原ノ町駅
原ノ町駅 | |
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駅舎(2011年5月) | |
はらのまち Haranomachi | |
◄磐城太田 (4.5 km) (7.5 km) 鹿島► | |
福島県南相馬市原町区旭町二丁目27-2 | |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■常磐線 |
キロ程 | 286.9 km(日暮里起点) |
電報略号 | ノマ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
1,679人/日(降車客含まず) -2010年- |
開業年月日 | 1898年(明治31年)4月3日 |
備考 | みどりの窓口 有 |
原ノ町駅(はらのまちえき)は、福島県南相馬市原町区旭町二丁目にある東日本旅客鉄道(JR東日本)常磐線の駅である。
南相馬市の代表駅。常磐線仙台エリアにおけるSuica利用区域の南端であり、当駅よりいわき方面への利用はできない。
駅構造
2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)以降列車の発着はなかったが、同年12月21日に当駅と相馬駅間で普通列車のみ運行が再開された。以下は特記ない限り、地震発生前の状況となっている。
2面3線のホームを持つ地上駅であり、留置線が敷設され夜間滞泊が設定されていた。
2007年(平成19年)3月18日改正では普通列車は一部を除き当駅で乗り換えになっていた。昼の特急列車1往復は当駅で折り返していた。
駅の北側には東口方面へ行く跨線橋があり、車椅子用のエレベーターが設置されている。駅舎正面の「ひさし」を支えているのは竹筋コンクリート製支柱だった。現在は鉄筋コンクリート製となり、竹筋コンクリートの柱の一部が駅舎内に保存されている。
終日社員配置駅(駅長・助役配置)。構内にはみどりの窓口(営業時間 5時10分 - 20時、休止時間 6時 - 6時20分、12時 - 13時、18時 - 19時)・びゅうプラザ・自動券売機・指定席券売機・自動改札機・NEWDAYS(Suica利用可能、営業時間 8時15分 - 17時)・立ち食いそば屋(丸屋、駅弁も販売)がある。
震災後には当駅やその周辺で孤立した車両が駅構内に留置されていた。このうちE721系P9+P27編成・701系F2-510編成が陸送で搬出されたものの、651系K202編成と415系K534編成・ホッパ車は搬出されず留め置かれている。
のりば
- 東日本大震災による影響から下りが相馬まで、上りが当駅終着での運行。主に駅本屋に面する1番線を使用するが、6時02分発相馬行き123Mと当駅8時49分着128Mのみ階段を渡る3番線を使用。
1 | ■常磐線(下り) | 相馬・岩沼・仙台方面 |
■常磐線(上り) | 富岡・いわき・水戸方面 | |
2 | ■常磐線(上り) | 富岡・いわき・水戸方面 |
■常磐線(下り) | 相馬・岩沼・仙台方面 | |
3 | ■常磐線(上り待避線) | 富岡・いわき・水戸方面 |
■常磐線(下り待避線) | 相馬・岩沼・仙台方面 |
原ノ町駅改札口付近(2008年3月)
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原ノ町駅改札口付近(2008年3月)
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構内(2008年4月)
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利用状況
近年の一日あたりの平均乗車人員は以下のとおりである。減少傾向であり、2007年度は2000年度の約80%程度となっている。
乗車人員推移 | ||
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年度 | 一日平均乗車人員 | 備考 |
2000 | 2,336 | |
2001 | ||
2002 | ||
2003 | ||
2004 | ||
2005 | 1,991 | |
2006 | 1,906 | |
2007 | 1,851 | |
2008 | 1,815 | |
2009 | 1,717 | [1] |
