ブレイキング・バッド

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ブレイキング・バッド
Breaking Bad
ジャンル サスペンスブラックコメディ
放送時間 47分
放送期間 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国2008年1月20日 - 2013年9月29日
放送国 アメリカ
制作局 AMC
企画 ヴィンス・ギリガン
製作総指揮 ヴィンス・ギリガン
出演者 ブライアン・クランストン
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ブレイキング・バッド』(Breaking Bad)は、ヴィンス・ギリガンによって制作されたアメリカのテレビドラマシリーズである。このテレビドラマはソニー・ピクチャーズテレビによって製作され、ケーブルチャンネルAMCによって米国とカナダで2008年1月20日から2013年9月29日まで放送された。

なお撮影は主にニューメキシコ州アルバカーキで行われた。

これまでにさまざまな批評家の称賛を受けており、多くの賞を受賞した。プライムタイム・エミー賞では、主演のクランストンはベスト男優賞を3度連続獲得、ポールは助演男優賞を2度獲得し、そして 作品賞 (ドラマ部門)に4度ノミネートされ、2013年に受賞した。さらにクランストンはゴールデングローブ賞のベスト男優賞に4度、全米映画俳優組合賞のベスト男優賞に4度ノミネートされた。そのうち、第19回全米映画俳優組合賞及び第71回ゴールデングローブ賞を受賞した。

日本ではフジテレビワンツーネクストおよびスーパー!ドラマTVで放映され、DVDがソニー・ピクチャーズ エンタテインメントからリリースされた。

あらすじ[編集]

主人公の高校の科学教師ウォルター・ホワイト(ブライアン・クランストン)は、身重の妻と脳性麻痺の長男と暮らしていた。しかしシーズン1の第1話で肺がんであると発覚する。死ぬ前に家族に財産を残すために彼が選んだのは覚せい剤の一種であるメタンフェタミンの密造であった。かつての教え子ジェシー・ピンクマン(アーロン・ポール)とメタンフェタミンの闇販売を始めるのだった。

登場人物[編集]

