Who Do You Think You Are? (イギリスのテレビ番組)

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Who Do You Think You Are?
ジャンル ドキュメンタリー
ナレーター
国・地域 イギリスの旗 イギリス
言語 英語
シリーズ数 13
話数 117
各話の長さ 60分
製作
製作 ウォール・トゥ・ウォール・メディア英語版
配給 ワーナー・ブラザース・テレビジョン・プロダクションズUK英語版
放送
放送チャンネル
放送期間2004年10月12日 (2004-10-12) - 現在
公式ウェブサイト
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"Who Do You Think You Are?"(フー・ドゥ・ユー・シンク・ユー・アー?)は、2004年からBBCで放送が開始された、家族史を扱ったイギリスドキュメンタリー番組。番組では、各回ゲストの有名人が自分の家族史に向き合う。制作はウォール・トゥ・ウォール・メディア英語版が担当している[1][2]。高視聴率番組でもあり、600万人を超える視聴者を記録したこともある[3]。同名の海外版も10ヶ国以上で制作されている。略称は頭文字を取った "WDYTYA?" である[4]

エピソード[編集]

シリーズ1・2はBBC Twoで放送され[5]、前者は2004年のBBC Two最高視聴率番組となった[2]。シリーズ3からはBBC Oneで放送されている。シリーズ1のナレーションはデビッド・モリシーが務め[6]、番組は2005年の英国アカデミー賞 テレビ部門 (enでノンフィクション・シリーズ賞にノミネートを受けた[7]。2006年からはモリシーの後任としてマーク・ストロングがナレーションを担当し[8]、2013年からはシェリー・ルンギ英語版に引き継がれている[9]

シリーズ1では、番組の終わり5分に司会者のエイドリアン・チャイルズ英語版系譜学者ニック・バラット (enが登場し、家系図を追う方法について解説していた[10]。2007年には同じBBCのキャンペーン "Family Wanted" とタイアップした特別編が放送され、生後数日で養子に出された経歴を持つニッキー・キャンベル英語版がゲストとなった[11]

テーマ音楽はマーク・セイヤー=ウェイド(英: Mark Sayer-Wade)によるもので、初期のエピソードでは番組BGMも担当していた[12]。音楽の担当はジュリアン・ハムリン(英: Julian Hamlin)、エドマンド・ジョリフ英語版に引き継がれている[13]

ボリス・ジョンソンを取り上げた回は、2007年暮れに放送される予定だったが、ジョンソンがロンドン市長選挙英語版への出馬準備を始めたことで放送が延期され、2008年放送の翌シリーズまで持ち越された[14]

シリーズ1(2004年)[編集]

# 出演者 初放送日 視聴者(100万人単位)[15]
1ビル・オディー英語版2004年10月12日 (2004-10-12)5.79
オディーは父と父方の祖母に育てられたが、バーミンガムに向かって、実母の人生と躁鬱病に苦しんだ過去、彼女の継母について知ろうとする。その後、祖母の人生や、ランカシャーロッチデールにいた彼女の夫と家族について調べる。ランカシャー・グリンドルトン英語版に住んでいたオディーの先祖について知り、旅は終わる。
2アマンダ・レッドマン2004年10月19日 (2004-10-19)4.63
3スー・ジョンストン英語版2004年10月26日 (2004-10-26)4.25
4ジェレミー・クラークソン2004年11月2日 (2004-11-02)4.95
5イアン・ヒスロップ英語版2004年11月9日 (2004-11-09)4.96
12歳で父親を亡くしたヒスロップは、祖父たちに会ったことが無い。彼は亡母の故郷ジャージーを訪ねるが、この島は彼女が子ども時代の5年間、ナチス・ドイツによる占領を受けていた。ヒスロップはまた、父方の祖父が第9ハイランド軽歩兵隊英語版としてヒンデンブルク線英語版をかけて戦っていたフランスノール県クラリー英語版フランス語版を訪ねる。彼は次に南アフリカに向かい、母方の祖父が王立ランカスター連隊 (enとして第2次ボーア戦争英語版時のスピオン・コップの戦い英語版で戦っていた場所を訪れる。南アフリカ滞在中、彼は1795年に父親の母方の高祖父が、第72連隊 (enの一員として、オランダからケープタウンを目指す探険に参加していたことを知る。
6モイラ・スチュアート英語版2004年11月16日 (2004-11-16)5.35
7デイヴィッド・バディエル英語版2004年11月23日 (2004-11-23)4.60
8レスリー・ギャレット英語版2004年11月30日 (2004-11-30)4.41
9ミーラ・サイアル英語版2004年12月7日 (2004-12-07)3.97
10ヴィク・リーヴス英語版2004年12月14日 (2004-12-14)4.46

シリーズ2(2006年)[編集]

# 出演者 初放送日 視聴者(100万人単位)[15]
1ジェレミー・パクスマン英語版2006年1月11日 (2006-01-11)5.48
2シーラ・ハンコック英語版2006年1月18日 (2006-01-18)5.43
3スティーヴン・フライ2006年1月25日 (2006-01-25)5.86
4ジュリアン・クレアリー英語版2006年2月1日 (2006-02-01)5.94
5ジェーン・ホロックス2006年2月8日 (2006-02-08)5.64
6グリンダ・チャーダ2006年2月15日 (2006-02-15)3.96

シリーズ3(2006年)[編集]

