ピスタチオ
| ピスタチオ | |||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ピスタチオ
|
|||||||||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||
| 学名 | |||||||||||||||||||||
| Pistacia vera L. (1753) | |||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||
| ピスタチオ | |||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||
| Pistachio |
ピスタチオ(英:Pistachio、学名:Pistacia vera)は、ウルシ科カイノキ属の樹木。およびそれから採ったナッツ。
目次 |
[編集] 特徴
属は、漢字の楷書体で知られるカイノキ(楷)と同じカイノキ属である。
主に乾燥した土地で育ち、一定の塩害のある場所でも生育する。しかし、十分な日照と排水が必要。
木は高さ10mほどに成長する。葉は落葉性の奇数羽状複葉、10-20cmほどになる。長径3cmほどの楕円形の殻果は、成熟すると、裂開果と呼ばれる一辺が裂けた独特の形状となり、熟すと落木する。この形状から、現代中国語では「開心果」(カイシングオ、kāixīnguǒ)と称する。
[編集] 産地
原産は地中海沿岸。農耕文明の初期以来、この地に自生していた原種を食用に栽培してきたものである。主な生産地はイラン、アメリカ、トルコ、シリアなどであり、現在の生産量はイランが世界一である。中国では新疆ウイグル自治区が主産地。
| 国別ピスタチオ生産量 (トン)[1] | ||||
|---|---|---|---|---|
| 国名 | 2005年 | 2006年 | 2007年 | 2008年 |
| 229,657 | 250,000 | 315,500 | 192,269 | |
| 128,367 | 107,955 | 188,696 | 126,100 | |
| 60,000 | 110,000 | 73,416 | 120,113 | |
| 44,642 | 73,183 | 52,066 | 52,600 | |
| 34,000 | 36,000 | 38,000 | 40,000 | |
| 8,847 | 8,233 | 8,148 | 8,100 | |
| 2,457 | 2,457 ? | 3,600 | 2,500 | |
| 2,000 | 2,700 | 2,500 | 2,500 | |
| 2,719 | 1,024 | 2,782 | 2,000 | |
| 300 | 500 | 800 | 800 | |
[編集] 利用
熟した種子を殻果ごと焙煎し、塩味をつけたものを食用とする。ピスタチオグリーンと呼ばれる緑色が残り、味は他のナッツ類と異なる独特の風味があり、「ナッツの女王」とも呼ばれる。また殻を割るパチンという音も心地よく、肴や茶請けとして用いられる。
ナッツとして食べる他に、緑色を活かして、ペーストにして製菓材料に用いたり、ケーキやクッキーの飾りつけに用いたりする。アイスクリームに混ぜ込むことも欧米では一般的。中東ではハルヴァと呼ばれるヌガーに似た菓子にも用いられる。料理では、パスタやスープに用いるものがある。
生薬としては、種子を阿月渾子(あげつこんし)と称し、腎炎、肝炎、胃炎などに有効とされる。血中のLDLコレステロールを低減し、抗酸化物質を増やす作用もある.[2]。
[編集] 発がん性カビ毒の付着
2002年7月、日本に輸入されたイラン産のピスタチオナッツについて、発癌性物質のアフラトキシンが相次いで検出された。[3]アフラトキシンはカビ毒(マイコトキシン)の一種であり、天然の発癌性物質の中でも最強の毒性を持つ。
[編集] 脚注
- ^ “Food and Agricultural commodities production”. 国際連合食糧農業機関. 2011年5月8日閲覧。
- ^ Kay, Colin D; Sarah K Gebauer, Sheila G West and Penny M Kris-Etherton (1 April 2007). “Pistachios reduce serum oxidized LDL and increase serum antioxidant levels”. The FASEB Journal 21 (6): A1091-a 2008年6月18日閲覧。.
- ^ ピスタチオに発がん性物質 「輸入禁止も」と厚労相(共同通信) - 47NEWS