ウォルター・ホワイト
演 - ブライアン・クランストン、日本語吹替 - 牛山茂
シリーズ開始時の年齢は50歳。180cm。かつてカリフォルニア工科大学を卒業した優秀な科学者であり、陽子のエックス線撮影に関する研究に従事し、ノーベル化学賞の獲得に貢献した。卒業後は同級生であり親友であったエリオット・シュワルツと後に大企業となる会社を創設したが、個人的な理由により会社を去り、現在はニューメキシコ州アルバカーキにある高校において化学教師を勤めている。スカイラー・ホワイトと結婚し、脳性麻痺のウォルター・ジュニアという名前の息子がいる。シリーズ開始時に妊娠していたスカイラーは後にホリーと名付けられる女児を産んだ。
学校では彼の授業は生徒たちの興味を引くことはなく、尊敬もされていない。給与は低く、洗車のアルバイトをして家計を助けることを余儀なくされている。肺がんであると診断され、家族のためにメス(メタンフェタミン)の生成を始めたが、ドラッグの売買の知識がないため、以前彼の教え子であったジェシー・ピンクマンと手を組むことを選んだ。ウォルターの化学の知識は非常に優れており、彼の生成したメスは既存のものに比べ、より純度が高く効果が高い。さらに、メチルアミンを利用することで彼のメスの特徴であるブルーの色を加えるよう工夫を凝らした。通りの名前からそのメスはブルースカイと名付けられ、市場を席巻するが、やがて既存のドラッグの元締めと対立することになる。
ウォルターは当初、暴力を振るうことに対して消極的で、自分はあくまで製造をするのみと決めていたが、幾度となく危機的な状況に立たされる度にやむをえず暴力をふるっていたが、やがて肺がんの延命治療の成功や家庭環境の崩壊により次第に自暴自棄に陥っていき、元締めとしての地位を維持し発展させて恐れられる事に快感を覚えていき、強盗、ゆすり及び殺人などの犯罪行為に手を染めることに躊躇しなくなっていく。窮地を切り抜ける際には彼の化学や電気についての知識を利用する事が多く、そのアイデアがドラマの一つの見所になっている。 裏の世界での通り名はハイゼンベルグであるが、これは不確定性原理で有名な物理学者から借用した。
ガンの治療中に脱毛が増えはじめたため、頭髪を剃りはじめる。以降はスキンヘッドが彼のトレードマークとなった。裏の世界の大物「ハイゼンベルグ」へと人格を変化させるときは黒の帽子とサングラスを着用することが多い。
シリーズ開始時の愛車は2004年式ポンティアック・アズテック。シーズン5において51歳の誕生日を迎えクライスラー・300に買い替えた。
ジェシー・ピンクマン
演 - アーロン・ポール、日本語吹替 - 茂木たかまさ
ウォルターのビジネスパートナーで、ウォルターの教え子。シリーズ開始時の年齢は25歳。ガスの医師によれば身長180cm、体重70kg、血液型A型、エリスロマイシンのアレルギーがある。高校時代は無気力で不出来な生徒であったために、ウォルターによって化学の単位を落第させられた過去がある。と当初は麻薬の売人として製造、販売を行って、独自のアレンジのチリソース味のメタンフェタミンを製造していた。ウォルターには出来の悪い息子のように扱われることもあり衝突を繰り返すが、物語が進むにつれ非常に強い絆で結ばれるようになる。
ジェシーはアルバカーキの裕福な家庭に生まれたが、ドラッグの濫用癖により家からは追い出された。その後、おばと同居し、がんでなくなるまでジェシーがおばの面倒を見ていた。おばの死後も両親の許可を得、おばの家に住み続けた。両親は年齢の離れた優秀な弟に期待しており、ジェシーと弟との接触をできる限りさけようとしている。ジェシーも弟が両親のお気に入りの息子だと感じていたが、弟によれば両親が家で話しているのは常にジェシーのことだという。弟がいるせいか、子どもが非常に好きであり、子どもたちからも好かれることが多い。子どもを愛するあまり、子どもに危害が及ぶことがあると我を忘れてしまう。ウォルターと同様にドラッグディーラーたちの暴力性には脅威を感じているいるものの、必要があれば悪事に手を染めることもある。化学の知識のないまま粗悪品のメスを作っていたが、ウォルターのメス製造に立ち会っていくうちに手腕が優れていき、ウォルターと肩を並べるほどに技術が発展していく。怠惰な性格であるが、土壇場での度胸と秘められた素質を持ち、ガスやマイクからその非凡さを認められた。
一時期、友人のバッジャーらとバンドを組み、ドラムを担当していた。スラングを多用する話し方を用いる。
プロデューサーのヴィンス・ギリガンによればジェシーは当初シーズン1で死亡するはずであったが、ジェシーのキャラクターとアーロンポールの演技に多大な可能性を見出し、その後も主要なキャラクターとして登場することになったという。
シリーズ開始時の愛車はサスペンションを改造したシボレー・モンテカルロ。その車が故障したあとはトヨタ・ターセルに乗り換えた。
スカイラー・ホワイト
演 - アンナ・ガン、日本語吹替 - 唐沢潤
ウォルターの妻。シリーズ開始時の年齢は39歳。ウォルター・ジュニアの母親であり、シリーズ開始時には2人目の子供を妊娠している。(後にホリーと名付けられる)ウォルターとはウォルターの職場の近くのレストランでウエイトレスをしていた頃に出会った。
