パナソニックショップ
パナソニックショップとは、パナソニック(旧松下電器産業)ほかパナソニックグループ(旧松下グループ)各社の製品を取次・販売する特約店(電器店)の通称である。1957年、日本最初の系列電器店(街の電器屋さん)ネットワークとして発足した。当初はパナソニック製品のみを扱う「ナショナルショップ」と他社製品も同時に扱う「ナショナル店会」とに二分されていた。以後、今日まで国内最大の地域電器店ネットワークである。地域電器店の業界団体「全国電機商業組合連合会」加盟店の7〜8割を占める。
なお、このような製品提案から販売・アフターサービスを一貫して行う販売店や、メーカー100%出資代理店より仕入れる手法は高度成長期を支えた流通形態であり、同様の販売店は日本国内の家電流通販売店舗数の9割を占める[1]。
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[編集] 概要
量販店が大量に安く売ることをセールスポイントとしているのに対し、パナソニックショップ(街のでんきやさん)は「アフターサービスの良さ・きめ細かさ」をセールスポイントにしているので、「家電のホームドクター」として電球や蛍光灯の交換といった軽工事にも幅広く気軽に応じてくれる(「お役に立ち隊宣言」)。また「パナソニック修理技術認定店(旧・パナサービス工房 後述)」として他店購入製品やパナソニック以外の他社製品修理も取り扱う(有料)。この意味を込め、パナソニックショップは1998年から「あなたの街のでんきやさん」を全国共通キャッチフレーズとしている。さらに複数のパナソニック関連企業や優良業者との取引が活発な店は、各種リフォームの相談にも応じる(多くの店舗はパナホーム取次店)。また地方の一部には、雑貨店・酒店・CD&DVDソフト販売店を同じ敷地で経営している店舗も存在する。また来店客が休憩所としても使えるよう茶菓を置いてある店舗もある。
顧客より修理の依頼を受けたパナソニック製品の補修用性能部品供給はパナソニックショップ所在地を管轄する最寄りのパナソニック テクニカルサービス(PTSE)各支社が行っている。簡単な故障の修理は自店で交換部品を仕入れて修理可能な場合が多いが、重度の場合はパナソニック修理相談窓口へ返送される場合もある。
パナソニック公式サイトの「ナショナル・パナソニックのおみせホームページ」から、全国約2万店という細かい販売網を持つ旧松下電器特約店を都道府県単位で検索できたが、2006年11月15日をもって閉鎖され、のちに「スーパーパナソニックショップ」と呼ばれる優良店のみを掲載したサイトにリニューアルされた。
各店のスタッフは通常、旬のパナソニック商品名が書かれたスタッフジャンパーを着用して店頭接客や顧客宅訪問にあたっている。スタッフジャンパーはPCMC=パナソニックコンシューマーマーケティングLE社より販促助成品として有償支給。「お役に立ち隊宣言」「VIERA」などバージョンが複数あり、公式スポンサーとなっている五輪バージョンもある。さらに「TVハウス」認定店にはその旨が書かれた黄色地のスタッフジャンパーも支給される(→詳細は後述参照)。
住宅用火災警報機については、ユーザーからの要望に応じ顧客宅までスタッフが出向いて取り付け工事を行ってくれるが、その際の出張代発生の有無は店舗により異なる。購入個数を問わず出張代が別途加算される店、各店が指定した一定個数以上購入したユーザーに対してのみ出張代を無料とし商品代の支払いのみで済む店、購入個数を問わず出張代が無料の店がある。なお店頭で購入してユーザー自身で持ち帰り、ユーザー自身で取り付ける場合は商品代のみで出張代は発生しない。
パナソニックショップ各店のうち、後述の「スーパーパナソニックショップ」認定店にはパナソニック特選品カタログに加え、全国各地の観光地・名産品、さらに旅行等の場面で使用が想定されるパナソニック製品を取り上げた「パナライフクラブ(年4回発行・季刊)」や、全国各地のパナソニックショップが行っている主なサービスやユーザーの声を紹介した「リフォームパル」が置かれており、顧客への宅配が行われるほか、来店客が持ち帰ることも可能。
発注元店舗(パナソニックショップ)への商品配送は基本的にパナソニックロジスティクスより委託を受けた運送業者が行っている。パナソニック以外の他社製品配送は別の卸業者が各地域毎に運送会社へ委託。カタログ・チラシ類をパナソニックショップ各店へ配布する際は、PCMC(パナソニックコンシューマーマーケティング)営業担当者が営業車で各店舗を巡回して直接届ける場合もあれば、運送業者へ委託しメール便で配布される場合もある。
パナソニック関連チラシのみならず、各放送局や放送関連団体発行の地デジガイドやBSデジタル・スカパー等の月間番組ガイドも置かれており、来店客が自由に持ち帰る事が可能。さらにパナソニックはAV機器における五輪公式スポンサーである事から、五輪開催期間中はその日程表&TV各局五輪放送予定表もパナソニックショップ各店に置かれる(来店客持ち帰り可)。
さらに(通常のお客様用カタログに掲載されていない各種消耗品・工事部品やそれら注文の際の問い合わせ先も掲載されている)「パナソニックセールスマンカタログ(年4回発行)」も置かれており(パナソニック製AV機器&白物家電・各種消耗品用とウェルネス商品=パナソニック電工製品用の2種類ある)、スタッフは顧客宅訪問時にそれを携帯して顧客からの各種依頼へ迅速に対応出来るようにしている(来店客が自由に閲覧する事も可能だが店内のみに限定され、部外者の外部持ち出しは禁止)。
2011年6月からはパナソニックショップ検索サイト内において、パナソニックショップ及びパナソニックフェアのテレビCM動画配信を開始した(「チャンネルパナソニック」へリンク)。
[編集] 地デジ化活動
アナログチューナーのみ搭載の従来型TV受像機でデジタル放送を視聴する場合、パナソニックショップ用の地デジ関連(ビエラ&ディーガ)チラシでは「単体デジタルチューナーとの差額や従来アナログ録画機と接続する手間を考えると、単体デジタルチューナーではなく録画も可能なデジタルチューナー内蔵DVDレコーダー(ディーガ)を購入したほうがお得」と宣伝している[要出典]。
