原ノ町駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。東京特許許可局 (会話 | 投稿記録) による 2012年5月19日 (土) 17:01個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (テンプレ位置変更、文章一部見直し。)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

原ノ町駅
駅舎(2011年5月)
はらのまち
Haranomachi
磐城太田 (4.5 km)
(7.5 km) 鹿島
福島県南相馬市原町区旭町二丁目27-2
北緯37度38分15.60秒 東経140度58分16.74秒 / 北緯37.6376667度 東経140.9713167度 / 37.6376667; 140.9713167
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 常磐線
キロ程 286.9 km(日暮里起点)
電報略号 ノマ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
1,679人/日(降車客含まず)
-2010年-
開業年月日 1898年明治31年)4月3日
備考 みどりの窓口
テンプレートを表示

原ノ町駅(はらのまちえき)は、福島県南相馬市原町区旭町二丁目にある東日本旅客鉄道(JR東日本)常磐線である。

南相馬市の代表駅。常磐線仙台エリアにおけるSuica利用区域の南端であり、当駅よりいわき方面への利用はできない。

駅構造

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震東日本大震災)以降列車の発着はなかったが、同年12月21日に当駅と相馬駅間で普通列車のみ運行が再開された。以下は特記ない限り、地震発生前の状況となっている。

2面3線のホームを持つ地上駅であり、留置線が敷設され夜間滞泊が設定されていた。

2007年平成19年)3月18日改正では普通列車は一部を除き当駅で乗り換えになっていた。昼の特急列車1往復は当駅で折り返していた。

駅の北側には東口方面へ行く跨線橋があり、車椅子用のエレベーターが設置されている。駅舎正面の「ひさし」を支えているのは竹筋コンクリート製支柱だった。現在は鉄筋コンクリート製となり、竹筋コンクリートの柱の一部が駅舎内に保存されている。

終日社員配置駅(駅長助役配置)。構内にはみどりの窓口(営業時間 5時10分 - 20時、休止時間 6時 - 6時20分、12時 - 13時、18時 - 19時)・びゅうプラザ自動券売機指定席券売機自動改札機NEWDAYS(Suica利用可能、営業時間 8時15分 - 17時)・立ち食いそば屋(丸屋、駅弁も販売)がある。

震災後には当駅やその周辺で孤立した車両が駅構内に留置されていた。このうちE721系P9+P27編成701系F2-510編成が陸送で搬出されたものの、651系K202編成415系K534編成ホッパ車は搬出されず留め置かれている。

のりば

  • 東日本大震災による影響から下りが相馬まで、上りが当駅終着での運行。主に駅本屋に面する1番線を使用するが、6時02分発相馬行き123Mと当駅8時49分着128Mのみ階段を渡る3番線を使用。
1 常磐線(下り) 相馬岩沼仙台方面
常磐線(上り) 富岡・いわき・水戸方面
2 常磐線(上り) 富岡いわき水戸方面
常磐線(下り) 相馬・岩沼・仙台方面
3 常磐線(上り待避線) 富岡・いわき・水戸方面
常磐線(下り待避線) 相馬・岩沼・仙台方面
原ノ町駅改札口付近(2008年3月)
原ノ町駅改札口付近(2008年3月)
構内(2008年4月)

利用状況

近年の一日あたりの平均乗車人員は以下のとおりである。減少傾向であり、2007年度は2000年度の約80%程度となっている。

乗車人員推移
年度 一日平均乗車人員 備考
2000 2,336
2001
2002
2003
2004
2005 1,991
2006 1,906
2007 1,851
2008 1,815
2009 1,717 [1]
2010 1,679 [2]
2011

駅弁

丸屋が販売する主な駅弁は下記の通り[3]。なお、現在駅弁の販売は停止している。

  • 浜のかにめし
  • 舞たけごはん
  • 浜べんとう
  • 盆唄べんとう
  • 汐干かり弁当(3月 - 8月)
  • アツアッツほっきめし弁当
  • あつあつ鮭めし
  • いなり天ざる(要予約)

駅周辺

相馬野馬追像(2007年9月30日)

駅は南相馬市中心部に位置する。

駅名について

所在地の名前は「はらまち」だが、旧原町市を通っていた陸前浜街道宿場は原町(はらのまち)宿と読んでいたため、駅名は後者を取って「はらのまち」とされたと推測される。

路線バス

最寄り停留所は、駅西口正面に伸びる県道262号沿いに位置する原町駅前となる。以下の路線が乗り入れ、福島交通新常磐交通により運行されている。

福島交通

新常磐交通

  • 小浜・戸屋入口経由原町大甕循環、小浜・戸屋入口経由大甕行、滝行、高倉公会堂行、下渋佐行、牛島行、高平小学校行

歴史

原ノ町駅を望む(改修前、2008年3月)

隣の駅

東日本旅客鉄道
常磐線
磐城太田駅 - 原ノ町駅 - 鹿島駅

脚注

  1. ^ 第125回 福島県統計年鑑2011、福島県企画調整部統計分析課編、2011年
  2. ^ 第126回 福島県統計年鑑2012、福島県企画調整部統計分析課編、2011年
  3. ^ JR時刻表2010年9月号(交通新聞社刊)617ページ
  4. ^ 東北地区運転再開状況 東日本旅客鉄道 2011年4月6日閲覧
  5. ^ 在来線の地上設備の主な被害と復旧状況 2011年4月6日閲覧
  6. ^ JR代行バス 原ノ町駅 - 亘理駅 (PDF)
  7. ^ 常磐線の運転計画について”. JR東日本水戸支社 (2011年12月14日). 2011年12月14日閲覧。

関連項目

外部リンク