インターネットオークションによる売買や、執筆活動により家計を助けようとしていたが、ウォルターの治療費により家計が圧迫されると、以前働いていた職場で経理の仕事を再開した。ウォルターを愛しているが、度重なる不在や奇怪な振る舞いにより離婚を考えるようになる。その後、裏の仕事について打ち明けられてからは彼の仕事を手伝うようになる。妹のマリー・シュレーダーとは頻繁にお互いの家を行き来する仲であったが、ある事件をきっかけに一時期疎遠になる。ハンク・シュレーダーは義弟である。
シリーズ開始時の愛車は1991年式のジープ・グランドワゴニア。その後、2012年式のフォード・エッジに乗り換えた。
ハンク・シュレイダー
演 - ディーン・ノリス、日本語吹替 - 木村雅史
DEA(麻薬取締局)のエージェント。マリー・シュレイダーの夫であり、スカイラーとウォルターの義弟にあたる。シーズン2における年齢は43歳。やや短躯でがっしりとした体格をしている。
周囲からは陽気で外交的な性格だと見られているが、時に無礼で無神経に映ることもある。仕事においてもタフで粘り強く麻薬ディーラーたちをおいつめ、上層部に有能さを認められるが、麻薬ディーラーの一人を自らの手で射殺したことがきっかけとなり、次第に精神を蝕まれていく。
ハイゼンベルグは長年の彼の捜査対象であるが、その正体がウォルターであることに、ウォルターとの距離が近すぎることもあり気づくことができずにいる。
趣味はアメフト観戦、自家製ビールの醸造、鉱石収集。妻との仲は良好だが二人の間には子どもがいない。そのせいか甥のジュニアとは仲が良く、時にウォルターの嫉妬を買うほどである。
シリーズ 開始当初の愛車は2006年式のジープ・コマンダー。その後、2011年式のダッジ・デュランゴに買い換えた。
マリー・シュレイダー
演 - ベッツィ・ブラント英語版、日本語吹替 - 行成とあ
ハンクの妻。スカイラーの妹であり、ウォルターの義妹。ウォルターJr.とホリーの叔母。診療放射線技師として病院で勤務している。
虚栄心が強く多弁で、自己中心的なキャラクターとして描かれることが多い。ある種の強迫観念を持ち、とりわけ、強いストレスに晒されると窃盗を繰り返す窃盗症の持ち主であるため、周囲の人間に迷惑をかけることがしばしばである。その反面、家族に対しては献身的な愛情を捧げる。ハンクが麻薬ディーラーの襲撃にあい入院した時は、夫のために最善と思われることを全て行った。
常に男性的なキャラクター通りの振る舞いを崩さないハンクが弱みを見せるのはマリーの前でだけである。また、スカイラーとも仲が良く、お互いの家を頻繁に行き来している。スカイラーとウォルターが離婚の危機にあった時は、生まれたばかりの姪ホリーの面倒をマリーが見ることもあった。 家のなかはいたるところが紫色で覆われており、服装も紫色のものを好むが、愛車はメタリック・ブルー色の2006年式フォルクスワーゲン・ニュービートルである。
ウォルター・”フリン”・ホワイト・Jr.
演 - RJ・ミッテ、日本語吹替 - 庄司将之
ウォルターとスカイラーの息子。ホリーの兄。ハンクとマリーの甥。シリーズ開始時の年齢は16歳。
ウォルターが働いている高校に通う学生。脳性麻痺のため、軽度の言語症と松葉杖を使えば歩ける程度の運動機能の障害を抱えている。
ウォルターが肺がんを患っていることを告白すると治療費を稼ぐために募金を募るウェブサイトを立ち上げるなど、家族、特に父親に対して強い愛情を抱いている。両親が離婚の危機にあった際は、父親の事情をわかろうとしない母親をなじり、父親の肩を持った。シリーズ中盤からジュニアと呼ばれることを嫌がり、フリンと呼ばれるようになった。
スポーツカーに興味があったが、初の愛車として買い与えられたのはスカイラーが安全性などを考慮して決定した2006年式のクライスラー・PTクルーザー。しかし、その後ウォルターが車を変える際に2012年式のダッジ・チャレンジャーを買い与えられた
ソウル・グッドマン
演 - ボブ・オデンカーク、日本語吹替 - 安原義人
シーズン2の第8話で初登場を果たした弁護士。テレビCMでの"Better Call Saul"というフレーズでアルバカーキでは知名度が高い。普段は一般市民相手の刑事事件を専門に仕事を引き受けているが、裏では金のために犯罪者を相手とした仕事も請け負っている。
ジェシーの友人のバッジャーが警察のおとり捜査で捕まった際にバッジャーの弁護を依頼したことから、ウォルターとジェシーと知り合い、以後は合法・非合法の手段を問わず彼らを窮地から幾度か救う。ソウルが請け負った仕事は、ドラッグ売買で儲けた大金のマネーロンダリングや身代わりとなって投獄される人間の手配など様々である。裏の世界とのつながりも強く、ウォルターたちにガスを紹介するきっかけを作ったのもソウルである。また、マイクを私立探偵として雇い、刑事事件の証拠隠滅や盗聴など様々な仕事を依頼している。
コミカルな言動から作中のコミックリリーフとなっているが、周囲の人間をいらだたせることも多い。しかし、そうした言動とは裏腹に仕事においては有能であり、ウォルターらの情報を聞き出そうとマイクから脅迫された際も情報の提供をぎりぎりまで拒んだ。
