中勘助
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中 勘助(なか かんすけ、1885年5月22日 - 1965年5月3日)は東京出身の作家・詩人である。
[編集] 来歴・人物
東京神田生まれ。東京府立第四中学校(現在の東京都立戸山高等学校)を経て、第一高等学校から東京帝国大学文学部英文科まで続けて夏目漱石の講義を受ける。国文科に転じて大学を卒業した後も、早稲田南町の漱石山房をしばしば訪問している。しかし控えめな人柄から、漱石山脈の中では目立たない存在として通した。文壇政治から常に距離を置き、特定の派閥にとらわれない孤高の文人だった。また、野上弥生子の初恋の人としても知られている。
1913年から1914年にかけて、漱石の推薦で自伝的小説『銀の匙』を東京朝日新聞に連載。嫌味のない美しい文章は、今なお評価が高い。
[編集] 文献
- 『中勘助全集』稲森道三郎ほか編(全17巻、岩波書店、1989-91年)
- 『中勘助全集』小宮豊隆.和辻哲郎編(全13巻、角川書店、1961-65年)
- 十川信介 『「銀の匙」を読む』(岩波セミナーブックス.岩波書店、1993年)
- 富岡多惠子 『中勘助の恋』(創元社、1993年、平凡社ライブラリー、2000年) 読売文学賞受賞
- 稲森道三郎『中勘助の手紙 一座建立』(六興出版、のち中公文庫、1995年)
- 『服織の中勘助 その生活と文学』(麹香書屋、1990年)など


