和辻哲郎
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| 和辻倫理学 20世紀、日本 和辻哲郎
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| 名前: | 和辻哲郎 |
| 生年月日: | 1889年3月1日 |
| 没年月日: | 1960年12月16日 |
| 学派: | 京都学派、日本倫理学会 |
| 研究分野: | 倫理学、哲学、日本文化史、比較文明学、仏教学 |
| 影響を受けた人物: | マルティン・ハイデガー、西田幾多郎、ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル、孔子、アリストテレス、夏目漱石 |
| 影響を与えた人物: | 中村元、梅原猛、オギュスタン・ベルク |
和辻哲郎(わつじ てつろう、1889年3月1日 - 1960年12月26日)は、『古寺巡礼』『風土』などの著作で知られる日本の哲学者、倫理学者、文化史家、日本思想史家。その倫理学の体系は、和辻倫理学と呼ばれる。
日本的な思想と西洋哲学の融合、あるいは止揚とでもいうべき境地を目指した稀有な哲学者と評価される。
主著の『倫理学』は、近代日本における独創性を備えたもっとも体系的な哲学書のひとつであると言われている。
京都市長を務めた船舶工学者の和辻春樹は従弟に当たる。
現在、姫路市の主催で、和辻哲郎文化賞が毎年優れた著作に与えられている。
目次 |
[編集] 経歴
- 同年、後藤末雄、大貫晶川、木村荘太、谷崎潤一郎らとともに同人誌、第二次『新思潮』に参加、第一号に載せたのは戯曲「常盤」。以後も、バーナード・ショーの翻訳などをするが、次第に文学から遠ざかる。谷崎の才能に叶わないと感じたからだといわれる。
- 1912年 東京帝国大学文科大学哲学科卒業、同大学院進学。ケーベルを尊敬し、卒論を読んでもらいたいが為に英語で執筆。当初はニーチェ論を書きたかったが、指導教授が難色を示したためショウペンハウアーに関するものにした。
- 同年、高瀬照と結婚。阿部次郎との親密な交流が始まる。
- 1913年 紹介を得て夏目漱石の漱石山房を訪れるようになる。『ニーチェ研究』を出版
- 1916年 漱石および岳父高瀬三郎の死。この時期、日本の文化に深い関心を寄せ始める。
- 1920年 東洋大学講師
- 1922年 法政大学教授
- 1925年 京都帝国大学助教授。
- 1927年 ドイツ留学。(~1928年)
- 1931年 京都帝国大学教授。
- 1932年 大谷大学教授兼務、文学博士号取得。
- 1933年 東京帝国大学文学部倫理学講座教授。
- 1949年 退官。日本学士院会員。
- 1950年 日本倫理学会会長(死去まで)。
- 1955年 文化勲章受章。
- 1960年 死去。墓所は鎌倉の東慶寺にある。
[編集] 風土
留学中、ハイデッガーの『存在と時間』に示唆を受け、時間ではなく空間的に人間考察をおこなったもの。1931年に刊行。第二次世界大戦後、盛んになった日本文化論の先駆的な作品ともいえる。風土をモンスーン(日本も含む)、砂漠、牧場に分け、それぞれの風土と文化、思想の関連を追及した。『風土』の中に見られる「風土が人間に影響する」という思想は、悪しき環境決定論であるという批判や、天皇制肯定論になっているという批判がある。一方、この風土という考え方こそがグローバリゼーションをとどめるための積極的な方法論である、とする評価(オギュスタン・ベルク)もある。
[編集] 著作
- 権力意思を中心にニーチェを論じる。世界的に見ても先進的な解釈を展開。
- 『ゼエレン・キエルケゴオル』(1915年)
- 日本初のキルケゴール研究書
- 飛鳥奈良の仏教美術を紹介し、古寺ブームの先駆となった。
- 『日本古代文化』(1920年)
- 和辻哲郎自身が最も愛し、自信を持っていたという。
- 『日本精神史研究』(1926年)沙門道元ほか 続篇有り
- 『人間の学としての倫理学』(1934年)
- 『風土 人間学的考察』(岩波書店、1935年)
- 『面とペルソナ』(1937年)短篇論文集
- 『倫理学』(1937年-1949年)大著
- 『イタリア古寺巡礼』(1950年)20年代の留学先からの手紙が元になった
- 『鎖国 日本の悲劇』(筑摩書房、1950年 筑摩叢書、1964年)
- 江戸時代を暗黒時代と捉えるもの。
- 建築史家、太田博太郎に考証の誤りを指摘され、大幅に書き換えた。
[編集] 参考文献
- 『妻和辻照への手紙』上下 和辻哲郎 「イタリア古寺巡礼」の基に成った
- 『夫和辻哲郎への手紙』 和辻照 各 講談社学術文庫 1977
- 『和辻哲郎の思ひ出』 和辻照編 岩波書店 1963
- 『和辻哲郎とともに』 和辻照著 新潮社 1966 近親者による回想、伝記
- 『和辻哲郎の面目』 吉沢伝三郎 筑摩書房 1994 のち平凡社ライブラリー 2006
- 『和辻哲郎』 湯浅泰雄 ミネルヴァ書房1981 のちちくま学芸文庫 1995
- 『和辻倫理学ノート』勝部真長著 東書選書38 東京書籍
- 『若き日の和辻哲郎』 同著 中公新書 のちPHP文庫 1995 弟子達の研究、伝記
- 『和辻哲郎』坂部恵 岩波書店1986 のち岩波現代文庫 2001 以下は研究書
- 『和辻哲郎 人と思想』小牧治 Century books 清水書院1986 入門書
- 『光の領国和辻哲郎』 苅部直 (現代自由学芸叢書) 創文社 1995
- 『和辻哲郎の視圏』 市倉宏祐 春秋社 2005
- 『和辻哲郎研究』 津田雅夫 青木書店 2001
- 『和辻哲郎論』山田洸 花伝社 1987年
- 『ハイデガーと和辻哲郎』 ハンス・リーダーバッハ/平田裕之訳 新書館 2006
- 『和辻哲郎 国語国文学への示唆』 根来司 有精堂出版 1990
- 『甦る和辻哲郎』 佐藤康邦、清水正之、田中久文 (叢書倫理学のフロンティア5) ナカニシヤ出版 1999
- 『和辻哲郎の実像』 荘子邦雄 良書普及会 1998
[編集] 外部リンク
英語のページ
- (百科事典)「Watsuji Tetsurô」 - スタンフォード哲学百科事典にある「和辻哲郎」についての項目。(英語)
| この「和辻哲郎」は、哲学に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正して下さる協力者を求めています。(Portal:哲学) |

