ラクーンシティ

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ラクーンシティ
愛称 : ラクーン
行政
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ラクーンシティ
市長 マイケル・ウォーレン
地理
面積  
  市域 不明 km2
  市街地 不明 km2
人口
人口 (1998年現在)
  市域 約100,000人
架空の都市

ラクーンシティRaccoon City)は、テレビゲームバイオハザードシリーズ』に登場する架空都市である。

各作品の名称は、バイオハザードシリーズの登場人物に準じた形で略している。

概要

アメリカ合衆国中西部にある森林に囲まれた架空の小さな都市で、元々は小さな田舎町だったが、アンブレラの工場が郊外に建設されたことを受け、飛躍的に発展した企業城下町となる。 市の名を冠す「ラクーン(Raccoon)」とは、アライグマを意味する。

北部にはアークレイ山地と呼ばれる美しい山脈が連なり、観光地となっている。市は四方を山地に囲まれた山間部にあり、市外との交通手段はハイウェイ1本のみと、交通の便は良いとは言えない。市内を流れるサーキュラー川、マーブル川がある。

そのために事件発生の際には外部との連携が遅れ、街の異変を察知した時には、既に絶望的な状態に陥っていたものと考えられる。

市の中心はエナーデイル通り(Ennerdale St.)を隔てて北側の「ダウンタウン」と南側の「アップタウン」の区画に分かれている。

主要幹線道路には「セントラル通り(Central St.)」や「ウォーレン通り(Warren St.)」、「ラクーン通り(Raccoon St.)」、「ミッション通り(Mission St.)」が存在。

なお、隣町の1つにストーン・ヴィル[1]という町がある。

アークレイ山地
ラクーンシティにほど近い郊外にある山地。自然が豊富であり、登山者も多い。ここに於いてスペンサー卿が洋館およびアークレイ研究所を建造、ウイルス実験を行っていた。ラクーンフォレストや、観光地としても知られるヴィクトリー、ラクーンシティの水源であるラクーンダムが存在する。

歴史

  • 1960年 - マイケル・ウォーレンが技術者としてラクーンシティを訪れ、街の電化を始める。
  • 1968年 - 路面電車が建設される。
  • 1969年 - カイト兄弟により地下鉄が開通。アンブレラが市郊外に工場を建設(詳しい年月日は不明)。これを契機として街が飛躍的に発展する。この年にはラクーン警察署「R.P.D.(Raccoon Police Department)」が設置されている。
  • 1987年 - マイケル・ウォーレンが市長へ就任。
  • 1992年 - アンブレラの援助でラクーン市庁舎が改築される。同年にラクーン総合病院が設立。
  • 1994年 - ラクーン大学の大規模改装が行われる。
  • 1996年 - アンブレラ社の出資で市の治安強化と環境整備を目的とした「明るいラクーン21計画」をスタートさせ、その一環でR.P.D.内に新部署として特殊部門「S.T.A.R.S.(Special Tactics And Rescue Service)」が設立される。
  • 1997年 - 市民グループによる環境保護調査団によるとこの年から市内の主な河川および下水道に流れる有害物質のペースが急増。
  • 1998年 - アンブレラ事件発生。
    • 5月11日 - アンブレラのアークレイ研究所にてバイオハザードが発生。市郊外やアークレイ山地で怪事件が相次ぐ。
    • 7月24日 - S.T.A.R.S.がアークレイ山中の洋館へ投入され、アンブレラの研究所は爆破される(洋館事件)。
    • 9月上旬 - ラクーン総合病院で感染者が確認される。
    • 9月下旬 - ラクーン市内でバイオハザードが発生し、ラクーンシティは壊滅状態に陥る(ラクーンシティ壊滅事件)。
    • 10月1日 - アメリカ政府の議決した核ミサイルの発射により、ラクーンシティは焼き尽くされ消滅する。

(なお、1998年に起きた一連の事件「アンブレラ事件」については後述

機関・施設

ここでは、ラクーンシティにある主な機関や施設に就いて説明する。『Biohazard archives Since 1960〜1998』に詳しい地図が掲載されているので、それも参照のこと。