# 出演者 初放送日 視聴者(100万人単位)[15]
1バーバラ・ウィンザー2006年9月6日 (2006-09-06)6.40
2ロバート・リンゼイ英語版2006年9月13日 (2006-09-13)5.95
3コリン・ジャクソン2006年9月20日 (2006-09-20)5.19
4デイヴィッド・テナント2006年9月27日 (2006-09-27)5.75
テナントは父方のルーツであるスコットランドマル島を巡り、家族がローランド地方ではなくハイランド地方出身であることに驚く[注釈 1]。彼は母方の祖父が1930年代にデリー・シティFCでプレイしていたサッカー選手だと知り、親戚には北アイルランドプロテスタント系組織オレンジ党英語版のメンバーがいると分かって興味を示す。また、自分の曾祖父が北アイルランド・ロンドンデリーカトリック教会抑圧で重要な働きをしたことや、カトリックの親戚が血の日曜日事件で銃撃されていたことを知り驚く。
5デイヴィッド・ディッキンソン英語版2006年10月4日 (2006-10-04)5.80
6ナイジェラ・ローソン2006年10月11日 (2006-10-11)6.15
ローソンは自分の先祖がイベリア半島出身のユダヤ人・セファルディムだと考えていたが、実際には東欧やドイツ出身のユダヤ人であるアシュケナジムだと分かり驚く[17]。また、母方を遡って5代前にあたるコンラッド・サムズ(後にコールマン・ジョゼフと改名)[注釈 2]が、窃盗の有罪判決を受け、実刑を逃れるため1830年にアムステルダムからイングランドに渡ってきた事実を知る。
7ジェレミー・アイアンズ2006年10月18日 (2006-10-18)5.82
8ジュリア・サワラ英語版2006年10月25日 (2006-10-25)5.54

養子縁組スペシャル(2007年)[編集]

# 出演者 初放送日 視聴者(100万人単位)[15]
1ニッキー・キャンベル英語版2007年7月11日 (2007-07-11)4.32
キャンベルは生みの親ではなく、養父母の家系を調べることを選び、スコットランド・オーストラリアを旅する[11]

シリーズ4(2007年)[編集]

# 出演者 初放送日 視聴者(100万人単位)[15]
1ナターシャ・カプリンスキー英語版2007年9月6日 (2007-09-06)6.78
カプリンスキーは父方の家系を辿ってベラルーシスロニムに向かい、彼女のいとこ家族に関する公式文書を見る。文書にはスロニムのユダヤ人ゲットーナチスが行った「粛清」(英: "liquidation"、大量虐殺)で亡くなった家族がいることや、家族の一部がゲリラとなって粛清を逃れ、最終的にオーストラリアへ移住したことが書かれていた。母方の家系を辿ると、ジョージ3世の薬師だった人物に辿り着いた。
2ジョン・ハート2007年9月13日 (2007-09-13)5.80
3グリフ・リース・ジョーンズ英語版2007年9月20日 (2007-09-20)5.75
4キャロル・ボーダマン2007年9月27日 (2007-09-27)6.53
彼女は番組で、父親がナチス占領下のオランダでレジスタンスとして活動していたことを知るが、父は番組の撮影中に亡くなっていた。彼女の曾祖父であるアドルフ・フォーダーマン英語版ビタミンの発見に大きく寄与していた。
5アリステア・マゴーワン英語版2007年10月4日 (2007-10-04)6.17
6グレアム・ノートン英語版2007年10月11日 (2007-10-11)6.88
ノートンの実家ウォーカー家の先祖は元々サウス・ヨークシャーウェントワース英語版出身の農民で、17世紀にアイルランドへ向かった家系だった[注釈 3]。先祖の中には、1798年のアイルランド反乱英語版でイギリス王室と戦い、カーニュー英語版処刑 (enに関わっていた人物もいた。また、家系にはこの反乱の中心となったソサエティ・オブ・ユナイテッド・アイリッシュメン英語版により、戦闘で殺された人物もいた。
7マシュー・ピンセント英語版2007年11月18日 (2007-11-18)6.57

シリーズ5(2008年)[編集]

# 出演者 初放送日 視聴者(100万人単位)[15]
1パッツィ・ケンジット2008年8月13日 (2008-08-13)7.10
2ボリス・ジョンソン2008年8月20日 (2008-08-20)7.04
3ジェリー・スプリンガー英語版2008年8月27日 (2008-08-27)6.71
スプリンガーはイングランドで生まれ幼い頃にアメリカへ移住した人物で、イギリスを旅しながら1939年8月に両親がナチス・ドイツからの難民として逃れてきた歴史を辿る。彼は、イングランドで両親の保証人になり50ポンド[注釈 4]を支払った人物がいることを知るが、両親以外の家族は見捨てられ亡くなった。彼は続いて曾祖父の故郷ノイシュテティン(: Neustettin、現ポーランドシュチェチネク英語版)を訪れ、反ユダヤ人的政治家エルンスト・ヘンリチ英語版が暴力沙汰を起こした後、曾祖父のアーブラハム・シュプリンガー(独: Abraham Springer[注釈 5]が働きかけて外部からの支援を勝ち取ったことを知る。スプリンガーは母方の祖母マリー・カルマン(独: Marie Kallmann)が強制送還されたウッチ・ゲットーを訪ねる。彼女は1942年5月にヘウムノ強制収容所へ送られた。またスプリンガーの父方の祖母ゼルマ・シュプリンガー(独: Selma Springer)は、テレージエンシュタットで亡くなっている。
4エスター・ランツゼン英語版2008年9月3日 (2008-09-03)6.44
5エインズリー・ハリオット英語版2008年9月10日 (2008-09-10)6.70
6デヴィッド・スーシェ2008年9月17日 (2008-09-17)6.79
スーシェは水を愛する人物だが、母方を5代遡った先祖は、イングランド東海岸で沈没したブリッグの船長だった。父方の先祖はロシアのユダヤ人で、スーシェは家族がロシアを逃れトルコプロイセン南アフリカ・イギリスと落ち延びてきた歴史を辿る。また、有名写真家だった祖父・曾祖父についても知る。
7ジョディ・キッド英語版2008年9月24日 (2008-09-24)5.87
8ローレンス・ルウェリン=ボウエン英語版2008年9月29日 (2008-09-29)4.72

