北見駅
北見駅 | |
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北見駅(2009年10月) | |
きたみ Kitami | |
◄A59 西北見 (4.7 km) (2.7 km) 柏陽 A61► | |
所在地 | 北海道北見市大通西1丁目 |
駅番号 | ○A60 |
所属事業者 |
■北海道旅客鉄道(JR北海道) ■日本貨物鉄道(JR貨物) |
所属路線 | ■石北本線 |
キロ程 | 181.0 km(新旭川起点) |
電報略号 | キミ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
840人/日(降車客含まず) -2009年度- |
開業年月日 | 1911年(明治44年)9月25日 |
備考 |
社員配置駅 みどりの窓口 有 |
北見駅 | |
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北見駅駅名板(2005年8月) | |
きたみ Kitami | |
◄北光社 (4.5km) | |
所属事業者 | 北海道ちほく高原鉄道 |
所属路線 | ふるさと銀河線 |
キロ程 | 140.0 km(池田起点) |
開業年月日 | 1911年(明治44年)9月25日 |
廃止年月日 | 2006年(平成18年)4月21日 |
北見駅(きたみえき)は、北海道北見市大通西1丁目にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)・日本貨物鉄道(JR貨物)石北本線の駅である。JR北海道の駅番号はA60。特急「オホーツク」など全列車が停車、特別快速「きたみ」の発着駅である。
2006年(平成18年)4月20日までは北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線の分岐駅だった。
駅構造
JR北海道
単式ホーム1面1線、島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを有する地上駅。その他側線2線もある。駅の西北見方は地下トンネル、柏陽方は高架線で立体交差化されており、それに挟まれる位置に設置される。西北見方に北見運転所があり、車両留置などが行われる。
のりばは基本的に上下列車とも駅舎に面した1番のりばを使用し、列車交換時などは主に上り列車が2・3番のりばを使用する。ふるさと銀河線の列車は、ホーム運用に余裕がある時間帯のみ2番のりば、その他は2番・旧4番のりばの西北見方に設置された切欠きホームの旧3番のりばに発着していた。廃止後は取り壊され、旧4番のりばが現3番のりばとなっている。
駅舎内にはみどりの窓口(営業時間は6時00分から22時30分まで)、旅行センター(ツインクルプラザ)北見支店(営業時間は9時30分から17時30分まで)、自動券売機、待合所、コンビニキヨスク、ゆうちょ銀行ATMなどがある。以前は立ち食いそば・うどん店があり駅弁も販売していたが、2007年(平成19年)8月に閉店した。
JR貨物
JR貨物の駅は旅客駅舎の北東にある。1面1線のコンテナホームを有している。コンテナ貨物の取扱駅で、ここでは12ftコンテナのみを取り扱っている。ホーム上に営業窓口のJR貨物北見営業所が設置されている。
当駅の取扱品は、タマネギなどの農産物が多いため、季節によって取扱量が大きく変動する。そのため収穫期の秋・冬季のみ貨物列車が発着し、それ以外の時期はトラック便のみが運行される。なお、トラック便は1年を通して運行されている。臨時高速貨物列車は新旭川駅・北旭川駅経由で札幌貨物ターミナル駅との間に1日2往復[1]、トラック便は北旭川駅との間に1日5往復設定されている。
農産物以外の主要取扱品には、廃乾電池や廃蛍光灯がある。これらは日本国内からコンテナで当駅まで輸送され、北見市内にある廃乾電池・廃蛍光灯処理施設の野村興産イトムカ鉱業所へ送られる。
利用状況
- 北海道旅客鉄道
- 2009年度の1日平均乗車人員は840人だった。
- 日本貨物鉄道
- 2008年度の発送貨物は286,997トン、到着貨物は57,370トンだった。
駅周辺
- 国道39号
- 北見警察署
- 北見警察署駅前交番
- 北見郵便局(日本郵便北見支店併設)
- 北見大通郵便局
- 北海道労働金庫北見支店
- 北見信用金庫
- 本店
- 大通支店(旧:紋別信用金庫大通り支店)
- 網走信用金庫北見支店
- 遠軽信用金庫北見支店
- 北洋銀行北見支店・北見中央支店
- 北海道銀行北見支店
- 日本通運北見支店
- ホクレン農業協同組合連合会北見支所
- きたみらい農業協同組合(JAきたみらい)本所
- 中央プロムナード(みんとロード)
- コミュニティプラザ パラボ(旧・きたみ東急百貨店)
- プチパル
- 北見芸術文化ホール(きた・アート21)
- オホーツク木のプラザ
- 北見赤十字病院
バス路線
北見バスターミナル - 駅を出て左手。隣接するまちきた大通ビル(パラボ、旧・きたみ東急百貨店)1階に設置。
「北見駅」停留所 - 駅を出て右手。市内線1路線と端野方面との郊外線が停車。一部路線は通過。
「東急前」停留所 - 北海道北見バス「大通」停留所と同位置。
歴史
- 1911年(明治44年)
- 1912年(大正元年)11月8日 - 湧別軽便線(後の留辺蘂軽便線、湧別線)が留辺蘂駅まで開業。跨線橋設置[2]。
- 1913年(大正2年)6月2日 - 野付牛機関庫設置(北海道鉄道管理局の事務上制定)。
- 1914年(大正3年)10月5日 - 網走線が当駅から網走駅まで延伸。
- 1932年(昭和7年)10月1日 - 湧別線の一部が石北線に編入され、当駅は網走本線と石北線の接続駅となる。
- 1933年(昭和8年)11月30日 - 北聯(現・ホクレン農業協同組合連合会)野付牛薄荷工場竣工。専用線使用開始。
- 1942年(昭和17年)10月1日 - 市制施行を機に、北見駅に改称。野付牛機関区も北見機関区に改称。
- 1950年(昭和25年)2月1日 - 北見客貨車区設置。
- 1961年(昭和36年)4月1日 - 網走本線が分割され、当駅は石北本線と池北線の接続駅となる。
- 1968年(昭和43年)10月1日 - みどりの窓口設置。
- 1977年(昭和52年)9月18日 - 日本初の地下化による連続立体交差化が駅西方の北見トンネルによって完成、開通。
- 1981年(昭和56年)7月16日 - 構内横断地下道完成。
- 1983年(昭和58年)10月1日 - 駅舎改築。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 荷物・貨物の取扱を廃止(旅客駅となる)。北見コンテナセンターが設置され、自動車代行輸送を開始。
- 1987年(昭和62年)
- 1989年(平成元年)6月4日 - 池北線が北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線に転換。
- 2006年(平成18年)
- 4月1日 - 北見コンテナセンター廃止、北見駅に統合。
- 4月21日 - 北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線廃止。
隣の駅
脚注
関連項目
外部リンク
- 北見駅(JR北海道旭川支社)
- はこだて未来大学デジタルアーカイブ「函館の絵葉書」より 野付牛停車場 大正末-昭和初期頃。左手奥に機関庫が見える。
- 国立国会図書館近代デジタルライブラリー 「網走線建設概要」(鉄道院北海道建設事務所,大正元年発行)より建設当初の野付牛駅構内
- 北海道立図書館北方資料デジタルライブラリー「野付牛町風景絵葉書」より 大正期?の野付牛停車場、初代駅舎(写真左側)