公共機関・施設

ラクーン市庁(市役所
行政の中心であり、街の心臓部である。アンブレラの援助で建造され、庭には現市長のマイケル・ウォーレンの像が立つ。シンボルは、市庁舎前道路に面した門にある12個の宝石があしらわれた大時計。
ラクーン警察 - R.P.D. (Raccoon Police Department)
街の中央部に位置する市警察。署長はブライアン・アイアンズ。美術館だった建物を市が買い取り、警察署として改修した。そのため、署内にはシンボルである女神像を初め美術館時代の名残や、旧式な設備であるゆえの老朽化が至る所に見られる。その一方で、『バイオハザード アウトブレイク FILE2』(以下『OB2』)では神経ガス発生装置といった防犯設備を初め、様々な仕掛けが施されている。バイオハザード発生時には地下駐車場が一時避難所として開放され、非番の職員含めて総動員されるが、事件の中で多数の殉職者を出した。度重なるクリーチャーの襲撃と発狂したアイアンズ署長の暴走によって拠点としての維持が不可能となり、9月29日には放棄することを決定された。
ラクーンシティ総合病院
街の北部に位置する市内唯一の総合病院。アンブレラの出資により設立された。最新の医療設備が設けられており、高度な医療行為にも対応した病院である。在籍する医師も優秀で、独自で奇病の正体をウイルスによる感染症と見抜き、ウイルス抗体の研究を完成させる者もいた。4FからB4Fまであり、地下には下水道が繋がっている。1998年10月1日に、ニコライによって爆破された。
ラクーン消防署 - R.F.D. (Raccoon Fire Department)
ラクーン市内を管轄とする消防署。バイオハザード発生後、市内各所で発生した火災に対処した。少なくとも9月25日までの時点では正常に機能していたようだが、キャパシティを超えた事態を前に組合としては崩壊した。市内の至る所で消火中のまま無造作に停められた消防車が多く散見される。しかし、『OB』では僅かな生存者による救助活動は継続し、その甲斐あって爆撃直前までに生還した市民がいる。
セントミカエル時計塔
路面電車の沿線に位置し、ラクーン総合病院の隣にある大きな時計塔。街の名所として、絵葉書にもなっている。塔内には礼拝堂のほかに寝室や食堂も併設され、修道士や修道女が住み込みで詰めており、教会としての役割も担っていた。ラクーンシティの祭典「セントミカエル祭」は、この時計塔で行われていた模様。
ラクーン市立公園
セントミカエル時計塔の裏手に位置する市営公園墓地も存在する園内は豊かな水に溢れて整備が行き届いているが、林道の奥には閉鎖された鉄門が存在し、立ち入り禁止となっている。
ラクーンスタジアム
確認できる内でラクーンシティ唯一のスポーツ施設のスタジアムであるが、正確な位置は不明[2]。9月24日(推定)の昼に観客の1人がゾンビ化して50人余りを負傷させた結果、皆がその場で暴徒化。被害者の中には市外から試合観戦に訪れたファンも多数存在したため、アンブレラの予想をはるかに上回る感染爆発に繋がってしまう。これが、ラクーンシティ最初のバイオハザードとなった。また「異界」シナリオの地下鉄西口コンコースに「Warren Stadium」方面行の看板が、西側入り口ではラクーンFCの名ともに「Tachiki's Studio」が確認できるが、このラクーンスタジアムと同一の物かは不明。
ラクーン動物園
ラクーンシティ唯一の動物園。マスコットは「ラクーン君」。ゾウのオスカーのパレードやライオンのショーなど、観客を飽きさせないイベントを行っている(ただし、オスカーは1998年に引退)。水棲生物を鑑賞できる湖畔エリアや、植物を鑑賞できるジャングルドームを設けたほか、550号を超えるチラシ『ラクーン・ズー・ニュース』を発行していたが、そういった華やかな運営の裏では職員による原種ランの密売が問題となっていた。ゲーム内で確認できる動植物として、ゾウ[3]、ゴクラクチョウ、アリゲーター[4]、ライオン[5]、スズメバチ、ラフレシア、ハイエナ。ムービーで確認できる動物として シマウマ、ゴリラ、ベンガルトラ、クロサイ、ガゼル、キリン。
ラクーン大学
ラクーンシティの唯一の大学で、数々の優秀な卒業生を輩出している。建物は第二次世界大戦前に日本人建築家が設計した館であり、構内にはラクーンシティ出身の芸術家の作品などが飾られている。また、構内の実験室では同大学のグレッグ博士の手で密かにT-ウィルスや独自B.O.W.の研究が行われていた。河川に隣接しており、簡易な桟橋がある。地下には、下水施設や地下鉄の旧引き込み線も存在しており、排気塔へ繋がっている。バイオハザード発生時には、U.S.S.隊員の破壊工作によって一部が崩壊した。4年前に大規模な改装がされており[6]、事件発生当時もまだ一部改装途中で、機材が残ったままであった。
ラクーン高等学校
作中には未登場。アップタウンの警察署の南東に位置している。
ラムズ美術館
『OB2』にて名前のみ登場。1998年2月に閉館したが、6月10日付けのラクーントゥデイの記事によると国際法に抵触している恐れがある野生動物の剥製計200点を競売に違法出品していたことが判明し、ラクーン市警から売買品目リストを提出するように求められた。
ダグラス刑務所
『OB2』に名前のみ登場する。9月に囚人の脱獄未遂事件が起きた。
カイトブロス・レールウェイ(地下鉄)
カイト兄弟の手で創設された。1969年施設当時は3区間しかない小規模なものだったが、アンブレラの援助で8区間にまで拡大された結果、市民の足として欠かせないものとなっている。『OB2』に登場する駅[7]は、西側のトンネルが崩落して通行不可。また、東側トンネルにはギガバイトの巣があり、これによって火災事故を起こしていた。駅構内には列車[8]が放置。地下では配水管が破損し、漏水を起こしていた。配管の老朽化やトイレの漏水、構内備品の無断使用や紛失といった問題がアウトブレイク以前から生じていた。また、アメリカ軍特殊部隊(レールキャノン「パラケルススの魔剣」を持ちこんだ部隊)は焼却処理場へ向かうルートとして地下鉄より侵入していた[9]
交通バス(路線バス)
事故発生当時、多くの交通バス(路線バス)は交通事故などによって機能を停止していた。警察署の近くでは、「33番系統MIDTOWN行き」のバスが激突事故を起こしていた。
路面電車
3』『OB2』のシナリオ「咆哮」で登場。停留所としてダウンタウンの「セントラル駅 (Central Stn.)」や時計塔前の「ラクーン駅 (Raccoon Stn.)」、ラクーン動物園正門前に「ラクーン動物園駅 (Raccoon Zoo Stn.)」の存在が確認できる。車両基地に4時間ごとに避難用の救助ヘリを派遣していたが、墜落。交通バス同様機能はほぼ停止していた模様。路線は市の中央を南北に走る「ラクーン中央線」から西に「ラクーン - アークレイ線」、東に「ラクーン - ストーンヴィル線」が分岐している。
廃病院
アークレイ山地内にある3階建ての廃病院。アンブレラ社の違法薬剤を患者に対して臨床実験を行い、病院側が報酬を得ていたことが判明して廃院となった。『OB2』登場時には閉鎖から数年が経ち、院内には地下の特別病室から生える巨大な植物が繁茂していた。植物の侵食と建物の老朽化で、至る所が崩落している。
付近には廃液の影響で、グリーンゾンビやシザーテイルが大量発生している。
旧裁判所(Old Court)
「異界」シナリオの西口改札看板から地下鉄がここに接続していることが分かるが詳細は不明。
下水道・下水処理施設
ラクーンシティの地下に広がる巨大な公共設備であり、各地のモニター室でコンピュータ制御されている。各研究施設へと繋がっていたことから、研究員が秘密裏に移動するための経路として活用されていた。また、奥には市郊外の工場(地下研究施設入口)へと続く極秘のケーブルカーが存在する。アンブレラ事件の際には、T-ウィルスがアンブレラ製薬研究所から下水道に漏れ、それが上水道に伝わり一気に拡まったのが、被害拡大の最大の要因である。
変電所
アップタウンの警察署の東に位置。発電所からの電力を市内に配電している。『3』時には既に無人化していたが、システムは自動で稼働していた。

