ジェレミー・クラークソン

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ジェレミー・チャールズ・ロバート・クラークソン
Jeremy Charles Robert Clarkson
生誕 1960年4月11日(54歳)
イングランドの旗 イングランド
ヨークシャー ドンカスター
職業 テレビ司会者
ジャーナリスト
コラムニスト
配偶者 フランシス・ケイン (1993 - )
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ジェレミー・チャールズ・ロバート・クラークソンJeremy Charles Robert Clarkson1960年4月11日 - )は、イギリスヨークシャードンカスター出身のテレビ司会者ジャーナリスト、身長約195cm(6フィート5インチ)。

もっとも有名なのはリチャード・ハモンドジェームズ・メイらと共に勤めている、BBCの自動車番組トップ・ギアの共同司会者であり、他にもサンデー・タイムズザ・サンのコラム執筆や、教養番組の司会をしている。

地元でジャーナリストとしての経歴を重ね、1988年にトップ・ギアのプレゼンターとして出演し、1990年代半ばから有名になり、テレビだけでなくトークショーや自動車関連本の出版なども行っている。2007年にはNational Television Awardsの「Special Recognition Award」を受賞した。

嗜好[編集]

トップ・ギア』の企画内においては、どのような車を批評する場合でもまずパワーを優先し、プロデューサーから与えられるチャレンジでも馬力が高い車を選択する上に、車番組らしく大衆車の批評をしろとプロデューサーから言われてもスポーツカーの批評に終始することもある。高出力の車(特にスポーツカー)の批評では興奮すると「パワー!!!!」と叫び、パワーやスピードが足りないと「カモーン!!」と叫ぶ。さらには「Power is EVERYTHING.」(パワーは全てだ)「More is better.」(気筒数は多ければ多いほど良いと発言している。批評コーナーでは積極的に車をドリフトさせてパワーや挙動を比較することが多く、時にはタイヤをバーストさせてしまうことさえある[1]

愛車遍歴はランドローバー・レンジローバーフォード・GT[2]AMG CLK ブラックシリーズなど。なお、フォード・GTには散々な目に合わされた模様で、予約して2年間も待ち、スタジオにわざわざ持ち込んで購入報告をするほど楽しみにしていたのに故障が頻発し、買い直したものの後に手放してしまった。

自分の嫌いな車が出てくると、滅茶苦茶な批判を繰返すのが最大の特徴である。特にRR方式のポルシェビートルを「ナチの作った車だから」という理由で嫌っており、ポルシェ911を愛好するリチャードと子供じみた口喧嘩を繰り広げることが多々ある。

ハイブリッドカーも嫌っており、「ハイブリッドカーのライフサイクルアセスメント」にかなり懐疑的かつ嫌悪感を持っており、事あるごとにプリウスを酷評する事が多い。初代プリウスは50口径の機関銃で蜂の巣にし、2代目はハイパワー車であるBMW・M3とのエコラン競争(燃費対決)で負かして酷評している(ただし、プリウスがかなり不利になるようなルールの下で行われた[3])。インサイトに対しても酷評しているが、CR-Zについては主にスタイリングの面から良く評価している。ちなみに、過去にホンダ・CR-Xを所有しており、同じくCR-Xを所有していたミュージシャンのスラッシュをゲストに迎えた際には、「すごくクールなクルマだった」というスラッシュの感想に大いに同調している。

電気自動車にも苦言を呈しており、テスラ・ロードスターに関しては「ディナーパーティーでしか役に立たない」と酷評し[4]日産・リーフに関しても「理論的に良くできている、静かで快適な良い車」としながらも、インフラ整備が全く追いついていないこと、バッテリーの寿命が短いうえに高価なことに苦言を呈し「充電の必要なバッテリーが未来を担うとは思えない」と評している[5]

本人は「『どの』車に乗る事よりも『どのような』運転をするかが(環境的には)重要だ」、つまり「エコカーよりエコドライブの方が大切」と主張しており、日産・GT-Rのような燃料消費量の多い高出力車に高評価を与えている。ただし、マツダ・ロードスターフォード・フィエスタなど出力が比較的低い車に対しても高い評価を与えており、近年ではパワー以外にも乗り心地の良さを重視するなど、総合的には「運転を楽しめる車」に良い評価を与えている。

