Sylpheed
| 日本語版のSylpheed 2.2のスクリーンショット | |
| 開発元 | 山本博之[1][2][3][4][5] |
|---|---|
| 最新版 | 3.1.2(2011年9月8日) |
| 最新評価版 | 3.2.0beta5(2011年12月28日) |
| 対応OS | Microsoft Windows・PC-UNIX[2] |
| 種別 | 電子メールクライアント |
| ライセンス | GNU GPL[2] |
| 公式サイト | sylpheed.sraoss.jp |
Sylpheed(シルフィード)は、Linux、BSDなどのPC-UNIX上、及びWindows上で動くオープンソースの電子メールクライアント[2]。開発者は山本博之 [1][2][3][4][5]。
目次 |
[編集] 概要
大学在学中にLinuxを使い始めた山本が、実用レベルで使える電子メールクライアントがなかったことを理由として大学4年生のときに開発をはじめた[6]。3ヶ月後の2000年1月にバージョン0.1をリリース[6]。Sylpheedの機能に関してはBecky!などの既存の電子メールクライアントを参考に実装された[6]。最初に入社した会社 (株式会社グッデイ) やその次の会社 (後述するSRA OSS) でも開発を全面的に支援していたと述べている[6]。
Sylpheedは2000年より、長らくLinuxを中心とするPC-UNIX上で開発され、発展を遂げてきた。バージョン1.0未満から1.0.5までは、GTK1のライブラリを利用して開発されてきたが、1.9.0以降からはGtk2のライブラリを利用するようになり、現在デスクトップ環境として広く使われているGNOMEとの親和性、アンチエイリアスによるフォント品質の向上などが計られている。ライセンスはGNU GPLを採用している[2]。
バージョン1.0.x時代にもGtk2のライブラリを使ったものがあった (sylpheed-gtk2) が、現在は、その成果がSylpheed本家に取り込まれたため、sylpheed-gtk2は開発を終了した。
Windows版については、バージョン1.0未満のバージョンでは別作者によるものがあったが[1]、バージョン2.1.3からは山本によるバージョンが提供されている。正式リリース版としては2.2.0以降となる[2]。
2006年9月6日には、SRA OSSがSylpheedの開発を全面的に支援することを発表[3][4][5]。SRA OSSは山本を雇用し、自由にSylpheedの開発ができる環境などを作った[3][4][5]。山本は同社でSylpheedのコアライブラリを独立させたLibSylphプロジェクトに携わることとなる[3][4][5]。
[編集] 特徴
Sylpheedの特徴は、以下の通りである。
- 3ペインの電子メールクライアント[7]
- 全面GUIの実装である
- PC-UNIX上のGUIソフトウェアとしては、非常に軽い
- 動作設定が細かく、さまざまなシチュエーションに対応できる
- 1ファイル1メールのMH形式を採用している[1]。このためメールデータに障害が発生しても対処しやすい
- 外部フィルタとの連携が可能で、スパムなどの対処がしやすい
- 国際化対応されており、各種言語によるメールの利用が可能である
[編集] 名前の由来
風の妖精「Sylph」(シルフ) が由来[6]。風のように軽快で、空気のように自然な動作を、という意味が込められている[6]。
「シルフィード」は本来「Sylphid」と綴るべきだが、作者の誤解により「Sylpheed」という名前が採用されてしまった。その後、誤解に気付いたが、既に多くのディストリビューションによって採用されてしまっており、取り返しがつかなくなったので、そのままになったという。
[編集] バージョン履歴
- 2000年1月1日 バージョン0.1.0 αがリリースされる
- 2004年12月24日 バージョン1.0.0がリリースされる[1]
- 2005年7月29日 バージョン2.0.0がリリースされる
- 2006年2月14日 バージョン2.2.0がリリースされる[2]。このバージョンからMicrosoft Windows版が正式にリリースされた[2]。
- 2006年12月24日 バージョン2.3.0がリリースされる
- 2007年4月20日 バージョン2.4.0がリリースされる
- 2008年6月17日 バージョン2.5.0がリリースされる
- 2008年12月19日 バージョン2.6.0がリリースされる
- 2009年7月21日 バージョン2.7.0がリリースされる
- 2010年2月24日 バージョン3.0.0がリリースされる
- 2011年1月31日 バージョン3.1.0がリリースされる
[編集] Claws Mail
Paul Manganらによって、SylpheedからフォークしたClaws Mailがある[注釈 1]。フォーク当時のSylpheedにない機能を独自に追加している。
[編集] 脚注
[編集] 注釈
- ^ フォーク当初の名称は「Sylpheed Claws」。後に「Claws Mail」と改名。
[編集] 出典
- ^ a b c d e 高橋信頼=IT Pro (2004年12月25日). “国産オープンソース・メール・クライアントSylpheed 1.0が正式リリース:ITpro”. ITPro. 2009年2月27日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i 海上忍 (2006年2月14日). “メールクライアント「Sylpheed 2.2.0」リリース - Windowsに正式対応 | エンタープライズ | マイコミジャーナル”. マイコミジャーナル. 2009年2月27日閲覧。
- ^ a b c d e 西尾泰三 (2006年9月6日). “ITmedia エンタープライズ:SRA OSS、Sylpheedの開発を全面的に支援”. ITmedia. 2009年2月27日閲覧。
- ^ a b c d e 山形直子 (2006年9月6日). “SRA OSS、Sylpheed 開発者を雇用、LibSylph プロジェクトを開始 - japan.internet.com LinuxToday”. Jupitermedia Corporation. 2009年2月27日閲覧。
- ^ a b c d e 目黒譲二 (2006年9月7日). “国産OSSメールクライアント「Sylpheed」の開発をSRA OSSが支援:ニュース - CNET Japan”. CNET Japan. 2009年2月27日閲覧。
- ^ a b c d e f 高橋マサシ (2006年12月20日). “山本博之@Sylpheedは、同人に走っていた/Tech総研”. Tech総研. 2009年2月27日閲覧。
- ^ 長谷川正太郎 (2008年6月18日). “窓の杜 - 【NEWS】メールソフト「Sylpheed」v2.5.0にファイルの添付し忘れ防止機能が追加”. 窓の杜. 2009年2月27日閲覧。
[編集] 外部リンク
- Sylpheed公式サイト(日本語) (English)
- 作者による開発日記
- Claws Mail公式サイト
- Sylpheed Wiki(日本語)
- SylpheedFAQs - 2ch-Linux-Beginners (日本語)
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