民間・商業施設

ケンド銃砲店 (KENDO)
フラワー通りに面し、警察署の隣にある銃砲店。店主はロバート・ケンド。S.T.A.R.S.隊員達との親交が深く、カスタムハンドガンの納入なども行っている。災害発生時には善意で銃火器を市民に無償配布していたため、店内にはほとんど銃器が残っていなかった。
マックリーズ
『OB2』に名前のみ登場。強盗の被害にあった銃器店。ダウンタウンのクレメンス通りに位置。
アルカス洋服店 (ARUKAS)
ケンド銃砲店と同じ通りにある洋服店。背景として登場する。スペルの「ARUKAS」を逆に読むと「SAKURA」となる。
アップルイン (Apple Inn)
観光客向けのホテル。1人1泊25ドルと良心的な価格が人気。旅行者や学生が多く利用する。様々な料理コースが堪能できるのも売り。警備員は交代制で、住み込み警備室を生活空間として利用している。中には趣味のモデルガンを持ち込み、棚に飾る者もいた模様。「暴動」発生当初は避難用護送車がホテル前に待機し、災害発生後にはボイラー室が爆発し、各所で火災が起きていた。
J's BAR[10]
ラクーンシティ中心街に店を構えるバー。店長はジャックで、シンディ・レノックスやウィルはここで働いていた。3階建てのビル全てが店舗として使用されている。店長がワイン通として有名で、世界各国のワインが堪能できる店として人気が高く、R.P.D.署員がこの店をよく利用していた[11]。2階にはスタッフルーム、3階には大きな酒倉庫があり、保管されている酒は百数十種類に及ぶ。名物は大豆を効かせた豆スープ。
BAR JACK
R.P.D.の職員がよく利用するバー。『3』にのみ登場し、ジルとブラッドの再会の場となる。
エレファント・レストラン (Elephant Restaurant)
ラクーン動物園裏門正面にあるレストラン。キッチンの時計から「OB2」のプレイヤーキャラは21:10頃に訪れたことが分かる
ラクーンプレス
市庁舎のすぐ近くに居を構える3階建てのローカル新聞社。町に突如起こった猟奇事件の取材に追われていた。「ニューズコメット」「メガスクープ」「デイリーラクーン」などの新聞や雑誌を出版している。また、『OB』と『OB2』に登場するアリッサとカートは、ここの記者。
ラクーンウィーク
地方新聞社。所在地不明。
ラクーンタイムズ
前2社と競合している新聞社。出版物は「ラクーンタイムズ」など。
Grill13 / CAFE13
『3』に登場するレストラン。ジルとカルロスの出会いの場となる。『3』では看板に「Grill13」と書かれているが、『biohazard archives』には「CAFE13」と表記されている。
映画館
Grill13の隣にある映画館。入口はゲートが閉まっていて入れないが、「THEATER」のネオンが点灯したままになっていた。
M&M
BAR JACKと同じ通りにあるブティック。『3』では1周目をクリアすることで2周目に鍵が手に入り、1周目のランクに応じてコスチュームチェンジができる。
AMAGOMIHS
フラワー通りにある洋服店。スペルを逆から読むと、『2』の制作スタッフの姓(シモガマ)になる。
AMISET
路面電車の停留所向かいにある店。上記と同じく、逆から読むとスタッフの名前(テシマ)になる。
Eagle's Pet Shop
駐車場裏手にあるペット・ショップ。店名の「Eagle」は『ストリートファイター』のイーグルが由来であるとされる。
Lower Flower Shop
『2』のフラワーストリートで確認できる店。
GRADY'S INK
『3』のオープニングムービーに登場するインク屋。店の看板のすぐ下に「アンブレラ」の社名が書かれているため、アンブレラ系列の可能性がある。
光瑠 (Kolu)
市庁舎そばの狭い路地にある日本料理[12]
CAFE CQA
ダウンタウンの商店街にあるカフェ。シャッターが降りている。
STAGLA
市役所裏手にあるガソリンスタンド。車が大量に放置されている。機械油から引火し、爆発を起こして崩壊した。
L,E,BOOKS
R.P.D.前にある本屋。入口は廃車で塞がれている。
Shop house BLUE MOUNTAIN
倉庫そばの商店街にある店。バリケードで塞がれているため、何の店かは不明。
DELI FREE DELIVERY
アップルイン前の通りにある店。デリバリー出前)のデリカテッセン(惣菜店)であるが、配達商品は不明。
Sam's Sports
ウォーレンストリートのラクーンプレスの近くにあるスポーツ用品店
Step 1 Mini-Mart
『2』のバスケット場のゴール近くに見える看板から分かる。詳細不明。
松浪
『2』のバスケット場裏に存在するレストラン。何料理の店かは不明。
RACOON MALL
大通りの歩道橋西側に位置するショッピングモール。登場時には閉鎖されていた。
RC-radio
ラクーンシティの中心街に位置する場所[13]にあるラジオ放送局。同名のラジオ番組を放送している(周波数は777KHz)。放送内容は、DJいわく「軽快な話題と音楽」。事件当時、「最後の放送」と述べて放送を敢行したDJはリスナー達に町の外へ逃げるように述べ、救助隊が到来することを信じていた。『UC』のハンク編では放送局とDJブースは多数のゾンビ達に囲まれてしまった後も放送を続けていたが、やがてDJは恐怖に耐え切れずにラクーンシティの名を繰り返したり、「もう何もかも終わりだ」などと笑いながら発狂した。
『OR』では壊滅した放送局を訪れることができるが、その惨状から発狂後のDJはゾンビに喰い殺されたことが窺える。
StoneX Shop
大通りに面した店。何の店かは不明。
LITTLE MICHAELS
「異界」シナリオ冒頭で地下鉄駅に逃げ込む前に通り過ぎる緑の軒先の店。何の店かは不明。駅入り口の看板によるとSouth Racoon Street沿いにあることが分かる。
TAXAGO
ラクーン市街地郊外に存在するガソリンスタンド。ここでゾンビから逃れようとした民間人がタンクローリーで市街地に向かうが、途中でゾンビ化し警察署の裏手で爆発・炎上させてしまう。モデルは実在する燃料ブランドの「Texaco」。
Emmy's
ラクーン中心部から離れた地区にある店。内装からしてバー、もしくはレストランと思われる。『2』においてレオンとクレアが遭遇した場所でもある。
TONY'S KICHEN
フラワー通り、アルカス洋服店の隣に位置するレストラン。
ジョンソン国立銀行(Johnson National Bank)
9月27日に選抜警官隊が展開した通りに位置。
Motel Dere
『ORC』で屋上にアメリカ陸軍が機関銃を備え付けていた店。
New Lock Square
「異界」シナリオ地下鉄駅構内の看板と車体に掲示された行き先表示から地下鉄と接続し、旧裁判所と同方面に位置することが分かるが詳細は不明。

アンブレラ関連施設

製薬工場
30年ほど前に誘致した工場。主に市販薬を製造しており、町に多大な経済効果をもたらした。アンブレラが持つ表の顔の1つ。
洋館 / 研究所
正式名称は「アークレイ研究所」。アークレイ山中にある謎めいた豪邸。アンブレラ会長のスペンサー卿の私邸として、ジョージ・トレヴァーによって建造された。地下に大掛かりな研究施設を有し、ウイルスを利用した生物兵器研究を行っていた。ラクーンシティを襲った悲劇の始まりの場所。完成したタイラントが保管されている。
幹部養成所
アンブレラ社の幹部養成施設。所長はジェームス・マーカス。市から北へ十数マイル離れたアークレイ山中に位置し、アークレイ研究所に隣接している。90年代前半に所長がU.S.S.によって暗殺された後、閉鎖された。
工場 / 地下研究所
郊外の工場地帯地下に存在し、アンブレラが極秘裏に行っている生物兵器の研究施設。非常に高度な設備を持っており、万一の場合に備えた自爆システムも存在する。地上部分は工場に偽装されており、地下施設内部へは工場の列車ターンテーブルを模した巨大エレベーターで降下。最深部には非常用の鉄道の引き込み線があり、市外へ繋がっている。
廃工場 / 処理施設
サーキュラー川を挟んでラクーン市営公園の東側に存在。公園側からは立ち入り禁止の門を越え、吊り橋で渓流を渡らなければならない。アンブレラの研究施設の一部であり、入口を廃工場として偽装している。「処理工場」や「焼却処理工場」、「廃棄物処理施設」とも呼ばれる。地下研究所から出る有害物質の処理などを行っており、稀に民間人が迷い込むことがある。その際は即時射殺されるか、投降した場合には拘束され、研究所で人体実験の素体にされる(素体確保の場合、研究所から手当が給付される)。
営業所
アップタウンの警察署付近にあるアンブレラの営業事務所。ネメシス計画の一翼を担っていた。薬品倉庫を有している。
開発センター
生物兵器の研究施設のうちの1つ。ハンターなどの培養実験や、抗ウイルス試薬の開発などを行っていた。他の主な施設と違い、郊外ではなく市街地中心部の大通り近くにあるが、一般にはあまり知られていない。下水道への避難経路でもあり、タイラントT-400が保管されている。

アンブレラ事件について

アンブレラ事件とは1998年にラクーンシティで発生したバイオハザードと、それに関連する事件のことである。

事件の序章(洋館事件)

