岸信夫

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日本の旗 日本の政治家
岸 信夫
きし のぶお
Nobuo Kishi cropped 2 Nobuo Kishi 20140519.jpg
生年月日 1959年4月1日(55歳)
出生地 東京都
出身校 慶應義塾大学経済学部
前職 住友商事社員 参議院議員
現職 衆議院議員
所属政党 自由民主党町村派
親族 祖父・安倍寛
祖父・岸信介
父・安倍晋太郎
兄・安倍晋三
公式サイト 衆議院議員・岸信夫

選挙区 山口2区
当選回数 1回
任期 2012年12月16日 - 現職
議員会館 衆議院第1議員会館1203号室

選挙区 山口県選挙区
当選回数 2回
任期 2004年7月26日 - 2012年11月30日
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岸 信夫(きし のぶお、旧姓安倍1959年(昭和34年)4月1日 ‐ )は、日本政治家自由民主党所属の衆議院議員(1期)、自民党山口県連会長。過去に、参議院議員(2期)、外務副大臣防衛大臣政務官などを歴任。学位経済学士慶應義塾大学)。

いずれも内閣総理大臣を務めている安倍晋三は実兄、岸信介は祖父、佐藤栄作は大叔父にあたる。

経歴[編集]

生い立ち[編集]

東京都安倍晋太郎・洋子夫婦の三男として生まれた(現在の本籍山口県熊毛郡田布施町)。生後間もなく母・洋子の実家、岸家の信和・仲子夫婦に養子として迎えられた。夫婦に子供ができず、信和自身、体に軽度の障害を抱えて政治活動が困難だったことに伴う縁組だった[1]。いずれにせよ、血縁・戸籍上ともに岸信介の孫ということになる。

晋三と実の兄弟であることは知らずに育った。晋三との関係を知ったのは大学進学に際し戸籍謄本を取り寄せて見たときであった。岸によると「大学入学前だったと記憶するが、提出書類として必要な戸籍謄本を取り寄せて見ると『養子』とあった。見た瞬間アレッて思いました。そのときのショックは、それは大変なものがあった。それからひと月ほど『何で教えてくれなかったんだ』という思いもあって、頭のなかが一種錯乱状態に陥りました」という[2]慶應義塾幼稚舎慶應義塾普通部慶應義塾高等学校を経て慶應義塾大学経済学部に進む。

住友商事時代[編集]

1981年昭和56年)に慶應義塾大学経済学部を卒業後、住友商事に入社。同社穀物部でアメリカベトナムオーストラリア等に勤務した後、2002年平成14年)に退社。

政治家として[編集]

参議院議員[編集]

2004年(平成16年)7月の第20回参議院議員通常選挙山口県選挙区から自民党公認で出馬し、民主党公認の大泉博子(元山口県副知事)らを破り初当選。その後福田改造内閣麻生内閣において防衛大臣政務官を務め、2010年(平成22年)7月の第22回参議院議員通常選挙で民主党公認の原田大二郎らを破り再選。

2011年(平成23年)4月14日東日本大震災の復興補正予算が議論される中、復興予算捻出のためのODA削減案に反対する超党派連合のメンバーとして名を連ねる[3][4]

衆議院へ鞍替え[編集]

2014年5月19日包括的核実験禁止条約地域ハイレベル会合にて

参議院議員在任中に、佐藤信二(岸の祖父の甥)の突然引退表明で空白となった2005年衆院選、及び岩国市基地問題が絡む福田良彦の岩国市長選出馬による2008年衆院補選において、山口2区の自民党候補に岸を擁立する動きがあった[要出典]

郵政国会で造反者が続出して郵政法案が参議院否決されたことやねじれ国会で参議院の与党が劣勢であることを挙げて、自民党における参議院議席の価値を理由に辞退していた[要出典]が、2012年(平成24年)11月16日衆議院解散を受け、12月16日投開票の第46回衆議院議員総選挙に、山口県知事に転出した山本繁太郎に替わって山口2区から自民党公認候補として出馬するため11月30日に参議院議員を辞職。総選挙では民主党現職の平岡秀夫を破って当選。

2013年(平成25年)9月30日外務副大臣に就任。

政策[編集]

政治資金[編集]

主な役職・所属団体等[編集]