愛車は1997年式のキャデラック・ドゥビル
グスタヴォ・”ガス”・フリング
演 - ジャンカルロ・エスポジート、日本語吹替 - 堀内賢雄
シーズン2の第11話で初登場。アメリカ南西部に14の店舗を持つフライドチキン専門のファーストフード店やクリーニング工場などの経営者として知られており、DEAのチャリティーイベントの後援などを行い、広く尊敬されている。しかし、裏の顔はアメリカ南西部のドラッグの流通を牛耳るマフィアのボスである。
極めて慎重な性格であり、当初はウォルターがドラッグの常用者であるジェシーと組んでいるためウォルターとの取引を拒否しようとするが、ウォルターの執念と売り込みに折れて、一度、取引を行う。その後、ウォルターの作る高品質のメスを取り扱い市場での優位を確保するためガスはウォルターのためにメスの精製のためにクリーニング工場の地下に用意したラボを用意して新たな契約を結ぶ、目的のためには部下を殺すこともいとわない残忍な性格ながら、当初はメス製造のためにウォルターを暗殺しようとしていた殺し屋から守ろうとした。当初は禁欲的なウォルターに少なからず好感を持っていたが、ガスの冷酷な側面を知っていくうちにガスとウォルターは次第に対立していく。
表の世界ではガスは常に礼儀正しく愛想の良さを忘れない。しかし、裏の世界では無慈悲で冷酷なボスとして恐れられている。仕事に対する熱意も極めて強く、ウォルターたちに過酷なノルマを課しながら家庭の問題などの事情を斟酌しないため、ウォルターたちはノルマをクリアするのに苦しむことになった。
1986年以前はチリに居住していたが、居住の記録はないなどガスの過去は謎に包まれている。しかし、シーズン4において、彼はドラッグのディーラーとしてスタートを切る際、メキシコのカルテルに親友のマックスを殺されており、それ以降カルテルと取引を続けているものの深い恨みを抱いていることが明らかになった。
なお、劇中では明らかにされていないが、ガスとマックスとは恋愛関係にあったという説がある。プロデューサーのヴィンス・ギリガンは否定も肯定もしていないが、エスポジートはこの説を認めている。[1]
自らのルーツであるチリには愛着を抱いているようでウォルターやジェシーを家に招待した際はチリの伝統的なシチューであるパイラ・マリーナを振る舞っている。
独身。血液型はO型。
愛車は1998年式のボルボ・V70
マイク・エルマントラウト
演 - ジョナサン・バンクス、日本語吹替 - 有本欽隆
シーズン2の第13話で初登場。ただし、苗字が明らかになったのはシーズン4の第11話である。
ガスの片腕。ガスの元で実行部隊の長として誰よりも信頼されており、その仕事は暗殺、警護、諜報など幅広い。
かつてはフィラデルフィアで警官を務めていたが、現在の仕事についた経緯は明らかにされない。犯罪の証拠隠滅、張り込み、銃器の扱いなどに卓越した手腕を発揮する。寡黙な性格であるが、孫娘を溺愛しており、彼女の前では愛想がよい。ガスの命によりジェシーと組んで仕事をした時も、ほとんど自分から話すことはなかったが、ジェシーが優れた素質を示すと、徐々に好感を抱き始めた。反面、ウォルターに対しては、尊大さや自己中心的な性格を嫌い、打ち解けようとしない。ソウルからの仕事を請け負うこともあるが、忠誠心は常にガスに向けられている。
血液型はO型。
愛車は1988年式のクライスラー・フィフスアベニューなど。
リディア・ロダルテ・クエール
演 - ローラ・フレイザー
初登場はシーズン5の第2話。ドイツに本社をおく巨大複合企業マドリガル社の物流部門の責任者。
テキサス州ヒューストンのオフィスで働き、メスの原料であるメチルアミンをガスに供給していた。
シングルマザーで娘を育てている。
若くして重役へと昇進した有能な女性であるが、神経質でヒステリックな女性であり、猜疑心が強い。ガスと取引していたことにより逮捕されることを強く恐れており、証言者となる可能性のある者すべてを殺すこともいとわない。また、自らの命により人が死ぬことに対して良心の呵責を覚える様子はない。その反面、自ら手を汚すことはなく、死を連想させるものを見聞きすることを極端に恐れる。
トッド・アルキスト
演 - ジェシー・プレモンス
初登場はシーズン5の第3話。有害生物駆除の業者として働いていたが、働いていた会社ごとウォルターたちに買収され、メス製造にかかわることになる。
ウォルターと仕事をともにするうちに、ウォルターを非常に尊敬するようになり、自らの有用さを証明しようと悪事にも積極的に加担していく。努力家であり、ウォルターとともに働くうちにウォルターの助力がなくとも一定水準以上のメスを製造することができるようになった。
外見は柔和であるが、彼のおじはギャングリーダーであり、犯行現場を目撃した子どもを射殺することに一切のためらいを感じないほどに悪事に関しての才能を有している。
金銭的な欲求は有しておらず、仕事をする際の動機となっているのは彼が好意を抱いている人間を満足させることである。
彼が好意を抱いているのはウォルター、おじやその仲間、メス製造を通じて知り合ったリディアなどである。