発端
1998年6月頃、犬型モンスターの目撃情報が相次ぐようになると新聞が報じる。実際は、それから遡って5月頃には既に洋館、研究所、養成所などでバイオハザードが発生している。職員や研究員には防護服(『1』に登場する「飼育員の日記」によると、宇宙服に酷似したものであった)の着用が命じられたが、着用命令が出た時点で既に手遅れの状態となっており、被害を抑えられないまま職員達は全滅してしまう。
7月に入るとアークレイで遭難者が多発し、郊外の孤立した民家が10人ほどの徒党に襲われて一家全員が惨殺されるという猟奇事件が発生する。この「人食い事件」の捜査は行き詰まり、さらに次々と人食い事件が発生する。この事件を受けてアークレイ山地は封鎖され、猟奇事件に対処できる唯一の部隊としてS.T.A.R.S.の介入が決定される。
23日、S.T.A.R.Sブラヴォーチームがアークレイ山中に投入され、ゾンビや犬型モンスターなどを確認して黄道列車を発見するが、チームは壊滅状態に陥る。
24日、ブラヴォーチームが消息を絶ったことを受けて同じくアークレイ山中に投入されたクリス・レッドフィールドらS.T.A.R.S.アルファチーム隊員は洋館を発見し、そこが既にゾンビやB.O.W.が徘徊する危険地帯となっていることや、生物兵器「T-ウィルス」とそれを用いたアンブレラの非人道的な実験が行われていることなど、恐怖の事実を突き止めていく。なお、この洋館発見は、S.T.A.R.S.総隊長のアルバート・ウェスカーの差し金であった。
隊員のブラッド・ヴィッカーズの操るヘリコプターにクリスら生存者が救助された直後、洋館は自爆装置によって消滅する。この事件における生存者は、クリスやブラッドのほか、ジル・バレンタインバリー・バートンレベッカ・チェンバースのみであり、クリスら以外の隊員は全て殉職したため、S.T.A.R.S.は事実上の壊滅を迎えてしまう。
洋館事件でのバイオハザードの原因
事件の約6年前、アンブレラ幹部養成所の所長だったジェイムズ・マーカスが、オズウェル・E・スペンサーとのアンブレラ内での権力抗争の末、彼の命令を受けたウェスカー率いる部隊の襲撃を受けて殺害される。T-ウィルス関連の研究はウィリアム・バーキンが引き継ぐが、マーカスは自らが研究していたT-ウィルスによって巨大化したヒルとして復活し、アンブレラ職員の乗る鉄道と洋館を復讐のために汚染させる。
洋館事件後のS.T.A.R.S.隊員の動き
ブラッド以外のS.T.A.R.S.生存者達は洋館事件の報告を行うが、アンブレラの息が掛かったブライアン・アイアンズ署長はそれを一挙に揉み消し、彼らによる調査を妨害する。まもなく、「G-ウィルス」の情報を掴んだクリスらはヨーロッパへ詳細な調査を行うべく8月下旬にラクーンシティを離れ、9月上旬には連絡が途絶えている。
なお、ジルは調査を目的としてラクーンシティに引き続き残留したため、その後の事件に巻き込まれることとなる。
洋館事件の影響
洋館の炎上によって周辺の森に火災が発生し、州兵や地元消防団の必死の消火活動も効果は薄く、広範囲の森が焼失する。
洋館でT-ウィルスとG-ウィルスの研究を行っていたウィリアムとアネットらバーキン夫妻は、S.T.A.R.S.の介入直前にアンブレラ製薬研究所へ研究資材と共に移動する。このことが、結果的には汚染物質の下水道流出につながることとなる。

ラクーンシティでのバイオハザード(ラクーンシティ壊滅事件)

バイオハザード以前
T-ウィルスによる汚染物質が下水道へ流出した影響により、8月中旬頃から街では奇怪な事件、化け物の目撃情報が相次いだ。ブライアンはこれと云った対策を取ることもなく、事態は悪化の一途を辿る。9月に入るとラクーン総合病院でT-ウィルス感染者が確認され始め、「人食い事件(警察文書内では暴動・略奪事件となっている)」が頻発するようになり、最終的には米軍によって戒厳令が敷かれて非常事態となる。
バイオハザードの原因
9月の20日 - 23日(詳しい日時は不明)、アンブレラ特殊工作部隊U.S.S.がG-ウィルス奪取のため、ウィリアム・バーキンを強襲。ウィリアムを銃撃して重傷を負わせ、G-ウィルスとT-ウィルスのカプセルが入ったケースを強奪する。瀕死のウィリアムは自らにG-ウィルスを投与して怪物化し、下水道に侵入した特殊部隊員を壊滅させる。その際に開いたケースから出たT-ウィルスのカプセルをウィリアムが破壊した結果、下水へT-ウィルスそのものが流出。これに感染したネズミが生活用水を媒介にT-ウィルスを街に蔓延させ、感染者を急増させることとなった。
バイオハザード発生
上記の事件により感染者が急増後、24日(推定)の昼にはラクーンスタジアム内でフットボールの試合中に観客の1人がゾンビ化してT-ウィルス感染者を更に拡げ、事態悪化を促進する結果となった。当時、市内ニュースで「暴動」として報じられたこの事件に対しては、50人以上の警官が動員されている。
その夜、「暴徒」は本格的な増加を始め、R.P.D.はストリートの爆破や市民の避難などの対処を講じるも、狂乱したブライアンの行動によりR.P.D.内は大混乱となり、多大な犠牲者を出した。未明にはこうした混乱に乗じて市庁舎にて盗難事件が発生するなど略奪行為も行われていた模様。
同時刻、報告を受けたアメリカの州軍が動員され、ラクーンシティ周囲を完全に隔離することが決定された。これにより市民の脱出も同時に不可能となり、電話回線も遮断されて[14]市は陸の孤島と化した。
なお、市の封鎖とT-ウィルス汚染(放射能汚染と表現された)はバイオハザード発生中、外部にも報道されていたことが『OB』で明かされている。

U.B.C.S.の投入・都市機関の壊滅

R.P.D.の壊滅
バイオハザード発生初期の24日では、ラクーンスタジアムでの暴動の対処や大通りでの暴徒掃討作戦後の現場検証など、未曽有の災害に翻弄されながらも治安維持機関としてある程度機能していた。しかし、署長は度重なる事件発生を理由にテロ活動を懸念し、署が占拠される事態を名目に武器庫の弾薬を警察署内中に意図的に散らせたため、署員の継戦能力に大きな悪影響を与えた。
26日、ゾンビの大群がR.P.D.を襲撃し多数の被害者を出す。その際、ブライアンによって通信機器が破壊されたため、外部との連絡が取れなくなってしまう。その後もゾンビとの戦闘や狂乱したブライアンにより、何人かの署員が殉職した。
27日、S.T.A.R.S.の後釜であるSWATを模した選抜警官隊はゾンビの掃討作戦を展開するが、あえなく全滅。同日午後には警察署西側バリケードがゾンビに突破された戦闘で12名の被害者、同日に署内に出現を始めたリッカーにより更に多数の警官が殉職。28日午前1時には作戦会議室にゾンビが侵入し、生存者が僅か4名にまで至る。そして29日には、署内で抵抗を続けていた3人の署員も殉職し、最期の命令に従って署は放棄された。
その他の機関
ラクーン総合病院
事件発生後、ラクーン総合病院の医師達は負傷者達や感染者を助けるために奮戦していた。市内に投入されたB.O.W.を捕獲し、T-ウィルスへの対抗策を研究。ワクチンを生成する準備段階にまで到達するも、この時点で感染は医師や職員らにも及んでいたため、間に合わず全滅してしまった。後にこのワクチンは、T-ウィルスに侵されたジルを救うべく病院を訪れたカルロス・オリヴェイラによって完成を迎え、彼女へ投与されることとなる。
消防署
市内の各地で発生した火災の沈静化と住人の救助のために奮闘していたが、多数の殉職者を出した。職員の内2人は、ヘリによって民間人と共に脱出している。
交通機関
交通機関はその機能を完全に停止し、路面電車、バスのほとんどは車両の大破などで不通。道路では崩落箇所や事故が相次ぎ、暴動者を抑えるためのバリケードなどによって車が正常に走れる状況ではなくなっていた。路面電車に関しては、災害発生初期に各停留所と救助ヘリが発着する車両基地とを往復していたが、ヘリの墜落後はその機能を逸した。
地下鉄
他の交通機関同様不通状態だが、ギガバイトが地下鉄車両で避難していた住民たちを線路に張った繭で捕獲し中に閉じ込めた乗客を吸血、最終的にラクーンシティの地下鉄車両を全て漁り尽くした。
U.B.C.S.の投入
アンブレラは26日ごろ、非正規の私設部隊U.B.C.S.を4部隊200名をラクーンシティに投入。「市街地の掃討、市民(アンブレラ関係者を優先)の救助および市外への避難」が目的とされた。しかし生存者は数えるほどであったばかりか、苛烈な状況下において逆にU.B.C.S.が壊滅する事態に陥った。また、U.B.C.S.の中には「監視員」と呼ばれる工作員が何人か含まれており、彼らは「U.B.C.S.の監視および戦闘データの回収」「実験体のデータ回収」「証拠物件の破壊」が主任務で、アンブレラがU.B.C.S.を投入したのは監視員の任務を達成するためであった。
ラクーンシティにはアメリカ軍特殊部隊も極秘裏に投入され(彼らの投入目的はG-ウィルスを手土産に亡命を図っていたウィリアム・バーキンの確保)、レールキャノン「パラケルススの魔剣」を対G生物用兵器として持ち込んだが、その動きを政界パイプを通じて事前に察知したアンブレラがタイラント5体を投入したことで、ゴミ処理場での戦闘の末に相打ちとなった。
B.O.W.の投入
アンブレラは市内の混乱に乗じ、U.B.C.S.投入と同時期に実戦データ収集や妨害者抹殺のため、B.O.W.各種を町へ投入した。