アンテナ及び周辺部品については量販店とは異なり、(アンテナ線・分配器・ブースター等のTV受信関連部品を)パック・ブリスター包装状態で店頭展示しているパナソニックショップは少ない[要出典]。家屋構造や顧客の要望次第で工事費・部品代に違いが生じる事から、ビエラ等の新規購入に合わせてスタッフが各顧客の家庭内配線状況等に合ったアンテナ線等を個別に発注する場合がほとんどである[要出典]。配送・設置の際はペンチ・カッター等の工具を持参し、各家庭の状況に合わせその場でアンテナ線を適切な長さに加工したりすることも多い。[要出典]ゆえに、アンテナ工事はパナソニックショップ等の地域電器店のほうが顧客一軒一軒の家屋構造等を熟知しているので信頼性・優位性が高い。[要出典]
なおそれら(TVアンテナおよびその属品類=ブースター・ケーブル・ミキサー・マスト・アンテナプラグ等は全てのパナソニックショップでパナソニック純正品のみが供給されているとは限らず、マスプロ電工・日本アンテナ・DXアンテナ等の他社製品を取り扱う店舗が多い。顧客自身がカタログ経由でパナソニック純正部品を指定することも可能だが、パナソニックの生産体制の縮小により、純正品は取り寄せとなる場合が増えたためである。またパナソニックセールスマンカタログの場合、東名阪三大都市圏専用ローカルミキサー・ブースター・アンテナはパナソニックではなくDXアンテナ製品が掲載されている。店舗によってはDX以外の他社製品が使用される場合も有る。なお現在生産中のパナソニック 地デジ対応UHFアンテナ「TA-20/14DU7」はDXアンテナのOEM製品である。さらに地デジ&110度CSチューナーも、パナソニック製TU-MHD600/500のみならず、マスプロ等の他社製品も仕入れている店舗がある。
パナソニックを含む国内大手電機メーカー各社は2009年3月までにFMおよびアナログVHF用の屋外アンテナ生産より撤退し、それ以降は地デジ対応UHFアンテナ及び110度CSデジタル対応パラボラアンテナとその属品(アンテナ取付部品・2150MHz対応ブースター・ケーブル・分配器・分波器等)のみを生産している。このためパナソニックセールスマンカタログの「アンテナおよび周辺部品」項には2009年春号より、屋外用VHF・FMアンテナが非掲載で地デジ対応UHF・110度CSデジタル対応パラボラアンテナ&その属品のみが掲載されている。よって、アンテナ本体を全て地デジ&110度CSデジタル対応品へ更新すると同時に、マスト・屋根馬又はサイドベース・ステーワイヤー等の周辺部品も全て新品に交換する場合、UHF&パラボラアンテナ・ブースターはパナソニック製でも、VHF・FMアンテナはパナソニック以外のマスプロ電工・日本アンテナ・DXアンテナ等の他社製品が使用される。なお共同受信用大型アンテナについてはパナソニック等の大手電機メーカーがそれら生産から既に撤退したので、パナソニックセールスマンカタログに非掲載である。
[編集] 生産から撤退、および生産体制を以前より縮小した一部パナソニック製品の販売状況
生産から撤退、および生産体制が縮小された一部製品についてはパナソニック以外の他社製品を仕入れることで対応している。仕入れ先メーカーは各店が個別に判断する。
- 石油燃焼機器(暖房機器および給湯機) - 2005年3月をもって製造から撤退
- コロナ製品を主に取り扱う(長府製作所・サンポット・トヨトミ製品を仕入れている店もある)。
- ガス機器 - 2007年3月に製造から撤退
- リンナイ・パロマ製品を主に取り扱う。現在はオール電化関連商品の販売に力点を置いているため、ガステーブルや石油・ガス給湯機の販売を積極的に行っているパナソニックショップは少なくなってきた。
- ブラウン管TV用TV台 - 2007年8月、ブラウン管TVと同時に生産終了。
- TIMEZなどの他社製品が供給される。
- 二槽式洗濯機(現在も生産中の製品はNA-W40G2のみ)や電気暖房機器 - 生産体制の縮小
- パナソニック製以外の機種を取り扱う店舗もある。
- コーヒーメーカーやジャーポット - 生産体制の縮小
- 象印製品が供給され始めた。
- 扇風機 - 生産体制を縮小、のちに2010年3月を以て生産終了。
- MORITA・TEKNOS・YAMAZEN・トヨトミ等の他社製品が供給されている。
- VTR単体機、据置型DVDプレーヤー - 前者は2007年、後者は2008年で生産終了
- DX BROADTEC・パイオニア・ビクター等の他社製品
- パソコン - ノート型モバイルPC「Let's Note」シリーズのみの生産
- デスクトップ型は富士通製品が、PC接続用および複合機プリンターはEPSON製品が各々供給されている。パナソニックショップで注文する場合は「Let's Note」シリーズも含め取り寄せとなる店舗がほとんどである。
- レコードプレーヤー - テクニクスブランドの高級タイプ「SL-1200シリーズ」のみの生産
- 普及型(フルオートタイプ)の生産はSL-J8を最後に2004年をもって終了した。このため、普及型レコードプレーヤーをパナソニックショップで購入したい場合はDENON等の他社製品が供給されるほか、テクニクス1200シリーズもほとんどのパナソニックショップでは取り寄せとなる。
ビデオテープ・オーディオカセットテープについても、ヘッドクリーナー・クリーニングテープ・ヘッド消磁器・クリーニングキット・レコードクリーナーも含め生産体制を縮小しており、パナソニックショップで販売される記録媒体の主力はDVD-RAM・DVD-R・DVD-RW・SDメモリーカード等に移っている。ビデオカセット・オーディオカセット・ヘッドクリーナー類もこれまで通りパナソニックショップで購入出来るが、供給されるのはTDK・オーディオテクニカ等の他社製品が主体となり、CD・DVDレンズクリーナーも含め取り寄せとなる店舗がほとんどである。
単体ステレオコンポもパナソニック(Technicsブランド)を含む国内大手メーカーが2004年頃までに生産よりほぼ撤退し、現在の主力は(ビエラリンク等に対応した)デジタル放送ホームシアターシステムに移っている。
[編集] 歴史
古くは戦後、松下幸之助が他社系列の小売店を一軒一軒自らの足で訪ね歩き、松下製品を是非販売してもらえるよう店主達に依頼したことに始まる。この時幸之助が説いた経営理念は「水道哲学」と「共存共栄」であった。
| “ | 消費者に低価格かつ高品質の製品を提供する為には是非ともあなた方の協力が必要だ。その代わり、我々(松下)は決してあなた方を裏切らない。だから、どうか我々(松下)と一緒に頑張って共に儲けようではないか。 | ” |