シリーズ6(2009年)[編集]

# 出演者 初放送日 視聴者(100万人単位)[15]
1ローリー・ブレマー英語版2009年2月2日 (2009-02-02)6.44
2フィオナ・ブルース英語版2009年2月9日 (2009-02-09)5.86
3リック・スタイン英語版2009年2月16日 (2009-02-16)5.64
4ゾーイ・ワナメイカー2009年2月23日 (2009-02-23)5.82
5ケヴィン・ホウェイトリー英語版2009年3月2日 (2009-03-02)5.99
6デイヴィナ・マコール英語版2009年7月15日 (2009-07-15)6.92
7クリス・モイルズ英語版2009年7月22日 (2009-07-22)5.23
8ケイト・ハンブル英語版2009年7月29日 (2009-07-29)5.19
9デイヴィッド・ミッチェル英語版2009年8月5日 (2009-08-05)4.55
10キム・キャトラル2009年8月12日 (2009-08-12)6.27
キャトラルは母方の祖父ジョージ・ボー(英: George Baugh)が1938年に失踪した事件を調べ、祖父が重婚しており、4人の子どもを儲けていたことを知る。祖父は失踪後、1961年に新しい家族とオーストラリアへ移住し、亡くなる1974年までこの地で暮らした。
11マーティン・フリーマン[22]2009年8月19日 (2009-08-19)6.48
父方の祖父について調べたフリーマンは、祖父が第二次世界大戦中のダンケルクの戦いで、軍医として勤務中に戦死したことを知る。彼は曾祖父が盲目だったことや3回結婚していたことを知り、今まで会ったことの無かった親戚に出会う。また、19世紀末から20世紀初頭にかけて、当時の流行病だった梅毒が家族を苦しめた歴史を知る。

シリーズ7(2010年)[編集]

# 出演者 初放送日 視聴者(100万人単位)[15]
1ブルース・フォーサイス英語版[23]2010年7月19日 (2010-07-19)7.22
2ルパート・エヴェレット2010年7月26日 (2010-07-26)5.97
3デヴラ・カーワン英語版2010年8月2日 (2010-08-02)5.58
カーワンは成長後、自分とアイルランドの英雄マイケル・コリンズに繋がりがあることを知ったが、それがどのようなものなのかまでは知らなかった。彼女は母方の祖父の母マーガレット・コリンズ・オドリスコル(英: Margaret Collins O'Driscoll、カーワンの曾祖母)とコリンズがきょうだいだったことを知る。また、コリンズの生誕地であるコーク県クロナキルティ英語版を旅する。カーワンは、アイルランド共和軍 (IRA) に参加していた祖父フィニアン・オドリスコル(英: Finian O'Driscoll)がどんな活動をしていたか探る。父方の家系を遡ると、曾祖父ヘンリー・カーン(英: Henry Kahn)は、ロシア帝国からやって来たポーランド系ユダヤ人で、19世紀末にアイルランドのカトリック女性と結婚するため祖国を捨てたことが分かる。カーワンは、カトリック教会がふたりの結婚を拒んだため、曾祖父母がプロテスタントアイルランド聖公会で結婚式を挙げたことに驚く。
4モンティ・ドン英語版2010年8月9日 (2010-08-09)5.95
5ルパート・ペンリー=ジョーンズ2010年8月16日 (2010-08-16)5.68
ペンリー=ジョーンズはインドを旅し、家族がインドにルーツを持つという噂を確かめようとする。彼の5代前に当たるトーマス・ジョンストン(英: Thomas Johnstone)は、ロイヤル・マドラス・フュージリアーズ (Royal Madras Fusiliersの特務曹長で、イギリスによるインド大反乱鎮圧に従事していた。彼はジョンストンの妻ルイーザ・コラム(英: Louisa Collum)がイギリス・インドのハーフだったことを突き止める。
6アレクサンダー・アームストロング英語版2010年8月23日 (2010-08-23)6.46
アームストロングは、アイルランドのジェントリだった母方の家系を遡る。マコーズランド家(英: McCauslands)は元々北アイルランド・ロンドンデリー県ドレナー英語版の出身で、先祖であるラウズ=バウトン準男爵家 (Rouse-Boughton baronetsを辿ると、エドワード・サマセット (第2代ウスター侯)に行き着く。彼は、エドワード3世ジョン・ボーフォート (初代サマセット伯)サマセット公を介して繋がる、征服王ことウィリアム1世の子孫だった。
7ジェイソン・ドノヴァン2010年8月30日 (2010-08-30)5.55
8ヒュー・クワーシー英語版2010年9月6日 (2010-09-06)5.42
9アラン・カミング2010年9月13日 (2010-09-13)5.15
カミングは、家族から「英領マラヤで警察官として務めており、銃の清掃中に死んだ」と聞かされていた母方の祖父の一生を辿る。彼は、祖父が第二次世界大戦中のダンケルクの戦いで英雄的に戦って恐ろしい経験をしたことや、ビルマの戦い中、日本軍のインド侵攻を阻止するため働いていた時に戦傷を受けたこと、マラヤで死の原因となったロシアンルーレットを行うに至った祖父の精神的問題について知る。

