プラーナ

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プラーナまたはプラナ (サンスクリット語: प्राण (prāṇa, praaNa); 英語: prana) は本来、サンスクリット呼吸、息吹などを意味する言葉である。日本語では気息と訳されることが多い。

インド哲学では、同時に人間存在の構成要素の1つである風の元素をも意味している。そして生き物 (すなわち息物) の生命力そのものとされ、やがてその存在はアートマンの根拠にまで高められた。

応用[編集]

ヨーガでは、調気法である「プラーナーヤーマ」が、不可欠な行法の一要素となっている。

ルン[編集]

チベット仏教瑜伽行では、この概念は「ルン」(風)と呼ばれる。

類似概念[編集]

古代ギリシャの類似概念としては、「プシュケー」や「プネウマ」がある。古代中国の「」も、類似した概念だと言える。

また、ユダヤ教神秘主義(カバラ)やカトリックではこれに対応する概念として、息吹を意味する「ルーハ」があるが、これはプラーナと同じく命・霊・風をも意味し、「神から分割された生命の本質」や「マクロコスモス=神」に対応する「ミクロコスモス=個人」というブラフマンアートマン概念とも対応する。

関連項目[編集]