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—幸之助が小売店の店主達に訴えた言葉 |
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しかしこの方法ではさすがに時間と手間がかかりすぎるということでのちに問屋・代理店網を組織し、それらを通じ松下製品販売に好意的な小売店を松下系列店として組織化。やがて今日のパナソニックショップの前身となる「ナショナルショップ」網が形成されていった。生家が貧乏であるが故に小学校も満足に出ていない苦労人という境遇であるにもかかわらず、持ち前の粘り強さを武器に社長の幸之助自ら訪ね歩いては「我が松下の製品を一緒に売ろう」と誘う姿勢は多くの店主達に共感を呼び起こし、これが今日における最大の地域電器店網を築く原動力となっていった。
発足当初は松下製品のみを扱う「ナショナルショップ」と、松下製品に加え他社製品も扱う「ナショナル店会」とに二分されていたが、後者は1993年を以て廃止され、現在は「パナソニックショップ」に一本化されている。
ピーク時には「ナショナル店会」加盟店と併せて全国約5万店にまで成長していたが、後継者難や量販店との競争激化により現在は約1万8千店にまで減少している。しかし現在でも国内最大の地域電器店ネットワークである。
[編集] 看板および営業車のデザイン
[編集] 社名変更前
発足当初は赤と白の塗り分けだったが、現在は青と白の塗り分けに改められた。ただし営業車は全ての店舗が青白のショップカラーであるとは限らず、新車購入当時のまま無地で使用されている店も多い。個人経営小売店の営業車の塗装費用は、各地区の卸売り会社が各小売店に支払う場合が多かった。各店の看板はナショナルが赤あるいは朱地に白抜きで「National」と、パナソニックは青地に白抜きで「Panasonic」とそれぞれ表記。またシャッターにはかつてカラフルな絵が描かれていたが、のちに白地に青で「National/Panasonic+店名ロゴ・電話番号・営業時間・定休日」という表記が一般的となった。
マスコットキャラクターは「パナ坊」(1994年より採用、かつては「ナショナル坊や」)。営業車にこの「パナ坊」が描かれている店舗もある。ただし、パナソニックへのブランド統一を機にこの「パナ坊」公式使用は2010年3月31日をもって終了した(下述)。
[編集] 社名変更後(「ナショナル」商標全廃に伴う系列店の動き)
これまで中村邦夫社長(現会長)が推進してきた構造改革「創生21計画」の総仕上げとして、松下は2008年9月30日限りで社名より創業者・松下幸之助の名前を外し、翌10月1日より松下電器産業株式会社から「パナソニック株式会社」へ社名を変更した。同時に今まで日本国内向け白物家電に使用してきた「ナショナル」ブランドも2009年度までに全廃し、「パナソニック」に一本化することが決定(2008年1月10日発表、同年6月26日の2008年度松下定例株主総会において正式決定)。これに伴い当系列店もナショナルショップから「パナソニックショップ」へ改称され、創業90年を経て旧来の松下幸之助色は社名・店名から完全に消滅した。
その第一段階として、当初は社名変更後の10月1日以降としていた旧松下製白物家電における「ナショナル」ブランド淘汰開始時期を前倒しし、2008年6月30日製造・出荷・発売分限りで旧来の「ナショナル」ブランド使用は完全終了。翌7月1日以降製造・出荷・発売分からの旧松下製白物家電は全て「パナソニック」ブランドを使用している。旧来の「ナショナル」商品は在庫・展示品限りで売り切れ次第、「パナソニック」ブランドに取って代わられる(パナソニックではグループ全社を挙げ過去に例の無い徹底した在庫管理の下、旧来の「ナショナル」製品在庫を1日でも早く完全に売り切る計画を推進中)。
さらに旧松下製白物家電カタログについては、表紙への「National」商標記載を2008年8月発行分を最後に終了。翌9月発行分以降は白物家電カタログの表紙記載商標を全て「Panasonic ideas for life」に変更している。シェーバーカタログについてはその先陣を切る形で、同年8月発行分より表紙商標を「Panasonic ideas for life」に変更。2009年春まで白物家電として最後まで「National」商標を表紙に記載し続けていた生ゴミ処理機カタログも同年5月発行分より「Panasonic ideas for life」に変更した。
また社名変更正式決定日である2008年6月26日以降、各小売店ではシャッター・看板・営業車より「National」の文字を外した新デザインへの変更作業を開始した。これも当初は10月1日以降とされていたが前倒しされた。
- シャッターには青地に白抜きで「Panasonic」とのみ表記し、その下に店名ロゴ・電話番号・営業時間・定休日を表記する。
- 店舗上部の看板の左側は「Panasonic」のみとなった。その右隣に灰色地に白抜き=丸ゴシック体で店名ロゴを表記する。後述「SPS=スーパーパナソニックショップ」認定店の場合はその上に「SPSのお店紹介サイト」と同一デザインの”お役立ちメニュー”アイコンを赤で表示。
- 今まで店舗正面出入口の上部(2階部分)外壁に貼られていた「National」(赤または青)、「National/Panasonic」(青)、「ナショナルショップ」(青の「ナショ文字」書体)の切り抜き文字や「National shop」(赤または青)、「ナショナル店会の店」、「Panasonic携帯電話取扱店」等の看板も全て外され、上記「Panasonic」青看のみとなった。経費削減の観点から新たに「Panasonic」の切り抜き文字を以前と同一部分には貼らず、以前切り抜き文字が貼られていた部分は跡を消す為タイルを上貼りするか壁を塗り替えた。同時に「Panacc」・「TVハウス」・「パナサービス工房」、その他の各都道府県・ブロック別の店舗愛称(「ウィンベル」・「パナライフ」・「パナピット」等)看板も全て外され、下述の看板のみになった。それらの看板が取り付けられていた部分は跡を消す為タイルを上貼りした。