国会
自民党
  • 組織運動本部
    • 安全保障関係団体委員会委員長
    • 社会教育・宗教関係団体委員会副委員長
その他所属団体
  • 日本会議国会議員懇談会幹事
  • 神道政治連盟国会議員懇談会
  • 日本・台湾経済文化交流を促進する若手議員の会会長
  • クロアチア友好議員連盟事務局長
  • 改革加速議員連盟事務局長代理
  • 創生「日本」委員
  • 情報産業振興議員連盟事務局次長
  • 無年金障害者問題を考える議員事務局次長
  • 大学病院を考える議員連盟幹事
  • 参議院自民党全日本仏教議員連盟幹事
  • 日本会議山口会長
  • 日本空手道会会長
  • 全日本杖道連盟会長
  • 山口県アーチェリー協会会長
  • 山口県バウンドテニス協会会長
  • 山口県シュノーケリング協会会長
  • 日韓協力委員会理事
  • 日本造林協会顧問
  • 山口県鍼灸師会顧問
  • 山口県少林寺拳法連盟顧問
  • 日本海沿岸地帯振興連盟顧問
  • 山口県行政書士協同組合顧問
  • 山口県土地家屋調査士政治連盟顧問
  • 地域新事業創出促進連絡協議会顧問
  • 第66回国民体育大会山口県準備委員会顧問
  • NPO法人自然と釣りのネットワーク顧問
  • 朝鮮通信使交流議員の会幹事

家族・親族[編集]

農商務省時代の岸信介1923年
左から岸良子、岸信和佐藤栄作岸信介、吉田寛

系譜[編集]

岸家(山口県熊毛郡田布施町東京都
         鮎川弥八
┏━井上 馨     ┃         ┏━鮎川 弥━━━━━鮎川純太
┃          ┣━━━鮎川義介━━┫
┗━━━つね     ┃         ┗━鮎川金次郎
    ┃  ┏━━━なか
    ┣━━┫
    ┃  ┗━━━辰
  小沢正路     ┃
           ┣━━━田辺 譲━━━━━━━仲子
           ┃              ┃
         田辺誠民             ┃
                          ┣==┳━━岸 信夫
       ┏━岸 信政━━━━良子       ┃  ┃  (安倍)
       ┃         ┃        ┃  ┃
  岸 要蔵━┫         ┣━━━┳━岸  信和 ┃
       ┃         ┃   ┃       ┃
       ┗━佐藤秀助━━岸 信介  ┗━━━━洋子 ┃
         (岸)   (佐藤)       ┃  ┃
                          ┣━━╋━━安倍晋三
                          ┃  ┃
               安倍 寛━━━━安倍晋太郎 ┗━━安倍寛信

参考文献[編集]

  • 安倍洋子「わたしの安倍晋太郎―岸信介の娘として」(1992年)ネスコ ; 文藝春秋
  • 野上忠興「気骨 安倍晋三のDNA」(2004年)講談社
  • 安倍晋三「美しい国へ」(2006年)文藝春秋 ISBN 4166605240

脚注[編集]

  1. ^ 野上忠興著『気骨 安倍晋三のDNA』62頁
  2. ^ 野上忠興著『気骨 安倍晋三のDNA』63頁
  3. ^ 超党派議員がODA削減反対で一致 政府に申し入れへ[リンク切れ]
  4. ^ 荒井広幸 平成23年4月14日第一次補正予算におけるODA削減に関する勉強会
  5. ^ a b c d “2012衆院選 山口2区 岸信夫”. 毎日jp (毎日新聞社). http://senkyo.mainichi.jp/46shu/kaihyo_area_meikan.html?mid=A35002003003 2014年9月6日閲覧。 
  6. ^ 毎日新聞2010年参院選アンケート
  7. ^ 第174回国会 法務委員会 請願558号、同594号、同791号
  8. ^ しんぶん赤旗 2013年1月6日
  9. ^ しんぶん赤旗 2013年11月23日
  10. ^ 三菱商事 役員紹介 三菱商事会社情報(2010年6月24日)
  11. ^ 代表メッセージ 三菱パッケージング

外部リンク[編集]

公職
先代:
鈴木俊一松山政司
日本の旗 外務副大臣
三ツ矢憲生と共同
2013年 - 2014年
次代:
中山泰秀城内実