エピソード[編集]

シーズン1[編集]

話数 通算 邦題 原題 米国放送日
1 1 化学教師ウォルター・ホワイト Pilot 2008年1月20日
2 2 新しい相棒 Cat's in the Bag... 2008年1月27日
3 3 人間の成分 ...and the Bag's in the River 2008年2月8日
4 4 家族への告知 Cancer Man 2008年2月17日
5 5 ウォルターの選択 Gray Matter 2008年2月24日
6 6 最凶のワル Crazy Handful of Nothin' 2008年3月2日
7 7 犯罪の境界線 A-No-Rough-Stuff-Type-Deal 2008年3月9日

シーズン2[編集]

話数 通算 邦題 原題 米国放送日
1 8 737000 Seven Thirty-Seven 2009年3月8日
2 9 消息不明 Grilled 2009年3月15日
3 10 脱出の代償 Bit by a Dead Bee 2009年3月22日
4 11 崩れゆく生活 Down 2009年3月29日
5 12 再始動 Breakage 2009年4月5日
6 13 イナイ・イナイ・バァ Peekaboo 2009年4月12日
7 14 噂の男、ジェシー Negro Y Azul 2009年4月19日
8 15 ソウルに電話しよう! Better Call Saul 2009年4月26日
9 16 荒野の四日間 4 Days Out 2009年5月3日
10 17 ビジネスの引き際 Over 2009年5月10日
11 18 混沌の渦 Mandala 2009年5月17日
12 19 マイ・リトル・ガール Phoenix 2009年5月24日
13 20 アルバカーキ ABQ 2009年5月31日

シーズン3[編集]

話数 通算 邦題 原題 米国放送日
1 21 戻れない道 No Mas 2010年3月21日
2 22 名もなき男 Caballo Sin Nombre 2010年3月28日
3 23 葛藤 I. F. T. 2010年4月4日
4 24 ゴーサイン Green Light 2010年4月11日
5 25 新しいラボ Mas 2010年4月18日
6 26 追いつめられた二人 Sunset 2010年4月25日
7 27 ハンクの苦しみ One Minute 2010年5月2日
8 28 復讐の裏側 I See You 2010年5月9日
9 29 不条理な世界 Kafkaesque 2010年5月16日
10 30 かなわぬ最後 Fly 2010年5月23日
11 31 悪の住む町 Abiquiu 2010年5月30日
12 32 憎しみの連鎖 Half Measures 2010年6月6日
13 33 向けられた銃口 Full Measure 2010年6月13日

シーズン4[編集]

話数 通算 邦題 原題 米国放送日
1 34 ガスの怒り Box Cutter 2011年7月17日
2 35 生き地獄 Thirty-Eight Snub 2011年7月24日
3 36 マリーの苦しみ Open House 2011年7月31日
4 37 厄介な存在 Bullet Points 2011年8月7日
5 38 ハンクの推理 Shotgun 2011年8月14日
6 39 それぞれの不安 Cornered 2011年8月21日
7 40 面倒な犬 Problem Dog 2011年8月28日
8 41 ガスの過去 Hermanos 2011年9月4日
9 42 ふくらむ疑惑 Bug 2011年9月11日
10 43 復讐の杯 Salud 2011年9月18日
11 44 降りそそぐ危機 Crawl Space 2011年9月25日
12 45 憎しみの行方 End Times 2011年10月2日
13 46 フェイス・オフ Face Off 2011年10月9日

シーズン5[編集]

話数 通算 邦題 原題 米国放送日
Part I
1 47 自由か死か Live Free or Die 2012年7月15日
2 48 再始動に向かって Madrigal 2012年7月22日
3 49 新しいチーム Hazard Pay 2012年7月29日
4 50 51歳 Fifty-One 2012年8月5日
5 51 荒野の作戦 Dead Freight 2012年8月12日
6 52 ウォルターの執念 Buyout 2012年8月19日
7 53 私の名は… Say My Name 2012年8月26日
8 54 完璧な静寂 Gliding Over All 2012年9月2日
Part II
1 55 汚れた金 Blood Money 2013年8月11日
2 56 埋められた財宝 Buried 2013年8月18日
3 57 告白 Confessions 2013年8月25日
4 58 狂気の犬 Rabid Dog 2013年9月1日
5 59 決別の荒野 To'hajiilee 2013年9月8日
6 60 オジマンディアス Ozymandias 2013年9月15日
7 61 ニューハンプシャー Granite State 2013年9月22日
8 62 フェリーナ Felina 2013年9月29日