政府による「滅菌作戦」

バイオハザード発生から約1週間後の9月末、事態を懸念した大統領連邦議会は滅菌策「コードXX(ダブルエックス)」を議決し、発令に移した。

10月1日早朝、日の出とともに「コードXX」が決行され、アメリカ統合特殊作戦司令部・通称“ヘブンズゲート”による指揮の下、戦略ミサイルによるラクーンシティへの核攻撃を実行。コールサイン“エンジェル”6機が燃料気化爆弾を搭載した巡航ミサイル“アロー”10基を発射し、中心市街地の破壊後に市全域を破壊する戦術核が使用され、ラクーンシティは地図上から消滅した。

作戦開始時点で市内に展開していたU.S.S.と一部のアンブレラ社員には滅菌作戦の旨が通達されていたが、U.B.C.S.のような末端の部隊にはほぼ伝達されておらず、街に残っていた生存者は暴徒もろとも死亡している。

この事実はテレビやラジオで報道され、同時にアンブレラによる生物兵器製造や人体実験、ウイルス研究なども明るみに出る[15]

現在のラクーンシティ

現在、ラクーンシティ跡地は先のミサイル攻撃によってクレーターが生じ、荒廃している。その上、放射能汚染が酷くラクーンシティ周囲12キロ以内は立ち入り禁止となっており、街再建の目処は全く立っていない。アンブレラはその汚染状況を利用し、何らかの実験を継続している模様[16]。しかし、後にアンブレラが崩壊したため、前述の実験は中止となったことが窺える。

その後のアンブレラ

「ラクーンシティ壊滅の原因はアンブレラによるもの」であることを一般に周知されぬように偽造工作を繰り返す一方、なおも生物兵器の実験を続け、研究所の事故や敵対組織の襲撃でバイオハザードを発生させるに到り、第二第三のラクーンシティを作っていくこととなる。

隆盛を誇ったアンブレラであったが、真実を知った事件生存者や反対組織の諸活動によって徐々に衰退。2003年には、再起のための研究開発が行われていた「テイロス計画」がクリスとジルに阻止されたことで、企業としては完全に瓦解。2004年までにアメリカ政府によって全面的な業務停止命令を受け、株価は大暴落。事実上、崩壊した。