シリーズ8(2011年)[編集]

# 出演者[24][25] 初放送日 視聴者(100万人単位)[15]
1ジューン・ブラウン英語版2011年8月10日 (2011-08-10)6.62
2J・K・ローリング2011年8月17日 (2011-08-17)7.00
ローリングは母親の父方の曾祖父に当たるルイ・ヴォラン(: Louis Volant)について調べる。彼はフランス人の給仕頭で、1920年代にはサヴォイ・ホテルで働いていた。ヴォランは、第一次世界大戦の戦功が認められ、戦功十字章英語版を受けた。ローリングはパリメイドとして働きつつ、未婚でヴォランを生んだ母サロメ・シューシュ(仏: Salomée Schuch)についても調べる。彼女は17歳の時、普仏戦争中にドイツ帝国の一部となった故郷アルザスブリュマトを離れた。その後、彼女はルイの父と結婚し、帰化してフランスの国籍を得た。
3セバスチャン・コー2011年8月24日 (2011-08-24)5.45
4ラリー・ラム英語版2011年8月31日 (2011-08-31)5.45
5エミリア・フォックス2011年9月7日 (2011-09-07)6.06
フォックスは、演劇にかける一家の情熱はどこから来たのか探ろうとする。父親は、フォックスにとって父方の祖父に当たる舞台エージェントのロビン・フォックス英語版が、俳優志望だった可能性があると信じている。調査により、ロビンの母親は1890年代遅くにロンドンの舞台で活動していた女優ヒルダ・ハンベリー (Hilda Hanbury) だったことが判明する。ハンベリーは俳優兼マネージャー (Actor-managerハーバート・ビアボーム・ツリー英語版と共にアメリカを旅したが、大した成功は上げられず、端役扱いに格下げされてしまった。フォックスはまた、ハンベリーの夫アーサー・"ウィリー" (Arthur "Willie") の父であるサンプソン・フォックス (Sampson Fox) が、繊維工場の年少労働者からリーズ鍛冶会社 (Leeds Forge Companyの所有者にまで登り詰めた百万長者だったことを知る。サンプソンは莫大な富を支えに、ロンドンにある王立音楽大学の単独寄付者となったこともあった。しかしながら、彼は水性ガスを普及促進する中で、出資者にこれはエネルギー源だけでなく経済的成功の源なのだと囁き、スキャンダルを起こしていたことも発覚する。
6アラン・カー英語版2011年9月14日 (2011-09-14)5.49
7ロビン・ギブ2011年9月21日 (2011-09-21)4.37
8リチャード・マデリー英語版[26]2011年9月28日 (2011-09-28)5.05
9レン・グッドマン英語版2011年10月5日 (2011-10-05)5.03
10トレイシー・エミン英語版2011年10月12日 (2011-10-12)不明(421万人以下)

シリーズ9(2012年)[編集]

# 出演者[27] 初放送日 視聴者(100万人単位)[15]
1サマンサ・ウォマック英語版2012年8月15日 (2012-08-15)5.30
2グレッグ・ウォレス英語版2012年8月22日 (2012-08-22)5.46
3パトリック・スチュワート2012年8月29日 (2012-08-29)4.58
4アニー・レノックス2012年9月5日 (2012-09-05)4.86
5ヒュー・デニス英語版2012年9月12日 (2012-09-12)4.87
6アレックス・キングストン2012年9月19日 (2012-09-19)4.97
7ウィリアム・ローチ英語版2012年9月26日 (2012-09-26)4.30
8セリア・イムリー英語版2012年10月10日 (2012-10-10)4.89
9ジョン・バーンズ2012年10月17日 (2012-10-17)不明(410万人以下)
10ジョン・ビショップ英語版2012年12月6日 (2012-12-06)5.53

シリーズ10(2013年)[編集]

# 出演者[28] 初放送日 視聴者(100万人単位)[15]
1ユーナ・スタッブス2013年7月24日 (2013-07-24)5.24
2ナイジェル・ヘイヴァース2013年7月31日 (2013-07-31)5.39
3ミニー・ドライヴァー2013年8月7日 (2013-08-07)4.95
4レスリー・シャープ英語版2013年8月14日 (2013-08-14)4.52
5ゲーリー・リネカー2013年8月21日 (2013-08-21)5.37
6ニック・ヒューワー英語版2013年8月28日 (2013-08-28)4.52
7ニティン・ガナトラ英語版2013年9月4日 (2013-09-04)4.31
8サラ・ミリカン英語版2013年9月11日 (2013-09-11)4.57
9マリアンヌ・フェイスフル2013年9月18日 (2013-09-18)3.78
10ジョン・シンプソン英語版2013年9月25日 (2013-09-25)3.99

シリーズ11(2014年)[編集]