評価[編集]

全体[編集]

アンソニー・ホプキンスは本作でのブライアン・クランストンの演技を生涯見たものの中で最高のものだったと絶賛した[2]

批評サイトのMetacriticでも非常に高い評価を得た。シーズン1は100点満点中74点[3]、シーズン2は100点満点中85点[4]、シーズン3は100点満点中89点[5]、シーズン4は100点満点中96点[6]とシーズンを重ねるごとに評価は上昇していき、シーズン5は100点満点中99点のスコアを得た[7]。シーズン5のスコアによりギネス世界記録に歴代で最も高く評価されたテレビシリーズとして認定された[8]

インターネット・ムービー・データベースでもユーザーの評価が最も高いテレビシリーズに選ばれている[9]

シーズン1[編集]

ニューヨーク・ポスト』のリンダ・ステイシーはブライアン・クランストンとアーロン・ポールの演技を特に賞賛し、「驚くべき名作だ。「素晴らしい」という言葉では言い尽くせないほどの感動がある。」と評した[10]

USAトゥデイ』のロバート・ビアンコは「ウォルトが科学者としての論理をジェシーや麻薬密造に持ち込もうとしているところに一種の可笑しさがある。たとえ自己防衛のためであっても、人を殺すことは愚かで醜い行為であると、ウォルトとジェシーが知るシーンのように、サスペンスに満ちた作品でもある。」と評した[11]

シーズン2[編集]

第2シーズンも批評家たちに賞賛された。『エンターテインメント・ウィークリー』の批評家ケン・タッカーは「『ブレイキング・バッド』は「中年期の危機」の最高の比喩だ。ガンと違法行為によってウォルターは郊外での漠然とした暮らしから抜け出すことができた。そして彼は人生を再び経験し、チャンスをつかみ、リスクを冒し、彼自身できると思っていなかったようなことをなした。もちろん、こうしたことはエミー賞受賞者であるクランストンの獰猛で滑稽な無私の演技がなければうまくいかなかった。荒れ果てた雰囲気と暗さにもかかわらず、このシリーズには陽気さが感じられるようになってきている。これは悪事についてのとても良いショーである。」と述べ、最高の評価であるグレードAを与えた[12]

サンフランシスコ・クロニクル』のティム・グッドマンは「AMCによって放送されたこのシリーズの最初の3つのエピソードははっきりした間違いを犯すことなく優れた水準を達成した。ギリガンのブレイキング・バッドに対する野心的な構想は、今や予想に反して正しく報われているし、この作品にかかわるすべての人々を鼓舞している。どのエピソードにも円熟味と野心とを感じることができるだろう」と述べた[13]

ホラー作家のスティーヴン・キングは「 I Love 'Breaking Bad'!」と題したコラムでツイン・ピークスブルーベルベットと比較しつつ賞賛した[14]

シーズン3[編集]

シーズン3もまた批評家の絶賛を浴びた。『タイム』はこう宣言した。「このドラマは派手な爆発よりもゆっくりと燃焼することを選んだ。その選択ゆえにより熱いのだ」[15]

『ニューズデイ』は、『ブレイキング・バッド』はいまだに最も優れたテレビシリーズであり、自分のスタイルに忠実なままだと述べた。ティム・グッドマンは脚本、演技、撮影技術を賞賛し、シリーズの映像面における大胆な試みを指摘した。グッドマンはドラマの映像を呆然とさせられる美(監督たちは数多くの広角の眺望の映像を使っている)とはっとさせられる奇怪さのコンビネーションだと言った[16]

最終話が放映されると『A.V.クラブ』は「シーズン3はテレビ史上最もすぐれた業績の一つである。それほどに興奮させられるのは、このシリーズがテレビ的なよい番組ではないからだ。このシリーズが恐るべき完成度であったのは、個々のイベントの描写もそうだが、脚本家たちがテレビのしきたりにとらわれることがなかったからだ」と述べた[17]

シーズン4[編集]

シーズン4も広く批評家から賞賛された。『ボストン・グローブ』はショーは魅惑的だと述べた[18]。『ピッツバーグ・ポスト・ガゼット』はシリーズを知的で示唆に富み、芸術的により高みに達しているものだと述べた[19]。シーズン4は多くの批評家に2011年の最良の作品の一つに挙げられた。

