鈴木たろう

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鈴木 たろう
Taro Suzuki 2019.jpg
2019年撮影
基本情報
出身地 茨城県水海道市
生年月日 (1973-10-04) 1973年10月4日(49歳)
プロ入会 1997年
所属団体 最高位戦日本プロ麻雀協会
Mリーグ
初ドラフト 2018年/3巡目
2018- 赤坂ドリブンズ
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鈴木 たろう(すずき たろう、1973年10月4日[1] - )は、競技麻雀プロ雀士日本プロ麻雀棋士会に所属したのち、2005年に日本プロ麻雀協会へ移籍後[2]、2020年11月、最高位戦日本プロ麻雀協会に移籍した[3]茨城県水海道市(現在の常総市)出身[1]高千穂大学出身[4]

経歴[編集]

1997年、日本麻雀棋士会でプロ入り。

2003年、月刊プロ麻雀の連載で小林剛村上淳とともに、オカルトバスターズを結成[5]

2003年、トップと16000点差の倍満ツモ条件となったオーラスで四暗刻をツモり、30歳で最強戦に優勝する。

2004年、所属団体のリーグタイトルである愛翔戦で優勝。

2005年、日本プロ麻雀協会へ移籍。

雀王戦B2リーグからのスタートだったが、毎年ストレートでB1、Aリーグへと昇格し、2007年には移籍3年目、Aリーグ1年目で雀王決定戦に出場。

2009年、野口恭一郎賞を受賞。

2010年、初の雀王となる。

2012年、最強戦で2位となる。

2012~14年には史上初の雀王戦3連覇。移籍後8年で史上最多の4回の雀王戦制覇を果たす。

2014年の最強戦ファイナルでは、オカルトバスターズ3人ともが同時に参戦したものの、小林剛の3位が最高成績だった。

2015年、最強戦で3位となる。

2015年12月8日、マカオで行われたワールドシリーズオブ麻雀(WSOM)で準優勝し、日本円にして約466万円を獲得[6]

2018年に行われたMリーグドラフト会議にて、赤坂ドリブンズから3位指名を受ける(実際には渋谷ABEMAS、U-NEXT Piratesと指名が被り、3チームで交渉権を争った結果赤坂ドリブンズが交渉権を獲得)。

Mリーグ初年度の2018-2019ファイナルシーズンでは、339.2ポイントを取得、村上淳園田賢とともにチームで個人成績上位1~3を独占する強さで赤坂ドリブンズに優勝をもたらした。

2020年11月、降級を機に最高位戦日本プロ麻雀協会へ移籍。A2リーグからのスタートとなり、最高位を目指している。

人物[編集]

愛称は「ゼウスの選択」[1]。テレビ対局などでは、同じくプロ雀士の鈴木達也との混同を避けるためか、「たろう」と呼ばれることが多い。

デジタル派雀士として知られているが、彼の掲げる「デジタル」とは、「ツキなどの曖昧な要素を否定し、論理的な思考に基づいた選択を行う」という意味での「デジタル」であり、近年流行している「統計データを基にした戦術」とは異なる。

趣味は将棋

堀慎吾とは、堀が雀荘で働いていた19歳の頃からの仲で、Mリーグ開幕時にもオススメの麻雀書籍に当時Mリーグに指名されていなかった堀の書籍を挙げている[7]

多井隆晴、村上淳、石橋伸洋らとは研究会をしており、仲が良い[8]

学生時代働いていた店では、安藤満が専属プロとしてきており、当時は強いとは思っていなかったが、最近は河野高志から、「たろうの麻雀が一番安藤さんに似ている」と言われるとのこと[9]

獲得タイトル[編集]

  • 最強位(第15期)[10]
  • 雀王(第9[11]・11[12]・12[13]・13期[14]
  • 愛翔位(第4期)[1]
  • 優駿位(第2期)[1]
  • 野口恭一郎賞(第8回)[1]
  • BIG1CUP(第10回)[1]
  • 無双位(第14期)[1]
  • オータムチャンピオンシップ(第10回)[15]

Mリーグ成績[編集]

レギュラーシーズン成績
シーズン チーム 半荘 個人スコア 最高スコア 4着回避率 連対率 トップ率 平着 1着 1.5 2着 2.5 3着 3.5 4着 参照
Pt 順位 平均 順位 順位
2018-19 赤坂ドリブンズ 29 30.1 9/21 1.0 61,000 ―― 0.62 20/21 0.5172 0.3448 2.52 10 0 5 0 3 0 11 [16]
2019-20 赤坂ドリブンズ 26 ▲125.6 18/29 ▲4.8 55,600 13/29 0.7308 14/29 0.3846 0.2692 2.62 7 0 3 0 9 0 7 [17]
2020-21 赤坂ドリブンズ 26 6.5 14/30 0.3 62,900 9/30 0.7692 13/30 0.4615 0.2692 2.52 7 0 5 0 7 1 6 [18]
2021-22 赤坂ドリブンズ 28 132.0 12/32 4.7 56,400 19/32 0.7500 15T/32 0.5714 0.3214 2.36 9 0 7 0 5 0 7 [19]
通算 109 43.0 0.4 62,900 0.7156 0.4862 0.3028 2.50 33 0 20 0 24 1 31
  • 個人賞は規定打荘数(20半荘)以上の選手が対象
  • 着順の1.5、2.5、3.5は1着同着、2着同着、3着同着
  • 2019年シーズンから最高スコアが表彰対象に
ポストシーズン成績
シーズン チーム 半荘 個人スコア 最高スコア 4着回避率 連対率 トップ率 平着 1着 1.5 2着 2.5 3着 3.5 4着
Pt 平均
セミファイナルシリーズ
2020-21 赤坂ドリブンズ 5 58.4 11.7 60,900 1.0000 0.6000 0.2000 2.20 1 0 2 0 2 0 0
セミファイナル通算 5 58.4 11.7 60,900 1.0000 0.6000 0.2000 2.20 1 0 2 0 2 0 0
ファイナルシリーズ
2018-19 赤坂ドリブンズ 10 339.2 33.9 56,800 1.0000 0.8000 0.5000 1.70 5 0 3 0 2 0 0
2020-21 赤坂ドリブンズ 3 ▲38.3 ▲12.8 22,400 1.0000 0.3333 0.0000 2.67 0 0 1 0 2 0 0
ファイナル通算 13 300.9 23.1 56,800 1.0000 0.6923 0.3846 1.92 5 0 4 0 4 0 0
ポストシーズン通算 18 359.3 20.0 60,900 1.0000 0.6667 0.3333 2.00 6 0 6 0 6 0 0