- 上段に「National」下段に「Panasonic」と書かれた2段タイプの看板については、「Panasonic」の位置を下段から上段へ変更し、下段には白地に黒文字で店舗名(店名ロゴ)を記載する(「SPS」認定店は店名の上隣に「eco ideas」のリーフ型緑ロゴと緑文字で「エコ活動宣言店」、青文字で「スーパーパナソニックショップ」と各々併記)。また、上部エリアに「National/Panasonic」下部エリアに「店舗名(店名ロゴ)」が書かれたタイプの看板については、上部エリアの「National/Panasonic」の部分が「Panasonic」に変更された。
- 営業車の場合、パトカー似の濃い青と白の塗り分けを基本とし、側・後面青部分には白抜き、フロント部分には白地に青抜きでそれぞれ「Panasonic」と表記。店名表記の場合、側面は左右扉(軽ワゴンの場合は最前席の左右扉)部分に各店独自ロゴという形で、後面は荷台呷り(軽ワゴンの場合は後面トランク扉)右側部分(「Panasonic」の右隣)に青地に白抜きのゴシック体という形でそれぞれ表記(以前は後面に「National Shop(+店名)」と書かれていたが、現在は全て「Panasonic(+店名)」に統一)。なおPCMCの営業車(主に「トヨタ・プロボックス」)はパナソニックショップの営業車と異なり、「Panasonic」の文字は車体に印字せずナショナルショップ時代から白一色である。
上記の作業はSPS認定店で最初に開始され、SPS認定店は2008年9月30日をもってデザインリニューアルを完了した。SPS非認定店の変更作業は後回しとなっているためまだ旧デザインの店も多く、SPS非認定で「パナソニック会」に加盟している店は2008年度中(2009年3月31日まで)の完了が目標。SPSに認定されておらず、かつパナソニック会にも非加盟の小規模パナソニックショップについては2009年度中の完了を目標に目下リニューアル作業進行中。2010年春までには全てのパナソニック系列店における看板・シャッター・営業車デザインのリニューアルが完了する予定。
さらにパナソニックショップ以外でもパナソニック電工代理店(パナソニック電工製の部品を仕入れているリフォーム工事業者・ガス器具販売店・石油&ガス給湯機設置工事業者・住宅メーカー等)の看板からも2009年度中に「National」や「松下電工」等の旧文字が看板より外され、「Panasonic」や「パナソニック電工代理店」等の表記に統一される。
上記作業に伴う看板掛け替えの工事・委託・製作費は全額パナソニック側が負担しており、これら社名変更関連費はパナソニックグループ全体で約300~400億円と推定されている。
撤去された旧「National(ナショナル)」看板は全てパナソニックエコテクノロジーセンター等のリサイクル工場で分別・粉砕され、FRP増量剤や植木鉢等として再利用されている[2]。
しかし、売り上げが大きく落ち込み、後継者難に苦しんでいた零細ナショナルショップは、パナソニックショップへの変更が認められず、旧来の「National」文字を外した後、「Panasonic」看板へ掛け替えないまま廃業する店舗やアトム電器へ鞍替えする店舗も出ている。
[編集] 「SANYO」商標全廃、三洋系列店はパナソニックショップへ吸収統合
パナソニックは2009年9月1日より、経営再建中の三洋電機をパナソニックの傘下とする方針を決め、同年12月に正式に子会社化した。
さらに2010年7月28日にはパナソニック電工及び(パナソニックグループの傘下に収めた)三洋電機を2011年3月末までにパナソニックの完全子会社化とする事が正式決定[3]。同時に「SANYO」ブランドは2012年3月31日を以て廃止され、翌(2012年)4月1日からは「Panasonic」へ完全統一される[4]。
これに伴い(2010年10月現在)全国に約1500店ある三洋系列店「スマイるNo.1ショップ」は2011年10月1日以降順次「パナソニックショップ」へと衣替えされ、翌2012年3月31日までに三洋系列店全店が「SANYO」の文字を外して「Panasonic」へ掛け替え(これによりパナソニックショップ店舗数は全国で約1万9千店に)。さらに「SANYO」ブランドによる新製品発表は2011年3月31日出荷分を以て終了し、翌2012年春までの1年間は「Panasonic」ブランドへの移行期間として在庫調整等に充てられる(「SANYO」製品は2011年4月1日以降「在庫・展示品限り」となり、完売次第店頭から姿を消す)。
(2010年10月23日土曜付、日本経済新聞1面及び10面記事にて報道)
これに先行する形で、三洋系列店には薄型テレビや冷蔵庫など、一部でパナソニック製品が供給され始めている。さらに一部地域・店舗は、これまでの「SANYO」から「Panasonic」への看板掛け替えを予定より半年前倒しで実施している。パナソニックショップ同様、「Panasonic」ロゴの下に「エコ活動宣言店&各店店名ロゴ」看板を二段掲示する店舗が大半。なお、三洋系列店より衣替えしたパナソニックショップの中で、「スーパーパナソニックショップ」に新規認定された店舗は2011年5月現在存在しないので、「スーパーパナソニックショップ」表記はなし。また、売上低迷からパナソニックショップへの変更を認められなかった店も少なからずあり、そのような店はナショナルショップ同様、廃業かアトム電器への転換を選択することになる。
[編集] 「テクニクス(Technics)」製品生産終了へ
パナソニックは2010年10月20日、現在生産されている「テクニクス」ブランド製品(レコードプレーヤー及び周辺機器類)を同年秋を以て生産終了とする旨を公式発表した。理由は「デジタルオーディオ機器の普及によりアナログプレーヤーの売り上げが減少し、部品調達も難しくなった為」としている。これによりパナソニックはレコードプレーヤー生産より完全撤退する事となる。但し「テクニクス」ブランドの今後については未定。
[編集] 環境問題への取り組み
パナソニックサイト「環境活動」項には、チーム・マイナス6%に積極的に取り組んでいる全国の店舗が掲載されており、各店の営業車にはその取り組みを示すステッカーが貼られている。ショップにおけるチーム・マイナス6%への取り組みは下記の通り。
- 買い換えの際顧客に省エネ製品をお勧めする。
- 営業車のエコドライブ(アイドリング・空ふかしストップ、買い換えの際に低公害仕様車への切替など)。
- カタログ・チラシ・紙袋類への再生紙利用促進。
- 使用済みの充電式電池およびボタン電池リサイクル用回収箱設置。