タイム』はウォルター・ホワイトの「I am the one who knocks」というセリフを2011年のベストに挙げた[20]。このセリフは『パルプ・フィクション』のジュールス役などで知られる俳優サミュエル・L・ジャクソンアルツハイマー型認知症の患者のために記録し、公開した動画のセリフに選ばれた。ジャクソンは『ブレイキング・バッド』のファンだという[21]

『ピッツバーグ・ポスト・ガゼット』は2011年のベストシリーズに挙げ、重大なストーリー上のミスを犯していないまれなドラマだと述べた[22]。『A.V.クラブ』は、最終回を次のように要約した。「ゆっくりとした展開の中で途切れることなく決断を迫るような危機が訪れたシリーズにふさわしい結末だ。問題は解決したが、それが皆が安穏としていられることを意味しない。このドラマではだれも安全ではないのだ」。シリーズ全体についても賞賛し、次のように述べた。「なんというシーズンだったろう。我々の誰もが期待していなかったほど素晴らしかった」[23]

シーズン5[編集]

最終シーズンとなる第5シーズンもまた批評家から広範な絶賛を受けた。シリーズが終わると、ニック・ハーレイはこのドラマに対する評価を次のようにまとめた。「巧妙に書かれた脚本、名人の域に達した演出、精妙な演技。『ブレイキング・バッド』にはドラマに望むものがすべてある。批評家たちは今後10年間、いかに偉大なドラマであったかを批評し、議論するだろう。しかしその理由はつきることがないし、すでに証明されているのだ」[24]

最終シーズンの間、『氷と炎の歌』の原作者であり、そのテレビドラマ版である『ゲーム・オブ・スローンズ』のプロデューサーの一人でもあるジョージ・R・R・マーティンから賞賛を受けた。とりわけエピソード「Ozymandias」では「ウォルターは『氷と炎の歌』の主要舞台であるウェスタロスの誰よりも巨大な怪物である」とコメントした。また、最終シーズンについて「素晴らしいシリーズだ。(シーズン5の後半部分が対象となる来年は)誰もエミー賞で『ブレイキング・バッド』に勝ることはないだろう」と言及した[25]。なお、エピソード"Ozymandias"は批評サイト「インターネット・ムービー・データベース」で40000名近いユーザーから10点満点中の10点と最高の評価を受けている[26]

IGNのセス・アミティンは「『ブレイキング・バッド』の最終シーズンはこれまで放送されたもののうち、最良のエピソードだった」と述べた[27]

受賞[編集]

エミー賞:

  • 作品賞(ドラマ部門) (2013)
  • 主演男優賞(ドラマ部門)ーブライアン・クランストン(2008、2009、2010)
  • 助演男優賞(ドラマ部門)ーアーロン・ポール(2010、2012)
  • 助演女優賞(ドラマ部門)ーアンナ・ガン(2013)
  • シングルカメラ編集賞(ドラマ部門)ーリン・ウィリンガム(2008、2009)、ケリー・ディクソン(2013)

ゴールデングローブ賞:

  • 作品賞(テレビ・ドラマ部門)(2014)
  • 主演男優賞(テレビ・ドラマ部門)ーブライアン・クランストン(2014)

サテライト賞:

  • 作品賞(2009、2010、2014)
  • 主演男優賞(ドラマ部門)ーブライアン・クランストン(2008、2009、2010、2014)
  • 助演男優賞(ドラマ部門)ーアーロン・ポール(2014)

全米映画俳優組合賞:

  • 男優賞(ドラマ部門)ーブライアン・クランストン (2013、2014)
  • アンサンブル演技賞(2014)

サターン賞:

  • シンジケート・ケーブルテレビシリーズ賞(2010、2011、2012)
  • テレビプレゼンテーション賞(2013)
  • 主演男優賞(テレビ部門)ーブライアン・クランストン(2012、2013)
  • 助演男優賞(テレビ部門)ーアーロン・ポール(2010、2012)、ジョナサン・バンクス(2013)

テレビ批評家協会賞:

  • 最優秀テレビ番組賞(2013)
  • 最優秀ドラマシリーズ賞(2011、2012)
  • ドラマシリーズ主演賞ーブライアン・クランストン(2009)

批評家協会テレビ賞:

  • 最優秀ドラマシリーズ賞(2013)
  • 主演男優賞ーブライアン・クランストン(2012、2013)
  • 助演男優賞ージャンカルロ・エスポジート(2012)

全米監督協会賞:

  • ドラマ部門ーライアン・ジョンソン(2013ー"Fifty-One")、ヴィンス・ギリガン(2014ー"Ferina")

