eneloop
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eneloop(エネループ)は、三洋電機が開発し、2005年11月14日に発売されたニッケル・水素蓄電池の商標。また、同商品のコンセプトをベースに2006年以降展開されている商品群「eneloop universe(エネループ ユニバース)」シリーズにつけられたブランド。
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[編集] 概要
従来のニッケル・水素蓄電池の、「自然放電が多く、充電した状態で販売することや、充電しておいて非常時の電源として用いることは現実的でなく、一次電池と比較して緊急時用途や、買い置きには不向き」「メモリー効果現象があり、乾電池のように気軽に使うことが難しい」といった欠点を改良。自然放電を極力抑え約1年放置しても約85%の残存率を持ち、メモリー効果を抑えている点が最大の特徴である。充電された状態で流通し、店頭に並べられ、二次電池でありながらも「買ってすぐ使え、継ぎ足し充電が可能」な乾電池として、アルカリマンガン乾電池など一次電池にかわる21世紀の新電池として発表された。
「使い捨てない電池」という開発コンセプトのもと環境にも配慮しており、外装パッケージは再生PETを使用、電池保管ケースとしても使用できるように考慮されている。また、すべての製造を日本国内で行う「純国産」製品である。なお、一部充電器にはMADE IN CHINAと記載されている。
発売当初は単3形のみで、2006年1月21日に単4形が発売され、単3形から単1・単2形として使用するスペーサー(プラスチックのケース)も発売された。
充電器は単品、および電池とのセットで販売されている。以前はコンセントに接続するタイプのみだったが、2007年5月21日にはUSB接続の充電器が発売された。
2007年8月現在、エネループ用充電器はNC-MR58(急速、リフレッシュ機能付き、4本まで)NC-M58(急速、4本まで)NC-MDR02(急速、2本まで、電池とのセット販売のみ)NC-TG1(標準速、4本まで)NC-MDU01(急速、2本まで、USB接続タイプ、電池とのセット販売のみ)が販売されている。
[編集] 長所
従来のニッケル・水素蓄電池と比べて、次のような長所がある。
- 長期放置時における自然放電や電圧低下が抑えられている。そのため、充電された状態で販売されており、初回に充電することなく購入後すぐに使うことができる。
- メモリー効果が抑えられており、継ぎ足し充電が可能である。
- 約1000回、くりかえし充放電可能である。従来型は約500回。
- 低温環境下でも性能の低下が少ない。
- よほど古い製品でない限り、ほとんどの三洋製充電器が使用可能。
[編集] 短所
- 公称電圧は従来のニッケル水素蓄電池と同じ1.2Vで、一部機器では使用できない。
- 従来のニッケル水素蓄電池・HR-3UGの公称容量が2700mAh(単3形)なのに対して、eneloopは2000mAhと少ない。
- 被覆カバーが厚く、通常の乾電池と比べて若干横幅が太いため、ミニ四駆などの電池ボックスのサイズが狭い機器では電池の取り付けがしづらい場合がある。
- eneloopロゴの右下に登録商標®のマークがない初期型(写真)は、一般の乾電池と比較すると電池本体の縦幅が長く、電極の高さが短く設計されていたため、機器によっては電池が入れづらいことがあった。現在、登録商標マークありの後期型では改善が図られている。
- 外装の意匠はほとんど白一色で、最近の+極と-極を明確に区別するユニバーサルデザインの流れからはかけ離れたものとなっている。
[編集] 発売中の製品
[編集] 電池単体
- 単1形1本入 (HR-1UTG-1BP)
- 単2形1本入 (HR-2UTG-1BP)
- 単3形
- 2本入 (HR-3UTG-2BP)
- 4本入 (HR-3UTG-4BP)
- 8本入 (HR-3UTG-8BP)
- 単4形
- 2本入 (HR-4UTG-2BP)
- 4本入 (HR-4UTG-4BP)
[編集] 充電器単体
- ユニバーサル充電器 (NC-TGU01)
- 単3形・単4形兼用充電器 (NC-TG1)
[編集] 電池・充電器セット
- 電池・スペーサー付充電器セット (N-TG6SET)
