Sylpheed

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Sylpheed
Sylpheed.png
Sylpheed 2.2.7-ja.png
日本語版のSylpheed 2.2のスクリーンショット
開発元 山本博之[1][2][3][4][5]
最新版 3.4.1 / 2014年04月4日(3か月前) (2014-04-04
対応OS Microsoft WindowsPC-UNIX[2]
サポート状況 開発中
種別 電子メールクライアント
ライセンス GNU GPL[2]
公式サイト sylpheed.sraoss.jp
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Sylpheed(シルフィード)は、LinuxBSDなどのPC-UNIX上、及びWindows上で動くオープンソース電子メールクライアント[2]。開発者は山本博之 [1][2][3][4][5]

概要[編集]

大学在学中にLinuxを使い始めた山本が、実用レベルで使える電子メールクライアントがなかったことを理由として大学4年生のときに開発をはじめた[6]。3ヶ月後の2000年(平成12年)1月にバージョン0.1をリリース[6]。Sylpheedの機能に関してはBecky!などの既存の電子メールクライアントを参考に実装された[6]。最初に入社した会社 (株式会社グッデイ) やその次の会社 (後述するSRA OSS) でも開発を全面的に支援していたと述べている[6]

Sylpheedは2000年(平成12年)より、長らくLinuxを中心とするPC-UNIX上で開発され、発展を遂げてきた。バージョン1.0未満から1.0.5までは、GTK1のライブラリを利用して開発されてきたが、1.9.0以降からはGtk2のライブラリを利用するようになり、現在デスクトップ環境として広く使われているGNOMEとの親和性、アンチエイリアスによるフォント品質の向上などが計られている。ライセンスはGNU GPLを採用している[2]

バージョン1.0.x時代にもGtk2のライブラリを使ったものがあった (sylpheed-gtk2) が、現在は、その成果がSylpheed本家に取り込まれたため、sylpheed-gtk2は開発を終了した。

Windows版については、バージョン1.0未満のバージョンでは別作者によるものがあったが[1]、バージョン2.1.3からは山本によるバージョンが提供されている。正式リリース版としては2.2.0以降となる[2]

2006年(平成18年)9月6日には、SRA OSSがSylpheedの開発を全面的に支援することを発表[3][4][5]。SRA OSSは山本を雇用し、自由にSylpheedの開発ができる環境などを作った[3][4][5]。山本は同社でSylpheedのコアライブラリを独立させたLibSylphプロジェクトに携わることとなる[3][4][5]

特徴[編集]

Sylpheedの特徴は、以下の通りである。

  • 3ペイン電子メールクライアント[7]
  • 全面GUIの実装である
  • PC-UNIX上のGUIソフトウェアとしては、非常に軽い
  • 動作設定が細かく、さまざまなシチュエーションに対応できる
  • 1ファイル1メールのMH形式を採用している[1]。このためメールデータに障害が発生しても対処しやすい
  • 外部フィルタとの連携が可能で、スパムなどの対処がしやすい
  • 国際化対応されており、各種言語によるメールの利用が可能である

名前の由来[編集]

風の妖精「Sylph」(シルフ) が由来[6]。風のように軽快で、空気のように自然な動作を、という意味が込められている[6]

「シルフィード」は本来「Sylphid」と綴るべきだが、作者の誤解により「Sylpheed」という名前が採用されてしまった。その後、誤解に気付いたが、既に多くのディストリビューションによって採用されてしまっており、取り返しがつかなくなったので、そのままになったという。

バージョン履歴[編集]

  • 2000年(平成12年)1月1日 - バージョン0.1.0 αがリリースされる
  • 2004年(平成16年)12月24日 - バージョン1.0.0がリリースされる[1]
  • 2005年(平成17年)7月29日 - バージョン2.0.0がリリースされる
  • 2006年(平成18年)2月14日 - バージョン2.2.0がリリースされる[2]。このバージョンからMicrosoft Windows版が正式にリリースされた[2]
  • 2006年(平成18年)12月24日 - バージョン2.3.0がリリースされる
  • 2007年(平成19年)4月20日 - バージョン2.4.0がリリースされる
  • 2008年(平成20年)6月17日 - バージョン2.5.0がリリースされる
  • 2008年(平成20年)12月19日 - バージョン2.6.0がリリースされる
  • 2009年(平成21年)7月21日 - バージョン2.7.0がリリースされる
  • 2010年(平成22年)2月24日 - バージョン3.0.0がリリースされる
  • 2011年(平成23年)1月31日 - バージョン3.1.0がリリースされる
  • 2012年(平成24年)6月29日 - バージョン3.2.0がリリースされる
  • 2012年(平成24年)11月9日 - バージョン3.3.0がリリースされる
  • 2014年(平成26年)3月31日 - バージョン3.4.0がリリースされる

Claws Mail[編集]

Paul Manganらによって、SylpheedからフォークしたClaws Mail英語版がある[注釈 1]。フォーク当時のSylpheedにない機能を独自に追加している。

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ フォーク当初の名称は「Sylpheed Claws」。後に「Claws Mail」と改名。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e 高橋信頼=IT Pro (2004年12月25日). “国産オープンソース・メール・クライアントSylpheed 1.0が正式リリース:ITpro”. ITPro. 2009年2月27日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i 海上忍 (2006年2月14日). “メールクライアント「Sylpheed 2.2.0」リリース - Windowsに正式対応 | エンタープライズ | マイコミジャーナル”. マイコミジャーナル. 2009年2月27日閲覧。
  3. ^ a b c d e 西尾泰三 (2006年9月6日). “ITmedia エンタープライズ:SRA OSS、Sylpheedの開発を全面的に支援”. ITmedia. 2009年2月27日閲覧。
  4. ^ a b c d e 山形直子 (2006年9月6日). “SRA OSS、Sylpheed 開発者を雇用、LibSylph プロジェクトを開始 - japan.internet.com LinuxToday”. Jupitermedia Corporation. 2009年2月27日閲覧。
  5. ^ a b c d e 目黒譲二 (2006年9月7日). “国産OSSメールクライアント「Sylpheed」の開発をSRA OSSが支援:ニュース - CNET Japan”. CNET Japan. 2009年2月27日閲覧。
  6. ^ a b c d e f 高橋マサシ (2006年12月20日). “山本博之@Sylpheedは、同人に走っていた/Tech総研”. Tech総研. 2009年2月27日閲覧。
  7. ^ 長谷川正太郎 (2008年6月18日). “窓の杜 - 【NEWS】メールソフト「Sylpheed」v2.5.0にファイルの添付し忘れ防止機能が追加”. 窓の杜. 2009年2月27日閲覧。

外部リンク[編集]