全米脚本家協会賞:

  • ドラマシリーズ部門(2012、2013、2014)
  • ドラマエピソード部門ーヴィンス・ギリガン(2009ー"Pilot"、2012ー"Box Cutter")、ジェニファー・ハッチソン(2014ー"Confessions")

スピンオフとリメイク等[編集]

ベター・コール・ソウル[編集]

2013年4月、AMCとソニー・ピクチャーズテレビが主要キャラクターの一人である弁護士ソウル・グッドマンを主役にしたスピンオフシリーズの実現に向け動いていることが明らかになった[28]。そして、このスピンオフシリーズは「ベター・コール・ソウル」と題され制作されることが2013年の9月に正式に発表された[29]。ヴィンス・ギリガンによれば2014年の8月から10月にかけてパイロット版が放送される見込みだと言う[30]

スペイン語版のリメイク[編集]

2013年3月、スペイン語版のリメイクが制作されることが発表された[31]。タイトルは『Metástasis』。

出典[編集]

  1. ^ Gus Fring Speaks: Giancarlo Esposito on 'Breaking Bad's' Most Memorable Villain”. 2013年10月21日閲覧。
  2. ^ アンソニー・ホプキンス「ブレイキング・バッド」出演者に感激のファンレター送付”. 2013年10月19日閲覧。
  3. ^ Breaking Bad : Season 1”. 2013年10月22日閲覧。
  4. ^ Breaking Bad : Season 2”. 2013年10月22日閲覧。
  5. ^ Breaking Bad : Season 3”. 2013年10月22日閲覧。
  6. ^ Breaking Bad : Season 4”. 2013年10月22日閲覧。
  7. ^ Breaking Bad : Season 5”. 2013年10月22日閲覧。
  8. ^ BREAKING BAD COOKS UP RECORD-BREAKING FORMULA FOR GUINNESS WORLD RECORDS 2014 EDITION”. 2013年10月22日閲覧。
  9. ^ Highest Rated TV Series With At Least 6,000 Votes”. 2013年11月2日閲覧。
  10. ^ TOUR DE PANTS”. 2013年10月19日閲覧。
  11. ^ 'Breaking' is far from bad; it's fantastic”. 2013年10月19日閲覧。
  12. ^ Breaking Bad Review”. 2013年10月27日閲覧。
  13. ^ TV review: 'Breaking Bad' proves anything but”. 2013年10月27日閲覧。
  14. ^ Stephen King: I Love 'Breaking Bad'!”. 2013年10月27日閲覧。
  15. ^ Breaking Bad's White-Hot Slow Burn”. 2013年10月30日閲覧。
  16. ^ "Breaking Bad:" Still bad, in a good way”. 2013年10月30日閲覧。
  17. ^ 'Breaking Bad' premiere”. 2013年10月30日閲覧。
  18. ^ A gripping portrait of change”. 2013年10月30日閲覧。
  19. ^ 'Breaking Bad' is back and better than ever”. 2013年10月30日閲覧。
  20. ^ What Were the Best TV Lines of 2011?”. 2013年10月30日閲覧。
  21. ^ Samuel L. Jackson Reads 'Breaking Bad' Monologue: 'I am the Danger' (Video)”. 2013年10月30日閲覧。
  22. ^ Best TV Show: 'Breaking BadS”. 2013年10月30日閲覧。
  23. ^ "Breaking Bad: 'Face Off'"”. 2013年10月30日閲覧。
  24. ^ Breaking Bad: Felina, Review”. 2013年10月30日閲覧。
  25. ^ Breaking Bad”. 2013年10月30日閲覧。
  26. ^ Breaking Bad Season 5, Episode 14 Ozymandias”. 2013年10月30日閲覧。
  27. ^ BREAKING BAD: THE FINAL SEASON REVIEW SETH AMITIN”. 2013年10月30日閲覧。
  28. ^ AMC Eyes ‘Breaking Bad’ Spinoff Toplined By Bob Odenkirk”. 2013年10月30日閲覧。
  29. ^ Breaking Bad Prequel Spin-Off Better Call Saul Ordered to Series at AMC”. 2013年10月30日閲覧。
  30. ^ 'Breaking Bad's' Vince Gilligan Reveals Details of 'Saul' Spinoff and Terror Over What's Next”. 2013年10月30日閲覧。
  31. ^ Univision Announces Adaptations of ‘Breaking Bad’ & ‘Gossip Girl’ For Hispanic Market”. 2013年10月30日閲覧。

外部リンク[編集]