巴里のアメリカ人
巴里のアメリカ人 | |
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An American in Paris | |
左からジョルジュ・ゲタリ、オスカー・レヴァント、ジーン・ケリー | |
監督 | ヴィンセント・ミネリ |
脚本 | アラン・ジェイ・ラーナー |
製作 | アーサー・フリード |
出演者 |
ジーン・ケリー レスリー・キャロン ジョルジュ・ゲタリ |
音楽 | ジョージ・ガーシュイン |
撮影 | アルフレッド・ギルクス |
編集 | アドリアン・フェイザン |
配給 | MGM |
公開 |
1951年11月11日 1952年5月2日 |
上映時間 | 113分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
『巴里のアメリカ人』(パリのアメリカじん、英語: An American in Paris)は、1951年のアメリカ映画で、ミュージカル映画である。
概要
主演はジーン・ケリーとレスリー・キャロンで、監督はヴィンセント・ミネリ、製作・配給はメトロ・ゴールドウィン・メイヤー。映画で使われる音楽は、すべてガーシュウィンとその兄アイラ・ガーシュウィンによるもの。
パリを舞台として、アメリカ人の画家とフランス人の女性の恋を描く。映画のクライマックスには、ケリーとキャロンがジョージ・ガーシュウィンの楽曲『パリのアメリカ人』をバックに踊る18分間のダンスシーンがある。『雨に唄えば』とともに、ジーン・ケリーが主演するミュージカル映画の傑作とされている。
あらすじ
ジェリーはパリで画家として生計を立てようとしているアメリカ人。ジェリーと同じアパートに住む友人のアダムはピアニストで、有名な歌手アンリの知り合いである。金持ちのミロは若い芸術家を援助するのが趣味で、ジェリーのスポンサーになろうとするが、ジェリーは酒場で見かけたリズに恋してしまう。ジェリーとリズは恋仲になるが、アンリはリズと結婚しようとしていた。
ガーシュウィンの『パリのアメリカ人』をバックにしたシーンの合間に、「アイ・ガット・リズム」「ス・ワンダフル」「わが愛はここに(Our Love Is Here To Stay)」などのナンバーが唄われる。また、ピアノ協奏曲ヘ調の演奏シーンもある。
キャスト
スタッフ
- 監督:ヴィンセント・ミネリ
- 製作:アーサー・フリード
- 脚本:アラン・ジェイ・ラーナー
- 作曲:ジョージ・ガーシュウィン
- 音楽監督:ソウル・チャップリン、ジョニー・グリーン
- 振付:ジーン・ケリー
- 日本語配給版字幕翻訳:菊地浩司
受賞
- アカデミー賞(1951年)
- Writers Guild of America Award for Best Drama Written Directly for the Screen
ノミネート
ジーン・ケリーは1952年に「俳優、歌手、監督、ダンサーとしての多芸さ、特に振り付けの芸での輝かしい功績」のためにアカデミー名誉賞を受けている。これは、ジーン・ケリーの唯一のオスカーとなった。
本作映画はアメリカ議会図書館のナショナル・フィルム・レジストリーに保存されている。
日本語吹替
- パブリックドメインDVD版
- ジェリー:佐久田修
- リズ:湯屋敦子
- アダム:御園行洋
- ミロ:中神亜紀
- アンリ:新垣樽助
- 演出:大前剛、翻訳:中村佳寿代、制作:ミック・エンターテイメント
- 発売元:マックスター、ミック・エンターテイメント