メール (アップルのソフトウェア)

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メール
開発元 アップル
最新版 7.0 / 2013年10月22日
対応OS Mac OS X
種別 電子メールクライアント
公式サイト www.apple.com/jp/
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メール(Mail)は、アップルOS XおよびiOSに含まれる電子メールクライアントアプリケーションである。「Mail」 という名称が一般的なものであり、電子メールそのものと明確に区別をつけるために、しばしば、「Apple Mail」、または、アプリケーションバンドルの拡張子をつけた「Mail.app」と表記される。X-Mailer ヘッダでは、「Apple Mail」 を名乗る。

iPhoneiPod touchのためのiOSには、Mail のモバイル版が付属している。

歴史[編集]

このアプリケーションの歴史は古く、NeXTSTEPで使用されていた Mail.app にまで遡る[1]。NeXTSTEP のMail.app は、GUI を備えた最も初期の電子メールクライアントである。

OS X Mailの初期のバージョンには、Mac OS Xに特徴的な機能であるドロワーと呼ばれるインターフェースが使用されていた。これは、メインのウインドウに付属したサブウィンドウを、引き出しのようなギミックで表示したり隠したりするものであった。

Mac OS X v10.4 (Tiger) に含まれる Mail のバージョン2.0では仕様に大幅な変更が加えられ、ドロワーは使用されなくなった。Tigerから導入されたデスクトップ検索機能のSpotlightにより、メールの全文検索が高速になるとともに、Spotlight のインターフェースを通じてメールの全文検索を行うこともできるようになった。Spotlight対応などのため、メールの保存形式が、Unix の古いタイプの保存形式である mbox から、emlx という形式に変更された。mbox は、単一のファイルであったが、emlx 形式は、メールごとに1つ以上のファイルに分けて保存され、xml によるメタ情報が付加された形式である。 Spotlight の導入により、スマートメールボックスという仮想メールボックスも導入された。これは、検索条件を仮想的なメールボックスと結びつけ、名前をつけて保存しておく機能である。検索結果は動的に更新される。

Mac OS X v10.5 に含まれるバージョン3では、メタリックなアピアランスが採用され、大量のテンプレートが付属するようになった。Notesと呼ばれるメモ機能や、iCalと連携するToDo管理機能、RSS読み込み機能が追加された。

Mac OS X v10.6 に含まれるバージョン4では、Microsoft Exchange対応機能が追加された[2]

Mac OS X v10.7 に含まれるバージョンは5である。大幅に改良され、iPhoneiPadのiOS 4.0より搭載されたインターフェイスに似ている。また、フルスクリーン対応アプリケーションである。

OS X v10.8 に含まれるバージョン6では、日本語モード時の名称が日本語表記のメールとなり、iOSの同名アプリケーションと名前が揃えられた。メモ機能が取り除かれ、別アプリケーション「メモ」に分離された。

OS X v10.9に含まれるバージョン7では、ASCII文字以外が含まれるメールに関してはユニコードでエンコードされるようになり、それ以外のエンコードを指定することができなくなった。

サポートプロトコル[編集]

iOS版ではApple Push Notification Serviceをサポートする一方、IMAPのIDLEはサポートしていない。デスクトップ版では、IDLEをサポートしている。

脚注[編集]

関連項目[編集]

  • Cyberdog - Mac OS 8時代のApple純正MUAを含むインターネットスイート
  • Entourage - マイクロソフト製のMac OS X向けMUA