木久蔵ラーメン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

木久蔵ラーメン(きくぞうラーメン)とは、落語家林家木久扇(初代・林家木久蔵)が手がけるラーメンのことである。

目次

[編集] 概要

1982年に木久扇が「全国ラーメン党」を結成したことを機に販売を開始した。かつては30店舗あったが(木久扇談)、現在は1店舗のみとなっている。

コンセプトは「昔懐かしい中華そば」であり、中力粉強力粉を絶妙にブレンドしたちぢれの細麺、スープ関東で好まれる醤油ベースのあっさり味である。

店舗は代々木駅西口にあり、ラーメンは木久扇公式サイトや通信販売、各種ネットショッピングをはじめ、東京駅羽田空港日テレ屋などで購入できる。そのほか、メニューの一部として木久蔵ラーメンを提供する店舗もあり、中国地方の一部の道の駅ハワイ等で食べることができる。また、スペインなどにも店を出している。

木久蔵は2007年9月に林家木久扇に改名したが、木久蔵ラーメンの名称はそのまま(本人曰く、改名すると印刷代が高く付くからとの談)。因みに、パッケージには「林家木久蔵ラーメン」と表示されており、イラストは木久扇か鞍馬天狗をモチーフにしたキャラクターのいずれかになっている。

2008年には、おやつカンパニーが発売するベビースターラーメンに、林家木久蔵ラーメン味が登場している。

2009年には、横浜開港150周年 開国博Y150とのコラボレーションで林家木久蔵横浜ラーメンが登場している(本人曰く、横浜在住の歌丸の公認を得て販売したかったらしいが、歌丸が拒否したため、「歌丸師匠非公認」のラーメンになったとのこと)。さらに便乗して、林家木久蔵横浜カレーまで販売した。

[編集] 種類

  • 林家木久蔵ラーメン
  • 林家木久蔵ラーメン乾麺
  • 林家木久蔵冷し中華そば 夏季限定
  • 林家木久蔵横浜ラーメン 期間限定


[編集] 評判

「不味い」はあくまで笑点の中でのネタである。木久扇はラーメンを作れないため、本人が作ったラーメンは食べられない。

1999年元日放送の「笑点正月スペシャルバスツアー」で木久蔵ラーメンを笑点メンバー全員で訪れた際には、食通としても知られる林家こん平が「旨い物食う時に言葉はいらないよ」と絶賛した。木久蔵ラーメンを食べたことのある一般人がウェブサイト等で「木久蔵ラーメン=不味い」としているのは、「中華そばに慣れていないからだ」という見方もある。

また、最初から「旨い」と宣伝するよりも「まずい」と宣伝したほうが木久蔵ラーメンを食べた一般人が「あら、意外と旨いじゃない」と言ってまた食べてくれると木久扇がラジオ番組『福澤朗ラジオ☆スター』(ニッポン放送)で語っている。

木久蔵ラーメンがまずい、というネタが始まったのは林家木久扇が中華料理人とラーメン作りで対決の際、ゆでる麺をこぼすなど上手く行かず、散々な目にあったことが始まり。その後も前述の「笑点正月スペシャルバスツアー」にて、木久扇が「デザートラーメン」と称してアイスクリームの上にゆでた麺を載せるとんでもないものを出したり、「生ビールラーメン」と言うビールに麺を入れただけの安直なものを出したこともある。したがって本当にまずいのは「林家木久扇師匠本人が作ったラーメン」のことらしい。

なお、「行列の出来る法律相談所」に出演した際に、「メンバーが『まずい』と言うのは営業妨害になるのか」と相談したが、お笑いのネタで許容範囲なので営業妨害になる可能性は20%とされた。営業妨害になると判断したのは橋下徹弁護士のみ。また、この時ゲストの高橋英樹が調理した木久蔵ラーメンを試食し絶賛したが、同行した山田隆夫に「いつもと味が違う」と言われ、ここでもネタにされていた。過去にはよみうりテレビ2時のワイドショー」出演時に自らラーメンを作り、出演者に振る舞ったことがある。

2007年賞味期限偽装問題が全国各社で起こった際、木久扇自身は「黄色い恋人」と自虐ネタを披露し、他のメンバー、主に小遊三からは、「賞味期限の切れたり返品されたりした木久蔵ラーメンの麺の部分を焼きそばにして再出荷している」とネタにされていた。ただし、飽くまでもネタの中の話であり、木久蔵ラーメン自体が偽装していた訳ではない。なお、北海道には「黄色い恋人たち」という全く無関係なラーメンが実在する。

また、ミシュランガイドの東京版が発行された際には、ミシュランガイドの取材は来ないが、保健所が(食中毒の)調査に来たとネタにしていたこともある(保健所が調査に入ったというのは、あくまでネタの範囲の話)。

木久扇の弟弟子である好楽からは、(木久扇の)弟子たちが「木久扇から得るものはないが、売るものはいっぱいある」と散々言っていたとネタにされたこともある(売るものとは、もちろん木久蔵ラーメンのこと)。

笑点の大喜利での謎かけでもネタにされることがあり、「木久蔵ラーメンとかけて歌丸師匠と解く。そのこころは、もうけがない」(「儲けがない」と「もう毛がない」である)といわれたことがある(すなわち、歌丸禿ネタでもある)。これは、木久扇や歌丸の自虐ネタとしても使われることがある。

[編集] 関連項目

  • 林家木久扇
  • ラーメン
  • 白い恋人 - 賞味期限切れの木久蔵ラーメンを出荷したというネタの中で、木久扇自身の高座着のカラーである黄色と絡めて、「私のことを黄色い恋人と呼んでください」と皮肉っている。

[編集] 外部リンク