しかしながら、アンブレラの復活を目論む者が少なからず存在している。

事件の生存者・犠牲者

生存者
バイオハザード発生後、ラクーンシティからの脱出が確認された人物を以下に記す。
  • レオン・S・ケネディ(R.P.D.署員。研究所地下の電車で脱出)
  • クレア・レッドフィールド(大学生。クリスの実妹。レオンと共に脱出)
  • シェリー・バーキン(ウィリアム・バーキンの娘。レオン、クレアと共に脱出)
  • レベッカ・チェンバース(S.T.A.R.S.隊員。ただし、「洋館事件」以降は行方不明になっており、『2』で資料に名前のみが確認できる)
  • ジル・バレンタイン(S.T.A.R.S.隊員。バリー操縦のヘリでカルロスと共に脱出)
  • クリス・レッドフィールド(S.T.A.R.S.隊員、クレアの実兄。ラクーンシティ壊滅事件時には既にヨーロッパにいたため、関わっていない)
  • バリー・バートンと妻子(S.T.A.R.S.隊員。ジルやカルロスと共にヘリで脱出。ラクーン壊滅事件時には既に妻子はカナダに移住済み)
  • エイダ・ウォン(スパイ。『2』で死亡したように描かれていたが、『4』で生存が確実となった)
  • ニコライ・ジノビエフ(U.B.C.S.隊員/監視員。『3』での分岐によっては死亡するが、ラクーン事件後セルゲイとのやり取りの手紙が確認されている)
  • セルゲイ・ウラジミール(アンブレラ幹部。テイロス素体のU.M.F.-O13を回収し脱出)
  • カルロス・オリヴェイラ(U.B.C.S.隊員。ジルと共にヘリで脱出)
  • ハンク(U.S.S.隊員。『2』のミニゲーム「The 4th Surviver」の主人公。G-ウィルス奪取後にヘリで脱出)
  • ケビン・ライマン(R.P.D.署員。ヘリまたはトラックで脱出)
  • マーク・ウィルキンス、およびその妻子(警備会社社員。ヘリまたはトラックで脱出。妻子はエピローグにそれらしき人物が登場することから、生存が窺える)
  • ジョージ・ハミルトン(外科医。ヘリまたはトラックで脱出)
  • ジム・チャップマン(地下鉄職員。ヘリまたはトラックで脱出)
  • デビット・キング(配管工。ヘリまたはトラックで脱出)
  • アリッサ・アッシュクロフト(新聞記者。ヘリまたはトラックで脱出)
  • ヨーコ・スズキ(自称大学生だが、正体はアンブレラ研究員。ヘリまたはトラックで脱出)
  • シンディ・レノックス(ウェイトレス。ヘリまたはトラックで脱出)
  • ダニー(消防署員。ギルと民間人を乗せてヘリで脱出)
  • ギル(消防署員。ダニーと同じく同乗したヘリで脱出)
  • リンダ(アンブレラ研究員。ヘリまたはトラックで脱出)
  • ロドリゲス(U.S.S.第二分隊長。大尉。輸送ヘリで脱出)
  • マイケル・ウォーレン(ラクーン市長。事件発生直後真っ先に街から退避。その後、ラクーンシティを封鎖していた州軍に保護された)
  • ルポ(本名:カリーナ・レスプル。U.S.S.デルタチーム、ウルフパックの隊長。同部隊の生存者と共にヘリもしくは何らかの方法により脱出)
  • ベルトウェイ(本名:ヘクター・ヒヴァース。ウルフパックの隊員にしてルポの部下。同じ方法で脱出)
  • バーサ(本名:ミカエラ・シュナイダー。上記と同様。同じ方法で脱出)
  • フォーアイズ(本名:クリスティーン・ヤマタ。上記と同様。同じ方法で脱出)
  • ベクター(本名不詳。上記と同様。同じ方法で脱出)
  • スペクター(本名:ウラジミール・ポドロフスキー。上記と同様。同じ方法で脱出)
  • リカルド・アーヴィング(『5』の主要人物。バイオハザード発生当時ラクーンシティにおり、脱出していたらしいが本人談であり真偽は不明。)
上記のほか、相当数の市民が脱出している。
犠牲者
アンブレラ事件にてラクーンシティで死亡した人物を以下に記す。
ここでは氏名が判明しており、なおかつ死亡が確実とされた人物のみ記載する。括弧内は補足説明。
  • ロバート・ケンド(ケンド銃砲店店主。後にゾンビに襲われて死亡)
  • マービン・ブラナー(R.P.D.署員。ゾンビ化。『OB2』にて発症経緯が描写されている)
  • ベン・ベルトリッチ(新聞記者。G幼体に寄生される、もしくはG生物に爪で引き裂かれる)
  • エドワード (R.P.D.署員。錯乱した署長に心臓を撃ち抜かれて死亡)
  • デビッド・フォード (R.P.D.署員。9月28日午前2時30分、作戦会議室に侵入してきたゾンビとの戦闘で殉職)
  • ジョージ・スコット (R.P.D.署員。9月29日の宿直当番。 宿直室で喉と腹を裂かれた状態の死体として見つかる) 
  • メイヤー (R.P.D.署員。殺人課所属。デビッドを庇い、ゾンビに襲われ殉職)
  • エリオット・エドワード(R.P.D.署員。9月29日 屋上でヘリの救助を待っている際にゾンビに襲われ、その際乱射した流れ弾がヘリパイロットに命中、墜落の巻き添えで死亡)
  • ブライアン・アイアンズ(R.P.D.署長。G幼体に寄生される、もしくはG生物に真っ二つにされる)
  • アネット・バーキン(アンブレラ研究員。死因はシナリオにより異なる)
  • ウィリアム・バーキン(アンブレラ研究員。G-ウイルスを自身に投与してクリーチャー「G」と化す)
  • ブラッド・ヴィッカーズ(S.T.A.R.S.隊員。ネメシスに殺害された後、ゾンビ化)
  • エンリコ・マリーニ(S.T.A.R.S.ブラヴォーチーム隊長。ウェスカーにより射殺)
  • ジョセフ・フロスト(S.T.A.R.S.隊員。ケルベロスに襲われて殉職)
  • ケネス・J・サリバン(S.T.A.R.S.隊員。ゾンビに襲われて殉職)
  • フォレスト・スパイヤー(S.T.A.R.S.隊員。クロウに襲われて殉職後、ゾンビ化)
  • リチャード・エイケン(S.T.A.R.S.隊員。ヨーンの毒により衰弱死またはヨーンかネプチューンに飲み込まれ殉職)
  • エドワード・デューイ(S.T.A.R.S.隊員。ケルベロスに襲われて殉職後、ゾンビ化)
  • ケビン・ドゥーリー(R.P.D.署員。ヘリのパイロット。アークレイ山中でケルベロスに襲撃され、殉職)
  • ダリオ・ロッソ(ホテルアップル・インに宿泊していた男性。コンテナに立て籠もるも、恐怖に耐え切れず扉を開けた所をゾンビに襲われて死亡)
  • ルチア・ロッソ(ホテルアップル・インに宿泊していたダリオの娘。ゾンビに襲われて死亡)
  • ミハイル・ヴィクトール(U.B.C.S.のデルタ小隊長。ジル達を逃がすため、路面電車もろとも自爆)
  • タイレル・パトリック(U.B.C.S.隊員。ニコライによって爆死か自爆)
  • マーフィー・シーカー(U.B.C.S.隊員。ゾンビ化直前にニコライかカルロスによって射殺)
  • ボブ(警備員、マークの同僚。ゾンビ化の前に自殺またはゾンビ化)
  • ウィル(J'sBAR店員。勤務中にゾンビを客と勘違いして襲われ、死亡後にゾンビ化)
  • レイモンド(R.P.D.署員。逃げ遅れた市民を庇ってのゾンビまたはシザーテイルの群れとの戦闘で殉職)
  • エリック(R.P.D.署員。爆破作業中、ゾンビに襲われて殉職)
  • エリオット(R.P.D.署員。エリックの援護中、ゾンビに襲われて殉職)
  • モニカ(アンブレラ研究員。G幼体を持ち出そうとするも、胚を植え付けられた後に身体を食い破られて死亡)
  • ハルシュ(ラクーン総合病院医師。リーチマンに襲われてリーチマン化)
  • スコット・ジョーンズ (ラクーン総合病院主任医師。ナースセンターで死体となっている)
  • イーサン (ラクーン総合病院の医院長。医師詰め所で死体となっている)
  • ロバート (ラクーン総合病院関係者。 遺体がリーチマンにさらわれる)
  • レン(消防署員。ホテルアップル・イン内ボイラー室の爆発に巻き込まれて殉職)
  • チャーリー(レンと同じく、爆発に巻き込まれて殉職)
  • グレッグ・ミューラー(ラクーン大学教諭。元アンブレラ研究員。U.B.C.S.工作員により射殺)
  • ピーター・ジェンキンス(ラクーン大学教諭。死因不明。難易度によりゾンビ化)
  • トニー(R.P.D.所属の警察犬調教師。ゾンビ犬に襲撃され、殉職)
  • フレッド(R.P.D.署員。R.P.D.の屋上でクロウの群れと応戦し、殉職)
  • アンディ(R.P.D.署員。ゾンビ化)
  • アーロン (R.P.D.署員。R.P.D.の外階段で侵入したゾンビの群れと応戦し、殉職)
  • ジャン(R.P.D.署員。駅構内で衰弱死)
  • カーター(アンブレラ研究員。暴走したタイラントに襲撃されて死亡)
  • パトリック・レイズ (ラクーン動物園職員。ゾンビ化した園内の猛獣に襲撃され、衰弱死)
  • リッキー (ラクーンシティ地下鉄職員。勤務中にメガバイトに噛まれ、ウイルスに感染し死亡)
  • アメリア(モブゾンビ。地下鉄の女子トイレでメガバイトに襲われて死亡。ゾンビ化)
  • マシュー (モブゾンビ。状況によってはゾンビ象に殺される)
  • ラウラ (モブゾンビ。アップルインの30号室で虫の息だったが、その後ゾンビ化)
  • エレナ、ケイシー(看護婦のモブゾンビ。ケイシーは首をかみつかれたのが致命傷)
  • ボーン (配管工。モブゾンビ)
  • アイザック、ハワード (医者、モブゾンビ)
  • ドン、ゲイリー、ニコラス、フィリップ、チャック、ショーン (モブゾンビ)
上記以外にも事件の犠牲者は、10万人に達するとされている。

