『無量寿経優婆提舎願生偈註』(むりょうじゅきょううばだいしゃがんしょうげちゅう)とは、天親の『無量寿経優婆提舎願生偈』(『往生論』・『浄土論』)に、曇鸞が註解を加えた書である。 一般には略して、『往生論註』、『浄土論註』という。またそれを略して、『論註』ともいう。「上巻」「下巻」の全2巻。(大正蔵 vol.40 p.826)
『往生論』(『浄土論』)は、『仏説無量寿経』に対する註釈であり、本書は『仏説無量寿経』の再註釈ともいえる。
衆生が浄土に往生する因も果も如来の本願、つまり他力によることを明らかにし、のちの浄土教の基礎となる。
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