# 出演者 初放送日 視聴者(100万人単位)[15]
Who Do They Think They Are?: 10 Years, 100 Shows[29]2014年8月6日 (2014-08-06)不明(334万人以下)
1ジュリー・ウォルターズ[30]2014年8月7日 (2014-08-07)5.23
アイルランド人の曾祖父アンソニー・クラーク(英: Anthony Clarke)について迫る。
2ブライアン・ブレスド2014年8月14日 (2014-08-14)5.31
ブレスドは製本業者だった5代前のバーナバス・ブレスドについて調べ、ロンドンからポーツマスへ移った後、彼の子どもたち4人が孤児として残されたことを知る。ブレスドの高祖父にあたるジェイベズ・ブレスドは、「リアル・オリバー・ツイスト」のような人生を送った[31]
3タムジン・アウスウェイト英語版2014年8月21日 (2014-08-21)4.94
4ブレンダン・オキャロル英語版2014年8月28日 (2014-08-28)6.06
5シェリダン・スミス英語版2014年9月4日 (2014-09-04)4.74
6メアリー・ベリー英語版2014年9月11日 (2014-09-11)4.75
7マーティン・ショー英語版2014年9月18日 (2014-09-18)5.39
8レジー・イェーツ英語版2014年9月25日 (2014-09-25)4.18
9ビリー・コノリー2014年10月2日 (2014-10-02)5.74
10ツイッギー2014年10月9日 (2014-10-09)5.33

シリーズ12(2015年)[編集]

2015年6月23日、BBCはシリーズ12の放送が同年8月13日から始まることを発表した[32][33]

# 出演者 初放送日[34] 視聴者(100万人単位)[15]
1ポール・ハリウッド英語版2015年8月13日 (2015-08-13)5.08
2ジェーン・シーモア2015年8月20日 (2015-08-20)5.14
シーモアはポーランド系ユダヤ人だった大おばふたりが第二次世界大戦中にどんな人生を送ったか辿る。
3デレク・ジャコビ2015年8月27日 (2015-08-27)4.68
カトリック教会の迫害から逃れてきたユグノーにルーツを持つジャコビは、フランスを旅して、プロテスタントだった祖先が受けた迫害の恐怖を探る。6代前のジョゼフ・デ・ラ・プレーニュ(仏: Joseph de la Plaigne)はルイ14世の優れた財務官で、1685年のナントの勅令廃止以来隠れプロテスタントとして生きた。彼は信仰が暴かれたことで、1701年に王によりロシュ城へ投獄される。翌年、彼は賄賂を渡して脱獄し、ロンドンへ逃げたと考えられている。デ・ラ・プレーニュは死の2年前の1708年、70歳の時に、同じユグノーのサロメ・デ・ラ・バスティード(仏: Salomé de la Bastide)と結婚した。彼女はアーマンド・デ・ラ・バスティード大佐(仏: Colonel Armand de la Bastide)のきょうだいで、デ・ラ・プレーニュの45歳年下だった。ふたりの間には1709年に息子ギヨームが生まれ、ウィリアム・キャヴェンディッシュ (第2代デヴォンシャー公爵)を名付け親として洗礼を受けた。彼は後に、イギリス風に「ウィリアム・ラプレイン」(英: William Laplain)と名前を変え、デヴォンシャー公爵家の司祭を務めた。
4ジェリー・ホール (Jerry Hall2015年9月3日 (2015-09-03)4.38
5ギャレス・マローン2015年9月10日 (2015-09-10)4.56
6アン・リード2015年9月17日 (2015-09-17)4.70
7フランク・ガードナー英語版2015年9月24日 (2015-09-24)4.41
8アニータ・ラニ英語版2015年10月1日 (2015-10-01)4.38
9マーク・ゲイティス2015年10月8日 (2015-10-08)不明(380万人以下)
10フランシス・デ・ラ・トゥーア2015年10月22日 (2015-10-22)3.83
デ・ラ・トゥーアは貴族の血を引いている。彼女の6代前に当たるマリア・エリザベス・アダーレイ(英: Maria Elizabeth Adderley)は、ロバート・ホバート (第4代バッキンガムシャー伯爵)の養女で、1796年にアラン・ハイド・ガードナー (第2代ガードナー男爵)英語版と結婚した。夫婦は、1805年に、ストラスモア伯爵の甥であるヘンリー・ジェイディス(英: Henry Jadis)とマリアの情事がガードナーに露見したことで離婚する。ガードナー男爵夫人はジェイディスとの間に非嫡出子であるヘンリー・フェントン・ガードナー(英: Henry Fenton Gardner、1802年生まれ)を儲けた。ヘンリーは、自分にはガードナー家の爵位を継ぐ権利があると主張し(英: The Gardner Peerage Case、ガードナー爵位事件の意味)、この後1825年に貴族院から非嫡出子と宣言された。デ・ラ・トゥーアはジェイディスの母で、ジョン・デラヴァル (初代デラヴァル男爵)英語版の娘だったソフィア・アン(英: the Hon. Sophia Ann)の足跡を辿るため、リンカンシャードディントン・ホール英語版シートン・デラヴァル・ホールを訪れる。デ・ラ・トゥーアはこの旅で、ソフィアが結婚前に子どもを身籠もっていたこと、そして彼女の身分に相応しくないジョン・ジュディスという男と急ぎ結婚したという悲劇を聞かされる。呑んだくれのジェイディスからの暴力を受け、ソフィアは彼と離婚したが、これにより村八分にされてしまった。彼女はアヘンチンキ中毒に陥り、38歳で亡くなっている。

シリーズ13(2016年 - 2017年)[編集]