- 家電リサイクル法に基づく使用済み家電の再資源化推進。
また、メーカー支給品であるショップ看板は、下請業者へ照明器具指定をしていないため、低照度蛍光灯と系列外メーカー製の低力率安定器を使用して、消費電力が著しく大きく、電気代負担の問題から、一部ショップでは「電照看板を点灯しない」エコ営業店舗もある。
なお省エネ設計製品(エアコン・地上デジタル放送対応テレビ・冷蔵庫)の購入時に加算されるエコポイント制度は、量販店のみならずパナソニックショップを含む系列電器店で購入した場合もその対象となる。さらにビエラを2010年3月31日までに新規購入すれば、経年劣化したアンテナおよび周辺部品を新品へ交換する工事依頼時にエコポイントが使用可能となり、アンテナ工事費が通常より安くなる場合がある。
さらに経済産業省では、省エネ製品を積極的に顧客へ推奨している系列電器店及び量販店を「省エネ製品普及促進優良店」として認定しており、その冊子には省エネ優良店に認定された全国の量販店及び系列電器店の店舗名が一覧表記(パナソニックショップは全て「SPS認定店」のみの掲載だが、全てのSPS店が省エネ優良店とは限らない)。認定店への来店客がその冊子を自由に持ち帰る事が可能。
[編集] 売り上げ増加のための各種販促支援
[編集] 後継者育成および人材募集
旧松下電器創業者の松下幸之助は、高度経済成長期の課題である後継者が足りないという店主達の声に応え、次代のショップ経営を担う人材を養成する学校「松下電器商学院(現:松下幸之助商学院)」を1970年5月、滋賀県草津市に創設した。これは同業他社には無い取り組みで、以後、ショップは今日まで他社系列店を圧倒するネットワークを形成していく。
また2004年4月1日からは松下商学院における育成に加え、関連企業のパナソニック エクセルスタッフが次代を担うパナソニックショップ従業員を随時募集。新卒・第2新卒採用の他、量販店・他業種店・他職種・他接客業経験者の中途採用も行っている。応募者・採用者の平均年齢は約28歳である。
2008年度から2010年度にかけては「スーパーパナソニックのお店」紹介サイトにパナソニックショップ従業員(後継者)募集のバナー広告を新設(「パナソニックエクセルスタッフ」サイトへのリンク)し、新規人材募集を全国規模で行っている。
[編集] 店舗新規開業支援
パナソニックコンシューマーマーケティング株式会社(PCMC)LE社では、長年パナソニックショップや家電量販店等に店員(正社員)として勤務した経験を活かして独立し、自前の店舗(パナソニックショップ)を新規開業したい人の為の起業相談会を全国各地で随時開催し、開業および運転資金の融資相談に応じている。また開業後も増客・増販施策や快適な店づくりなど、安定経営のための様々なアフターケアを充実させている。未経験者に対してもパナソニック マーケティングスクール(旧・松下流通研修所)における1ヶ月間の開業前有料宿泊研修会を実施(参加費は各店スタッフの自己負担)。
2006年度は北海道・東北地区(LE北海道・東北社管内)限定で旧ナショナルショップ起業相談会を開いていたが、結果は青森県の1店舗のみにとどまった。なお2007年~2009年度にかけては団塊世代大量退職による新規顧客急増に備え、パナソニックショップ起業相談会を全国規模で開催。空白域への新規出店を後押しすることにしている[5]。
なお近年は不調の他社系列・他業種小売店から、前向きに活動しようと努力する店への販促支援が充実しているパナソニックショップへ鞍替えしたいという店主からの相談が急増している。後継者の募集および育成と意欲ある店への販促支援という点でパナソニックより大きく出遅れた同業他社では、系列電器店がパナソニックショップに取って代わられる形で減少している[6]。
[編集] パナック(PanaCC)
「パナック」は、1989年4月1日より施行された新スタイルのショップで、他のナショナルショップより高品位の様々な優遇制度が利用できる優良店のことである(Pana Community Clubの略、英字表記「PanaCC」)。この制度開始以降、店の移転・新築・増床を機にパナックチェーンに新規加盟するナショナルショップは増加した。
1984年より山下俊彦社長と佐久間昇二家電営業本部長(いずれも当時)が始めた、快適空間への店内改装奨励や社員研修を充実させる「変身ショップ」制度を継承・発展させたものである。ショップ側とパナソニックマーケティング部門側との間で生じていた軋轢(ショップ側の「量販店ばかり優遇しすぎ」、パナソニック側の「店が汚くて狭く、かつ売る努力をしていない」)を解消する目的だった。
この「パナック」チェーンに加盟すると、パナソニックのマーケティング部門スタッフ「スーパーアドバイザー」による指導の下、定期的に決算・売上報告書を作成・提出すると共に、正規の店員に加え「パナレディー」と呼ばれるパートあるいはアルバイトの女性スタッフを若干名採用し、パナソニックフェア開催時期を中心に自店の商圏内へ情報誌(特選品カタログ「おみせ」など)を配布している。パナックチェーン加盟店はパナソニックのマーケティング部門が独自に開発した専用の管理ソフト「パナ情報Vシステム」を導入して顧客情報等の管理や商品発注を行うことが義務づけられており、自ずと店舗経営の高度化が図れる仕組みとである。以上の仕組みは後述の「スーパープロショップ」も同様。
またパナックチェーンは品揃えの多さ・豊富さよりも快適な店づくりを重視する「生活提案型」のデザイン・空間を採用する。店舗内はゆったり広々としており、一般家庭を訪問した時のようなくつろいだ雰囲気の下で顧客との商談等がしやすく、さらに車椅子など身体の不自由な方でも来店しやすい快適空間となっている。ほとんどのパナックチェーンではお客様用正面出入口に自動ドアを導入。
なお「パナソニック(株)」への社名変更に際し「パナック」という商標は廃止され、全て「スーパーパナソニックショップ」に一本化された。これに伴い「Panacc(+店名ロゴ)」が書かれた旗も全て外されている。
[編集] スーパーパナソニックショップ(SPS)
この制度は2003年4月1日より実施されている「21世紀型の新系列店制度」である(英字略称:SPS、開始当初の名称は「スーパープロショップ」)。