学生時代はやんちゃで通っていたようで、ジェレミーの母親は彼が通っていた学校の教頭に呼び出され、「彼は将来すごく有名になるか、刑務所に行く事になる」と予言された。

『トップ・ギア』では車の修理などにハンマーを持ち出すことが多々あり「ハンマーで何でも直せると思いこんでいる」というキャラクターを演じている。また「お調子者」というキャラクターを演じることも多く、例えばキャメロン・ディアストム・クルーズをゲストに迎えた際(シーズン15エピソード5)には、プリウスを愛用しているディアスに合わせて「I love the Prius!」など普段とは逆にプリウスを賞賛する発言を繰り返し、会場内の失笑を誘った。

クラシック・ロックを好んでおり、『トップ・ギア』の「有名人コーナー」にロック・スターが招かれた際にも音楽評論家並みのやり取りを見せる事がある。番組内でロック・カルチャーに関するネタを披露する事もあり、同じく造詣の深いジェームズ・メイ と意気投合する場面が見られる。また、ジェネシスを用いたリチャード・ハモンドへのいたずらは定番のネタとなっている。

オートバイに関しては否定的で「息子がもしバイクを買ったら燃やしてやる」と公言するほどのバイク嫌いであるが、シリーズ12のベトナムスペシャルにおいて仕方なくベスパに搭乗[6]。時間がたつにつれ多少はオートバイに対する考えを改めた。しかし、それでも「息子がバイクを買ってきたら燃やす」と言い切っている。

トップ・ギア・マガジン2013年1月31日発売号で、"今まで運転した中で最高のクルマは「レクサス・LFA」だ" と告白した。 [7] [8]

口癖[編集]

  • How hard can it be?(そんなのは簡単なことだろ? といった意味。番組内では何かよくない、ろくでもないことが起こる予兆のフラグ扱いされており、このフレーズを他の共演者の前で言うと、高確率でハモンドが『Don't say that!!〔それを言うな!〕』と叫ぶ)
  • Rubbish!(ラビッシュ/つまらない物、ゴミといったニュアンス)
  • POWWWWWEEEEEEEEEEEEEEEERRRRRRR!!!!!!!(パワーーーーーーーッ!!!!!)
  • Comeooooooooon!!(カモーーーーーーーン!!/加速が遅いときに体を揺らしながら叫ぶ)
  • Holy Moly!!!! (「とんでもねえ!」や「おったまげた」という様な意味)
  • 美しい物の例えとしていつもキーラ・ナイトレイクリスティン・スコット・トーマスを挙げる

その他の活動[編集]

  • 1998年にBBCのテレビ番組『Jeremy Clarkson's Extreme Machines』でF-15E ストライクイーグルに搭乗した。
  • 2006年7月に公開されたアニメ映画『カーズ』の英国版では、声優としてハーブ役で出演している。
  • 2011年10月に発売されたビデオゲーム 『Forza Motorsport 4』には、本人による音声解説が収録されている。

脚注[編集]

  1. ^ TopGear Series15 Episode1 ベントレー・コンチネンタルGTのレビューなど。それが理由かは定かではないが、Series16 Episode3「アルバニアでマフィアのためのロードテスト」企画でベントレーから車の貸し出しを拒否され、ザスタバ・ユーゴを「ベントレー」と称して使用し、ネタにした。
  2. ^ なおジェレミーは少年時代にGT40に憧れていたが、自分の座高よりも屋根が低かった為、トップ・ギアのフォード・GT40の紹介で「うっかりドアを強く閉めたら首が吹き飛ぶ」と文句を言っており、そのあとGTの車高を「私でも乗れる」と評価していた。
  3. ^ プリウスが全力で走り、その後ろをM3が追走して10周し、平均燃費を算出するというもの。
  4. ^ このレビューでTopGearの番組中でカローラを冷蔵庫と並べて没個性的なスタイリングを揶揄したことを理由に、しばらくトヨタから車両の貸し出しを拒否されたことを明かしている。
  5. ^ なお、テスラ及び日産からは番組の放送後に抗議があり、特にテスラに至っては訴訟沙汰にまで発展する事態になった。
  6. ^ 出発の際は珍しく真剣な表情で嫌がっていた。
  7. ^ あのジェレミー・クラークソンが、「レクサス LFAは最高のクルマだ!」と告白!」 Autoblog日本版2013年02月07日
  8. ^ New Top Gear Magazine: OUT NOW!」 TopGear.com, 31 January 2013

外部リンク[編集]