その他・豆知識

ビッグE
ラクーンシティをホームタウンとしたアメリカンロックバンド。ラクーンシティでの人気は絶大で、知らない者はいないらしい。事件当時、一路ラクーンシティへ向かう最中だったために事件には遭遇せず、全員生存している。
ラクーンシャークス
ラクーンシティの有名フットボールチーム。9月24日(推定)にラクーンスタジアムで試合を行ったが、市外からも多数の観戦客が到来していたため、観客のゾンビ化による「暴動」の被害を拡大させることとなった。メンバーの安否は不明。
ラクーンFC
ゲーム本編には直接関係ないが、『OB2』異界の地下鉄駅構内の広告で確認できるフットボールチーム。広告内容から日曜に復活戦をTachiki's Studioでする(もしくはした)ことが伺える。
ハーブ
アークレイ地方に自生する固有種のハーブ。『OB』に登場する市民達が調合法を理解しているため、彼らにとっては生活の一部であることが窺える。ビリー・コーエンはラクーンシティ出身ではないため、調合が全く出来ないが、ラクーンシティ出身でないレオンやクレアがどこで調合を学んだかは謎。
栽培を趣味とする市民もおり、教本まで出版された上、使用料理「ハーブパイ」や「ハーブクリーム」も考案された。ラクーンシティ消滅後もこのハーブを改良した物が、他の土地で栽培されている。
Cool Soda
ゲーム本編には直接関係ないが、R.P.D.内や市内の各所で広告が確認できる清涼飲料水
Burger Kong
ゲーム本編には直接関係ないが、市内の各所で広告が確認できる。
Zapata Beer
ゲーム本編には直接関係ないが、『OB2』で市内ハイウェイ沿いのビルディング屋上のネオンサインで確認できる。
FRED ZIZI
ゲーム本編には直接関係ないが、『OB』でJ's Bar内のワインルームのポスターで確認できるお酒。
Nal nal BREWERY
ゲーム本編には直接関係ないが、『OB』でJ's Bar内の木箱で名前が確認できる醸造所。
A.K SYSTEMS、PETDOG、STANDWOOD NEWSPAPER
ゲーム本編には直接関係ないが、『OB2』の地下鉄車内で広告が確認できる。

ラクーン壊滅事件に類似した事件

ラクーン壊滅事件の影響で、世界各地でバイオハザードやバイオテロの危険が高まり、実際にそういった被害が以下の地域で発生している。

シーナ島
GS』に登場。ヨーロッパに存在する孤島で、全域をアンブレラが所有していた。内部告発を恐れた研究所司令官ビンセント・ゴールドマンが、T-ウィルスをばら撒いて島全体の口封じを図ったため、ラクーンの次にバイオハザードが発生することとなった。生存者はアーク・トンプソン、ロット・クライン、リリィ・クライン。
スターライト号
GAIDEN』に登場した客船。乗客を乗せた同船が航行中に新型B.O.W.が侵入したため、船内へt-ウィルスが蔓延した。生存者はレオン・S・ケネディ、バリー・バートン、ルシア。
ロックフォート島
CV』に登場。シーナ島と同じく、アンブレラが所有している島。所在地は南米付近の太平洋[17]で、捕虜収容所や研究施設が存在していた。この島で研究されていたウィルス「T-Veronica」を入手するため、アルバート・ウェスカーが部隊を率いて島を攻撃。それによりウィルスが漏洩し、バイオハザードが発生した。生存者はクレア・レッドフィールド、スティーブ・バーンサイド、アルフレッド・アシュフォード、D.I.J.。
アンブレラ社南極基地
『CV』に登場。経緯は不明だが、こちらもロックフォート島のようにバイオハザードが発生。ロックフォート島からの生存者がここに集結したが、スティーブとアルフレッドは死亡。クレアと彼女を救助するために侵入したクリス・レッドフィールド、同じく基地に侵入したウェスカー、D.I.J.は生還。
スペンサーレイン号
GS4』に登場したアンブレラの豪華客船2002年9月に各国のVIPを乗せて太平洋上を航行中だったが、数日前にアンブレラ開発研究所パリ支部からt-ウィルスを奪取したモーフィアス・デュバル率いるテロリストが同船をシージャックし、T-ウィルスを散布した。同船はしばらくオートパイロットで航行した後に氷山へ衝突し、爆発炎上して沈没した。ブルース・マッギャヴァン、フォン・リン、ウイルスを自ら投与してT-レディ化したモーフィアスが生還したが、モーフィアスは同船脱出後に海底研究所のミサイルサイロにて死亡。
南米アムパロ(事件名 オペレーション・ハヴィエ)
DC』に登場。「聖なる蛇たち」という麻薬組織が一大勢力を築いている地域で、リーダーのハヴィエ・ヒダルゴが元アンブレラ社の研究者と接触したという情報を得たアメリカ政府はエージェントのレオンとジャック・クラウザーを派遣したが、それを察知したハヴィエがB.O.W.を近隣へ放ち、バイオハザードが発生。その結果、アムパロを流れる川の下流にあるミックスコアトル村は全滅した。関係者のうちレオン、クラウザー、ハヴィエの娘マヌエラの3名が生還したが、クラウザーはエージェントから退くほどの重傷を負い、マヌエラに関しても政府の監視が付けられた。
スペイン奥地[18](事件名 大統領令嬢誘拐事件)
4』の舞台となったスペインの奥地(ゲーム中では「ヨーロッパの片田舎」となっている)。正確な地名については不明だが、現地ではペセタが通貨として使用され、言語はスペイン語が使用されている。2004年に、この場所で活動している「ロス・イルミナドス教」という宗教の教祖オズムンド・サドラーが、かつて封印された寄生虫「プラーガ」を利用し、世界征服を計画していた。生存者はレオン、アシュリー・グラハム、エイダ・ウォン
テラグリジア(事件名 テラグリジアパニック)
RV』に登場。地中海に浮かぶ人工都市だったが、2004年に開発反対を訴えるテロ組織「ヴェルトロ」が街に新型ウィルス「t-Abyss」を散布。さらにB.O.W.を大量投下した為に街は壊滅し、最終的に事態収束は不可能と判断された後、人工衛星レギア・ソリスの攻撃によって都市ごと消滅した。劇中で確認できる生存者はパーカー・ルチアーニ、ジェシカ・シェラワット、クライヴ・R・オブライエン、レイモンド・ベスター、モルガン・ランズディールだが、この他にも多数の生存者がいる事が劇中の描写から確認されており、『RV2』に登場したナタリア・コルダもその一人である。
クイーン・ゼノビア(事件名 クイーン・ゼノビア事件)
テラグリジア同様、『RV』に登場。豪華客船、クイーン・ゼノビア、クイーン・セミラミス、クイーン・ディードにて、テラグリジアパニックに使用されたt-Abyssが船内全域に漏洩し、バイオハザードが発生する。船内には多数のウィルス感染者や、B.O.W.が徘徊し、最終的には海の底へ3隻共々沈められてしまった。この事件がきっかけで、テロリスト集団ヴェルトロが壊滅、ヴェルトロの首領、ジャック・ノーマンが死亡し、先のテラグリジアパニックと今回の事件を仕組んだとして、FBC長官、モルガン・ランズディールが逮捕された。
ハーバードヴィル
DG』に登場。ラクーンシティと同じく、アメリカ中西部に存在する工業都市。アンブレラ倒産後に力を付けた、製薬企業ウィルファーマ社の研究所が存在する。地元住民には、ラクーンの二の舞を恐れてデモ活動を行う者もいた。2005年にウィルファーマ社主任研究員フレデリック・ダウニングが、T-ウィルスとワクチンをグランデ将軍へ売るためのデモンストレーションとしてバイオテロを発生させたが、都市全体を巻き込んだ災害にはならず、空港と研究所だけで被害は抑えられた。劇中で確認できる(空港における)生存者はレオン、クレア、アンジェラ・ミラー、ロン・デイビス、ラーニー・チャウラー、ロンの秘書、空港職員1名だが、この他にも多数の生存者がいる事が劇中の描写から確認されている。フレデリックはアンジェラに逮捕されたが、ロンは何者かに暗殺された。
キジュジュ自治区(事件名 キジュジュ自治区事件)
5』に登場。ナイジェリア[19]に存在している。通貨はナイラが使用され、車両は右ハンドルである。当初、バイオテロなどは想定されていなかったが、B.S.A.A.が現地へ到着した2009年にバイオテロが発覚した[20]。この事件でアルバートが死亡。生存者はクリス、シェバ・アローマ、ジョッシュ・ストーン、ジル・バレンタイン
ザイン島
RV2』に登場。某所(島の言語や気候からしてロシア近海または北海周辺と思われる)に存在する地図に載っていない孤島で、島全体を実験場にする事を目論んだアレックス・ウェスカーが、島の再開発を名目に各所に設立した実験施設で島民を相手にした生体実験を繰り返し、挙句に何らかの原因でt-Phobosウィルスが流出して島全体がバイオハザードへと発展した。生存者はクレア、バリー、モイラ・バートン、ナタリア・コルダ。
マルハワ学園(事件名 マルハワデザイア)
MD』に登場。アジア某国クダンカンの北部 エルナウルの奥地に位置するアジア最大の名門校。2012年、閉鎖的かつ排他的でエリート意識が強い校風を築いた理事長マザー・グラシアに憎悪を抱いた生徒会長ビンディ・ベルガーラが、親友ナナン・ヨシハラが変異した実験体C16を使ってC-ウィルス(この時はまだ『新種のウィルス』としか明かされていない)によるバイオテロを決行。この騒動の中、グラシアはクリーチャー化したビンディに殺害され、生徒、教職員達も全員ゾンビ化、もしくはビンディやC16に殺戮され全滅する。ビンディとC16はそれぞれ倒され、学園内のゾンビも突入したB.S.A.A.の攻撃でほぼ駆逐された後、学園は廃校、厳重に封鎖された。後述するリッキー・トザワを除く関係者の全員が死亡した為、この事件はB.S.A.A.内のみの極秘事項とされ、マスコミにも殆どの事実は隠蔽された。生存者はクリス、ピアーズ・ニヴァンス、リッキー・トザワ。
トールオークス
6』に登場。アメリカにある人口7万人の都市で、2013年のアメリカ大統領の公演間際に発生したバイオテロへC-ウィルスが使用され、講演に使われる予定だったアイヴィ大学を中心にテロが進み、テロ発生日の翌朝に「減菌作戦」が行われて街は消滅した。大統領はゾンビ化して死亡。劇中で確認できる生存者はレオン、ヘレナ・ハーパー。
蘭祥(ランシャン)
『6』に登場。中国の都市でターチィ、ワイイプ、ポイサワンなどの幾つかの地域がある。トールオークスのテロと同じくC-ウィルスが使用されて大規模な被害が発生し、2つのテロの首謀者である大統領補佐官ディレック・C・シモンズが死亡。劇中で確認できる生存者はレオン、ヘレナ、クリス、ジェイク・ミューラー、シェリー・バーキンだが、この他にも多数の生存者がいる事が劇中の描写から確認されている。