1980年代後半以降に量販店が郊外へ全国展開するようになると、売り上げが大幅に落ち込む旧ナショナルショップが続出した。さらに店主の高齢化(平均年齢60歳超)や後継者難などにより、今後のデジタル化の波に乗り遅れてしまう店の急増が懸念された。さらにパナソニック側にとっても、全てのショップの面倒を従来通り見続けることは難しい情勢となってきており、従来の店の業績に関係無く各店一律に行う販促支援がパナソニックの赤字を増やす一因となっていた。当時専務をしていて系列店統括も担当していた戸田一雄は2002年8月に、夫人と予定していた欧州海外旅行を中止し全国各地の店舗を自らの足で巡回して各店の状況を調査した。その結果「売り上げを増やそうと自ら前向きに努力する店と、顧客数および売り上げが伸び悩み開店休業状態になっている(=パナソニック側からの手厚い販促支援のみで商売を食いつないでいる)店とに二極化している」ことが判明した。
そこでパナソニックは2000年度より「平等から公平へ」をスローガンに掲げ、これまで松下幸之助が築き上げてきた「共存共栄」という従来の考え方を根本から180度転換した。量販店・他社系列店との差別化を図るべく、各店に対し重点的に販売する商品の数値目標を立てて貰い(例えば「アナログTV放送が終わる2011年7月24日までにビエラやディーガを何台売り、新規の顧客を何世帯増やすか?」など)、目標に到達した場合は感謝金(リベート)を支給したり、店舗改装(移転新築や増改築)のための融資制度を新設する等、創設当初には無かった様々な条件を課し、パナソニックと系列店の関係をこれまでの「手厚い保護。育成」から「激しい国際競争社会の21世紀を共に勝ち抜くためのパートナー」へと改めた。さらにパナソニックおよびパナソニックグループ各社のマーケティング部門スタッフも定期的に意欲ある各店を訪問して商品の展示方法などを説明したり、各種キャンペーン(特に店毎に行う個別展示会)の積極的な実施を奨励している。さらに現代の主役であるデジタル家電については、高価でも購入しやすいよう住信・パナソニックフィナンシャルサービスとの連携により各種クレジット・分割払い制度を充実させている。また各店指定の大型商品については「パナ安心カード」に加入している会員の顧客に対して、通常1年の保証期間が5年に延長される特典を設けている。
このように前向きで積極的な店舗に対しては、重点的に売り込む主力パナソニック商品を「V商品」と定めて増販・増客・増益支援をしたり、店舗の事業拡大(移転・新築・増床・支店展開・人材募集・後継者育成など)への支援体制を充実させている。
さらに上述「パナック」チェーンを上級店へ格上げさせて「系列店の自主独立」を促すべく、2003年4月1日より中村邦夫社長(当時、2006年6月より取締役会長)指揮による「創生21計画」の下、増益に前向きな店舗を積極的に支援し、約2万店近くある系列店の中から、より積極的・意欲的に増販・増客・増益活動を推進している店舗のみを厳選・抽出する「スーパープロショップ(SPS、現:スーパーパナソニックショップ)」制度を立ち上げた。SPSになるか否かは各店の自己申告制である。これは「売り上げが落ち込み後継者が現れなくなった系列店をただ一方的に淘汰していくのではなく、本当に手を挙げて我々(パナソニック側)と一緒に頑張る店のみを伸ばす」という考え方に基づいている。
この「SPS制度」最大の特色は「自立させるパナソニックショップは全国1万8000店全てではない」こと。具体的には「時代の趨勢に適った情熱と意欲を燃やすスタッフのいる店には出来る限りの販促支援をしていくが、逆に現在の延長線上のまま改革の意欲無き店には辞めて貰う可能性も有り得る手厳しい施策」であり、売り上げ不振の店は赤字が膨らみ、結局は廃業せざるを得ない状況に追い込まれる。また顧客へ配付する各種販促カタログ・チラシ類や訴求道具(ディスプレイツール)は、SPS認定店へはPCMC(パナソニックコンシューマーマーケティングLE社)が代理で作成してくれるので、店側はチラシ類の作成に時間を割かれずに接客・訪問サービス等に専念出来るが、逆にSPS非認定店の場合はPCMC・LE社側が代理作成してくれる販促カタログ・チラシ類がSPS認定店より減らされるため、その大半は各店スタッフが自前で作成しなければならない。従来無料の場合が多かった販促助成物(ディスプレイツール、カタログ、スタッフジャンパー、幟、チラシ類)の支給や後述「プロショップ道場」はこの制度開始以降、全て有料化されている。
さらに従来の系列店組織とは異なり「横の連携(コミュニティ)を弱め、メーカーと系列店は1対1でやり取りする」事を基本としている。系列店と問屋が1対1という関係で商品を仕入れるので、他店パナソニックショップの情報はパナソニックフェア合同展示会開催時を除けばほとんどやりとりされない。
「SPS」に認定される条件は手厳しく、「その地域における当該店の特性、お客様からの評価について自己診断をし、さらに中期計画・実需等の情報をパナソニック側と共有。仕入れについては買い取りとし、予め設定した売り上げ目標に見合った量を必要なだけ契約して仕入れ、その分は全て売り切ってもらう(在庫を残さない)という契約思想に発想を転換していく」という考え方に基づいている。
以上の施策は当初「今まで共存共栄を掲げてきたパナソニックに裏切られた」などの不満が店主達や松下(現:パナソニック)OB達から一部聞かれたが、それでも中村は改革の手を決して緩めず、上記のような「系列店の聖域なき構造改革」を今日まで断行し続けた。
「SPS」に認定されているパナソニックショップは全国で約5,600店あるが(2007年4月現在)、今後約2~3年ほどかけて「SPS」認定店を2009年頃までに約7千店へ増やす予定。
さらにPanasonicブランド統一にともなう変更の一環として、「SPS(スーパープロショップ)」店の呼称は「パナック」および「TVハウス」を廃止・吸収し「スーパーパナソニックショップ」に、一般の「ナショナルショップ」は「パナソニックショップ」に変更された。これに際してはSPS認定店と非認定店とで店頭の看板表記および掲示方法を変え、周囲に一目でわかるような工夫がなされている。
なお「中村邦夫の松下電器&ナショナルショップ改革」についての詳細は日経BPネット「中村改革の通信簿」項を参照。
[編集] SPS認定店に対する特典
