Zimbra

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Zimbra Collaboration Suite
Zimbra email.png
開発元 Zimbra and VMware, Inc
最新版 8.0.0(2012年09月11日(18か月前) (2012-09-11
サポート状況 活動中
種別 コラボレーションソフトウェア
ライセンス Zimbra licensing
公式サイト www.zimbra.com
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Zimbra Collaboration Suite (ZCS) は、Zimbra, Inc. が開発したコラボレーションソフトウェア製品。Zimbra社はアメリカ合衆国カリフォルニア州サンマテオにある。同社は2007年9月にYahoo!に買収され[1] 、2010年1月 VMware, Inc.に買収された[2]。この製品はクライアント側コンポーネントとサーバ側コンポーネントから成る。また、オープンソース版と商用サポート版(クローズドソースを含む)がある。これらのソフトウェアは同社のサイトからダウンロードして使用でき、同社のパートナーから入手することもできる。また、ホスティングパートナー制度もある。日本では住友商事が総販売代理店となっている。

概要[編集]

ZCS Webクライアントは高機能なコラボレーションスイートで、電子メールとグループカレンダーをサポートしている。Ajaxを活用して、ツールチップ、ドラッグ可能なアイテム、右クリックメニューなどのインタフェースを備えている。また、高度な検索機能と日付を関連付ける機能もある。Zimlet というマッシュアップによるオンラインのドキュメントオーサリング機能もあり、管理用のUIも備えている。これは Zimbra Ajax Toolkit を使って書かれている。

ZCSサーバはいくつかのオープンソースプロジェクトの成果を使っている(Zimbraに含まれるオープンソースの章を参照)。各機能にSOAP API を提示しており、IMAPおよびPOP3サーバとしても機能する。様々なLinuxディストリビューションで動作し、Mac OS Xでも動作する。

ZCSはプロプライエタリなMicrosoft OutlookApple Mailとも互換性があり、オープンソースのNovell Evolutionとも互換性がある。したがって、それらが持つ電子メールやアドレス帳やカレンダーの内容をZCSサーバと同期させることもできる。Zimbraは各種携帯機器(Nokia EseriesBlackBerryWindows MobileiPhoneなど)との双方向同期機能も提供している。

ソフトウェアライセンス[編集]

ZCSのソースコードはYahoo! Public License (YPL) でライセンスされている。これはMozilla Public License (MPL) からの派生で、既存ファイルを修正して配布する場合、利用者に同じライセンスでソースコードも提供する必要がある。商標やロゴなどについての条項があり、いわゆる「帰属」型のオープンソースライセンスになっている。

分類上はOpen Source Initiative (OSI) の Common Public Attribution License (CPAL) に近い。帰属型オープンソースライセンスは近年の新たな傾向である。しかしこのOSIの方針[3]には、議論がないわけではない。OSIによるオープンソースの定義に反していると見る向きもあるし、「オープンソース」という用語の濫用だと見る向きもある[4]。しかし、オープンソース運動が全体として成長していくためには、プロプライエタリな企業と対抗する「オープンソース」企業 (SugarCRM, Socialtext, Zimbra) を許容すべきという見方もある。

Zimbraに含まれるオープンソース[編集]

ZCSサーバは以下のようなオープンソースプロジェクトの成果を使っている。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Yahoo! Acuires Zimbra プレスリリース、2007年9月17日
  2. ^ VMware to Acquire Zimbra プレスリリース、2010年1月12日
  3. ^ OSI Approves New Open-Source License
  4. ^ Are SugarCRM, Socialtext, Zimbra, Scalix and others abusing the term “open source?”. ZDNet blogs. 21 November 2006.

外部リンク[編集]