桜 (コブクロの曲)
「桜」 | ||||
---|---|---|---|---|
コブクロ の シングル | ||||
初出アルバム『NAMELESS WORLD』 | ||||
リリース | ||||
ジャンル | J-POP | |||
時間 | ||||
レーベル | ワーナーミュージック・ジャパン | |||
ゴールドディスク | ||||
チャート最高順位 | ||||
| ||||
コブクロ シングル 年表 | ||||
| ||||
『桜』(さくら)は、2005年11月2日発売されたコブクロの12枚目のシングル。桜ソングの1つとされる。
発売時期
前作「ここにしか咲かない花」以来約半年ぶりのシングルで、発売時期はさくらが満開する春ではなく11月2日と秋になってからである。この時期にリリースした理由については、歌詞にも登場する「冬の寒さに打ちひしがれないよう」な花であって欲しいという思いによるものである。
リリースまでの経緯
小渕が黒田にこの曲を“提供”したものであったため、当人同士におけるコブクロ結成のきっかけになったオリジナルソング1作目である。本作に収録されているのは新録のシングルバージョンだが、楽曲自体にシングルバージョンである旨の表記はされていない。
路上で初披露したときに客にあまりに感動されてしまい「オリジナル曲か?」と聞かれたが、反応の大きさにオリジナルだと言うのが恥ずかしくなって「ミスチルのインディーズ時代の曲です。」と答えてしまった。この事で後に桜井に謝罪している。
位置付け
メディアでは「幻の曲」といったような表現が多用されたが、2000年のインディーズアルバム『Root of my mind』に5曲目の曲としても収録されており、音源そのものは容易に入手可能だった。
コブクロ自身にとっては「デビュー曲を「YELL〜エール〜/Bell」にするのか「桜」にするのかで意見が分かれていた曲」であり、デビューから4年を経てピアノなどの新たな楽器を加え、テンポを落としバラード色を強くしたのがこの本シングルバージョンである。
実績
第47回日本レコード大賞・金賞(現・優秀作品賞)を受賞(大賞は倖田來未の「Butterfly」)。いわゆる「賞レース」ではこれが初の受賞となる。
コブクロのシングル作品では「蕾」に次いで2番目の売上を記録しており、コブクロの代表曲の一つである。
他に2007年3月18日から2010年3月1日まで西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線(JR神戸線)さくら夙川駅の列車到着時のチャイムに採用されていた[2]。
また、高校の国語の教科書に掲載されている。
著名人による感想
桑田真澄が開幕メジャー前に負った怪我でリハビリしていた間、KKコンビで知られる清原和博から送られたのがこの曲の入ったCDで、桑田はその詞に感激したという。清原は「本当は長渕が良いけど桑田には刺激が強すぎるだろうから」と語っている。
収録曲
全曲編曲:コブクロ
- 桜
- 作詞・作曲:小渕健太郎、黒田俊介
- 今と未来を繋ぐもの
- 作詞・作曲:小渕健太郎
- アルバム未収録。
- Starting Line
- 作詞:小渕健太郎、黒田俊介、21STREETリスナーの皆さん / 作曲:小渕健太郎、黒田俊介
- 桜 (Instrumental)
- 今と未来を繋ぐもの (Instrumental)
- Starting Line (Instrumental)
タイアップ
- 『森脇健児の突撃!日本列島』エンディングテーマ。(無名時代)(#1)
- NTT西日本『DENPO115』イメージソング。(#2)
- 日本テレビ系『第84回全国高等学校サッカー選手権大会』応援ソング。(#3)
収録アルバム
- Root of my mind(#1、インディーズバージョン)
- NAMELESS WORLD(#1,3)
- ALL SINGLES BEST(#1)
- FAN'S MADE BEST (#2)
収録DVD
- 桜 Spring Package
- DVDを付加した本シングル再発売版。ジャケットもさくらの花が満開のものに変更。再発された廉価版と、収録曲の相違はない。
内容は「今と未来を繋ぐもの」がCMソングとなったNTT西日本『DENPO115』のショートムービー、シングル「桜」とアルバム『NAMELESS WORLD』のテレビスポットが収録。
CMには天海祐希、速水もこみち、成海璃子らが出演。
カバー
- SISTER KAYA(2007年、アルバム『桜〜Complete Japanesque Reggae〜』に収録)
- 布施明(2008年、アルバム『Ballade』に収録)
- 杏里(2008年、アルバム『tears of anri 2』に収録)
- 高橋真梨子(2009年、アルバム『No Reason 〜オトコゴコロ〜』に収録)
- 熊木杏里(2012年、シングル『Love letter 〜桜〜』に収録)
出典
- ^ “着うた年間ランキング発表!携帯世代にもっともヒットしたのは?”. ORICON STYLE. (2006年12月15日) 2015年5月23日閲覧。
- ^ “著作権料高かった? さくら夙川駅メロディー廃止”. 神戸新聞. (2010年4月14日)[リンク切れ]
関連項目
|