2010 | 1,679 | [2] |
2011 |
駅弁
丸屋が販売する主な駅弁は下記の通り[3]。なお、現在駅弁の販売は停止している。
- 浜のかにめし
- 舞たけごはん
- 浜べんとう
- 盆唄べんとう
- 汐干かり弁当(3月 - 8月)
- アツアッツほっきめし弁当
- あつあつ鮭めし
- いなり天ざる(要予約)
駅周辺
駅は南相馬市中心部に位置する。
- 南相馬市役所(旧・原町市役所)
- 原町区役所
- 南相馬市民文化会館
- 原町郵便局(日本郵便原町支店併設)
- 原ノ町駅前郵便局
- 福島県南相馬合同庁舎
- 南相馬警察署
- 原ノ町駅前交番・安心ネットワーク
- 相馬地方広域消防本部
- 南相馬消防署
- 南相馬市立病院
- 相馬公共職業安定所原町出張所
- 桜井古墳
- 福島交通原町車庫(旧:原町営業所)
- 常磐交通観光原町営業所
- 福島県道12号原町川俣線
- 福島県道49号原町浪江線
- 福島県道62号原町二本松線
- 福島県道74号原町海老相馬線
- 福島県道120号浪江鹿島線(陸前浜街道)
- 福島県道263号下渋佐南新田線
- 国道6号
- 道の駅南相馬
- 新田川
- 相馬野馬追祭場地
- 南相馬市馬事公苑
- 丸屋(ホテルおよび原ノ町駅弁調製元)
- ヨークベニマル原町店
- ジャスト原町店
- ココス原町店
- 原町中央自動車学校
- セブン-イレブン原ノ町駅前店
- セブン-イレブン原町錦町店
- まるまつ原町店
- 東北労働金庫原町支店
- 丸三製紙本社工場
- 大町病院
- 小野田病院
- 原町シーサイドパーク
- 東北電力原町火力発電所
- 高の倉ダム(ダム公園まで約8km)
駅名について
所在地の名前は「はらまち」だが、旧原町市を通っていた陸前浜街道の宿場は原町(はらのまち)宿と読んでいたため、駅名は後者を取って「はらのまち」とされたと推測される。
路線バス
最寄り停留所は、駅西口正面に伸びる県道262号沿いに位置する原町駅前となる。以下の路線が乗り入れ、福島交通・新常磐交通により運行されている。
福島交通
新常磐交通
- 小浜・戸屋入口経由原町大甕循環、小浜・戸屋入口経由大甕行、滝行、高倉公会堂行、下渋佐行、牛島行、高平小学校行
歴史
- 1898年(明治31年)4月3日 - 日本鉄道磐城線(現在の常磐線)の駅として開業。
- 1906年(明治39年)11月1日 - 日本鉄道が国有化。
- 1967年(昭和42年)8月20日 - 常磐線全線電化完成(草野駅 - 岩沼駅間)で、当駅にも電車が発着するようになる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
- 2005年(平成17年)3月27日 - 自動改札機導入。
- 2008年(平成20年)3月 - 指定席券売機導入。
- 2009年(平成21年)3月14日 - ICカード「Suica」サービス開始。
- 2011年(平成23年)
- 3月11日 - 東北地方太平洋沖地震(東日本大震災・福島第一原子力発電所事故)により営業休止[4][5]。
- 5月23日 - 当駅への代行バス乗り入れ開始[6]。
- 12月13日 … 15日 - 運転再開用の701系6両が郡山総合車両センターから陸送で搬入される。
- 12月20日 - 当駅 - 相馬駅間で代行バスの運転終了。
- 12月21日 - 当駅の営業および当駅 - 相馬駅間での運転再開[7]。
隣の駅
脚注
- ^ 第125回 福島県統計年鑑2011、福島県企画調整部統計分析課編、2011年
- ^ 第126回 福島県統計年鑑2012、福島県企画調整部統計分析課編、2011年
- ^ JR時刻表2010年9月号(交通新聞社刊)617ページ
- ^ 東北地区運転再開状況 東日本旅客鉄道 2011年4月6日閲覧
- ^ 在来線の地上設備の主な被害と復旧状況 2011年4月6日閲覧
- ^ JR代行バス 原ノ町駅 - 亘理駅 (PDF)
- ^ “常磐線の運転計画について”. JR東日本水戸支社 (2011年12月14日). 2011年12月14日閲覧。
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 原ノ町運輸区
- 陸前原ノ町駅
- saku saku - 駅そばキングのコーナーで当駅の駅そばが取り上げられた。
- 東日本大震災による鉄道への影響