シリーズ13のラインナップは2016年7月13日に発表され[35]、同年11月24日から放送が始まった。

# 出演者 初放送日 視聴者(100万人単位)[15]
1ダニー・ダイア2016年11月24日 (2016-11-24)5.45
ダイアは5代前の女性が子どもの誕生を隠したとして犯罪記録に掲載されていること、17代前の先祖がトマス・クロムウェルであること、16代前の先祖がエリザベス・シーモア英語版だったことを突き止める。エリザベス・シーモアは、ヘンリー8世の3番目の妻・王妃だったジェーン・シーモアの妹だった。また、ダイアの24代前の先祖はエドワード3世だったことも分かる。
2アマンダ・ホルデン英語版2016年12月1日 (2016-12-01)4.71
ホルデンは母方にフランス系のルーツがあるという噂を調べる。彼女は7代前のコリン・トーマス(英: Collin Thomas)が、コードウェイナー英語版(革靴を作る職人)見習いとして働いた後、15歳でイギリス海軍に入隊したことで1年間投獄されていた。10年後、半島戦争で英国軍として戦っていた時、彼はフランス人女性と出会い、南西フランスのボルドー近郊で家庭を持つ。その後、トーマスは妻と1番上の子どもを連れてコーンウォールの家へ戻った。ホルデンはまた、父方の祖父で精神科の看護師だったフランク・ホルデン(英: Frank Holden)が、1940年6月のランカストリア沈没の生存者だったことを知る。この船は、サン=ナゼールの港外で爆撃を受けて沈没し、多数の死者を出した。
3リズ・ボニン英語版2016年12月8日 (2016-12-08)3.94
ボニンは母方のインド系ルーツを探るためトリニダード島に向かい、高祖父ティモシー・サージュ(英: Timothy Sirju)が、1872年にインドからこの島へ家族で移住し、年季奉公として働いていたことを知る。彼女はその後父方のフランス系ルーツを辿ろうとマルティニークを訪れ、5代前のフランソワ・アレクサンドレ・グロ・デゾーモー(仏: François Alexandre Gros Désormeaux)が、プランテーション・奴隷所有者で、解放奴隷のひとりマリー・ジョゼフ(仏: Marie Joseph)と1835年に結婚したこと、またデゾーモー本人も元々は奴隷の生まれだったことを突き止める。デゾーモーとその母親ポーリーン・ゾーイ(仏: Pauline Zoé)は、デゾーモーの父親によって解放奴隷になったが、このように解放奴隷がプランテーションを引き継ぎ奴隷所有者となるのは珍しい例だったという。
4シェリル・コール(「シェリル」名義[36]2016年12月15日 (2016-12-15)4.81
番組の調査で、父方の家系がタインサイド英語版出身であること、またシェリルの先祖には大勢の炭鉱夫がいたことが分かる。さらに遡って父方の家系のある分家を調べている時に、調査員は彼女の先祖に数人の水夫が含まれていることに気付く。次に母方の家系を調べると、彼女の祖母であるオルガ・リドリー(英: Olga Ridley)は、イーディス・アニー・バートン(英: Edith Annie Burton)の産んだ双子のひとりと分かる。バートンは、男やもめで妻の遺児もいるジョゼフ・リドリー(英: Joseph Ridley)という男性の家政婦として働いていた。リドリーは第一次世界大戦中、フランスでダラム軽歩兵隊英語版所属の工兵 (pioneerとして働いた。また、国政調査より、戦前は食糧雑貨の卸売商人として働いていたことが分かる。
5リッキー・トムリンソン英語版2016年12月22日 (2016-12-22)4.28
6イアン・マッケラン2017年1月25日 (2017-01-25)4.21
マッケランは俳優だった大おじフランク・ロウズ(英: Frank Lowes)や、彼の高祖父にあたるロバート・ロウズ(英: Robert Lowes)について調べる。ロバート・ロウズは、マンチェスターの労働者たちが土曜日に半休をもらえるよう活動したが、これは現代的週末のはしりとも言えるものだった。
7グレッグ・デイヴィース英語版2017年2月1日 (2017-02-01)4.63
8ワーウィック・デイヴィス2017年2月15日 (2017-02-15)5.24
9スネトラ・サーカー英語版2017年2月22日 (2017-02-22)3.97
10ソフィー・ラワース英語版2017年3月8日 (2017-03-08)4.45

シリーズ14(2017年)[編集]

2017年6月23日、BBCは第14シリーズのラインナップを発表し、全10エピソードで構成されることが分かった[37]

# 出演者 初放送日 視聴者(100万人単位)[15]
1チャールズ・ダンス2017年7月6日 (2017-07-06)4.32
2クレイグ・レヴェル・ホーウッド英語版2017年7月13日 (2017-07-13)4.43
3クレア・ボールディング英語版2017年7月20日 (2017-07-20)4.83
4アディル・レイ英語版2017年7月27日 (2017-07-27)3.82
5エマ・ウィリス英語版2017年8月3日 (2017-08-03)4.25
6ルル2017年8月17日 (2017-08-17)4.67
7ファーン・コットン英語版2017年8月24日 (2017-08-24)4.08
8ノエル・クラーク2017年8月31日 (2017-08-31)3.48
9リサ・ハモンド英語版2017年9月7日 (2017-09-07)3.71
10ルビー・ワックス英語版2017年10月4日 (2017-10-04)4.47

シリーズ15(2018年)[編集]

2018年5月10日、同年夏に放送されるシリーズ15の出演者が公開され、オリヴィア・コールマンボーイ・ジョージミシェル・キーガン英語版ロバート・リンダー英語版マーヴィン・ヒュームズ英語版シャーリー・バラス英語版リー・マック英語版ジョニー・ピーコックの登場が明らかになった[38][39]

# 出演者 初放送日 視聴者(100万人単位)[15]
1ミシェル・キーガン英語版2018年6月6日 (2018-06-06)[40]TBA

受賞とノミネート[編集]

番組は2005年・2010年に英国アカデミー賞 テレビ部門 (enノンフィクション・シリーズ賞のノミネートを受けている[7][41]

メディア・リリース[編集]