- 単3形エネループ4個付残容量チェック機能付き急速充電器セット (N-MR58TGS)
- 単3形エネループ4個付 [倍速] 急速充電器セット (N-M58TGS)
- 単3形エネループ2個・単4形エネループ2個付充電器セット (N-TG104S)
- 単3形エネループ4個付充電器セット (N-TG1S)
- 単3形エネループ2個付急速充電器セット (N-MDR02S)
- 単4形エネループ2個付急速充電器セット (N-MDR0204S)
- USB専用充電器セット (N-MDU01S)
[編集] ゲーム機用
- Wiiリモコン専用無接点充電セット (N-WR01S)
詳しい製品情報は、こちらを参照されたい。
[編集] eneloop universe
eneloop universeとは、eneloopのコンセプトを発展的に反映・展開した商品群のことである。これらは2007年度のグッドデザイン賞大賞(内閣総理大臣賞)を受賞した。
[編集] 第1弾
- eneloop solar charger
- 太陽光発電によってeneloopへと充電することを目的としたソーラーパネル付属の充電器である。2006年11月21日に発売された。もともとeneloopは環境に配慮する設計だが、従来の充電式電池同様にコンセントから充電する方法では、乾電池の廃棄量や電池の原材料を減少・節約するのみで、電池や電気生産時のエネルギー資源の節減までには至らない。商品コンセプトをより具現化するための商品とも言える。発売当初は注文販売方式だったが、現在はインターネットショッピングサイトなどですぐに購入することができる。なお、リチウムイオン電池が内蔵されており、夜間でも充電することができる。ただし、1週間程度太陽光に当てる必要がある。
- eneloop kairo
- 約500回繰り返し使用できるリチウムイオン電池内蔵のカイロである。2006年12月1日に発売。摂氏約41℃の「弱」モードと、約43℃の「強」モードの2段階で温度を切り替えでき、「弱」で約6時間、「強」で約5時間の使用が可能。充電は付属のACアダプタを使用し、約5時間で完了する。
- eneloopy
- 犬の形をしたeneloop専用の電池チェッカー。電池の残量に問題がなければ犬の鼻の部分が青く光る仕組み。2006年12月現在ノベルティとして作られており市販はされていない。
[編集] 第2弾
- eneloop kairo
- 最新の充電式カイロ。これまで同様のデザインだが、カラーバリエーションにブラックとピンクを加えた。また、充電時間を約2時間ほど短縮しながら弱モードでは1時間の延長使用ができるようになった。さらに、電池残量をLEDで表示する機能を追加した。
- eneloop anka
- 充電式ポータブルウォーマー。水を使用しない湯たんぽで、主にあんかとして使用できる。また過熱防止装置付きにより幅広い年齢層に使用ができる。なお、生活防水仕様(IPX4相当)となっている。
- eneloop mobile booster
- USB出力付の充電器・リチウムイオンバッテリーセット。eneloopを使用して、外部デバイスへ電力を出力したり、外部デバイスから電力を受けて充電したりすることができる。
- 三洋電機 eneloop universe第2弾発表
[編集] 小学校での利用
「三洋電機の環境教育 小学校ENERGY EVOLUTION PROJECT」と題した、環境教育を行っており、その教材としてeneloopが利用されている。子供たちに地球環境の大切さを教える目的で、三洋電機は全国の小学校にeneloopと充電器を寄贈する取り組みを進めている。
[編集] 他社製品
他社からも、同等の性能を持つニッケル水素電池が発売されている。
- 松下電器産業(現パナソニック) HHR-3MPS/4MPS - 2006年2月1日発売。通称「パナループ」「緑パナ」。
- パナソニック 充電式EVOLTA - 2008年10月1日発売。エネループ並みの性能に引き上げた。こちらはOEMではなく自社製造。
- SONY Cycle Energy Blue - 2006年11月27日発売。eneloopのOEM。2007年3月には、Cycle Energyのバッテリーを使って充電器付属のUSB端子から直接電源供給ができる機器が発売された。
- イオン TOPVALU 共環宣言 充電池 - 2008年5月27日発売。eneloopのOEM。イオンのプライベートブランドとして展開。