こうした上記の改革し、2004・2005年度は認定店の6割に当たる全国約3,000店が10%以上の増収・増益となる。[要出典]のちに発覚したFF式石油温風機事故とその対象機種リコールによる松下のイメージダウンおよび減収(赤字転落)という最悪の事態は意欲的なショップ各店の増販努力により回避され、さらに製品全体で約4割。特にプラズマTVに関しては、約半分(50 - 60%)がパナソニックショップ経由で販売された[要出典]。このことについては、2005年度第3四半期決算発表の席上で川上徹也取締役専務(当時)がFF式石油温風機事故の件に触れた後、「(年末商戦における)12月初旬の出足は(FF式温風機事故の影響で)前年割れとなったが、同月中盤以降は全国の旧ナショナルショップが『よし、今こそ松下(現:パナソニック)を支えてやろう!』と必死になってくれたおかげで10%以上伸びた」とコメント。その後川上専務は感極まって目頭を熱くし、5秒以上にわたりうつむいたまま言葉を発しなかったというエピソードがある。[要出典]
スーパーパナソニックショップ認定系列店には、系列店オリジナルモデルのVIERA,DIGAが発売されている。詳細はVIERA#スーパーパナソニックショップ限定モデル,DIGA#系列店のみで販売される機種を参照。現在ではエコキュート、IHクッキングヒーター、ドラム式洗濯乾燥機、冷蔵庫、掃除機等ラインナップガ増えてきている 、「CLUB Panasonic(クラブパナソニック)」のご愛用者登録(My家電リストの商品登録)のサイトではSPS認定店限定モデルも掲載されている。
[編集] パナソニック修理技術認定店
ナショナルショップ時代からの「パナサービス工房」に代わって2009年度より始まったパナソニックショップ新・技能認定制度。パナソニックグループ各社・電機業界団体等が実施する修理技能認定試験に合格した店舗にこのステッカーが貼られ、パナソニック製品の修理に迅速に対応可能な店舗であることを示している。このため往復送料が別途発生するメーカーの修理相談窓口へ返送せずに済み、簡単な故障箇所の点検・修理や経年・定期点検は自店で交換部品を仕入れその場で修理可能な場合が多いので、顧客が店舗へ修理製品を持ち込んだ場合の費用は部品代・技術工料のみで済む場合が多い。ただし出張修理時における出張代発生の有無は店舗により異なる。また生産終了製品の補修用性能部品(交換部品)をメーカーが保有する最低期間は経済産業省の指導により製品毎に決まっており、生産終了から5 - 9年経過すると交換部品は供給されなくなるので、それ以後は修理不能となる場合が多い。その場合は顧客の要望に応じて新製品への買い換えを提案する。
なお2011年度からは、電気・ガス・水道・電話等の各種工事担任者資格&国家資格を有し、特にオール電化関連商品の修理に精通したスタッフのいるパナソニックショップに対し(従来のパナソニック修理技術認定店より)1段階上となる「パナソニック修理技術認定店ゴールド」の称号を付与する制度が開始され、家電製品修理のみならず各種リフォーム・エコキュート定期点検などといった幅広い工事・メンテナンスにも対応出来るようになった。
[編集] リフォームパートナークラブ
るオール電化へのリフォーム相談応じる店であることを認定するものである(SPS認定店のみ)現在では名称がオール電化リフォーム推奨店と変更されている[7]。
なお2009~2010年度にかけては(SPS認定店を中心に)系列店経由によるオール電化関連商品の拡販に力を入れていく[8]。
[編集] テレビ&オール電化ハウス
上記「SPS」認定店のうち、年間のテレビ販売台数、エコキュート、IHクッキングヒーターの販売台数がテレビ&オール電化ハウスに昇格するための設定基準台数を満たした店舗のみがテレビ&オール電化ハウスになることができる。店舗の改装や商品の展示実演ができる店舗作り、創業祭、パナソニックフェア、合同展示会等の年間催事10回などを実施できることが必要となる。[9]。
[編集] パナソニックフェア
これはパナソニックショップ各店で開催されている新製品展示会である。2008年9月までは「ナショナル・パナソニックフェア」と称していた。7月と12月の年に2回全国一斉にパナソニックフェアが開催される
[編集] 歴史
旧ナショナルショップ黎明期、松下幸之助とナショナルショップ各店の結びつきは極めて強固だったことから、店主達からの忠誠心に報いようと各種販促助成物(幟・チラシ・カタログ類)を全て幸之助自ら作成・配布したことに始まる。宣伝活動は全て幸之助とその部下達が行い、ボーナス時期になると松下本社から幸之助とその部下(営業マン)達が全国のナショナルショップ各店へ応援に駆けつけ、店主達と一緒に松下製品を販売していた。これが現在の「パナソニックフェア」の母体である。
[編集] 概要
現在では年に数回(大半の地域では年4回)、全国各地で地区(ブロック)ごとに開催し、旬のパナソニック製品を期間限定で通常期より大幅に安く提供している。開催週は地域毎に2段階に大別される。フェアは「合同展示会」という形で各店がホールなどに集う形と、各店で個別に開催する形の二通りあり、個別形式の展示会の場合は開催週を店舗・地域毎に2段階の範囲内で合展より細かく分けている。開催曜日はたいていは金・土・日だが、店舗によっては金・土のみ開催のところ(主に日曜日が定休日の店舗)もある。このフェアでは特約店から顧客に配布される招待状を提出すると来場記念品がもらえるほか、抽選会やフェア開催期間中の成約者に対する成約プレゼントもあり、テレビ・ラジオのCMで大々的に宣伝・告知されている。会場が大きなホールの場合、地元民放AMラジオ局の番組がそこから公開生放送を行う地域もある。またこのフェア開催時期はPCMCスタッフもパナソニックショップ各店や合展会場へ応援に駆けつけ、今後の製品開発の参考資料とするためユーザーや店員の声を直接聞いている。なおこのフェアは全国各地のパナソニックコンシューマーマーケティング各支社が主催しているため、開催日は地域毎に決まっており、各店が独自に地元商店街で開かれる祭り等と連携した展示会や安売りを行うことはほとんど無い。また各店毎に行う個展形式の場合、SPS認定店には店内装飾品として紅白幕がパナソニックショップ所在地を管轄するPCMC・LE各支社より有償支給されており、フェア期間中はそれを店内に貼っている。