番組DVDは、シリーズ11分までがイギリス(リージョン2)で発売されている。2007年10月には、BBCマガジン (enから、テレビシリーズの内容を月刊で刊行する雑誌 "Who Do You Think You Are? Magazine" の出版が開始された。また、シリーズ1から4までのボックスセットがアコーン・メディアUK英語版より発売されている[42]

コンプリート・シリーズ リリース日 DVD特典 ディスク枚数
リージョン1 リージョン2 リージョン4
The Complete
First Series
TBA 2007年3月5日 2008年9月17日 未公開映像、"First Steps to Researching Your Family" 3
The Complete
Second Series
TBA 2007年9月4日 2008年11月12日 未公開映像 2
The Complete
Third Series
TBA 2009年1月12日 2009年3月18日 None 3
The Complete
Fourth Series
TBA 2009年8月3日 2009年5月20日 ニッキー・キャンベル英語版出演の「養子縁組スペシャル」 3
The Complete
Fifth Series
TBA 2010年2月1日 TBA 未公開映像 (behind-the-scenes) 3本 3
The Complete
Sixth Series
TBA 2010年9月6日 TBA None 4
The Complete
Seventh Series
TBA 2011年3月7日 TBA None 3
The Complete
Eighth Series
TBA 2012年8月20日[43] TBA None 3
The Complete
Ninth Series
TBA 2013年8月5日[44] TBA None 3
The Complete
Tenth Series
TBA 2014年9月22日[45] TBA None 3
The Complete
Eleventh Series
TBA 2014年11月10日[46] TBA Who Do They Think They Are?: 10 Years, 100 Shows 3

他国での放送[編集]

シリーズのコンセプトは世界中で人気となり、BBCは海外のテレビ局に対し同様の番組を作る許可を与えている。

ポーランドの放送局TVP1英語版は、ポーランド版の番組 "Sekrety rodzinne" を制作し、2006年11月から2007年3月にかけて放送した。2007年9月には、CBCテレビジョンが13話からなるカナダ版英語版を放送した。

オーストラリアでは、2008年1月からスペシャル・ブロードキャスティング・サービス (SBS) がオーストラリア版英語版を放送した。これに先立ち、BBCによるオリジナル版から6エピソード分(スティーヴン・フライビル・オディー英語版ジュリア・サワラ英語版ジェレミー・クラークソングリンダ・チャーダナイジェラ・ローソン)が放送されている。

2008年には、ドイツ公共放送連盟 (ARD) のDas Ersteでドイツ版 "Das Geheimnis meiner Familie" (de(意味:わたしの家族の秘密)が放送された。このシリーズでは、マリー=ルイーゼ・マーヤン英語版ドイツ語版アーミン・ローデクリスティーネ・ノイバウアー英語版ドイツ語版ペーター・マファイ英語版ドイツ語版の4人が特集された。

アイルランドの放送局アイルランド放送協会 (RTÉ) は、2008年8月・2009年8月にアイルランド版英語版を2シリーズ分放送した。アイルランド版では、世界的に活躍するアーダル・オーハンロン英語版ダナ英語版ロザンナ・デービソンディアムード・ギャヴィン英語版などが取り上げられた[47][48]。アイルランドでのイギリス版放送はTG4が担当した。

スウェーデンの公共放送スウェーデン・テレビでは、スウェーデン版の "Vem tror du att du är?" (en が2009年に放送された。同じ年の5月から6月にかけては、BBC版の数エピソード(スティーヴン・フライ、ジェレミー・アイアンズ、ナイジェラ・ローソン、ジョン・ハートジェーン・ホロックス)が放送されている。また、2009年5月31日には、南アフリカの放送局SABC 2英語版が、地元の有名人を取り上げた現地版を、2部に分けて放送している[49]

NBC放送のアメリカ版英語版は、2010年3月5日に初放送され、同年6月13日にはBBC Oneでも放送された。同じ年にはオランダ版の "Verborgen Verleden"(意味:隠された過去)が放送開始され、2010年から2013年にかけて、各8話の4シリーズが放送された。また2005年から2008年にかけて、同じくオランダのテレビ局で、"Verre Verwanten"(意味:遠い親戚)という番組も放送されている。2010年9月には、デンマークのテレビ局デンマーク放送協会が、"Ved du hvem du er?" (enと銘打ったデンマーク版の第1シリーズを放送した。2010年9月1日には、フランス2でフランス版 "Retour aux Sources" 2エピソードが放送され、ヴァンサン・ペレーズクレメンティーネ・セラリー英語版が特集された[50]

2011年1月、ノルウェーのテレビ局ノルウェー放送協会は、ノルウェー版の "Hvem tror du at du er?" 放送を開始した。

2012年1月9日から、フィンランド国営放送でフィンランド版 "Kuka oikein olet?" の放送が始まり、地元の有名人に焦点を当てて15エピソードが放送された[51]

アメリカのPBSでは、この番組のコンセプトを発展させ、ヘンリー・ルイス・ゲイツ・ジュニア司会の番組『ファインディング・ユア・ルーツ英語版』を放送している。このシリーズでは、DNA鑑定も取り入れられ、Y染色体ミトコンドリアDNA・常染色体などを元に、遺伝的祖先に迫る。初回は2012年3月24日に放送された[52]

2013年1月には、チェコの放送局チェコ・テレビが、チェコ版 "Tajemství rodu" (cz(意味:家系の秘密)を放送開始した[53]。また2013年1月15日には、RTP1英語版ポルトガル版の "Quem É que Tu Pensas Que És?"(英語版原題の直訳)が放送開始された。第1シーズンではコメディアンのヘルマン・ホセ英語版や、ファド演奏家のカマネ英語版、ロックバンドXutos & Pontapés英語版のゼ・ペドロ(葡: Zé Pedro)などが特集された[54]

