前原雄大
![]() 2019年撮影 | |||||||
基本情報 | |||||||
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出身地 | 東京都 | ||||||
生年月日 | 1956年12月19日(64歳) | ||||||
プロ入会 | 1981年 | ||||||
所属団体 | 日本プロ麻雀連盟 | ||||||
Mリーグ | |||||||
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主な実績 | |||||||
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前原 雄大(まえはら ゆうだい、1956年12月19日 - )は競技麻雀のプロ雀士である。東京都出身。日本プロ麻雀連盟所属(2012年現在は常務理事)、同団体内での段位は九段。早稲田大学出身。本名は前原秀雄。
略歴・人物[編集]
幼少時に母親がたまたま購入してきた『近代麻雀』(竹書房)を読んで競技麻雀に関心を抱く[1]。20歳のときに古川孝次と出会う[2]。日本プロ麻雀連盟では1期生。若い頃は非常に攻撃的な性格だったが、麻雀を通じて伊集院静と交流するようになり、伊集院から「男は舐められて一人前」との言葉を得たことで性格が一変し、現在のような社交的な性格になったという[3]。
フリー雀荘での存在感から「歌舞伎町のモンスター」・「超獣」・「地獄の門番」[4]などの異名を取る。ただし本人は「天国だろうが地獄だろうが、普通偉い人は門番なんかやらない」として、「地獄の門番」というニックネームを嫌っている[3]。
雀風は超攻撃型で、鳴きやリーチを駆使して主導権を取ることに重きを置いている。
佐々木寿人とは公私ともに仲がよく、打点や待ちが優秀とは言い難いリーチ(通称 ガラリー)や遠い仕掛け(通称 ガラポン・ガラチー)の多用など、一見雑だが攻撃型の力強い雀風も似ることから、二人で「チームガラクタ」(前原が総帥、佐々木が部長)を結成、しばし会話の話題にあがる。
2018年に行われたMリーグドラフト会議にて、KONAMI麻雀格闘倶楽部から3位指名を受ける。2018年現在、Mリーグ参加選手で唯一の孫持ち[3]。
勝利ポーズ[編集]
2019年10月22日の大和証券Mリーグ2019シーズン第14節[5]第1回戦終了直後に、天に指を突き上げる勝利ポーズを披露した。麻雀では相手を煽る行為は一般にマナー違反と認識されており、Mリーグの公式戦ルール[6]第7章第5条「カードとその対象」においても、“過度なため息やぼやきなど、相手を惑わす可能性がある言動が度重なる場合。”がイエローカードの対象とされているため、勝利ポーズの是非について麻雀界で議論が巻き起こった。Mリーグで赤坂ドリブンズに所属する園田賢は漫画家森川ジョージとの麻雀遊戯BARでの共演時にポーズについて質問され[7]、「個人的な意見としてはあり」と語っている。
2019年11月11日(月)の大和証券Mリーグ2019シーズン第27節[8]第1回戦終了直後、前原が所属するKONAMI麻雀格闘倶楽部のチームメイトである佐々木寿人も同ポーズを行い、その意外性が話題となった。
漫画『北斗の拳』に登場するラオウのポーズに酷似していることから、「ラオウポーズ」と呼ばれMリーグファンから親しまれている。
なお、日本プロ麻雀連盟に所属する猿川真寿はTwitterで、「噂のポーズ 前原さん ラオウの真似じゃなくてしんちゃんの真似だな 去年の誕生日の」[9]と、ツイートするなど、ポーズの出所についてはまことしやかな噂が飛び交っており、現時点で出所は不明である。
主なタイトル[編集]
- 鳳凰位 4期(第12・25・33・34期)
- 十段位 5期(第14・15・24・25・26期)
- 麻雀グランプリMAX 2期(第3期・8期)
- グランプリ2008 優勝
- チャンピオンカーニバル 2期(第1・5回)
- チャレンジカップ 1期(第51回)
- インターネット麻雀・日本選手権2012 優勝
- 天鳳位VS連盟プロ2nd season 優勝
- 天鳳位VS連盟プロ3rd season 優勝
- モンド名人戦 2期(第7・9回)
- モンド王座決定戦 1期(第8回)
- 天空麻雀 1期(第8回)
Mリーグ成績[編集]
シーズン | チーム | 半荘 | 個人スコア | 平均打点 | 4着回避率 | |||
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Pt | 順位 | 点 | 順位 | 率 | 順位 | |||
2018[10] | KONAMI麻雀格闘倶楽部 | 27 | 84.8 | 8/21 | 6826 | 9/21 | 0.78 | 9/21 |
シーズン | チーム | 半荘 | 個人スコア | 最高スコア | 4着回避率 | |||
2019[11] | KONAMI麻雀格闘倶楽部 | 20 | 80.3 | 11/29 | 75800 | 5/29 | 0.8000 | 8/29 |
※個人賞は規定打荘数(20半荘)以上の選手が対象
著作[編集]
- 前原雄大の勝ってこそ麻雀(毎日コミュニケーションズ、2006年) ISBN 978-4839920548
- 麻雀 何が何でもトップを取る技術(ベスト麻雀文庫、2013年) ISBN 978-4584393352
脚注[編集]
- ^ プロ雀士インタビュー・第28回 - 日本プロ麻雀連盟
- ^ リレーエッセィ・第30回 - 日本プロ麻雀連盟
- ^ a b c 『熱闘!Mリーグ』(AbemaTV)第16回(2019年2月3日配信)
- ^ 前原雄大の勝ってこそ麻雀 - Amazon.co.jp
- ^ “Mリーグ2019 - 本編 - 【10/22】セガサミーフェニックスvsKONAMI 麻雀格闘倶楽部vs EX風林火山vsKADOKAWAサクラナイツ | 動画視聴は【Abemaビデオ(AbemaTV)】” (日本語). AbemaTV. 2019年12月21日閲覧。
- ^ “Mリーグとは | 麻雀プロリーグ戦” (日本語). M.LEAGUE(Mリーグ) (2018年6月12日). 2019年12月21日閲覧。
- ^ (日本語) 【麻雀遊戯BAR】不満爆発w??仕事のこだわり聞いてみた![ゲスト:園田賢プロ、森川ジョージ先生] 2019年12月21日閲覧。
- ^ “Mリーグ2019 - 本編 - 【11/11】EX風林火山vs KADOKAWAサクラナイツvs KONAMI 麻雀格闘倶楽部vs渋谷ABEMAS | 動画視聴は【Abemaビデオ(AbemaTV)】” (日本語). AbemaTV. 2019年12月21日閲覧。
- ^ 猿川真寿 (2019年10月26日). “[https://twitter.com/saryuru/status/1188109302201896960 噂のポーズ 前原さん ラオウの真似じゃなくてしんちゃんの真似だな 去年の誕生日のpic.twitter.com/TcZdwX5eWL]” (日本語). @saryuru. 2019年12月21日閲覧。
- ^ “2018年シーズン結果”. M.LEAGUE. 2020年3月6日閲覧。
- ^ “M.LEAGUE公式サイト”. M.LEAGUE. 2020年3月6日閲覧。
外部リンク[編集]
- ロン2によるプロフィール
- 前原雄大 - MONDO TV
- 前原雄大 (@yudai1219) - Twitter
- M.LEAGUE 2019 Re:mind KONAMI麻雀格闘倶楽部 前原雄大 - ABEMA
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