出演[編集]

テレビ[編集]

ウェブテレビ[編集]

著書[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h 鈴木たろう、麻雀界随一のタイトル実績を持つタイトルコレクター”. キンマweb. 竹書房 (2019年9月26日). 2020年11月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月14日閲覧。
  2. ^ 鈴木たろう. 鈴木たろう インタビュー. (インタビュー). 日本プロ麻雀協会.. http://npm2001.com/interview/suzuki.html 2015年1月25日閲覧。 
  3. ^ 鈴木たろう選手 入会のお知らせ 最高位戦日本プロ麻雀協会公式HP
  4. ^ 「ゼウスの選択 鈴木たろう」, 『麻雀プロMリーグ選手名鑑』, p. 25.
  5. ^ 日本一の麻雀プロを目指して!第9期Classic村上プロが対局をふり返る。”. 麻雀World (2014年9月18日). 2016年8月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月17日閲覧。
  6. ^ Width='28' />麻雀ウォッチ編集部, <img Alt='avatar' Src='https://Mj-News net/Wp-Content/Uploads/2018/05/F4645efd00c4c89be7ec04dc010a2c0d-28x28 jpg' Class='avatar Avatar-28 Photo' Height='28'. “鈴木たろうが準優勝/ワールドシリーズオブ麻雀(WSOM)” (日本語). 麻雀ウォッチ. 2022年4月28日閲覧。
  7. ^ 『麻雀プロMリーグ選手名鑑』竹書房、2018年10月1日、25頁。 
  8. ^ 「多井が教える麻雀上達の秘訣とは」 多井隆晴、RTDマンスリー優勝記念インタビュー第3回(最終回)” (日本語). 藤田晋 invitational RTDリーグ. 2022年4月28日閲覧。
  9. ^ 裕介, <img alt='avatar' src='https://mj-news net/wp-content/uploads/2019/04/WJbF2sMj_400x400-28x28 jpg' class='avatar avatar-28 photo' height='28' width='28' />浅井. “Mリーガー列伝(4):鈴木たろう(ドリブンズ)” (日本語). 麻雀ウォッチ. 2022年4月29日閲覧。
  10. ^ 第15期麻雀最強戦”. 麻雀最強戦. 2016年2月6日閲覧。
  11. ^ 第9期 雀王決定戦観戦記”. 日本プロ麻雀協会. 2016年2月6日閲覧。
  12. ^ 第11期 雀王決定戦観戦記”. 日本プロ麻雀協会. 2016年2月6日閲覧。
  13. ^ 第12期 雀王決定戦観戦記”. 日本プロ麻雀協会. 2016年2月6日閲覧。
  14. ^ 第13期 雀王決定戦観戦記”. 日本プロ麻雀協会. 2016年2月6日閲覧。
  15. ^ 第10回オータムチャンピオンシップ”. 日本プロ麻雀協会. 2016年2月6日閲覧。
  16. ^ 近代麻雀2019年6月号特別付録 「Mリーグ2018選手データ名鑑」
  17. ^ チーム成績表” (日本語). M.LEAGUE(Mリーグ). 2020年8月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月4日閲覧。※着順について同着時に誤差あり
  18. ^ チーム成績表” (日本語). M.LEAGUE(Mリーグ). 2021年5月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月30日閲覧。※着順について同着時に誤差あり
  19. ^ チーム成績表” (日本語). M.LEAGUE(Mリーグ). 2022年3月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月14日閲覧。※着順について同着時に誤差あり
  20. ^ 24時間の大激戦が終了 新年初役満、大逆転テンパイに笑顔…涙…/新春オールスター麻雀大会2019” (日本語). Abema 麻雀 TIMES (2019年1月3日). 2019年1月7日閲覧。
  21. ^ 最強プロ鈴木たろうの迷わず強くなる麻雀”. 講談社ビーシー (2017年3月14日). 2017年5月10日閲覧。

参考文献[編集]

  • 近代麻雀編集部 編「赤坂ドリブンズ」 『麻雀プロMリーグ選手名鑑』竹書房、2018年10月1日、6-31頁。ISBN 978-4801916609  - Kindle Unlimitedにて閲覧。

外部リンク[編集]