 2017”. eurovoix.com. Eurovoix. 2017年7月3日閲覧。
  39. ^ Herbert, Emily (2017年5月24日). “Sweden will not return to Junior Eurovision in 2017”. eurovoix.com. Eurovoix. 2017年5月24日閲覧。
  40. ^ Granger, Anthony (2017年5月22日). “Switzerland RSI rules out return to Junior Eurovision in 2017”. eurovoix.com. Eurovoix. 2017年5月23日閲覧。

外部リンク[編集]