映画版およびノベライズにおけるラクーンシティ

  • I』『II』においては主にラクーンシティが舞台となっているが、ゲーム版とは大きく異なっている。映画版ではゲーム版より大規模な都市になっており、ロケはトロントで行われた。また、地下には「ハイブ」と呼ばれるアンブレラの巨大な秘密研究所が存在し、入口は市郊外の「鏡の館」にある。
  • バイオハザード発生後はアンブレラによって隔離されたが、発生の翌日にはアンブレラが独断で自社保有の戦略ミサイルを用いて市全域を滅菌するなど、ゲーム版とは異なって米政府がほとんど関与しておらず、アンブレラが証拠隠滅を行うという非現実的な設定になっている。さらに、滅菌を実行したにもかかわらずラクーンシティを中心にT-ウィルスが全世界に拡散したと、『III』で語られている。しかし、次作『IV』以降の作品では若干その設定が変更され、ラクーンシティの滅菌は成功したものの、その後は東京において新たな感染者が発生したのを皮切りに、世界各地へバイオハザードが拡散したことになっている。
  • 『II』では教会裏の墓場からゾンビが出現したことにより、バイオハザード発生以前からウィルスが漏れていたことが示唆されている(作中でアンブレラが流していたテレビCMにより、T-ウィルスを使った「皺取りクリーム」が販売されていたことなど)。
  • ノベライズ版の第3巻では、事件発生時の市長がマイケル・ウォーレンではなく、「ハリス」という人物がウォーレンの後任を担っている。また、翻訳ミスで「セントミカエル時計塔」が「セントマイケル教会」となっている。
  • ノベライズ版「UC」では市街に続く幹線道路が全てアンブレラの工場の敷地内にまたがっており、かつ隔壁による封鎖が可能であることや、アークレイ山地へ通じる道路は跳ね橋式で、遠隔操作で橋を上げることができるようになっていたりといった設定が明かされている。

脚注

  1. ^ ミシシッピー州デルタに存在する同名の町とは無関係。
  2. ^ 「biohazard archives」の「Raccoon City Guide Map」にはアップタウンの西に競技場らしき建造物が確認できる。
  3. ^ 名前は「オスカー」
  4. ^ 少なくとも二匹
  5. ^ 「マックス」という名のオスライオン一匹と何匹かのメスライオン。内三匹は繁殖プログラムとして海外から来た。
  6. ^ 『OB』のシナリオ「決意」における、アリッサのランダム台詞より。
  7. ^ 西口が133 WATER ST及びSouth Racoon St.方面へ接続。
  8. ^ 0928号New Lock Square行
  9. ^ 『バイオハザード3 ラストエスケープ 公式ガイドブック完全征服編』より
  10. ^ 正式には「Jack's BAR」。「発生」シナリオの店内のネオンとメモから確認できる。
  11. ^ バリーのキープボトルが確認できる。また何故かスタッフルームにケビンの射撃大会のトロフィーがある。
  12. ^ 店先に「Japanese restaurant」という表示が確認できる。
  13. ^ 『OR』ではRC-Radioから警察署へ向かうので、中心街に位置していることは推測できるが、詳しい所在は不明である。
  14. ^ 『OB』のエンディングにてアリッサがアンブレラを告発する内容のメールを外部に送信していることから、インターネット回線は機能していたことが窺える。
  15. ^ 映画版『II』ではアンブレラが滅菌消毒と証拠隠滅を兼ねて5ktの戦術核弾頭を搭載した巡航ミサイル1発を発射し、対外的には「原子力発電所のメルトダウン」ということにして真実を隠蔽した。
  16. ^ 『OB』のエピローグを参照。
  17. ^ 『DC』より。
  18. ^ 『4』の「The another order」においてウェスカーが操作していたモニターで、ズームの際にスペインが捕捉されている。
  19. ^ 作中ではアフリカ西部の某国と表記。
  20. ^ 住人達がスペイン奥地でエイダが回収したサンプルを元に改良されたプラーガタイプ2、タイプ3に寄生され、マジニ化していたため、外部に情報が伝わらなかった。

参考文献

  • 『Biohazard archives Since 1960〜1998』カプコン、2005年3月31日。ISBN 9784906582310