ビエラリンク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ビエラリンク (VIERA Link)は、パナソニックが採用する、AV機器同士をHDMIで接続し、一つの操作系(リモコン等)で全ての機器を制御可能とする機能の名称である。これはHDMIの標準規格に織り込まれているCEC(Consumer Electronics Control)をベースにパナソニックが独自の拡張を行ったものであり、完全な機能を利用するにはビエラリンク対応製品である必要がある。正式名称はHDAVI Control。なおCECコマンド自体はパナソニック独自の技術ではなく、共通部分については他社の対応機器との互換性も保たれている。
目次 |
[編集] 概要
対応機器をHDMIケーブル一本で接続するだけで、映像と音声の出力以外に、対応機器のリモコン一台で他の接続機器の操作が出来る。従来のように機器にあわせてリモコンを持ち替える必要がなくなり、操作性が向上した。また、操作に応じて各機器を自動的に適正なモードに切り替える統合制御が可能であり、たとえばDVDを見る場合、従来ならテレビとDVDレコーダーの電源をオンにしてテレビの入力を切り換える一連の作業が必要とされたのに対し、ビエラリンクでは、DVDレコーダーの電源をオンにするだけで、テレビの電源オンと入力切替が同時に実行されるというシステムである。但しこの機能はパナソニック純正のHDMIケーブルを用いないと正常に動作しない。
2006年3月8日に発表され、同年4月より製品化が始まった。同じ年に少し遅れて登場したシャープのAQUOSファミリンクと共に、両社の売上アップに貢献している。
なお、VIERAの広告で見られるキャッチコピー「ビエラにリンク!」は、その対象がビエラリンクでの接続に限ったものではないため注意を要する。
[編集] 対応機器
- パナソニック
- プラズマビエラ(2006年3月以降発売された全モデル、詳細は下記)
- 液晶ビエラ(TH-32LX600、TH-32LX65、TH-26LX65及び2007年2月以降発売された全モデル、詳細は下記)
- ハイビジョンディーガ(2006年3月以降発売された全モデル、詳細は下記)
- ブルーレイディーガ(2006年11月以降発売された全モデル、詳細は下記)
- AVコントロールアンプ SU-XR57/XR700
- 3.1chラックシアター SC-HTR510-K/500-K/310-K/300-K/210-K/200-/K110-K/100-K SC-HTX7/HTX5
- 2.1chラックシアター SC-HTR110-K/10-K
- サウンドセット SC-HT7000/HT6500/5800/2000
- CATV STB TZ-DCH520/820/821/1520/1820/2000/2800/2810/3000/3800/3810/9000/9800/9810
- デジタルハイビジョンムービー HDC-HS9/HS100、HDC-SD1/SD3/SD5/SD7/SD9/SD100、HDC-SX5、HDC-DX1/DX3/DX5
- 業務用BDプレーヤー DMP-T1000
- 富士通
- リビングPC FMV-TEOシリーズ
- オンキヨー
- AVセンター TX-SA805、TX-SA605
[編集] バージョンの違い
ビエラリンクにはAQUOSファミリンク等とは違い「世代」があり、同じバージョン同士のVIERAとDIGA、及び周辺機器をHDMI接続したときのみ、基本機能以外にも以下の機能が使用可能である。基本的に年に1度バージョン変更が行われており、購入時期によってはすぐに旧世代化する点及びアップデート等で機能追加が行われない点が一部のユーザーから不満として挙げられている。
Ver.1・・・基本機能(「今すぐ録画」、「カンタン予約」、「DVD自動再生」、「一斉電源OFF」)のみ。
Ver.2・・・「設置情報自動転送」(2007年モデル以降のDIGAと2007年モデル以降のVIERAを組み合わせた場合のみ)、見ている番組をわずか3秒で録画する機能に対応(「今すぐ録画」の機能向上)。
Ver.3・・・「画面deリモコン」、「ワンタッチドライブ切り替え」、「番組キープ」、「番組ぴったりサウンド」(ラックシアター接続時)に対応。これまでで最も多くの機能追加が行われた。
Ver.4・・・同社の「ECO ideas」に添って、2009年モデルのVIERAと2007年モデル以降のDIGAを組み合わせた場合、DIGAの使用状況を判断してこまめにスタンバイ状態に切り替える「こまめにオフ」、2009年モデルのVIERAの状態に合わせて消費電力を抑える「ECOスタンバイ」の機能を追加。
Ver.1対応(カッコ内はインチ数)
- VIERA:LX65(26/32)/LX600(32)/PX60(37/42/50)/PX600(37/42/50/58)/PZ600(50/58/65/103)
- ※2008年モデル以降のDIGAと組み合わせて使用する場合は「画面deリモコン」の機能も追加で対応している。
- DIGA :DMR-EX150/EX350/EX550/EX250V/XP10/XP20V/XW30/XW50/XW40V/BR100/BW200
Ver.2対応(カッコ内はインチ数)
- VIERA:LD70(15)/LX70(20/23/26/32)/LX75(32)/LX75S(26/32)/LZ75(37)/PX70(37/42/50)/PX70S(37)/PX70SK(37/42)/PZ70(42/50)/PZ700(42/50)/PZ700SK(42/50)/PZ750(42/50/58/65)
- ※2008年モデル以降のDIGAと組み合わせて使用する場合は「画面deリモコン」の機能も追加で対応している。
- DIGA :DMR-XP11/XP21V/XW31/XW51/XW41V/XW100/XW300/XW200V/BW700/BW800/BW900
- ※「設置情報自動転送」は2007年モデル以降のVIERAと組み合わせた場合のみに対応。
Ver.3対応(カッコ内はインチ数)
- VIERA:LX8(17)/LX80(20/26/32)/LZ80(32/37)/LZ85(32/37)/PX80(37/42/50)/PZ80(42/46/50)/PZ85(42/46)/PZ800(42/46/50/58/65/103)/PZR900(42/46/50)
- DIGA :DMR-XP12/XP22V/XW120/XW320/BR500/BR630V/BW730/BW830/BW930/
Ver.4対応
- VIERA:TH-L32X1、TH-L26X1、TH-L20X1、TH-L17X1、TH-L20C1、TH-L17C1
- ※2007年、2008年モデルのDIGAを組み合わせた場合は「ECOスタンバイ」の機能のみ非対応。
- DIGA :DMR-XP15/XP25V/BR550/BW750/BW850/BW950
[編集] 対応VIERA品番一覧(2008年10月現在)
|
|
|
|
|
|
[編集] 対応DIGA品番一覧(2009年2月現在)
型番末尾に「V」が付くのはVHS一体型。型番が「DMR-B」で始まる製品は、BD対応。
|
|
|
|
|
[編集] 関連項目
- 地上デジタルテレビジョン放送
- VIERA
- DIGA
- Irシステム
- パナソニックショップ
- DENON LINK
- DVDレコーダー
- AQUOSファミリンク(シャープ)
- レグザリンク(東芝)
- レコーダーホットリンク、KURO LINK(パイオニア)
- ブラビアリンク(ソニー)
- リアリンク(REALINK)(三菱電機)

