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大野功統

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日本の旗衆議院議員 大野功統
生年月日 (1935-10-16) 1935年10月16日(88歳)
出身地 香川県観音寺市
(生まれは台湾
出身校 東京大学法学部
学位・資格 法学士
前職 国家公務員大蔵省
所属委員会 予算委員会
財務金融委員会
世襲 2世
岳父・加藤常太郎(元衆議院議員)
選出選挙区 香川3区
当選回数 8回
所属党派 自由民主党(政治研究会山崎派
党役職 香川県第3選挙区支部長
会館部屋番号 衆議院第1議員会館432号室
ウェブサイト 衆議院議員大野よしのり
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大野 功統(おおの よしのり、1935年昭和10年)10月16日 - )は、日本の元大蔵官僚政治家自由民主党所属の衆議院議員(8期)。元防衛庁長官(第7071代)。

概要

昭和10年(1935年)10月16日生まれ[1]。豊浜中学、高松一高を経て、東京大学法学部卒、大蔵省へ[1]。その間、フルブライトで2年間アメリカ留学[1]。国際機構課長を最後に大蔵省を退職[1]。香川県知事選に挑戦するが惜敗[1]。8年間浪人する[1]。昭和61年(1986年)衆議院議員初当選[1]

経歴

2005年10月29日ペンタゴンにてアメリカ合衆国国防長官ドナルド・ラムズフェルド(左)と

日本統治時代台湾生まれ[2]。父は大野乾、母はカツエ[3]

台湾の地で迎えた終戦当時、小学校は閉鎖され、新聞配達アルバイトで日々を過ごす[2]。昭和22年(1947年)に香川県三豊郡豊浜町(現観音寺市)に引き揚げ、故郷で育つ[2]高松第一高等学校東京大学法学部卒業。

1958年 大蔵省入省。同期入省に、尾崎護角谷正彦柿澤弘治など。フルブライト奨学生で渡米経験あり。国際機構課長を経て1978年香川県知事選に出馬(落選)。1986年に衆議院議員に初当選。

2004年第2次小泉改造内閣防衛庁長官として入閣。2007年12月、北朝鮮との国交正常化実現を目指す議員連盟、自民党朝鮮半島問題小委員会を立ち上げ、副委員長に就任した。

人物

家族・親族

妻、一男、一女[2]。妻とは見合い結婚であった[4]

元香川県副知事の大野乾は実父[3]。元労働大臣加藤常太郎義父宮沢喜一首相は遠縁にあたる。姉は藤田広志・大阪大学教授に嫁ぐ[3]

系譜

大野家(香川県三豊郡豊浜町(現観音寺市))
  • 父・大野乾
明治38年(1905年)生[5]香川県出身[5]大阪外語仏文科卒[5]台湾総督府に入り昭和22年(1947年香川県庁に移り[5]、三豊地方事務所長、渉外食糧各課長、経済部長、出納長を経て昭和32年(1957年)3月副知事に就任[5]
大野によれば「オヤジは何事も真面目にやる男だった。踊りを習えば、家庭に帰って来ても、夜更に至るまでレコードをかけておさらいをしていた。死ぬ直前は真剣に字を習っていた。毎夜欠かさず墨をすった。忙しかったのであろう。連夜十二時近くに帰ってきても、それから酒を飲みながら何度となく同じ字を練習した。酒がまわってくると書いた字を自慢した。われわれ見物人がそれをほめないと機嫌が悪かった。そして一区切りつくと、親子はとりとめのない世間話をした。そこには、憂き世を忘れた天真らんまんのオヤジの姿があった。わたくしはそんなオヤジが一番好きであった。」という[4]


            (元総理大臣)
             ┏宮澤喜一
        宮澤裕━━┫       ┏宮澤洋一 
             ┗宮澤弘━━━━┫
                     ┗女    
              加藤達雄    ┃
               ┣━━━━━━加藤秀樹
             ┏鎮子
             ┃
             ┃
       加藤常太郎━╋女
             ┃┃
             ┃関谷勝嗣
             ┃       
             ┗女     ┏女 
              ┣━━━━━┫
        大野乾━━大野功統   ┗男 

著作

  • 『ウォームハート-構造改革のあとにくるもの-』パレード発行、星雲社発売、2006年7月
  • 『特恵関税』日本関税協会、1969年。
  • 『南と北-世界経済の新路-』日本関税協会、1968年2月

関係団体

脚注

  1. ^ a b c d e f g 『プロフィール』(公式ホームページ)
  2. ^ a b c d e f 首相官邸ホームページ
  3. ^ a b c プロフィール
  4. ^ a b 『プロフィール 大野よしのり 人間賛歌』(公式ホームページ)
  5. ^ a b c d e 第二十一版 大衆人事録 西日本編』お二三二頁
  6. ^ “甘利氏の「さいこう」発会式 自民党議員19人が参加”. 産経新聞. (2011年6月23日). http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/513880/ 2011年7月31日閲覧。 

外部リンク

議会
先代
鳩山邦夫
日本の旗 衆議院議院運営委員長
第62代:2002年 - 2003年
次代
武部勤
先代
杉山憲夫
日本の旗 衆議院運輸委員長
1997年 - 1998年
次代
石破茂
公職
先代
石破茂
日本の旗 防衛庁長官
第70-71代:2004年 - 2005年
次代
額賀福志郎
先代
(創設)
日本の旗 文部科学副大臣
河村建夫と共同
2001年
次代
青山丘
岸田文雄