海外版[編集]

国・地域 番組名 放送局 放送日
オーストラリアの旗 オーストラリア Who Do You Think You Are?英語版 SBS One 2008年1月 - 現在
カナダの旗 カナダ
ケベック州の旗 ケベック州
Who Do You Think You Are?英語版 CBCテレビジョン 2007年10月11日 - 2008年1月31日
Qui êtes-vous? Ici ラジオ・カナダ・テレ英語版 2013年11月8日
チェコの旗 チェコ Tajemství rodu (cz ČT1英語版チェコ・テレビ 2013年1月9日
デンマークの旗 デンマーク Ved du hvem du er? DR1 2010年9月15日 - 2012年3月17日
フィンランドの旗 フィンランド Kuka oikein olet? Yle TV1英語版フィンランド国営放送 2012年1月9日
フランスの旗 フランス Retour aux Sources フランス2 2010年9月1日
ドイツの旗 ドイツ Das Geheimnis meiner Familie (de Das Ersteドイツ公共放送連盟/ARD 2008年3月31日 -
アイルランドの旗 アイルランド Who Do You Think You Are?英語版 RTÉ One英語版アイルランド放送協会 2008年9月15日 - 2009年10月19日
イスラエルの旗 イスラエル Mi Ata Hoshev She'ata チャンネル1英語版 2010年2月4日
オランダの旗 オランダ Verborgen verleden NPO 2英語版(旧称:Nederland 2) 2010年9月29日 - 現在
ノルウェーの旗 ノルウェー Hvem tror du at du er? NRK1ノルウェー放送協会 2011年1月 - 現在
ポーランドの旗 ポーランド Sekrety rodzinne TVP1英語版ポーランド・テレビ 2006年11月 - 2007年3月
ポルトガルの旗 ポルトガル Quem É que Tu Pensas Que És? RTP1英語版 2013年1月15日
ロシアの旗 ロシア Моя родословная チャンネル1 2009年7月1日 - 2011年2月12日
南アフリカ共和国の旗 南アフリカ Who Do You Think You Are? SABC2英語版南アフリカ放送協会 2009年5月31日
スウェーデンの旗 スウェーデン Vem tror du att du är? (en SVT1スウェーデン・テレビ 2009年春
アメリカ合衆国の旗 アメリカ Who Do You Think You Are?英語版 NBC (2010年 - 2012年)
ザ・ラーニング・チャンネル (TLC、2013年 - 現在)
2010年3月5日 - 現在

類似番組[編集]

BBCウェールズは類似番組『カミング・ホーム英語版』を放送しており、Yellow Duck Productions制作で、ウェールズにゆかりのある有名人を取り上げている[55][56]。2007年には、この番組を制作するウォール・トゥ・ウォール・メディア英語版が、ITV1で、有名人が先祖の職業について調べる番組 "You Don't Know You're Born" (enを放送した。同じ年には、UKTVで "My Famous Family" (enも放送されている。

関連項目[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ スコットランドはローランド地方・ハイランド地方のふたつに大分される。2地域は地形的違いで分けられているが、文化的な違いも存在する。マル島はハイランド地方に属するが、テナントの出身地はローランド地方のウェスト・ロージアンバスゲート英語版である[16]
  2. ^ 英: Coenraad Sammes (later Coleman Joseph)
  3. ^ ノートンの本名はグレアム・ウィリアム・ウォーカーであり、彼の出身地はアイルランドである[18]
  4. ^ 2022年時点の£3,680と同等[19]
  5. ^ 英語圏で活動する本人の名字は「スプリンガー」[sprˈɪŋə]と発音するが[20]、元々の家系のルーツであるドイツ語圏では、「シュプリンガー」(ドイツ語発音: [ʃprˈŋər])と発音する[21]

出典[編集]

  1. ^ Who Do You Think You Are? Series 1”. ウォール・トゥ・ウォール・メディア英語版. 2017年3月19日閲覧。
  2. ^ a b New Tricks returns to BBC ONE Starts Monday 9 May at 9.00pm”. Press Office. BBC (2005年4月8日). 2017年3月19日閲覧。
  3. ^ 6.4 million uncover Davina's family history”. Digital Spy英語版 (2009年7月16日). 2010年5月2日閲覧。
  4. ^ WDYTYA? UK (@wdytya_uk) - X(旧Twitter)
  5. ^ Michael Hogan, Ben Lawrence, Gerard O'Donovan and Florence Waters (2014年4月18日). “The top 50 BBC Two shows of all time”. デイリー・テレグラフ. 2017年3月19日閲覧。
  6. ^ David Morrissey”. Drama. BBC. 2017年3月19日閲覧。
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  18. ^ Graham Norton”. Who Do You Think You Are?. BBC. 2017年3月20日閲覧。
  19. ^ イギリスのインフレ率の出典はClark, Gregory (2023). "The Annual RPI and Average Earnings for Britain, 1209 to Present (New Series)". MeasuringWorth (英語). 2023年8月24日閲覧
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  56. ^ “Coming Home Coming Soon”. Mid Wales (BBC Wales). (2008年1月28日). オリジナルの2012年11月13日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20121113204815/http://www.bbc.co.uk/wales/mid/sites/family_history/pages/cominghome.shtml 2017年3月23日閲覧。 

外部リンク[編集]