ただしこのフェア(特に合同展示会)に参加するパナソニックショップは店主の高齢化や後継者難・売り上げの落ち込みで参加料・会場使用料工面が困難等の理由から全国的に年々減少している。合展の会場選定・予約も他団体との兼ね合いや使用料・集客を考慮しなければならないので難しい。また上述「SPS」制度開始以降、パナソニックフェアのTVCMは縮小、廃止され、各店が日常活動において売り上げを増やす方法に変わっている。またSPS認定店でも店側の事情により合展に参加せず個展形式とする店舗や、その他(店が天災地変の被害を受けたり、親類に不幸があった等の)やむを得ない事情により開催日を遅らせる店舗もある。
なお個展(店毎に個別に行う)形式によるパナソニックフェアの場合、PCMC営業担当者はフェアが開催されているパナソニックショップを営業車(主にトヨタ・プロボックス)で巡回して来場・成約記念品を補充したり、売り上げ・成約状況の聞き取りや販促の為のアドバイスを行っている。但しPCMCのスタッフ人員・人件費・営業車台数・巡回区域等には限りがあり、PCMC営業担当者は特定の店舗に開店時から閉店時まで居るのではなく、フェア開催時間内において各地域別に営業車でフェア開催店舗を巡回する仕組みである。
[編集] ドリームカー
近年は旬のパナソニック製品を積んだ専用ステージトラック「ドリームカー」を全国各地に出動させ、各店はドリームカーのある場所へ顧客を誘う取り組みが本格化している。これにより各店が展示準備に時間を割かれることなく接客や訪問サービスに専念出来るように工夫しており、ドリームカーによる売り上げは漸増傾向にある。「オール電化」版・「デジタル家電=ビエラ・ディーガ」版など複数存在する。合同展示会の場合は地域毎にその会場を訪問。各店で個別に開催される展示会の場合はPCMC側で訪問店を選択。ドリームカー用駐車スペースがパナソニックショップ敷地内に確保出来ない場合は近隣の商店・住宅敷地内駐車場を借りる場合もある。なおドリームカーが展示商品用に使用する電力は自家発電ではなく、訪問先パナソニックショップおよび合展会場より電源を直接受け、その分の電気代はドリームカー所有者が負担する。さらに場合によっては顧客宅前までドリームカーが直接駆けつけて専門スタッフがプレゼンテーションを行う場合もある[10]。
[編集] 特選品カタログ
年に4回発行されている旬のパナソニック製品を掲載したカタログであり、系列店専用であることから量販店には置かれていない。パナソニックフェア開催時にはその招待状に同封されて各店舗から顧客へ配布されている他、通常営業時でも店頭に置かれていて来店客が持ち帰る事も可能。店舗所在地を管轄するPCMC各支社へ各店が個別に依頼し、店名ロゴの名入れ料を払って掲載する形を採っている。掲載価格は仕入れ値や輸送コスト(送料)に左右されるため、店舗・地域により異なる。パナソニックフェア開催期間中に限り、特選品カタログ掲載価格より安く販売される場合もある。
巻末にはパナソニック製品を利用した旬の料理レシピが掲載されており、切り取って貼っておくことも可能。
さらに毎年11月下旬或いは12月上旬に開催される冬のパナソニックフェアでは、特約店より翌年のカレンダーが当カタログと一緒に顧客へ配布される。カレンダーには左上に「Panasonic」ロゴか書かれ、中央下部には配布店の店名ロゴ・住所・電話番号が書かれている。顧客へ配布するカレンダーはPCMC・LE社より販促助成物として有償支給されているが、配布・支給はパナソニックショップ全店舗で実施されているわけではなく、特に売り上げの多いSPS認定店が中心。SPS認定店であっても顧客へのカレンダー配布を実施しない店もある。
[編集] その他
- パナソニックでは団塊世代大量退職によるパナソニックショップ新規顧客増に備え、販売の力点を量販店からパナソニックショップへ移行する施策を発表。2009年度までに固定客数500万世帯を目標に新規開拓・販促を推進していく。また優良業者との取引を今まで以上に活発化させると共に「パナホーム」取次店を倍増。新築・リフォーム・水回り設備改修など各種工事の注文がパナソニックショップ1店でまとめて可能な「ワンストップサービス」の充実を図り、煩雑な手続きのため量販店を敬遠する中高年層の新規取り込みを図る。この施策は、他に類をみない豊富な系列店網を最大限に活かすことで売り上げ増を図るのが狙いとされている[11]。
[編集] 参考文献
- 「ソニーと松下~21世紀を生き残るのはどちらだ!」(立石泰則著、講談社刊、税込1,890円)
- 「中村邦夫”幸之助神話”を壊した男」(森一夫著 日経ビジネス人文庫 税込750円)
- 「中村邦夫は松下電器をいかにして変えたか」(財部誠一著 PHP研究所刊 税込1,260円)
- 「The Panasonic Way~松下電器”再生”の論理」(長田貴仁著 プレジデント社刊 税込1,000円)
- 「松下ウェイ~内側から見た改革の真実」(フランシス・マキナニー著・沢崎冬日訳 ダイヤモンド社刊 税込2,310円)
- 「松下グループの歴史と構造」(下谷政弘著 有斐閣刊 税込2,310円)
- 「なぜ松下は変われたか~松下電器、再生への軌跡」(片山修著 祥伝社刊 税込1,680円)
- 「松下のデザイン戦略」(川島容子著 PHP研究所刊 税込1,365円)
[編集] 関連項目
[編集] 脚注
- ^ 国内家電流通の適正なあり方に関する調査(日本情報処理開発協会)
- ^ パナライフクラブ2009年夏号の巻末記事に掲載
- ^ これにより三洋電機とパナソニック電工の株式はパナソニックの完全子会社化成立時を以て=2012年3月31日までに上場廃止。
- ^ 2010年5月7日、大坪文雄社長は同年3月期決算発表記者会見の席上「子会社である三洋電機の白物家電を将来統合する」と発表。
- ^ 2007年4月5日付、日刊工業新聞の記事による
- ^ 2008年5月28日付の日経流通新聞1面および7面
- ^ リフォーム相談 - パナソニックサイト内
- ^ 2009年10月7日付、日経産業新聞20面=最終面記事にて報道、日立チェーンストールも同時実施
- ^ テレビ&オール電化ハウスとは? - パナソニックサイト内
- ^ 2007年9月22日付けの読売新聞および産経新聞の経済面記事
- ^ 2007年4月5日付、日刊工業新聞1面および7面
[編集] 外部リンク
- スーパーパナソニックショップのご紹介|あなたの街のでんきやさん - パナソニック直系代理店にあたる電器店を掲載。PCMC(パナソニック コンシューママーケティング)運営。
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